学校生活
ありがとうございました。
いよいよ最後となってしまいました。とても、さびしい気持ちでいっぱいです。赴任した2年前、教育活動をスタートさせた直後に、5月末まで感染症拡大防止のため再度の休校となったことを思い出します。その後、感染症防止対策を徹底してまいりました。その結果、今日まで感染者を出すことなく教育活動を行うことができました。保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご協力があってのことと考えます。学校行事におきましては、これまでの形で「運動会」や「ぎんなん祭」等を行うことができず、大変申し訳ありません。しかし、形を変えながらも「中止ではなく、できることから始めよう」と全職員で努力してまいりました。その一つに、「中原ウォークスタンプラリー」があります。子どもたちは、縦割り班で中原のなかをフィールドワークしました。知らないことが多くあったようです。小学校で「中原」のことを知り、中学校で「南小国町」のことを知って、大人になってほしいと願っています。この取組は今後も継続させていただければ幸いに思います。最後になりますが、中原小学校の教育に、多くのご支援を賜りまして本当にありがとうございました。今後も継続して保護者の皆様、地域の皆様のお力添えをいただきますよう、よろしくお願いします。修了式で子どもたちに話した内容を掲載し、お別れのご挨拶とさせていただきます。
「みなさん、おはようございます。そして、進級おめでとうございます。昨日、6年生2名を中原小学校から送り出しました。とてもさびしい気持ちでいっぱいですが、6年生が受け継ぎ、発展させてくれた伝統をさらに発展させていくことが、在校生あなたたちの使命だと思います。中原小学校のシンボルである『いちょう』の木。『いちょう』には雌株と雄株があります。本校の『いちょう』は、種子である『ぎんなん』ができますので雌株です。裸子植物ですが、ちゃんと花が咲きます。葉っぱと同色系で分かりにくく、高い位置の枝の近くで見られます。日本には、室町時代より前に入ってきたとされています。『種の起源』を記したダーウィンは、『いちょう』を『生きた化石』と呼びました。地球上で植物が繁茂したのが約1億5千万年前で、そのころの植物で『いちょう』だけが現存し、ほかの植物はすべて化石となっているからです。そう考えると、とても貴重な木であることが分かります。植物名の『公孫樹(いちょう)』は、公(父)が撒いて、孫の代で実ができるという意味になります。『いちょう』は大きく育ち、長生きするので『長寿』という花言葉がつけられています。目立ちませんが、厳しい冬を乗り切り、『ぎんなん』を実らせるために花を咲かせます。とても、すごいなあと思います。そして、これまで先輩方が築いてこられた伝統を見つめてきました。そんな『いちょう』は、あなたたちをいつも見守っています。校長先生はこんな思いで、あなたたちの成長を見てきました。校長室だよりのタイトルを『Ginkgo flower いちょうの花』と名づけた理由です。さあ、今度はあなたたちの番です。特に、5年生のがんばりに期待します。そして、それを支える4年生の活躍も楽しみです。3年生、2年生、1年生も学年が一つあがり、新入生8名を迎えることになります。お姉ちゃん、お兄ちゃんとして優しく接してくれることを望みます。コロナウィルス感染症をはじめ、病気にかからないこと、ケガをしないこと、春休みの約束です。そして、4月8日に元気な顔で登校してきてください。それでは、最後に『元気、元気、元気!with T』これで、お話を終わります。」
南小国町立中原小学校 校長 森 隆浩
別れと涙の退任式
「出会いがあるから別れもあります」と、退任式を進めている先生の言葉に・・・「ああ、そうだなあ」と感じながら始まった退任式。今年は転出される先生方が多く、6名の先生方が転出・退職されます。
6人の先生が紹介されました。その後、お一人お一人のご挨拶がありました。まずは、校長先生からでした。
お話の中で、新しい学年への思いを話されました。次の学年でがんばること等・・・ふと、体育館の後方に目をやると、体育館が少し冷えるためジャンパーを着ていましたが、式が始まるので脱いで置いてありました。しかも、きれいにたたんでありました。初めて複式になる新3年生の心意気を感じました。
「最後にいきますよ。最後ですよ!!」と言われ、いつもの「元気!元気!元気!with T」
校長先生は、きっと新しい学校でも新しい「合い言葉」をされることでしょう!今度はどんな「合い言葉」か楽しみです!転出される先生方の学校でのエピソード、自分の趣味やこれからのこと等を聞きながら、先生方の涙も子どもの涙もあり、別れを惜しんでいました。
各学年の代表が花束とメッセージを渡す場面です!
マスクをしたままですが、最後に中原小学校の「校歌」を歌いました。このメンバーで歌う最後の「校歌」だと思うと、感慨深いものがありました。
忘れられない卒業式
卒業式が始まる前から・・・始まっています。今日は、卒業式。朝から在校生は掃除をして、式場や教室をきれいにした後、もう一度、確認したり練習したりのリハーサルです。町の「南チャンネル」が取材に来られ、テレビカメラも準備完了です。今日の担当のカメラマンさんは、何と中原小学校の出身の方です。中原小学校の「校歌」を聞いて、校歌の歌詞を見つめながら「涙が出てきます」と懐かしそうに語られました。
二人で支え合い、悩みながら歩き続けてきた二人です。もちろん、複式の5年生と協力し合いながら中原小の伝統を受け継ぎ、今日という日を迎えました。
校長先生からの式辞の中で・・・「さあ、最後に合い言葉を」と言われ、「元気!元気!元気! with T(Tradition=伝統) 」今年度最後の全校児童・全職員による共同作業をやり遂げました!!
決まりました!!
卒業生退場!!
体育館の入口で担任と二人の卒業生が最後の一礼をして、体育館を後にしました。
6年生を送る会
昨日(3月3日)、「6年生を送る会」を行いました。目的は、①6年生の卒業を前に、全校児童で楽しい時間を過ごし、互いに感謝の気持ちを伝え合う。②送る会に向けての取組をとおして、児童の企画力や実践力を伸ばすことです。まん延防止等重点措置が継続されているため、Zoomを活用して、昨年度とはまた違った工夫のある会となりました。在校生が縦割りの4班に分かれ、それぞれ企画と準備を行いました。4つの場所に6年生が出向いて交流を行いました。交流の様子はZoomで他の班に伝えました。それでは、4つの交流を紹介します。
◯1班の企画は「わなげビンゴ」でした。わなげでビンゴをつくるというものです。ビンゴをつくるのは、とても難しいようでした。なかには、上手にわなげをする児童もいました。
◯2班の企画は「ジェスチャーしりとり」でした。しゃべることなく、体で表現するため、その動作に笑いが起こっていました。
◯3班の企画は「すわって玉入れ」でした。1分間という時間でしたが、玉入れには余裕がありました。入った玉を数えるとき、かくれた場所から玉が見つかっていました。
◯4班の企画は「新聞ビリビリつなげ」でした。1枚の新聞を切れないようにして、なるべく長くなるようにやぶきます。最後はグループでやぶいた新聞を1つにつなげ、どちらが長いか競いました。長さは、とても微妙でした。
6年生はそれぞれの交流で感想を求められていましたが、全校児童による精一杯の「おもてなし」に感謝していました。楽しい時間を過ごすことができました。最後に教室にもどった6年生には、全校児童からプレゼントとして「感謝カード」が贈られました。表紙には1年生が描いた似顔絵がありました。
6年生へ。これまで中原小学校をリードしてくれました。本当にありがとうございました。なにごとにも「初め」と「終わり」があります。その連続があなたの人生をつくります。お別れは悲しいですが、中学校での新しい出会いがあなたを待っています。中原小学校での思い出を大切にして、中学校でも自分らしさを発揮してくれることを願っています。
アクセスカウンタ⑫
ホームページをリニューアルしてから昨日(1月20日)が595日目です。アクセスカウンタは223,128で、223,128-143,073=80,155となり、80,000を超えました。多くの皆様に見ていただいていることに対しまして、感謝申し上げます。今後も本校の状況をお伝えするとともに、一緒に考えていただきたいこと等の掲載に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
5・6年生研究授業(道徳)
12月15日(水)、5・6年生の道徳で研究授業を行いました。その後の授業研究会では、熊本県立教育センターから指導主事をお招きし、研究を深めました。今回の授業は「節度、節制」の内容で、「自分の生活を見直し、自分だけでなく周囲の人々の安全にも気をつけようとする判断力を育てる」ことをねらいに授業が進められました。子どもたちは自分たちの生活を見つめ、とても意欲的に学習に取り組むことができました。
学習課題「安全に過ごすために気をつけることは何だろう」を確認した後、教材を読み、「ヒヤリ・ハット」(日常の生活のなかで、大きな事故にはつながらなかったけれども、そうなっていてもおかしくなかった、そんな一歩手前の経験)について考えました。その際、一枚の絵がタブレットに表示され、「ヒヤリ・ハット」を探して◯をつけたり、書き込みをしたりしました。次に、自分たちの生活のなかに隠れている「ヒヤリ・ハット」を考え、全員で共有しました。そのうえで、学習課題を考えていく授業でした。「一歩まちがうと、大変なことになる」という視点から、子どもたちそれぞれが体験を話し、気をつけることを考えることができました。「振り返り」の場面では、「日常生活には『ヒヤリ・ハット』が潜んでいるので、意識を高めたい」 と振り返っていました。本年度2回目の研究授業への準備をしていただいた担任の先生、5・6年生の皆さん、本当にありがとうございました。指導主事からは「温かい学級ですね」との感想をいただきました。よりよい授業となるために、ご指導いただいたことをもとにして、今後も「考え、議論する道徳」を目指して研究を継続していきたいと思います。
対面による「花の交流会」
小国支援学校との「花の交流会」2回目が12月7日(火)に行われました。感染防止のため、昨年から「Zoom」を使って交流会を継続してきました。新型コロナウイルス感染症の状況が現在落ち着いていることから、対面による交流会が実現しました。バスで小国支援学校まで移動し、小国支援学校の友だち6名と交流しました。それでも感染防止の観点から1箇所に集まることはさけ、体育館とプレイルームの2箇所に分かれて自己紹介と「ボッチャ」を行いました。やっと会うことができました。今回は花そのものの交流はできませんでしたが、対面して言葉を交わす子どもたちにとって、有意義な時間となったようです。このつながりを大事にしてほしいと思います。
やっとできました、PTAレクレーション
12月3日(金)午前中の持久走大会の後、午後からはPTAレクレーション、PTA全体会、学級懇談会が行われました。昨年は中止となったPTAレクレーション。何とか実施したいと考えておられた運営委員のPTA皆様の臨機応変な対応により、今年は実施することができました。保護者と児童、職員全員で楽しんだのは「ボッチャ(ジャックボールと呼ばれる白いボールを投げたあと、対戦する両者がそれぞれ赤と青の6球を投げ合い、自球をよりジャックに近づけたチームが勝者となる)」です。オリンピック・パラリンピック・イヤーということもあり、校内で何度も取り組んだ競技です。以前に掲載した関連記事も併せてご覧ください。経験を積んだ子どもたちはボールを的確にあてたり、戦略を考えたりするなど、とても上手でした。
令和3年度校長室だより「Ginkgo flower いちょうの花」第17号
企画と運営に携わっていただきましたPTA運営委員の皆様、本当にありがとうございました。短い時間でしたが、楽しいひとときを過ごすことができました。
記録を更新、持久走大会
12月3日(金)、持久走大会を行いました。たくさんのご声援、ありがとうございました。ご家族や地域の皆様の応援が、大きな励みになったようです。子どもたちは全員、走り通すことができました。これまでのベストタイムを更新し、自分の力を出し切って平均2分8秒縮めました。練習の回数は少なかったものの、自分なりの目標に向けて努力してきた子どもたち。このがんばりは、きっと自信につながっていくものと思います。
子どもたちの「振り返り」です。
【6年】
◯本気を出せたと思います。今までで一番よかったタイムより、2分くらい速くなっていたからです。
◯今までで「一番がんばったなあ」と思った持久走大会でした。練習のとき、少しだけ歩いてしまったけど、本番は一度も歩かず、1分くらい速く走れたからです。
【5年】
◯みんなでグラウンドに集まったときには、緊張して体が動きませんでした。橋の近くまではあまり苦しくなかったけれど、川の近くまで来たときは苦しくて足が痛かったです。近くにお父さんがいて、「がんばれ」と応援してもらって元気が出ました。次もがんばりたいです。
◯練習のときには、本番に向けて少しでもタイムが縮まるように一生懸命走りました。特にがんばったことは、最後の運動場をあきらめないで走ったことです。最後まであきらめずに走れたので、よかったです。
【4年】
◯一番きつかったことは、2周目ぐらいにお腹が痛くなったことです。教頭先生に言ったら、「お腹を動かさないで、力を入れてごらん」と言ってくださいました。すると楽になって、ゴールできました。記録を出せたので、すごくうれしかったです。
◯目標は「前をしっかり見る」でした。達成できたと思います。練習では順位を気にして、ときどき後ろを見るときがありました。本番では順位を気にせず、前を見ることしか考えませんでした。だから、できたと思います。ベストタイムを更新できたので、うれしかったです。
【3年】
◯最初は「大丈夫かな」「緊張する」と胸がドキドキしていました。走り始めは、前を走っている人を追い越すようにしました。家族やいろいろな人たちが応援してくれて、一生懸命に走りぬきました。
◯「最初から自分のペースでいけたこと」と「1回も止まらずに走れたこと」が、とてもうれしかったです。家族が全員きてくれたことも、うれしかったです。来年は今年の結果を変えられるように、がんばりたいです。
【2年】
◯前にいた人には追いつけなかったけど、最後まであきらめないでがんばることができて、うれしかったです。
◯ちょっと走っただけで、お腹が痛くなって苦しかったです。ゴールに着いたらタイムが伸びていて、よかったです。
【1年】
◯本番でみんなが応援してくれて、とてもうれしかったです。
◯靴がぬげて困ったけど、お母さんたちが応援してくれたから、よく走れました。
1年生:劇「まけないで!げんきをだしていこう」(「ぎんなん祭」の発表)
発表の様子を紹介します。次は1年生です。教室で起こるトラブルを解決するために、劇をとおして学んでいくことができました。今回はノンフィクションではありませんが、みんなでトラブルを乗り越える力を身につける機会となりました。1年生は「話し合うこと」や「語り合うこと」、「あやまること」の大切さを感じていました。確実な成長が見られます。
劇「まけないで!げんきをだしていこう」の上演
主人公:「体育のとき、縄跳びがうまく跳べなくて困っていたら、『急いでやって』って言われて嫌でした」
友達A:「誰でも、苦手なことあるよね。それなのに、みんなで責めたみたいで、ごめんね」
友達B:「私も自分のことしか考えてなかった。ごめんね」
友達C:「私だって、あのときは◯◯さん(友達B)と同じ気持ちだった。ごめんね」
友達B:「それと、私、◯◯さん(主人公)が縄跳びの練習を一人でしていたのを見たんだ。本当はあのとき、ひどいことを言ったって思ったんだ。」
友達A:「そんな思いをしていたことに気づかなくて、ごめんね」
友達C:「みんなで責めちゃったから、言えなかったんだね」
主人公:「みんな、分かってくれて、ありがとう。いつも、みんなで言っているように、あきらめないでがんばって練習したよ」
「きよしこの夜」ハンドベル演奏
夢の発表
最後に、子どもたちの「振り返り」を掲載します。
【1年】
◯本番は緊張しました。でも、「ぎんなん祭」を成功させたいので、がんばりました。「大きな声ではっきりと言えたね」と言われて、うれしかったです。
◯劇がすごく楽しくて、もう一回したいです。次にするときが、すごく楽しみです。これからも、がんばりたいです。
2年生:発表「はばたけ テントウムシ」(「ぎんなん祭」の発表)
発表の様子を紹介します。次は2年生です。今年の学級テーマ「はばたけ、テントウムシ」をもとに発表しました。元気で明るい2年生。練習ではハプニングもありましたが、精一杯がんばる姿が見られました。
「私は掃除の達人、クリーン◯◯です。中原はお掃除上手な学校ですよね。それは、掃除の達人の私がお手本になっているからですよ」
「私は発表の名人、プレゼンター◯◯です。授業中は目と耳と心で聞いて、考えたことをしっかり発表することにしているんだ」
「私は丁寧な挨拶の達人、グッドモーニング◯◯です。皆さん、気持ちのよい挨拶ができていますか?挨拶は立ち止まって、顔を合わせて、ニコニコ笑顔で頭を深くさげると心のこもった挨拶になるんですよ」
「私は古代生物に詳しい、メガロドン◯◯です。メガロドンとは・・・です。こんなふうに、詳しく知りたいなと思うことは、私のようにいろいろ調べて勉強するんだよ」
「私はみんなから電気の神様と呼ばれている、ライトアップ◯◯です。暗ーい教室にスイッチオン。電気をつけて教室を明るくします。誰もいないときは消すことも大切です」
「私は給食モリモリ、ファイター◯◯です。好き嫌いなく何でも食べると、力が湧いてきて、頭もさえてくるんですよ」
「私はステキさん発見の達人、ステキウォッチャー◯◯です。いつも、あの人がんばっているな、いいことしているなという人を見つけようと、アンテナをはって見つけています。ステキさんを見つけると、とっても幸せな気持ちになれるんですよ」
そして、「てんとう虫の歌」をみんなで読みました。
ぼくらは七つの 星なのさ
夜空にかがやく 星じゃなく
てんとう虫の 羽の上
なかよくならぶ 星なのさ
次に、「山のポルカ」の合奏
最後は、「私たち七人、はばたけ、てんとう虫」
子どもたちの「振り返り」を掲載します。
【2年】
◯練習のときよりはっきり、ゆっくり言うことができました。お客さんがいて緊張したけど、大きい声が出てうれしかったです。
◯緊張したけど、がんばって大きな声で言えました。できたのがうれしくて、うれしくて、たまりませんでした。
3・4年生:劇「よかとこ、ふるさと中原」(「ぎんなん祭」の発表)
発表の様子を紹介します。次は3・4年生です。4年生を中心に話し合いながら、練習に取り組んできました。「こんなふうにしたら、どうか」とアドバイスし合ったり、細かな演技を入れてみたりする姿があり、確実な成長が感じられます。子どもたちはそれぞれの役割を十分に果たすことができました。本年度初めての取組となった「中原ウォークスタンプラリー」をもとに、学んだことを劇にして発表しました。
熊野座神社の場面
「340年以上も前に「伊藤権右衛門」という人が、熊野座神社のもとになるものを建てたんだって」
「へえー、そんな歴史があったんだね」
湯田神社の場面
「木の幹は周りは、6.25mだって」
「ねえ、木の幹の周りをどれだけ大きいか、みんなで手をつないで確かめてみない?」
馬頭観音の場面
「牛や馬を守ってくれる神様がまつられているんだよね」
(説明文を読んで)「知らないことばかりだね」
六地蔵の場面
「あっ、お地蔵さんが6つも彫られているよ」
(説明文を読んで)「中原にこんな歴史があるなんて、知らなかったよ」
最後の場面
「そういえば、中原ウォークスタンプラリーのとき植物など、たくさんの秋をみつけたね」
「イヌタテやリンドウ、ワレモコウにオミナエシ、他にもいーっぱい」
「よく見れば、季節を感じさせてくれる生き物が、中原にはたくさんいるね」
「でもね、通学路にゴミが捨てられているのを見ることがあるよ」
「えー!ホタルやグンバイトンボって、自然環境がよくないと生きていけないんじゃなかったけ」
「ほかの生き物も、いずれ生きていけなくなる」
「中原のよさがなくなっちゃうよ」
「緑いっぱいの中原を守らなきゃ」
「そして、歴史がある、すばらしいところがいっぱいの中原を大切にしていかないとね」
(顔を見合わせ、うなずきながら)「うん、うん」
「中原大好き!!」
最後に、子どもたちの「振り返り」を掲載します。
【4年】
◯がんばったことは、おどろきの場面です。ちゃんと、おどろけるか心配しました。「625mだって」を大きな声で言ったあと、うまくおどろくことができました。とても緊張しましたが、100点の演技ができたと思います。
◯特にがんばったことは「おどろき」です。練習のときははずかしくて、なかなかできませんでした。転がるのができなかったので、手をひろげておどろきました。声を大きくすることもがんばりました。たくさん練習したので、大きく声が出ました。うれしかったです。
◯劇が終わって、先生に「大きな声がよかったです」と言われて、うれしかったです。
◯お地蔵様のまわりを回るとき、みんなが見ているような気がしました。スポットライトがあたっていたので、緊張しました。でも、台詞をちゃんと言えてよかったです。みんなで協力して発表ができたので、うれしかったです。
【3年】
◯緊張したけれど、台詞をしっかり言ったり、おどろきの表情をできました。発表しているうちに緊張がなくなってきて、練習どおりにできたのでよかったです。
◯リハーサルも緊張したけれど、本番はとても緊張しました。でも、終わってほっとしました。
◯朝から緊張していました。「おどろく」という場面がとてもよくできていて、完璧だと思いました。背景もすばやく変えることができ、がんばりました。
◯台詞を言うとき、ドキドキしていました。緊張したけど、まちがえずに台詞を言うことができました。劇の発表をして、改めて「中原って、とってもよいところ」と思いました。
5・6年生:劇「未来~ビリーブ~」(「ぎんなん祭」の発表)
11月20日(土)、「ぎんなん祭」(学習成果発表会)を行いました。感染症防止対策のため、低・中・高学年ごとの発表となりました。体育館のステージで低学年が発表するときは高学年が参観し、中学年は別室にてZoom配信の映像を見ます。その後、ローテーションによる発表を行い、密になる状況を避けました。保護者は同居家族3名まで、お子様の発表時のみ参観していただきました。来賓と地域の皆様の参観はご遠慮願いました。大変申し訳ありません。その対策としてZoom配信を行い、多くの皆様に発表を見ていただく工夫をしたところです。今年は3台のカメラを用いて切り替えながら、ご覧いただきました。
発表の様子について紹介します。まずは、5・6年生からです。6年生にとっては最後の「ぎんなん祭」です。小学校最後の集大成として、発表に臨む姿が見られました。5年生は6年生を支え、いよいよ中原小学校のリーダーになるという意識の高まりが感じられました。
プロローグは「Believe」のアコーディオン演奏
いま未来の扉を開けるとき 悲しみや苦しみが
いつの日か 喜びに変わるだろう
I believe in future 信じてる
そして、劇「未来~ビリーブ~」の上演。発表のキーワードとして、次のことをとり上げていました。これまで学習した内容を上手につないで、見ている人にメッセージを贈りました。さすが、上学年の発表といえるものでした。
田んぼ → 水 → 天気 → 中原川
上流(マゼノ渓谷) 下流(杖立、松原ダム、大山、日田)
食糧自給率 地産地消 環境問題(マイクロプラスチック)
森と海は川でつながっている → 人と人のつながりを大切に
エピローグは「Believe」の手話
最後に、子どもたちの「振り返り」を掲載します。
【6年】
◯とてもよくできたと思います。台詞を大きな声で、ハキハキと止まらずに言えたからです。それに、身ぶり手ぶりをできたからです。最後のぎんなん祭でしたが、とてもよかったです。思い出に残りました。
◯最初はとても緊張しました。途中から「最後だから、がんばろう」と思って、今までで一番よい演技をすることができました。よかったです。
【5年】
◯スムーズに発表できました。少し緊張したけど、ちゃんと台詞を言えました。「みんなに自然を大切にしてほしいなあ」と思いました。カメがまちがえてプラスチックを食べると死んでしまうので、ゴミをちゃんと捨てたいです。これから自然を守っていきながら生活したいです。
◯「みんなに今、自然がどんどん悪くなっている」ことを伝えたくて、劇をしました。動物がまちがえてプラスチックを食べてしまい、死んでしまうのはかわいそうです。
◯「みんなに自然のことを知ってもらいたい」という気持ちで、劇をしました。これからどんな生活をしないといけないのかを考えました。少しの間で練習をしたので、不安でした。つまづいたところもありましたが、みんなでカバーして乗りこえました。これからも助け合っていきたいです。
◯「中原の自然を守っていかなければならない」という劇をしました。「上流に住む人は、下流に住む人のことを考える。下流に住む人は上流に住む人のことを考える」という台詞が大切だと思いました。これは、相手のことを考えることだと思います。これからも声を出す練習をしたいです。
◯自然豊かな中原に住んでいるから知っていると思っていましたが、マイクロプラスチックなど知らないこともあったので、改めて自然を守ろうと思いました。劇をとおして家族や下級生、見ていただいた方々に自然を守ろうと思ってほしいなと思いました。
修学旅行記(二日目)
二日目、朝食後、ホテルを出発したのは8:00。子どもたちはぐっすり眠れたようで、今日も元気です。最初の見学地は出島です。天気は晴れ間が見えています。出島は、江戸幕府の対外政策の一環として築造された人工島。扇型で面積は約1.5haあります。内部の各施設を見学しました。
次は、大浦天主堂とグラバー園へ移動しました。グラバー園内部のグラバー邸は改修中で中に入ることはできませんでしたが、他の施設を歩いて見学しました。途中、ゲリラ豪雨のように雨が降り、その度に施設内に入りました。ちょうど海が見渡せる丘まできたとき、虹がかかっていました。トーマス・グラバーはスコットランド出身の商人で、幕末の日本で活躍します。出島も幕末も少し先の学習内容ですが、必ず見てきたことが活かせると思いますので、子どもたちにはしっかりと覚えていてほしいと思います。
その後、昼食をとってから買い物です。子どもたちは、ご家族へのお土産を選んでいました。次の見学地でもお土産を買うことができるため、いくら残しておこうかと悩みながらの買い物となりました。お腹がいっぱいになったところで、最後の見学地へ移動となりました。到着したのは、「佐賀県立宇宙科学館」です。子どもたちは移動中、疲れが出たのか眠っていました。宇宙科学館を一番楽しみにしていた子どももいます。宇宙食も興味があり、事前に研究してきたようです。体験できるアトラクションがあるため、はりきって見学に出かけていきました。お土産も買い、宇宙科学館を満喫できたようです。
いよいよ南小国へ向けて出発です。バスガイドさんとの会話も盛り上がっていました。役場駐車場に到着したのは17:00。その後、きよらホールにて解団式を行いました。最後にこんな話をしました。「6年生は昨年、5年生時に実施する集団宿泊学習も中止になり、大変申し訳思っていました。何としても行かせてやりたいと考えていました。念願叶っての修学旅行、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。無事、修学旅行を終えることができました。歴史を学ぶとき、その場面に行くことができないからこそ、事実を学び、イメージすることです。命と人権を学ぶとき、自分を重ね合わせ、自分のこととして考えることです。次の学習につなげてほしいと思います。小学校生活残り4か月半となりました。集大成として、あななたちが輝いてくれることを期待しています。これまで子どもたちを支えていただきました添乗員、バスガイド、運転手の皆様、教育委員会の皆様、各校の先生方、すべての皆様に感謝します。本当にありがとうございました。」
いよいよ明日は「ぎんなん祭」です。
いよいよ明日は「ぎんなん祭」です。各学年の発表内容を少しだけ紹介します。
【1年生:劇「まけないで!げんきをだしていこう」】1年生にとって初めての「ぎんなん祭」です。劇だけでなく、「ハンドベル演奏」、「ゆめの発表」を交えての発表となります。堂々とした発表が期待されます。
【2年生:発表「はばたけ テントウムシ」】2年生は今年の学級テーマ「はばたけ、テントウムシ」をもとに発表します。一人一人の良さを活かして、力を合わせてクラスをよくしていることを体現します。
【3・4年生:劇「よかとこ、ふるさと中原」】3・4年生はやる気満々です。11月4日に、「ぎんなん祭」で発表するシナリオを子どもたちに配布しました。子どもたちは先日行われた「中原ウォークスタンプラリー」をもとに、「よかとこ、ふるさと中原」という題目で、全6場面で構成した劇を発表します。先日こんなことがありました。授業を始めようと、教室に行ってみると、「ここでは◯◯しようよ」と、声を掛け合いながら場面ごとに分かれて、自主的に劇の練習をしているではありませんか!11月8日に練習した自分たちの劇の映像を見ながら、課題を見つけ、ああじゃない、こうじゃないと、4年生を中心に話し合い、立ち振る舞いなどについて考えていたのです。みんな一つになって何かに取り組もうという姿勢、子どもたちのやる気に感動しました。体育館を使って練習を始めましたが、子どもたちは自分で考えた動きやセリフの言い回しで、劇を作っていっています。「ここは、こうした方がいいんじゃない」など、互いにアドバイスを与える声も、たまに聞こえてきます。やる気満々の子どもたちが作る劇に、期待してください。
【5・6年生:劇「未来~ビリーブ~」】5・6年生はセリフを覚えること、大きな声を出すこと等、たくさん練習を重ねてきました。先週、修学旅行に行ってきたばかりの6年生にとってはハードスケジュールになったかもしれません。しかし、5年生がしっかりとフォローしている様子がうかがえます。今日も昼休みに運動場で、5・6年生は大きな声が出るよう練習をしていました。その姿を見て、4年生も参加していました。6年生は小学校生活の集大成として思う存分、力を発揮してくれることを期待しています。
修学旅行記(一日目)
11月10日(水)~11日(木)の日程で、長崎への修学旅行を行いました。計画段階では5月末の日程でしたが、コロナ禍の影響により9月末に延期となり、更に11月へ延期となっていました。南小国町では、3つの小学校が合同で修学旅行に行きます。こういった合同学習は1年生のときから積み重ねてきており、他の小学校の子どもたちともすでに知り合っています。中学校進学へ向けて、小学校段階の集大成として修学旅行を位置づけています。寝食をともにすることにより、親睦を深めることは大きな目的の1つとなります。長年の取組は、中一ギャップの解消につながっています。
心配なことが一つありました。それは、天気です。先週から急に寒くなったこともありましたが、予報では雨マークになっています。集合してすぐに、雨具の確認をしました。役場駐車場で行うはずだった結団式も、役場内ホールで行いました。予定どおり、7:30に出発です。見送りにきていただいた保護者の皆様、駐車場整理をしていただいた教育委員会の皆様、各校の先生方、皆様の支援と協力のおかげをもちまして、修学旅行にいくことができます。本当にありがとうございます。行ってきます。
最初の見学地は「吉野ヶ里遺跡」です。およそ117haにわたって残る弥生時代の大規模な環濠集落跡です。到着後、バスを降りると地面は湿っています。曇りで雨は降っていませんでした。何とか見学できそうです。ただし、雨具は手放せません。主祭殿を見学したのち、一番奥にある北墳丘墓までかなり歩くことになりますが、雨は降りませんでした。自由時間となり、子どもたちは物見櫓にのぼりました。その後少し雨が降り出しましたが、見学には影響ありませんでした。最後に、子どもたちへ質問しました。「竪穴住居のすごいところは?」その後、長崎へ向けて出発しました。
長崎についてすぐ昼食となりました。メニューは皿うどんや肉だんご、中華スープなどでした。子どもたちは完食していました。さすがです。その後、平和公園からスタートするフィールドワークです。平和公園→如己堂・永井隆記念館→山里小→浦上天主堂→爆心地公園のルートで歩いて見学しました。ボランティアガイドさんの話をしっかり聞いていた子どもたちでしたが、後半は質問をするなど積極的に学ぶことができました。本当にありがとうございました。爆心地近くにある山里小学校。永井隆博士が作詞された「あの子」のプレートがあり、第2校歌として現在でも平和を願って歌い継がれているそうです。とても印象に残りました。詞を紹介します。
壁に残った らくがきの おさない文字の あの子の名
呼んでひそかに 耳すます ああ あの子が生きていたならば
運動会の スピーカー きこえる部屋に 出してみる
テープ切ったる ユニフォーム ああ あの子が生きていたならば
ついに帰らぬ おもかげと 知ってはいても 夕焼けの
門に出てみる 葉鶏頭 ああ あの子が生きていたならば
その後、追悼平和記念館にて平和集会、被爆者の方の講話、原爆資料館の見学を行いました。何度聞いても講話については次のお話が、とても印象に残ります。「焼け野原を歩いていると、火傷によって苦しんでいる方々を見つけました。『水を・・・、水を・・・。』と言われています。どうにかできないかと、手に水をすくって運びましたが、途中で全部なくなってしまいます。入れ物を探しましたが、なかなか見つかりません。瓦礫の下で燃えている布団を見つけました。火を消して、水を含んで運びました。やっと水を飲ませることができました。周囲にいる方にも、何回も水を運んで飲ませました。しかし、しばらくすると、その方々は亡くなってしまわれました。助けようとしたのに、これでよかったのだろうかと思いました。」
ホテルに到着したのは17:50でした。入浴、夕食、そして、夜景観賞でした。ホテルの屋上はとても寒かったですが、長崎の夜景はとてもすばらしいものでした。
かがやき1研究授業
11月8日(月)、かがやき1学級の算数で研究授業を行いました。その後の授業研究会では、研究を深めました。子どもたちの学力向上を目指し、日々の研鑽を継続しています。
今回の授業では、「あと何g砂を入れればよいか考えて、2kg500gの重りを完成させよう」という目標に、1対1のマンツーマンで授業が進められました。「重さの単位、適切な単位と計器の選択(「重さ」測定名人になろう~夢への第一歩~)」の単元、5時間扱い第5時で、必要な砂の重さを計算して求める内容でした。たくさんの参観者を前に、とても意欲的に学習に取り組むことができました。
これまでの学習を振り返った後、「本時のめあて」と「授業の流れ」を確かめました。単元及び本時への見通しを持つことの重要性が感じられました。課題設定の場面では「撮影した動画」が使われました。次に、課題に対して予想を立てましたが、この時点で児童は「引き算」が必要なことに気がついていました。そして、実際の砂を使って予想を確かめていきます。適切な計器を使うこともできました。最後に、学習のまとめを行い、適用問題へチャレンジです。タブレットを活用して一問ずつ、教師と児童がやりとりをしながら進められました。全問正解でした。ICTスキルの向上も見られました。「振り返り」の場面では、「今後の学習につなげたい」と前向きに振り返ることができていました。私たちも今回の学びを次につなげていきます。本当にありがとうございました。
アクセスカウンタ⑪
ホームページをリニューアルしてから昨日(11月15日)が529日目です。アクセスカウンタは213,173で、213,173-143,073=70,100となり、70,000を超えました。多くの皆様に見ていただいていることに対しまして、感謝申し上げます。今後も本校の状況をお伝えするとともに、一緒に考えていただきたいこと等の掲載に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
花壇の彩り(後期)
11月5日の業間に、花壇に苗と球根を植えました。「ビオラ」と「パンジー」は一年草で、これからを彩ります。「チューリップ」は来年の春に咲きほこります。今から楽しみです。「みどりの少年団」としての活動を継続しています。
春の活動の様子について次にリンクを貼っておきますので、再度併せてご覧ください。
シェイクアウト訓練(緊急地震速報の訓練)
11月5日、シェイクアウト訓練(緊急地震速報の訓練)を行いました。日常的に、防災に対する意識を高める必要があります。わずかな時間ですが、訓練を繰り返し行っておくことで災害に備えることができます。11月25日は、火災対応の避難訓練を予定しています。