水上学園日記
雨の月曜日、校舎に響く「成長の足音」
しとしとと雨が降る、静かな週明けとなりました。校舎の向こうに広がる水上の山々には霧が立ち込め、まるで水墨画のような幻想的な風景が広がっています。
そんな落ち着いた雰囲気の中、校舎内では子供たちの確かな成長のドラマが繰り広げられていました。
はじめての「学び」のカタチ
今日が登校二日目となる1年生。2時間目は「見知り遠足」に向けた準備のお話でした。
単に持ち物を確認するだけではありません。「先生のお話をどう聞くか」「お友達にどう発表するか」という、学校生活の土台となるルールを、一つひとつ丁寧に学んでいます。真っ直ぐに手を挙げるその姿は、立派な「水上っ子」の第一歩です。
1年、2年の積み重ねが生む自信
お隣の教室からは、2年生の元気な声が聞こえてきました。国語の教科書の扉の詩「たんぽぽ」を音読していました。1年前の幼さが影を潜め、自信に満ちた大きな声で読む姿に、この1年間の歩みを感じずにはいられません。
さらに3年生の教室を覗くと、そこにはまた違った成長の姿が。「わたしの最高の一日」を想像して日記を書く授業では、担任の説明を聞いたあと、すぐに自らの力でノートに向き合っていました。想像を膨らませてペンを走らせる集中力は、低学年からの大きな飛躍を感じさせます。
9年間を見守る、本校ならではの光景
一方で、高学年では打って変わって緊張感のある空気が漂っています。
4年生以上は本日までテストが実施されました。特に7年生以上は、タブレット端末を活用したCBT(ComputerBasedTesting)に臨んでいます。
9年生の教室では、ヘッドセットを装着し、画面上の問題に集中して取り組む姿が見られました。最上級生としての自覚と、デジタル時代を生き抜く頼もしさが同居しています。
1年生の「学びの始まり」から、9年生の「自立した学び」まで。
わずか百メートルほどの校舎の中を歩くだけで、9年間にわたる子供たちの成長のグラデーションを俯瞰できる。これこそが、義務教育学校である本校の大きな特徴であり、私たち教職員にとっての喜びでもあります。
雨の音に混じって聞こえる子供たちの声や、鉛筆を走らせる音。その一つひとつが、未来へと続く大切な足音のように感じられた一日でした。
「ハイ、元気です!」から始まる、新しい一歩
大雨に雷も鳴り、荒れた朝となりましたが、今日からいよいよ全校児童生徒が揃っての学校生活がスタートしました。昨日の入学式を無事に終え、水上学園の誇る135名が全員顔を合わせた、今年度初めての朝です。
はじめての「ドキドキ」と「元気」
1年生の教室を覗くと、そこには「はじめて」が溢れていました。最初の山場は、朝の会での健康観察。担任の先生に名前を呼ばれても、最初は「なんて答えればいいんだろう?」と戸惑う初々しい姿が見られました。先生のお手本をじっと聞き、勇気を出して、「ハイ、元気です!」一人、また一人と返事が続くにつれ、少しずつ声が大きくなっていく。その様子を見守るこちらも、思わず自然と笑顔になってしまいます。しばらくは慣れないことばかりで大変かもしれませんが、この元気な返事があれば大丈夫。焦らず一歩ずつ、成長していきましょう。
真剣勝負の学力調査
一方、3年生から9年生のフロアには、心地よい緊張感が漂っていました。今日は学期初めの学力調査です。
3年生の挑戦
初めて本格的な調査に挑む3年生。問題用紙と解答用紙が分かれているという「初めての形式」に少し驚きながらも、先生の説明を真剣に聞き、一生懸命えんぴつを走らせていました。
7年生以上のCBTスタイル
高学年になると、試験の光景も一変します。タブレット端末を活用したCBT(ComputerBasedTesting)です。1時間目の国語では、全員がヘッドセットを装着して「聞き取り問題」に集中。GIGAスクール構想も第2章に入り、デバイスをスムーズに使いこなす姿には、デジタルネイティブ世代の頼もしさを感じます。
お待ちかね!はじめての給食
そして、1年生にとって大きな楽しみ(あるいは試練?)となったのが、「はじめての給食」です。メニューは、子どもたちに不動の人気を誇るカレーライス!
自分たちで配膳の準備を整え、みんなで声を合わせて「いただきます」。自分たちの力で準備し、みんなで味わう食事は、きっと格別の味だったことでしょう。作ってくださった方々への感謝の気持ちを忘れずに、たくさん食べて心も体も大きく育ってほしいと願っています。
明日は初めての週末。そして週明けにはどんな「はじめて」が待っているのでしょうか。子どもたちの小さな一歩を、これからも温かく見守っていきたいと思います。
【祝・入学式】「やるゾウ」がいっぱいの水上学園、スタートです!
先日まで満開だった桜も新緑へと移り変わり、生命の息吹を感じる本日、令和8年度水上村立水上学園の第4回入学式を挙行いたしました。水上村長様をはじめ、多くのご来賓や地域の皆様に見守られ、15名のピカピカの一年生が水上学園の仲間に加わりました。
担任の先生から名前を呼ばれると、会場に響き渡る元気いっぱいの返事。その姿はとても頼もしく、後ろで見守る上級生や私たち教職員、そして保護者の皆様の顔にも自然と笑みがこぼれる、温かい雰囲気に包まれた式となりました。
水上学園の「やるゾウ」くん
式辞では、一年生のみなさんに水上学園に隠れている「やるゾウ」くんのお話をしました。
「お勉強やるゾウ」「運動もやるゾウ」「あいさつもやるゾウ」……。自分から進んで行動する「やるゾウ」くんになれるよう、三つのお約束をしました。
- 「明るく」自分からあいさつをしましょう
- みんなで「楽しく」すごせるよう、お友達に優しくしましょう
- 「元気な」毎日のために、早寝・早起き・朝ごはんを守りましょう
「この約束を守れますか?」という問いかけに、一年生のみんなが元気に「はい!」と答えてくれたときは、本当に嬉しく思いました。
義務教育学校として4年目の春
本校は義務教育学校として開校し、この4月で4年目を迎えました。1年生から9年生までが共に過ごすこの学び舎では、お兄さん・お姉さんが1年生の手を引いて歩く姿が日常の光景です。
水上村の宝である子供たちを真ん中に据え、保護者の皆様、地域の皆様、そして村当局と手を取り合う「五者連携」の下、子供たちの健やかな成長を支えてまいります。これからも「地域とともにある学校」づくりを推進してまいりますので、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
15名の新入生のみなさん、今日から一緒に「明るく、楽しく、元気な水上学園」をつくっていきましょう!
令和8年度の幕開け!「やるゾウ」と進むMizukamiG4.0
先日まで満開だった桜の枝からはさわやかな新緑が、新しい希望に胸を膨らませた子どもたちの元気な声が、再び水上学園に戻ってきました。
令和8年度のスタートです!本日はまず就任式が行われ、新たに7名の先生方をお迎えしました。新しい風を吹き込んでくれる頼もしい仲間とともに、一丸となって水上学園を盛り上げてまいります。
続いて行われた始業式では、スライドを使いながら今年度のビジョンについてお話ししました。開校4年目を迎える今年は、さらなる進化を目指して「MizukamiG4.0」というロゴマークを作成しました。
式の中で子どもたちに伝えたのは、3月の修了式で交わした「自分で考え、自分で学び、自分で行動する」という約束のアップデートです。
この実践力を象徴するのが、おなじみのキャラクター「やるゾウ」くんです。
今年度は「やるゾウ」くんのように、主体的に次の3つのことに取り組んでほしいと願っています。
1.明るく:自分から明るいあいさつ
2.楽しく:いじめや差別のない、温かい学校
3.元気な:早寝・早起き・朝ごはんで、心身を健康に
「明るく・楽しく・元気な」学校をつくるのは、先生たちだけではありません。児童生徒一人一人の「やるゾウ!」という熱い心が、水上学園の未来を切り拓いていきます。
保護者の皆様、地域の皆様、今年度も本校の教育活動へのご理解と温かいご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年度修了式―「自ら考え、行動する」さらなる高みへ
満開の桜に迎えられ今年度最後の登校
春の柔らかな光が、校庭の桜を優しく包み込んでいます。本日、水上学園は令和7年度の修了式を無事に迎えることができました。
振り返れば、この1年間は「明るく・楽しく・元気な水上学園」を目指し、全校児童生徒と教職員が一丸となって駆け抜けた193日間でした。1年前の始業式の日と比べ、修了証を手にする一人ひとりの表情は驚くほど凛々しく、その成長の跡がはっきりと感じられ、胸が熱くなる思いです。
式の中では、代表児童生徒が今年度の振り返りと来年度への決意を力強く語ってくれました。
4年生のたいせいさん
「いよいよ第2ステージ(5年生)に上がるので、さらに気を引き締めてがんばりたい」
6年生のほのさん
「自分から進んで考え、新しいことにもどんどん挑戦していきたい」
8年生のさくやさん
「最高学年として、下級生の素晴らしいお手本になれるよう努力を続けたい」
それぞれのステージで、自分の役割と目標をしっかり見据えている姿は、まさに水上学園の誇りです。
校長から、修了式に際して、特に4月からがんばってほしいこととして、本校で掲げている目指す児童生徒像3つの中から「実践力」についてお話ししました。
>誰かに言われて動くのではなく、「自ら考え、自ら学び、行動する」。
>このサイクルが自分たちのものになれば、水上学園はもっともっと「明るく・楽しく・元気」な学校になります。
「次の学年で、自分はどんなことを、どのように頑張るのか」。その決意を自分自身の頭でしっかりと考え、4月8日の始業式には晴れやかな決意とともに登校してくることを約束しました。子どもたちの新しい一歩に、大きな期待を寄せています。
保護者の皆様、地域住民の皆様。この1年間、本校の教育活動に多大なるご理解と温かいご支援を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
来年度も、子どもたちの可能性を最大限に引き出せるよう精進してまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。