学校生活

学校生活

銀杏の樹に守られて

 8月4日、中原小の「夏休み前集会」がありました。これまた異例の時間、場所で行われました。しかし、決して突然のことではなく・・・考えての決断でした。前日はもとより、当日も朝早くからグランド整備や準備をパソコン先生が念入りにしてくれました。(^_^)いつもありがとうございます。
 朝からのボランティアの時間、朝ランが終わって、草取りをして、水分補給をした後に、全校児童が間隔をあけて整列をしました。なんということでしょう。「夏休み前集会」が始まったのです。カラーコーンがきれいに間隔を空けて並んでいる前に児童が座り、集会が始まりました。銀杏の木陰に見守られているその光景が・・・。昔は、こういう感じで集会が青空のもとあっていたのだろうなあと思いました。本来は授業が終わってから始まる集会も、熱中症対策、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策を考えての決断だったのでした。ふと空を見上げると真っ青な青空・・・。「今日も暑くなりそうだな。朝が涼しくてみんなも元気で良かったな。」と銀杏の樹も思っているのではと・・・。

みんなちがって、みんないい

 つなぐ」にこだわって・・・。昨年度まで頑張ってブログをアップされていたことを引き継いでいくことの「つなぐ」もあります。そして、この「つなぐ」は人権教育とも大きく関係しています。「いじめ」や「差別」は人と人とを引き裂くものです。しかし、人権教育は「人と人とをつなぐもの」「あたたかいもの」だと考えています。だからこそ、「つなぐ」という言葉にこだわりたいのです。

 1年生の朝顔を見ていて、ふと気づいたのです。実は、私より先に気づいた方は元気もりもりの先生です。(^_^)

 一体何に気づいたかというと・・・。1年生の朝顔の花が咲いたら、写真を撮りたいなあと思っていました。今はどういう状態かというと、最初に咲き始めた朝顔はもう実になりつつあります。先に花が咲いているころ、今か今か待っていた花が、今は花盛りなのです。同じように見えて成長の仕方も様々で、よく見ると花の色も全部違うのです。同じ色はないのです。

 人の成長も同じです。みんな成長の度合いが違うのです。だから、いろいろな成長が楽しみなわけです。みんな全く一緒だったら、一気に楽しみがなくなってしまいます。兄弟姉妹もそうです。同じ環境にいても違った性格であったり、感じ方も様々です。みんなちがうからこそ、いいのです。揃うことばかりを考えていた私は、元気もりもりの先生に気づかせていただきました。ありがとうございました。

いじめ防止スローガン

 中原小学校の玄関には、2つののぼり旗があります。「考えよう相手の気持ち その冗談、そのいじり いやな思いをさせてない? 南小国町小・中学校」

 そして、玄関ホールには「いじめのない安心できる学校 中原小学校」が貼られています。

 これらのものは、「子どもたちによるいじめ防止推進事業」に取り組んだ際につくられたものです。平成30年11月16日、南小国中学校で開催された「南小国町地域指定研究発表会」に学校代表として参加したのは、当時の6年生。発表会の様子はブログに綴られていました。その子たちも今は中学校2年生になっています。この思いをつないでいきたいと思います。これからも「いじめのない安心できる学校」をつくっていきます。

命を守る

 新型コロナウィルス感染症が世界中に広まっています。今は、誰が新型コロナウィルス感染症になっても不思議ではありません。地域や学校で発生してもおかしくありません。もし、自分や身近な人が感染したとしても、人を差別したり、誹謗中傷することではないと思います。たった1つできることは、自分の命を守りつなぐために、マスク着用、手洗い、うがいをすること、密ならないように行動することだと思います。人を差別することは命を守ることにつながらないと切に感じる今日この頃です。だからこそ、マスク着用を嫌がる子どもたちに「苦しいと思ったら、ベランダで外の空気を吸ってきてもいいから、教室ではマスクをがんばって着けよう。そして、友だちとは密にならないようにしよう。それがみんなの命を守ることだから。」と声をかけています。

全校ボランティア

業間の時間に「ボランティア」という時間があります。学校の草取りをしたり、学校近くのガードレール磨きをしたりします。この日は雨のため学校内の掃除をしました。内容は、高学年が考えるのですが、今回は「窓の溝掃除」でした。家庭科の時間に作った道具をもう一度急いで全学年分作り、みんなで掃除しました。

がんばったことを先生にほめてもらってうれしそうでした。中原小学校は、なんでもみんなでするところが素敵だなと思います。それを進めてくれる高学年のがんばりも立派です。