日誌

学校行事・PTA行事の様子

最後の卒業証書授与式

3月に入り休校が続くなか、3月19日、稲田小学校最後となる卒業証書授与式を行いました。新型コロナウィルスの影響で、開催自体が危ぶまれましたが、卒業生、保護者、職員、告示者のみで実施となりました。マスク着用の義務があり、別れの言葉を述べる卒業生もつらそうでしたが、入学してからの各担任の先生の思い出や、中学生になるにあたっての決意、さらにはふるさと稲田への思いを一生懸命伝えてくれました。
 多人数が集まれないなか、6年生を半分ずつにわけて練習を積み重ねました。通しての練習は前日1回のみでしたが、そうとは思えない証書授与等での堂々とした態度や思いの詰まった内容に、17名の6年生と担任の岡崎教諭の卒業式を成功させたいという思いを感じるとともに、稲田小学校最後の卒業生としての6年生の成長をとてもうれしく思いました。
 在校生は当日参加ができないため、各学年2つに分けての時間差での登校日にお別れのビデオメッセージをつくり、式中スクリーンに映し出し、自宅から感謝と応援をこめて別れを惜しみました。
 卒業生には例年の形の式ができず心苦しいところもありましたが、「逆境のときでも希望や夢を」と子どもたちにメッセージをくださった蒲島熊本県知事の思いを受け取り、実践してくれた気がします。卒業前のひと月が休校になったことは大変心残りでしたが、この困難を乗り越え立派な卒業式を自らつくったことで、より絆が強くなったのではないかと思います。卒業後いつまでも17名のつながりが続くこと、永く稲田小学校、そして稲田のことを語り継いでほしいと願います。卒業生の限りない成長を祈ります。卒業、おめでとう。

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