学校だより

2022年11月の記事一覧

自分を見つめる

 11月は人権月間。学級や個人目標の設定、家庭への啓発、心のアンケートや教育相談の実施、チェックシートによる教職員の振り返り等、学校をあげて取り組んでいます。 為すべきは、この3つの力を子ども達の心に育むこと。

①掛け替えのない存在として自分を認め、お互いの違いを認め合う力
②相手の気持ちになって考える力
③周囲の不合理や矛盾に気付く力

 17日(木)の校長人権講話では、日本国憲法の「人権は、みんなが幸せになる権利である」という基本理念を示し、いじめや仲間はずし、ひそひそ話等の「幸せを邪魔する行為」を、自分がしていないかどうか「自分を見つめる」「自分を高める」ことの大切さを話しました。

 また、18日(金)には 櫻田会長様濱邊様 をはじめ、天草人権擁護委員協議会の皆様をお迎えし、淋しい思いをしている友達への心遣いと、実際の行動の有り様について参加体験学習を行いました。みんな真剣な表情で取り組みました。

 

もう一つ、感動をありがとう!

「音楽会を終えて」  姫戸小5年 杉本 直樹

 11月16日に音楽会がありました。
 ぼくは「大切なもの」の歌が好きです。

 体を動かしてがんばりました。

 お客さんがいっぱいでドキドキしました。

 友だちがいたから、がんばりました。

 またみんなで歌いたいです。
 家に帰ってお母さんに「がんばったよ」と言ったら、

 いっぱい誉めてくれました。
 また、 歌いたいです。

 直樹さんは、これまで一度も練習を嫌がることなく、歌詞の意味を捉え、からだ全体を使って歌い、表現することができました。
 本番は、立派なステージとたくさんの観客に緊張した様子でしたが、伴奏が始まるとリズムよく体を動かして元気に歌いました。発表後、小野先生や友達と交わし合う輝くような笑顔に大変感動しました。
 翌日は早速、感想文を書き、私と教頭先生に読んで聞かせてくれました。仲間と一つ一つ体験を積み上げながら、着実な成長を遂げる直樹さんです。

 

声を揃えて、気持ちを揃えて

 11月16日(水)天草市民センター大ホールで開かれた令和4年度第69回天草郡市小中学校音楽会に5,6年生26名全員で出場しました。

 これまで、担任の大谷先生(指揮)、荒木先生(伴奏)、小野先生、地域の永森先生の熱心な指導のもと、朝に昼に、子ども達は根気強く練習を重ねてきました。初めは小さかった歌声も、歌詞の意味を捉えて思いを伝えようという気持ちが出始めた頃から自信が宿り、次第に透き通った美しいハーモニーが響き始めました。本渡南小学校の田中先生、姫戸中の浦本先生も応援とご指導に駆けつけていただきました。

 さぁ、本番。立派なステージとたくさんの観客に緊張した様子の子ども達でしたが、さすがは「ここ一番に強い姫っ子たち」。歌い出しのフレーズから、観客をしーんと聞き入らせました。集中した瞳と自然にこぼれる笑顔、リズムよく揺れる肩。ホールいっぱいに美しい歌声が響き渡りました。

 コロナ禍で3年ぶりの開催でした。感染防止対策のために入場制限がかけられ、児童生徒と引率者だけの参加でした。保護者の皆様をはじめ、熱心にご指導いただいた永森先生にも是非ご観覧いただきたかったのですが、誠に申し訳ありません。後日、撮影した動画を掲載いたします。子ども達をいっぱい誉めてあげてください。

あっぱれ! 姫戸町文化祭


 11月3日は文化の日。3年ぶりに姫戸町文化祭が開催され、清々しい文化の秋を満喫しました。
 生け花、絵画、陶器、手作りバッグや小物、絵葉書、習字等の展示のほかに、保育園のひかり腕白太鼓、年少さんから高校生までの子供達によるピアノ演奏、姫小5,6年生と姫中全生徒の合唱、地元合唱団さくらコールの美しいコーラス、紫織会による雅(みやび)な日本舞踊、雅会のしっとりとした大正琴、胸にジーンとくるギターとハーモニカ演奏、政州会の体が自然と動き出すような軽快な津軽三味線、しっとりとした趣深い二胡演奏、姫フラージュの皆さんのムードあるフラダンス‥等々、時間がたつのを忘れるほどにウットリ、わくわくしながら「見とれ」「聞きとれ」てしまいました。

 濱﨑伸太郞先生の「熱き心に」も秀逸!周りを楽しませたい、笑顔にしたいという先生の平素からの思いが溢れたステージでした。また、お昼からは歌謡発表部門があり、芸達者な「のど自慢」の皆さんがステージを賑わせてくれました。台詞回しも上手で、歌謡ショーを観ているようでした。姫戸町はすごい!

楽しかったね! 集団宿泊教室 in 天草青年の家

 10月27,28日の二日間、元気っこ軍団5年生は天草青年の家に集団宿泊教室に行ってきました。
15名揃っての宿泊は初めてということで、「わくわくします。嬉しい!」と子供達。「ドキドキです」と先生方‥。

 到着後すぐに千元の森岳ハイキング、お弁当を食べてディスクゴルフ、焼き杉体験、レクレーション、翌日は班の団結力が試される千厳山オリエンテーリング、午後は藍より青い天草の海に漕ぎ出すペーロン船体験と盛り沢山の活動に「わくわくが止まらない」様子の子供達。

 「きまりを守り、思いやりを持って、自然で学ぶ」と、活動の「めあて」を立てた子供達ですが、家族から離れて集団で生活することの厳しさ、友達の意見との折り合いのつけ方(合意形成)や主体的・協働的に動くことの難しさなど、一泊二日の宿泊体験ですが様々なハードルがあり、それを乗り越えたときの気づき・成長があったことと思います。
 出発式で、私は①人を元気にする挨拶、②もっと教えたいと思わせる返事、③人の話は耳と目と心で聴く、という3つの宿題を出しました。子供達は3つの宿題だけでなく、更に多くの「真心」を実践に現してくれたようです。担任を初め、引率した先生方の 「素晴らしい5年生でした!」 の言葉に強く覗えました。