雨の日の学びと成長:具体物から抽象へ
今日は朝からしとしとと雨が降り続き、少し肌寒さを感じる一日となりました。校庭の木々も雨に濡れ、静かな空気に包まれています。季節の変わり目、体調管理には十分に気をつけていきましょう。
さて、昨日の9年生英語に続き、今日は9年生と6年生の「全国学力・学習状況調査」が実施されました。どちらの教室も真剣な空気に包まれていました。
9年生の教室では、国語と数学のテストに集中して取り組む生徒たちの姿がありました。これまでの学習の成果を十二分に発揮しようとする、適度な緊張感が漂っていました。6年生も負けじと、国語と算数の問題に粘り強く向き合っていました。
こうした高学年の真剣な姿を支える基礎は、低学年・中学年からの学習の積み重ねにあります。
他の学年の様子をのぞいてみると、1年生は算数の授業で「どっちがおおいかな?」と数のお勉強をしていました。教科書の挿絵と、手元のカラフルなブロックを使って、一つずつ丁寧に数えながら、数の多い少ないを実感していました。具体物に触れることで、数の感覚をしっかりと養っています。
3年生の教室では、おはじきを使って「何個ずつに分けられるかな?」という割り算の素地となる学習をしていました。グループで頭を突き合わせ、おはじきを実際に動かしながら、自分の考えをみんなに説明している姿が見られました。「こうやったらうまく分けられたよ」と、試行錯誤の中から生まれた発見を言葉にすることで、理解を深めています。
1年生や3年生がブロックやおはじきといった具体物を使って学んでいる、この一見単純な活動こそが非常に重要です。この積み重ねが、やがて6年生や9年生で見られるような、数式や複雑な文章から論理的に考える「抽象的な思考」へとつながっていくのです。
今日の高学年の真剣な表情の裏側には、これまでの学校生活で育んできた確かな学びの連続性がある。そう確信できた一日でした。雨の日でも、水上学園の学びは深く、静かに広がっています。