セイナンパワー

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集団宿泊 4

 ハイキング中から「お腹すいたー」の声があちらからもこちらからも。急な坂道を息を切らしながら登って行くと、最高の景色(前回の写真)が待っていました!

 昼食はきつねうどん、ゆかりおにぎり、ピーチゼリーをお喋り少なく食べあげました。

 お昼からQハンティングを行いました。問題を探しながら20問の問題を協力して解いて行きました。「日」に一画足して最大8個の漢字を作る問題が難しかったようで「旦」や「申」がなかなか出てきませんでした。途中途中やまびこ遊びやアスレチック場で遊びながら、自然に親しみ、紅葉を楽しみました。

 

 最後にみんなで答え合わせ。正解しても間違っていても大きな声と笑いが広がりました。みんな元気で楽しく活動ができているようです。

「自然の中の宝探しみたいで楽しかった!」「Qハンティングをしながら、松ぼっくりや紅葉を探して秋を楽しみました。」と、2人の児童が感想を発表してくれました。

集団宿泊 2

 無事菊池少年自然の家に到着し、入所式が終わりました。

 私(坂本教頭)からは、道徳の実践の場だと話しました。特に自由には自分も友達も幸せであるという責任があること。また、自分や友達、少年自然の家のいいところを発見するようにめあてを出しました。

 自然の家の先生からは、生活の仕方、緊急時の避難方法加えて3つのめあてを出されました。安全に気をつけること、楽しむこと、集団宿泊で学んだことに気づくこと、です。

 今からハイキングに出発です。秋とは思えない暑さとなっています。

 

集団宿泊 1

 先ほど、5年生が集団宿泊に出発しました。大きな大きな楽しみと、まあまあ小さくない不安、そして、最近芽生えつつある高学年としての責任感を胸に秘めつつ、バスからニッコニッコで手を振りながら菊池少年自然の家に向かっていきました。

 わずか一泊二日ですが、大人とは相対的に時間がゆっくり流れると言われる子どもたちにとっては、十分な時間かもしれません。彼らの良さがより際立つ二日間になることを期待します。

立派な先生になってね!

 10月2日から本日(10月30日)まで、約1ヶ月間の教育実習を終えた井福仲亮(いふく なかあきら)先生に、最終日の今朝、オンライン集会で全校にあいさつをしてもらいました。

 井福先生は、2年3組でこの1ヶ月を過ごしました。いろいろと戸惑いもあったかもしれませんが、授業や児童との交流等、教師の立場での1ヶ月間の体験を通して、改めて教師になる意思を固めてくれたようです。そのことをオンライン集会のあいさつの仲で語りました。

 井福先生は、現在大学3年生です。最短で教師になっても教壇に立つのは1年半後です。それまでに更に様々な学びや経験を経て、教育の場にまた戻ってきて欲しいと思います。

↓突然質問する校長と、何を聞かれるかとドキドキする井福先生

スマホの向こう側 in 西南小

 先日、職員研修で帯山中学校の田中慎一朗教頭先生にご講話いただきました。熊日新聞で「スマホの向こう側」というコラムを連載されている方であり、ラジオやテレビ等のメディアにもよく出演されています。ゲーム依存やスマホ依存に関する専門家のイメージがありましたが、そういったネットメディア関連に限らず、とにかくきつい思いをしている子どもに共感してしっかりと寄り添うすばらしい先生でした。

 子どもたちが、スマホやゲームに依存せざるを得ない一面やそれを取りあげても解決にならないこと、その子のきつさを理解して行くことなど、事例と共に様々なお話をいただきました。事前に本校4年生以上にアンケートをとっていただき、その結果も分析と共にお話しいただいています。スマホ・ゲームの時間が長い児童ほど、「自分は必要とされていない」「リアル(現実世界)に居場所がない」という傾向が明らかでした。悩みがあっても大人に相談しないのは、そういう理由からだと思いました。

 スマホ・ゲーム依存だけにこだわるのでは無く、それらも大きく飲み込みながら、学校だより「西南小の風」第9号にも書きましたが、「子どもにとって相談できる存在」になれるよう誠実に子どもに接していかねばと、改めて感じる貴重な研修でした。田中慎一朗先生、大変ありがとうございました。

人をよろこばせる5年生

 10月25日(水)は、就学時健診でした。全職員で155名の新入児を対応しますが、来年の最上級生である現5年生が新入児一人一人を担当することになっていました。実はその時の5年生の対応が大評判だったのです。

 「とても優しい声かけだった」「すごく行き届いた配慮をしてくれた」「子どもを飽きさせない工夫があった」等々、新入児の保護者の方々に口をそろえて絶賛していただきました。

 職員夕会でそのことが報告され、職員室は幸せな空気に包まれました。

 そこで、各学級を代表して数名の子どもたちに校長室に来てもらい、インタビューしました。来てくれたのは、橋本はなさん(1組)、山本たいせいさん(1組)、松本こうやさん(2組)、坂井ひろまさん(2組)、家田さえさん(2組)、渡邊けいとさん(3組)、三井るかさん(3組)、永田わかなさん(4組)、德永かえでさん(4組)の9名です。

 インタビューの回答で共通したのは、相手(新入児)のことをとてもよく見ていたということです。表情や仕草、目の動き、声など、相手の様子をしっかり見ながら、新入児が安心できるように、楽しくなるように、声かけや楽しいお話、折り紙やちょっとしたゲームなど、あらゆる手段を使って「よろこばせよう」としたのでした。この体験で、新入児が笑顔でいてくれるととても嬉しかったと言います。

 相手を喜ばせることは自分も嬉しくなることなんだということを体験できたと思います。しかも嬉しかったのは自分だけでなく、新入児の保護者の方もですし、私たち職員もです。そしてこれを読んでいただいている方もだと思います。

 以前『ペイフォワード』(2000 ワーナー)という映画がありました。「Pay it forward」と5年生から受けた善意を、新入児やその保護者の方、私たち職員が、他の誰かに渡すと西南小はまだまだよくなりますね。大きなきっかけを作ってくれた5年生に感謝です。

朝のボランティアの成長

 

 夏休み明けから、正門、北門付近を中心に落ち葉の掃き掃除をしてきました。汗だくになってやっていたのが、いつしか汗をかかなくなり、そうして肌寒ささえ感じる季節になっていました。少しずつ落ち葉も少なくなって、今はもうまばらです。

9月初めに手伝ってくれた4年生の少女を皮切りに、多くの子どもたちが手伝ってくれるようになりました。

 正直…、最初は手伝ってくれるその気持ちだけでいいけどなあと思っていました。作業が進まないもので…。(ごめんなさい)

 しかし、最近はホウキや熊手の使い方を覚え、巧みに落ち葉を集めて掃除ができるようになりました。今手伝いに来てくれているどの学年の子もです。そのことを伝えると彼らは気をよくしたのか、正門隣のお墓の落ち葉もどんどん取り始め、「仏様が喜ばれるよ」と言うと全面的にお墓掃除をする勢いでした。

 本校のボランティア集団は日々作業スキルを上げています。頼もしいです。

修学旅行 7

今帰路につきました。

素晴らしい点が三つあります。

まず一つは、集合時間の午後2時に、全員ピシャリ揃ったことです。職員も早めに声かけをしていきましたが、それでもです。

二つ目です。ルールやマナーを守れていました。昨日はいくつか指導をしましたが、今日はありません。

三つ目です。今日はケガも病気もありませんでした。元気に楽しめることは、とても尊いです。

どれも当たり前で、出来て当然だと思えることかもしれません。けれども、当たり前のこととはいえ、小6が約150人全員が上記三つをパーフェクトにやり遂げることは、決して簡単ではありません。とにかく素晴らしい。みんなで拍手して、讃え合いました。

ほぼ全員がお小遣いを遣い切ったようです。計算ミスでお母さんへのお土産が買えず、ションボリする子も。

お昼は、1000円のミールクーポンで班ごとに食べることになっていました。半数以上が佐世保バーガーでした。(4組調べ)

うちの人たちや添乗員さん方をはじめ、修学旅行を支えていただいた人達への感謝や、学びを生かすこと全員にお願いして、解散式を終えました。

保護者の皆様には、昨日から本ブログをご覧いただきありがとうございました。もうすぐ、お土産をいっぱい抱えて帰ってきます。

修学旅行 6

道中の眠気に耐えつつ(私が)、1組のバスは無窮洞へと向かいました。

無窮洞は戦時中に国民学校高等部の生徒(今の中学生)が教師の指導のもとで掘った防空壕です。中はかなり広く、岩(凝灰岩)をよくこれだけの規模で、しかも中学生が掘ったものだと感心して見ていました。が、滲み出る地下水に棲むサワガニへの反応が一番大きかったかもしれません。それでも、ある児童が「どうして掘ったところの土がこんなに固まっているのですか?」と聞いてきたので、「いや元々ここは全部岩なんだよ。ここにある道具(当時のクワやツルハシが置いてあります)で、中学生が掘ったらしいよ」と、数分前に洞へ入る前みんなで聞いた説明をもう一度しました。「えええええ!」と、初めて聞いたような良い反応。現場を見ることは、とても大切です。

さて、今は和泉屋でショッピングタイム。みんな黄色い買い物かごを下げて、ワイワイと家族へのお土産を選んでいます。すっごく難しい顔して、暗算で計算していました。誰に、いくらの、何を、何個買うか、悩むでしょうね。これからハウステンボスでも買い物したいだろうし。

修学旅行 5

よく寝ていました。11時過ぎに部屋の前を通っても物音一つしませんでした。私の部屋は子ども部屋の隣でしたが、ずっと静かなものでした。

昨夜、班長会議で、「しっかり寝なさい。すぐ寝なさい。なんさま寝なさい」と念を押しました。夜中まで起きてやろうと目論んでいる子がいたようですが、疲れ、満腹感、布団の3セットに抗えなかったようでした。そのかわり、早朝4時ごろに空腹で目を覚ました子もいたとか。それも、昨晩食い込んだ子ほど、胃が広がって腹を空かせていたらしいです。

そして、何よりも体調不良が一切なかったことが何よりも良いことで、養護教諭は経験上初めてのことだと、とても喜んでおりました。健康が何よりですね。

午前6時起床。6時半朝食。メニューはシャケ、ハム、卵焼き、昆布佃煮、サラダ、煮しめ、味噌汁、フルーツポンチでした。

猛烈な腹ペコ児童もいますが、朝はあまり食べられない児童もいます。メニューの全てを一切残さず食べ切ったのは、わずか2班でした。

今から佐世保に向かいます。

修学旅行 4

ホテル矢太楼南館に到着しました。

矢太楼南館は長崎湾を南側から一望する高台にあり、長崎湾はもとより、対岸の造船所や遠くは長崎湾を長崎市南部で結ぶ女神大橋もよく見えます。時間的に夕暮れ刻で、素晴らしい眺望でした。夜景も美しいでしょう。

ちょいと休憩後に入浴です。児童の何人かはシャンプーを忘れたと昼から心配していましたが、全部大浴場にありました。良かったねえ。

そして、お楽しみの夕食です。メニューはチャンポン、ハンバーグ、唐揚げ、オムレツ、シュウマイ、サラダ、カレーです。

食後は班長会議で、今終わったところです。

これからはクラスごとに夜景を見て、午後10時には就寝です。

1日を振り返ってみて、何事もなく全てが順調というわけではありません。個別に見れば、みんなで決めたルールや公共のマナーに照らして、考えてほしいと思い指導することは少なからずありました。だが、それも修学旅行の貴重な学びの機会です。子どもたちがその学びをこれからに生かしてほしいと願います。

さ、夜景見て寝かします。

※スマホだからか、写真の掲載がどうしても出来ません。明日もテキストのみで掲載します。

修学旅行 3

昼食後はなかなかのボリュームでした。

平和公園にて、クラス写真撮影後に祈念像前での平和祈念集会を行いました。公園はちょうど空いている時間だったので、爽やかな風と穏やかな陽射しの中で厳かに営むことが出来ました。

その後は活動班に分かれて、爆心地の要所をめぐる2時間のフィールドワークでした。各班はガイドさんの案内で、平和公園、山里小学校、如己堂と永井隆記念館、浦上天主堂、原爆落下中心地公園を回りました。そして、最後に原爆資料館を約1時間見学しました。

今日の学びは、明日の帰宅後に聞いてみてください。

今からホテルに向かいます。たくさん歩きましたので、夜はすんなり寝るだろうと思います。いや寝てほしい。

修学旅行 2

今、お昼ご飯です。

先程まで、被爆体験講話でした。八木道子さんの熱い語りをしっかりと受け止めて、話の後は良い質問も出していました。だから、お腹がペコペコのはずです。朝食も早かったでしょうし。

メニューは、春巻き、コロッケ、大学芋、肉団子の甘酢餡かけ、長崎皿うどん、卵スープにご飯です。大皿料理なので5〜6人で取り分けます。おかずをよそう子、ご飯をよそう子、お茶を注ぐ子、自然と役割分担が生まれました。これも大事な勉強ですね。中には、自分の分のご飯を大盛りによそい直す、ご飯がススムくんも何名かいました。また、残すのをためらう子、ご飯を追加したにも関わらず他班の分まで食べる班(3組男子)、いつまでも食べ続ける子など、様々な様子があり見ていて飽きません。皆元気に食べています。

次は、フィールドワークです。班行動で子どもらは試されます。ここも、子どもたちの様子は楽しそうです。

修学旅行 1

おはようございます。

早朝だからかザワついていた6年生は、出発式で喝が入り目覚めたようです。セイナンパワーを長崎で出せるでしょうか。

職員、保護者の皆様に見送られて出発しました。

車中は、ガイドさんのリードで会話が弾んでいます。その中で子どもたちは、車窓の看板を見て、

「ケーズデンキだ!」「ベスト電機だ!」

電気店の名を叫びます。

ガイドさんは、

「熊本にもあるよねー」

とツッコみ、それらの発言を冷静に回収します。さすがです。

一方では、道中の名物や名所のお話をしっかりと聞く様子もありました。

長崎に近づいています。

クラブ 活動中①

先週から始まりましたクラブ活動。今週は2回目の活動です。

今日はパソコンクラブ、なぞとき脳トレクラブ、イラスト漫画クラブ、ゲームクラブ、伝統芸能クラブ、書道クラブにお邪魔しました。

パソコンクラブは、校歌の歌詞を4分間でどれだけタイピングできるかをやっていました。一人だけ最後までタイプした強者がいました。

なぞとき脳トレクラブは、間違い探しで二枚の絵とにらめっこしていました。「最後のいっこがわかんない!」とうなっていました。

イラスト漫画クラブは皆が思い思いのイラストを描いていました。皆上手です。懐かしい漫画のキャラを描く少年がいました。わかる人はわかります。

ゲームクラブは将棋、オセロ、ウノ等様々なゲームで盛り上がっていました。そこには県トップレベルの少年棋士の姿もありました。

伝統芸能クラブは、須屋神楽を外部指導者の杉本さんのご指導いただき、真剣な雰囲気がありました。保存会メンバーの迷いのない動きもありました。さすがです。

書道クラブは、自分の名前を思い思いに太く力強く書いていました。ローマ字で書く子もいました。ごめんなさい、写真撮ってません。

次回は、別のクラブの活動模様を紹介します。

今年もお話しいただきました!

 5年生を対象にがん教育の一環として、昨年度に引き続き中原勇貴さんと西口佳佑さんをお招きしました。

 お二人とも、ビーチサッカーチームAVERDADE(アヴェルダージ)熊本BSの選手で、ビーチサッカー日本代表です。

 中原さんは、2021年に脳腫瘍グリオーマを発症され、現在も治療をしておられます。ビーチサッカーで日本一を経験されていますが、今もビーチサッカーに取り組まれ、病気の不安やハンデを背負いながらも夢を追い続ける中原さんの姿に、子どもたちはそれぞれが感じるところがあったはずです。

 また、西口さんからはビーチサッカーの魅力をお話しいただいています。お二人から、ビーチサッカーの魅力が子どもたちにも伝わったと思います。お二人とも5年生当時は、サッカー一色のサッカー少年だったということで、物事に打ち込むことの良さも伝わってきました。サッカーが上手になりたい、プロになりたいという夢が、今のお二人の魅力を作り上げているのでしょう。

 がんは怖い病気です。でも、その怖さを乗り越えてビーチサッカーに打ち込む中原さんの強さはもちろんですが、西口さんをはじめとする仲間や、ご家族など中原さんを支えている人が周りにいることも中原さんの力になっています。お互いに支え合うことの力強さを、子どもたちなりに感じて、そんな間柄になれるように関わり合っていきましょう。

今朝は長めの朝遊び

 暑い日が当然のように続いています。

 どの学校も同じかと思いますが、本校でも熱中症防止のために、「みはりん坊」を常に注視し戸外活動や体育授業の可否を検討しています。だいたい午前9時には、赤(厳重警戒 外遊び:禁止 体育:要検討)もしくは、紫(運動は原則中止)となり、子どもの運動量が不足します。その分体力の低下もあるでしょうし、ストレスも溜まるので室内のケガ等も増えます。

 そこで、職員からの発案で朝の涼しい時間に外遊びの時間を確保することにしました。天候を見ながら必要に応じて、週2回程度の朝遊び時間の延長を行います。

 今日はその朝遊びの延長日でした。昨日から子どもたちには伝えていましたが、相当喜んでいたようです。

 今朝、子どもたちが遊んでいるグラウンドに向かいましたが遠くからグラウンドに土煙が立つのが見えました。土煙が立つほど、多くの子どもたちは走り回っていたのです。