せせらぎの人(学校生活)

せせらぎの人

たくさん食べよう!納豆・豆腐!

 先週のことになりますが、リモートで丸美屋さんの納豆工場と豆腐工場の見学をさせていただきました!

 

 今年は直接行くことはできませんでしたが、ズームを使って、資料や動画を使いながら丁寧に説明してくださったり、子どもたちの質問にも一人一人答えてくださったりと、丸美屋さんのご協力のおかげでとても有意義な時間となりました。

 また、豆腐を作るときに使われる「にがり」を味見するという貴重な体験もさせていただきました。「苦汁」と書いて「にがり」ですが、まあそんなに言うほどではないだろうと言いながら、一滴だけ味見…

「にっっが!!!」

 想像以上でした。

 

 いろいろな話を聞いて、「もっと納豆と豆腐を食べるー!」と言っていた子どもたち。わたしも、お話を聞いたその日から、おいしい納豆の食べ方を実践しました!

 

 丸美屋の皆様、子どもたちのために貴重なお話・体験を本当にありがとうございました!

ズームによる児童集会

 熊本県独自の緊急事態宣言下、学校の教育活動にもさまざまな影響を与えています。その一つが、大人数を集めて行う集会活動です。これまで行ってきた音楽室では狭すぎるし、体育館では寒すぎるし、妙案が浮かびません。

 本日22日(金)の朝の活動は、健康委員会の発表による児童集会を行うことが決定していました。そこで、開催場所の問題をドラマチックに解決したのが採用3年目の養護教諭。21日(木)の土壇場で、ズームによる開催を思い立ちました。家庭科室からの中継を各教室に繋ぐ方法で、子どもたちはそれぞれの教室のテレビモニターで視聴しました。

 今回の集会は、給食週間に伴い、毎日給食を作ってくださる先生方への感謝の気持ちを表すお手紙渡しと給食をとおした食に関する啓発を行う内容でした。

 全児童の手紙を代表から手渡されると、どの先生方も大変嬉しそうな表情を浮かべておられました。次に寸劇やクイズを取り入れた食に関する啓発。どの教室をのぞいても画面を見ながら楽しそうに学んでいる姿を見ることができました。

 この日のために、発表内容を検討し、練習を続けてきた健康委員会の子どもたちは、急遽ズームによる発表へと変更されたことによって大変緊張したようです。しかし、発表が終わると無事やり終えたという充実感からか歓声が沸き起こっていました。

 困難な中にあっても、ちょっとしたアイデアと行動で、子どもたちの喜びにかえることがわかりました。どんな時でも柔軟な発想が必要ですね。

先生紹介

 4年生担任、高木教諭が出産のためお休みをとっていますが、その後任が決まり、18日から勤務開始となりました。

 お名前は、田上民男先生です。玉名市在住で、福岡県内の中学校で勤務されていました。定年退職後は、玉名市の学校等で非常勤講師などをしておられました。

 本校では、理科、算数、社会などを教えていただきます。

 趣味はドライブや映画鑑賞など、自宅では稲作のほか、レンコン栽培などにも取り組んでおられるそうです。

 早く学校の雰囲気にも慣れ、子どもたちと充実した毎日を過ごしていただけるものと思います。

叶うリボンづくり

 6年生を中心に児童会が行った「叶うリボン」づくりが、PTA活動に発展し、この冬休みに希望家族に対して作成を依頼しました。

 2,000個を目標としておりましたが、応募が2,300個を超え、結局、紐の在庫不足で、6年生にはしばらく遠慮してもらっています。1年生から5年生までが作ったリボンが、1,300個ほど集まりました。中には、紐をわざわざ購入して作っていただいた家庭もありました。多くの皆様のご協力に感謝します。

 なお、新しい紐が届き次第、6年生希望家庭に配付します。

 また、前回申し込みそびれていたご家庭も、在庫の範囲で追加申し込みを受け付けます。希望がある場合は、連絡帳などでお申し込みください。

 新型コロナウイルス感染症の感染が広がりを見せています。子どもたちの思いを鹿北町内にとどまらず、より広い地域へ届けられたらと願っています。

ハイどうぞ。ありがとう。

 2年生は、担任の先生が本日人間ドック。そのため、朝の活動と1校時に代替者として学級に入りました。

 健康チェックと宿題提出を終えると、みんなサッと着替えて朝のランニングに出かけました。体も心もポッカポカに温かくなって教室に戻ると、今度は漢字の小テスト。問題を配っているとぼそぼそと何かが聞こえてきます。振り返りよく聞いてみると、問題を後ろの席の子に配る時、「ハイどうぞ。」と声をかけているのです。するともらった子たちも「ありがとう。」と返します。「ハイどうぞ。」「ありがとう。」「ハイどうぞ。」「ありがとう。」と小さなこだまとなって教室内に広がっていきます。 

 「先生、君たちのいいところを見つけたよ。何でしょう?」                     「何が?」「あいさつが上手なこと?」「着替えるのが早いこと?」口々に答えが返ってきます。

「それはね、プリントを配る時に、お友達にやさしく声をかけていること。そして、きちんとお礼を言えていることだよ。」子どもたちは、みな「??・・」。ポカーンとしていました。

 子どもたちにとっては、毎日繰り返されるごく当たり前の行為なのかもしれません。それを「君たちのいいところ」と褒められてもピンとこないのでしょう。私たちは「支持的風土のある学級づくり」を第一に目指します。その集団に身を置いても何の心配もいらない、みんなが信頼し合って安心して過ごせる学級とでも言えばよいでしょうか。そんな学級づくりを支えているのが、何気ない子どもたちのちょっとした気遣いによる言葉です。

 「ハイどうぞ。」「ありがとう。」当たり前のように思える言葉かけを、当たり前のようにできることが、元気のいいあいさつやサッと着替えて運動場に飛び出していくやる気の源になっているように思えます。