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カテゴリ:校長のつぶやき

「スマホ」より「スイミン」

7月末に「令和5年度 全国学力・学習状況調査」の結果が返ってきました。

国語では、満点を獲得した子が3人もいました。また、「書くこと」でも、全国・熊本県平均を8ポイントほど上回りましたが、平均正答率では、国語・算数共に、全国・熊本県平均を下回る結果となってしまいました。

詳しくは、後日配付される担任の先生からのお知らせをご覧ください。

この結果をしっかり受け止め、前期後半・後期前半で学力を充実させ、巻き返しを図っていきたいと思います。

 

「受験戦争」と揶揄(やゆ)されるほど、親や教職員、社会から「学ぶこと」を強要されてきた私たちの時代に比べ、昨今では、「学ぶこと」が子供たちの自由意志に任せられ、本人次第と捉える人が多いように感じます。

しかし、

「三つ子の魂百まで」

と、言い古されてきた諺(ことわざ)にもあるように、親の関わりも大切です。

ちょっと耳の痛い話ですが、

「スマホの使用時間とテストの偏差値をグラフ化したところ、スマホを1日3時間以上使用する子どもたちは、勉強を頑張り睡眠時間を確保していたとしても、成績が平均未満になるという衝撃の事実が判明した」

という「PRESIDENT Onlineニュース」 ↓ を目にしました。

https://president.jp/articles/-/69373?page=1 

 

【PRESIDENT Online「研究者が思わずゾッとした「子どものスマホ使用時間と偏差値の関係」小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実」より掲載】

 この結果を見ると、

スマホを買い与えない・使わなければ    → 成績は平均を超える

スマホを1時間未満に制限できれば     → かなり成績は伸びる

スマホを1~2時間未満に制限できれば   → なんとか成績が平均を超える

スマホを2時間以上(制限できなければ)  → かなり成績は下がる

ことが分かります。

このことから、親が子供にどう関わるかが大切であることが分かります。

 

また、

「寝る子は育つ」

の諺(ことわざ)があるように、睡眠時間を十分確保することも重要となります。

ちょっと古い資料ですが、

睡眠時間を8〜9時間とっている児童が、

「一番正答率が高い」

という結果が出ています。

また、睡眠時間は、「学力」だけで無く、「体の健康(目・肥満・体力等)」「心の健康」にも、とても大きな影響を及ぼすと言われています。

 

なので、 

「スマホ」より「睡眠」

です!

 

しかし、

「勉強しても、よく寝ても、『3時間以上のスマホ』で台なし」

になることが、先ほどの「PRESIDENT Onlineニュース」 ↓ で明らかとなっています。 

https://president.jp/articles/-/69373?page=4

【PRESIDENT Online「研究者が思わずゾッとした「子どものスマホ使用時間と偏差値の関係」小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実」より掲載】

 

一度買い与えると、どのご家庭でも、スマホを制限することは難しいのが現状のようです・・・

恥ずかしながら、我が家も悪戦苦闘中です・・・

電話会社の時間制限やフィルタリングなどの対策もありますが、特効薬は無いようです。

各ご家庭の実情に合わせて、買い与えるのか、どれぐらいの時間使用するのか、子供と話し合って工夫するしかありません。

親として、あの手この手で「子供の学力」を下支えしていきましょう!

多目的トイレ改装中

8時前には業者さんが来校され、多目的トイレの改装を再開されました。

トイレの中に向けて扇風機を回していらっしゃいますが、窓が無く密閉されているため、朝なのにムンムンしています。

黙々とていねいに、板のすき間を埋めていらっしゃいました。

来週、水曜日頃までの工事だそうです。

暑い中、大変お世話になります。

 

昭和52年に教室棟、昭和54年に管理棟、昭和60年に新校舎が落成した南小ですが、(学校の概要を更新しました ↓  )

https://es.higo.ed.jp/oozus/gaiyou

古く、傷みが激しくなってきています。

今後も、みんなで掃除して大事に使っていきたいと思います。

雑草たちへのささやかな抵抗・・・

出勤すると、運動場は

久しぶりの雨に雑草たちの喜びがひしひしと伝わってきます。

とうとう運動場中央部まで進出です・・・

 

何とか一矢報(いっしむく)おうと、駐車場の草を抜きました。

 

私のささやかな抵抗も、雑草たちの「日々の努力」には全く歯が立ちません。

「継続は力なり」

雑草たちの「日々の努力」に脱帽です・・・

夏休み終わりが一歩近づいています

今朝は、けっこう車が来校しています。

学童に向かうと、すでに十数人の子供たちが来ていました。

「おはようございます」

と、あいさつしても反応がありません・・・

学童の先生が

「今日は33人です・・・」

とおっしゃっていました。

陣内幼稚園の園児も登園していたのであいさつをしましたが、

反応なし・・・

お母さんが促されますが

下を向いてしまいました・・・

楽しかったお盆が終わり、子供たちは学童、幼稚園へ

夏休み終わりが、一歩近づいたようです。

「花」から「学び」?

出勤すると、泰山木の植え込みに

が咲いていました。

体育館横には、

が咲いています。

名前が分からなかったので、Googleレンズで撮影すると、瞬時に

「テッポウユリ」

「サルスベリ」

と教えてくれました。

携帯(パソコン)は、とても便利です。

 

子供たちには、一人1台のタブレット(パソコン)が配付されています。

分からないことは、今朝の私と同様、瞬時に調べることができます。

子供たちにとって、「タブレット(パソコン)」は、国語辞典や英和辞典、百科事典と同じように、学習や生活の重要なアイテムとなっています。

図書館に行って図鑑で調べてきた私たちの子供時代とは雲泥の差があります。

それに伴って、学びは、

「知識を習得していることは前提(分からないものは調べればいい)」

となり、

「知識をどうやって活用・表現するか」

に重点が移ってきています。

しかし、私たちの「脳」は、新しい時代には瞬時に対応できないようです。

残念ながら、なかなか、それを言い表す「言葉」と「使い方」が浮かんできません。

また、面白いことに、タブレット(パソコン)使ってかなりの記事を読んでいるんですが、数時間経つと詳しい内容を思い出すことさえできません・・・なので、これまでと同様、

子供たちは、ノートを使って「読み」「書き」「計算」

大人は、「新聞」「雑誌」「本」の長文を読む

などで、学びの基礎を固めるしかないのかもしれません。