学校生活(令和6年度~7年度)
一生懸命走り抜いた持久走大会
1月23日に持久走大会を行いました。体力テストで、持久力に課題がありましたので、事前に体育や業間の時間を活用して、持久力を高める取組を進めてきました。自分の目標に向かって精一杯取り組む姿がそこにはありました。中には、数か月前から計画的に練習を重ねていた子どもたちもいたようです。当日は、すべての子どもたちの一生懸命さが光り輝いていました。
「今どきの若いもんは・・・」について考える
「今どき(最近)の若いもんは・・・」という決まり文句で、年配の人が若い人たちを批判することが多いものです。私もついつい、このフレーズを発してしまいます。自分自身もそう言われてきたことを忘れてしまっています。
そもそも、「今どきの若いもんは・・・」という言葉は、古くから使われてきた言葉だそうです。紀元前2000年頃のヒッタイト王国(現在のトルコあたり)の粘土板で作られた書簡に「最近の若い者は・・」といった現状を嘆く言葉が書かれてあるそうです。同様に、エジプトで発掘された紀元前2000年の遺跡の壁にも、1200年以上前に建てられた法隆寺の塔にも書かれていたそうです。つまり、いつの世においても年長者にとっては若者はよく理解できない存在のようです。
なぜ、こうしたことを記事にしているかというと、先日、私が教諭として最後に担任した子どもたちが成人式を迎え、「成人を祝う会」に足を運び、久しぶりに懐かしい顔を見ながら話すことができたからです。
そこには、一人一人が自分の夢や進路をしっかり持ち、新たなステージで頑張っている(これから頑張ろうとしている)姿がありました。希望に燃え、現実を見定め、自分の頭で考え、自分の足で立ち、新たな道を歩み始めている。そして少年の頃の優しさや温もりや朗らかさはそのままに持ち続けている様を見て、「今どきの若いもんは・・すばらしい!」と心から感じたのです。「この子たちが、歴史の新しいページを開いていくことだろう!これからの日本そして世界を築いてくれるだろう!」と強く思えたのです。
そんなすてきな若者たちの育ちを、すぐ側で見守ることができる幸せを感じるとともに、校長として、この南小の子どもたちの未来を育てる喜びと責任を感じているところです。10年後20年後の姿を見通して、現在を大切にしていきます。
金融教育を行いました!
先日、5・6年生を対象に、地域学校協働活動として金融教育を行いました。私も含めて古い世代は、「お金」のことはしっかりと学んできておらず、生活設計力は高いかと言われれば・・・。ましてや、世の中には、どうにかしてお金をだまし取ろうとする悪行も蔓延っている現実があります。
そこで、お金のことに興味を持ち、これから先の人生を計画的に設計していく力を培う必要があります。それが金融教育です。
今回は、肥後銀行さんにゲストティーチャーとしてお越しいただき、楽しい参加型の授業をしてもらいました。
お金を計画的に貯めるワークショップや、1億円の札束を抱えてみたりと、楽しみながら学ぶことができました。
教育長による特別授業~愛を込めた「夢」授業~
9日に、二殿教育長による特別授業が6年生対象に行われました。
二殿教育長ご自身が、南アフリカ共和国の日本人学校時代に、世界の国々を訪れ、そこで見たり感じたりされたことをもとに、「国際理解」「夢実現」「幸せ追求」という内容で、子どもたちに直接語りかけられました。
子どもたちは、「えっ~!」「うわっ!」「本当だ~!」「スゲ~!」などと驚きながら、世界の様子に興味を示すとともに、夢を持ち、その実現のために邁進することや、簡単ではない道のりを乗り越え「幸せ」を追い求めることの価値について考えていました。
子どもたちの前に立ち続けられる教育長のお姿を拝見して、改めて校長として、菊陽町教育の理念、教育目標、教育大綱、学校教育努力目標、取組の重点を読み込み、その崇高な志の実現に向けて力を尽くすことができる幸せを感じたところです。
冬探検ができました!
10日の朝は、寒気の影響で運動場やグリーンパークなどが一面うっすらとした雪で真っ白に。そんなに積もってはいなかったのですが、子どもたちには嬉しく楽しい朝となりました。登校中に雪玉を固めながら歩いてきていました。
ちょうど、朝の活動は「タブレットタイム」でしたので、1・2年生は外にタブレットを持って、冬探検を行っていました。
池の水や水道の蛇口から垂れる水が凍っているのを見つけたり、霜柱を自分の足で踏んで、その音と感触を楽しんだりしていました。
「うわ~こおってる!」「ザクザクする音がすき!」と言いながら、五感を使って冬を感じ、タブレットで写真を撮っていました。
新年(後期後半)を始めるにあたって~発気用意~
後期後半始まりの会あいさつ(R7.1.8)
明けましておめでとうございます。
冬休み前に、家族のために自分の力を使うようにそうじや片付けなど、自分にできることでお手伝いを頑張るようにとお話ししましたが、みなさんできましたか?
冬休みに事故や大きな病気などもなく、今日、みなさんが元気に登校してくれたことが本当にうれしくてたまりません。
さて、11月にお相撲さんの藤青雲関が来られました。力強くてやさしい人でしたね。
今日は相撲つながりでお話をしてみようと思います。
この写真で、お相撲さんとは違う人が一人写っています。この人です。「行司」という人です。お相撲の審判みたいな人です。さて、行司さんは、何て言っているでしょうか?
「はっきようい」とか「はっけようい」「のこった」と言っていますね。
これを漢字で書くと「発気用意」となります。
これは、「発気揚揚」(はっきようよう)という言葉や、「不発気不生力(気を発せずんば力生ぜず) 不用意不成技(意を用いずんば技ならず)」という言葉から来ていて、簡単に言うと、「発気用意」は、「気持ちを高めて全力で勝負しなさい」と言っているのです。また、「満身の気力を出さないと自分の力が発揮できない。同時に心と頭を使わないと技は上達しない。だから体中の気力を出して、よく考えて工夫して勝負しなさい」ということを意味しています。
「残った」は、まだ勝負がついていないということです。
このことは、なにも相撲に限ったことではなく、他のことにも通じるものです。スポーツをする時はもちろんですが、勉強をする時や仕事をする時にも、物事を成功、実現するためには、二つのことが大切です。
「今度からがんばる」というゆるい気持ちじゃなくて、一つ目は、必ずやり抜くという強い気持ちを持って行動すること、二つ目は、「計画や作戦」をしっかり考えて取り組むことが大切です。
皆さんが新しい年、そして後期後半の学校生活を迎えるにあたって立てた目標への取組は、まだ始まったばかりか、これから始まるところです。
日々の地道な積み重ねこそが目標達成への近道です。一日一日を大切にして、三日坊主とならないように!
最後に、正月にテレビで駅伝大会の様子を観ていて、タスキをつなぐことのすばらしさを感じました。
6年生は南小リーダーのタスキを5年生にしっかりつないでください。5年生は、そのタスキをしっかり受け取り、今まで以上にリーダーになることを自覚した、しっかりとした姿を見せてください。真のリーダーになるための準備をさらに始めてください。
期待しています。
これで校長先生のお話を終わります。
明けましておめでとうございます。
新年、明けましておめでとうございます。昨年は、本校の教育にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで、子どもたちの育ちを支援することに力を注ぐことができました。今年も、職員一同、子どもたちの健やかな成長のために力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
聞き方名人と発表名人を紹介しました!
冬休みを前に本日集会を行いました。そこで、「聞き方名人」と「発表名人」を紹介しました。
まず、聞き方名人は、4年生の大場くるみさんです。集会で私(校長)の話を聞くときも、教室で先生や友達の話を聞くときも、いつもニコニコして、素敵な笑顔で聞いています。『うんうん』とうなずきながら聞いています。『あぁ、くるみさんは、人の発表を勇気づけ助ける、心があったかい人なんだなぁ』と感じるのです。
次に発表名人です。一人目は、4年生の元村真子さんです。真子さんの「はいっ」という声は大きく、手も真っ直ぐ伸びています。指先までピンと力を入れて真っ直ぐ伸ばしています。先日も授業を観ていて、彼女の「はいっ」という声の大きさにびっくりして、私はイスから転げ落ちそうになった程でした。その姿から一生懸命さがビンビン伝わってきます。一生懸命って、本当にかっこいいですよね。
二人目は、5年生の西鶴夢花さんです。夢花さんは、自分でも「発表をしない人」と言う状況でした。それでも、授業のふりかえりシートに「発表を頑張りたい」と書いていました。次の日、様子を観に行くと、その思いをしっかり実行して、見事に発表していく姿がありました。夢花さんは、自分の意思で、自分を変えていったのです。一歩一歩自分が成長することをがんばっていたのです。だからこそ発表名人なのです。
今日、紹介できたのは3人ですが、南小のみんなが頑張っていました。成長してくれたことを担任から聞いています。みんな、本当によく頑張ってくれました。
サウスくんデイ~逃走中南小バージョン~
子どもたちの縦割り自主活動であるサウスくんデイ。今回は子どもたちの発案・計画により、テレビでお馴染みの鬼ごっこである「逃走中」をして楽しむことに。今回のハンター(鬼)は先生たち。日頃やさしい先生たちが、ハンターに変身して、ものすごい形相で子どもたちを追いかけました。子どもたちはつかまらないようにキャーキャー言いながら一生懸命に走り回り、上手に逃げ切っていました。
ほのぼのとする光景が南小の運動場いっぱいに広がっていました。
思いが込められた素敵な門松
南ba小会(学校運営協議会)の皆様(冨永センター長様、川口区長様、小牧区長様)が、南小の子どもたちのために、とても立派な門松を飾ってくださいました。
竹は真っ直ぐ曲がらずに成長することや嵐の中でも折れないたたずまいから、誠実な心や強い志の象徴だそうです。
子どもたちの健やかな成長を願うお気持ちが込められている素敵な門松です。
誠にありがとうございました。
卒業証書制作のための「にんじん事前学習」
今年度の卒業式では、町の特産品であるにんじんを使って、自分たちで紙を漉いて制作した卒業証書を手にしてもらいます。そのために、にんじんのことや、ふるさと菊陽町のことを学習してもらいます。
先日は、地域の二ノ文様の畑を訪れ、にんじんの収穫体験をしたり、にんじんスティックを生で食べさせていただいたりした後、場所をさんふれあに移し、施設見学や、町の野菜を使った「にんじんだご汁」等をいただいたり、「にんじんジュース」を飲ませていただいたりしました。
菊陽町だからこそできることに取り組み、ふるさとを誇りに思う心を育てていきます。
授業参観、学級懇談会そして家庭教育学級(保護者向け水俣病啓発事業)
12月13日(金)に行いました授業参観・学級懇談会には、多くの保護者の方々や学校運営協議会の皆様にお越しいただくことができました。新しい学年になって約8か月経った子どもたちの姿をご覧いただくことができましたでしょうか。
当日は、PTA家庭教育学級として、県の「保護者に向 けた水俣病啓発事業」を活用した講話を実施しましたところ、これもまた会場いっぱいにご参加いただくことができました。
水俣病資料館語り部である吉永理巳子さんのお話は、聴く者の心をとらえて、離すことがありませんでした。父親の発病と一家の被害、水俣病患者家族を蔑視していた自分、ふるさとである水俣を隠し続けた自分、水俣病や自分自身の在り方を見つめることになったきっかけ、そして何を子どもたちやその保護者に伝えたいのかというお話でした。
今年度の学校経営の基調として「『自分が好き』『この学校が好き』と言える学校、そして、展望をつかみ、しなやかに生き抜く子どもを育てる菊陽南小にする」と掲げております。そこの「生き抜く」という言葉がぴったりと重なったお話でした。
菊陽町人権子ども集会
12月7日(土)に菊陽中学校で開かれた「部落差別をはじめあらゆる差別をなくす第40回菊陽町人権子ども集会」に参加しました。菊陽町の小中学校が集まり、人権について考えたことをステージや作品を通して発表しました。本校は本年度ステージ発表を行いました。人権委員会の子どもたちが、「菊陽南小学校の人権を大切にする取り組み」というテーマで、平和集会やみなみっ子集会で人権について全校児童で考えたことや各委員会発信の取り組みについて発表しました。
どの学校からの発表もすばらしかったし、それに対しての参加者からの「返し」も自分と重ねて考えてあり、菊陽町の子どもたちの熱と未来を感じました。
藤青雲関が南小にやってきた!
11月27日(水)に、熊本市出身で、藤島部屋所属の十両である藤青雲(ふじせいうん)関が来校してくださいました。藤青雲関の主な成績は、通算成績110勝55敗29休(23場所)。最多連勝記録は21連勝で、序の口(優勝)、序二段、三段目(優勝)と3場所連続7戦全勝。今年の5月場所では幕下優勝を飾られています。
途中、左膝前十字靭帯の負傷により手術・リハビリを経て、番付を下げた復帰の場所で7戦全勝で三段目優勝、次いで幕下優勝をされ、十両復帰を遂げられた方です。
今回、町長・教育長のお計らいで、本校と同じ小規模校である河内小学校出身ということもあり、本校児童との交流が実現できました。実際にお話をすると、その優しく誠実なお人柄がよくわかりました。身長185cm、体重139kgと力士の中では小柄な体格。「自分より大きな相手と取り組むときは怖くてたまらない」とおっしゃっていました。ケガや恐怖心、様々な思いと闘いながら、そして苦難を乗り越えて前を向きながら活躍されている方との出会いは、子どもたちにとって今後大きな意味をもってくることでしょう。本当の「強さ」について考えさせてくれる存在です。
練習の成果を発揮した鼻ぐり井手祭
11月17日(日)に開催された「鼻ぐり井手祭」。そこで、南小の子どもたちが活躍する場を提供していただきました。
馬場楠の獅子舞は荘厳かつ華麗で、歴史の重みを感じさせてくれました。ステージの正面で鑑賞していた子どもたちに、迫力ある獅子舞の洗礼もあり、びっくりしていた子もいました。
次に、3・4年生による音楽劇。鼻ぐり井手ができるまでの様子を劇と音楽で立派に表現していました。3・4年生は、「ボランティアガイド養成講座」を受けて、この日のために9月から練習を重ねていました。毎日、音楽室で自主練習をしていた子どもたち。その成果が見事に発揮されたひと時でした。
最後に5・6年生によるボランティアガイド。訪れた大人の方々に、鼻ぐり井手の歴史や魅力を堂々と説明することができました。
ふるさとのことを誇りに思う子どもたちが立派に育っています。
大成功に終わった研究発表会
11月14日(木)に、本校の研究発表会を開催しました。これまで、小規模校の弱みを強みに転換することを土台に据え、子どもたちが学ぶことの楽しさを実感できる授業づくりに努めてまいりました。当日は、約300名の参観があり、多くの方々に本校のすばらしさを感じてもらうことができたと感じています。
参観者からは、「子どもたちが真剣に課題(問題)と向き合い、一生懸命に考えたり、意見を交流させたりする姿に感動した」というありがたいご意見をたくさんいただきました。また、本校が「保護者や地域の方々に愛されているからこそ見られる子どもの成長の姿」と称賛いただいたご意見も大変うれしく感じたところです。
校長挨拶の中で、みなさんにたくさん寄せていただいた花々の話をして自慢してしまいました。美しい花々に囲まれて研究発表会を迎えることができましたことに深く感謝申し上げます。また、PTAの方々には、当日の運営のお手伝いをしていただき、誠にありがとうございました。当日の校長挨拶を別面に載せておきます。
お花をお寄せいただき、ありがとうございます。
昨日発行した学校便りで、「花をお寄せください」とお願いしたところ、早速、今朝、きれいな花をたくさん届けていただきました。
すぐに、花瓶にさして、教室に配付いたしました。
このように、本校の「花いっぱい運動」及び「研究発表会」に、ご理解とご支援を賜り、感謝の思いでいっぱいです。誠にありがとうございます。
寄贈いただきました。ありがとうございます。
菊陽町の地元企業ピカッシュ様より、除菌・抗菌ができる機器を寄贈していただきました。早速、各学級で活用させていただいています。
また、熊本善意銀行様より、車椅子1台を寄贈していただきました。
多くの方に支えられていることに深く感謝申し上げます。
見学旅行に行きました
1~4年生が見学旅行に行きました。学校の中だけでは学ぶことができないことを、バスに乗って外へ出かけ、実際に自分の目や耳、肌で感じながら、その学びを深めるための学習です。動物や様々な仕事を頑張っている人との出会いがありました。
秋の大収穫~芋ほり体験活動~
PTA副会長の東様にずっとお世話になっているグリーンパークで、芋ほりを行いました。1年と6年、2年と5年、3年と4年の縦割りの組み合わせで、力を合わせて芋を収穫しました。土をいじる、作物を手にするという体験は、人が生きていくうえでの根幹であり、子どもが成長していくうえで貴重な経験となります。
子どもたちは、この体験した感動と喜びを、いくつになっても「思い出」として持ち続けることでしょう。