水上学園日記
2学期終業式―「本物」に触れ、心豊かに成長した2学期―
今日、水上学園の長い2学期が幕を閉じました。8月末の始業式で子供たちに呼びかけた「やるゾウ!」という合言葉に応えるように、この約4ヶ月間、子供たちは大きく力強く成長してくれました。
今学期、子供たちは教室を飛び出し、多くの「本物」に触れる学びを経験しました。
1・2年生は地域の宝探しへ、3・4年生は社会科見学へ、そして5・6年生は宿泊行事や音楽祭、稲刈りと、自らの目や耳、手を使って、教科書だけでは学べない生きた知識を吸収しました。後期課程においても、7年生の農林業体験や8年生の職場体験を通して、地域で働く方々の想いや尊さを肌で感じることができました。特に9年生が「子ども議会」で村の未来を堂々と語る姿は、最高学年としての頼もしさに満ち溢れていました。
先日のロードレース大会で見せた、白い息を吐きながら自分の限界に挑む姿、そして多くの児童生徒が自己ベストを更新した結果は、まさにこの1年間のたゆまぬ努力の結晶です。
明日からの冬休み、子供たちには「この1年を振り返り、新年の目標を立てましょう」とお願いをしました。新しい年を迎えるにあたり、地域の皆様に支えられている感謝を忘れず、自分なりの決意を固めてほしいと願っています。
保護者の皆様、地域の皆様、この1年間、温かいご支援とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。どうぞ事故や怪我に気をつけて、ご家族で健やかな新年をお迎えください。1月8日、また子供たち全員の元気な笑顔に会えるのを楽しみにしています。
2学期の締めくくりは笑顔で!児童生徒会主催の「全校レクリエーション」
2学期の授業もいよいよ今日が最終日。お昼から体育館にて児童生徒会主催の「全校レクリエーション」が行われました。今回の行事は、役員の生徒たちが自ら企画を練り、当日の司会進行から運営までを立派に務め上げてくれました。
全力疾走!「新聞紙リレー」
最初の種目は、新聞紙を胸に当てて走る「新聞紙リレー」です。スピードを緩めると新聞紙が落ちてしまうため、子どもたちは一生懸命に前を向いて駆け抜けていました。学年を問わず、仲間に声援を送る姿が印象的で、体育館の空気は一気に熱を帯びました。
集中力が試される「ボール運びリレー」
続く「ボール運びリレー」では、ラケットの上の小さなボールを落とさないよう、慎重かつ素早く運びます。新聞紙リレーとはまた違った緊張感があり、アンカーがゴールした瞬間には大きな拍手が沸き起こりました。中学生が小学生をリードし、優しく見守る姿に、水上学園らしい温かさを感じました。
つながる絆「貨物列車」
最後は全員で「貨物列車」を楽しみました。じゃんけんで勝つたびに列が長くなり、最後には学年の壁を越えた一つの大きな列が完成!子どもたちの笑顔が重なり合い、体育館全体が一体感に包まれた素晴らしい締めくくりとなりました。
自分たちで考え、みんなで楽しむ。そんな児童生徒会の自発的な活動によって、2学期最後に最高の思い出を作ることができました。
行事が多かった2学期。子どもたちはこの数ヶ月で、学習面でも生活面でも大きく成長しました。今日のレクリエーションで見せてくれた弾けるような笑顔は、その充実感の表れだと確信しています。
杵と臼でペッタンコ! 5・6年生、稲作の総仕上げ!
いよいよ2学期も残すところあと3日。各学年で学期のまとめが進む中、5・6年生はこれまで長い期間をかけて取り組んできた「稲作学習」の総仕上げ、待望の「餅つき」を行いました。
今の時代、年末にお餅をつくといっても機械を使うことが多く、臼(うす)と杵(きね)を使った昔ながらの風景に出会うことは少なくなりました。子どもたちにとっても、これだけ大きな杵を振り上げるのは一苦労です。最初は重さにふらついたり、タイミングを合わせるのに戸惑ったりしていましたが、そこはさすが水上の子どもたち。「よいしょ!よいしょ!」と、すぐにコツをつかんで、力強くつきあげていきました。
田植えからずっとご指導いただいているJA総青年部の皆様に、今回も多大なるご協力をいただきました。慣れない手つきの子どもたちを優しく、時には力強くサポートしてくださり、おかげさまで真っ白でふっくらとした、たくさんのおいしいお餅がつきあがりました。
自分たちの手で泥だらけになって育てた苗が稲となり、こうして美味しいお餅になる。この一連の過程と、日本の年末の伝統行事を肌で感じられたことは、子どもたちにとって何よりの食育であり、心の財産になったと思います。
つきたてのお餅を食べて、2学期の疲れも吹き飛んだことでしょう。
子どもたちが、そして皆様が、素晴らしい年越しを迎えられますよう願っております。
霧の中の激走!そして驚きの『ピタリ賞』~ロードレース大会~
霧の中のスタート、そして輝く汗
今朝の水上学園は、珍しく深い霧に包まれ、寒々とした朝となりました。しかし、子供たちの熱気からか、いつの間にか霧が晴れ渡り、青空の下でのロードレース大会になりました。1年生にとっては、小学校生活で初めて挑むドキドキのロードレース 。そして、義務教育学校の最高学年である9年生にとっては、9年間の集大成となる最後のロードレースでした 。
困難を乗り越えて
正直なところ、直前までインフルエンザ等の影響があり、全員が万全のコンディションというわけではありませんでした。練習期間中に思うように走れなかった児童生徒もいたことでしょう。しかし、いざスタートのピストルが鳴ると、どの子も自分の持てる力を振り絞り、最後まで粘り強く走り抜く姿を見せてくれました 。そのひたむきな姿に胸を打たれました。
驚きの「ピタリ賞」が2名も!
本校のロードレース大会の大きな特徴は、単に速さを競うだけでなく、「自ら設定した目標タイムにいかに近づけるか」という、自己管理能力(主体性)を大切にしている点です 。本日の結果を見て、驚くべきことがありました。なんと、事前に宣言した「目標タイム」と、今日の本番の記録が1秒の狂いもなく「プラスマイナス0秒」だった児童生徒が2名もいたのです! 。自分のペースを完璧に把握して走り切る、まさにプロフェッショナルな走りでした。その他にも、多くの児童生徒が自己ベストを更新したり、目標順位を上回ったりと、それぞれのドラマがありました。
地域の皆様への感謝
本大会の開催にあたり、コース上の交通整理や誘導には、PTA役員の皆様や地域おこし協力隊の方々に多大なるご協力をいただきました 。皆様の安全管理のおかげで、大きな事故もなく無事に大会を終えることができました。また、沿道から温かい声援を送ってくださった保護者の皆様、地域の皆様。皆様の「がんばれ!」という声が、苦しい時の子供たちの背中をどれだけ強く押してくれたことか計り知れません 。霧が晴れた後の青空のように、子供たちの表情も達成感で晴れ晴れとしていました。本日は誠にありがとうございました。
【保護者の皆様へ】今夜はぜひ、お子様の頑張りをたくさん褒めてあげてください。そして、温かい食事とお風呂で、疲れた体をゆっくり休ませてあげてください。
未来のシェフたちの作戦会議!~6年生 調理実習に向けて~
6年生の教室では「栄養バランスのよいおかずを考えよう」というめあてに向かって、子どもたちが活発に活動していました。
栄養バランスの「いろは」を学ぶ
授業の冒頭では、栄養教諭の先生から栄養素についてのお話がありました。
「赤・黄・緑」の3つの食品群。皆さんも聞き覚えがあるのではないでしょうか?
・体を作る(赤)
・エネルギーになる(黄)
・体の調子を整える(緑)
ただ「美味しいもの」を作るだけでなく、これらをバランスよく組み合わせることが、健康な体づくりの第一歩です。子どもたちは真剣な眼差しで、献立作りのポイントを学んでいました。
タブレットも活用しながら献立づくり
基礎知識を学んだ後は、いよいよ班ごとの実践です。
ここ数年で、学校の風景も大きく変わりました。子どもたちの手元には、教科書やノートだけでなく、1人1台のタブレット端末があります。
「このレシピ、美味しそう!」
「でも、これだと『緑』の野菜が足りないんじゃない?」
「主菜がこれなら、副菜はさっぱりしたものがいいかな」
インターネット上のレシピサイトや画像を検索しながら、班のメンバーで頭を寄せ合い、楽しそうに、けれど真剣に話し合う姿がとても印象的でした。自分たちで情報を調べ、議論し、一つの答え(献立)を作り上げていく。まさに「主体的・対話的で深い学び」の実践です。
来週の実習が待ち遠しい!
今回の授業で計画した献立は、来週22日(月)の調理実習で実際に調理します。
自分たちで考え抜いた栄養満点のメニュー、一体どんな料理が完成するのでしょうか。今からその出来栄えが楽しみでなりません。
6年生の保護者の皆様、ぜひご家庭でも「どんな献立にしたの?」と話題にしてみてください。そして、冬休みにはその成果を家庭のキッチンでも発揮してくれることを期待しています。