学校生活2024
授業をつくる
朝の登校風景です。
少し雨模様が心配されます。
子どもたちのステキなあいさつに癒やされます。
K様、いつも登校のサポートもありがとうございます。
6年生の朝のボランティア、ありがとうございます。
がんばっていますね、続けること、すごく大切です。
学校をきれいにしてくれて、ありがとうございます。
朝活は縦割り班遊びでした。
この規模の学校で縦割り班活動を実施している、とてもすばらしいことだと思います。
先生たちのサポートあってこそです。
6年生のリーダーシップあってこそです。
授業のようすです。
今日は1-5時間目、研究授業です。それぞれの先生とクラスの子どもたち、すばらしいがんばりでした。本日は教師サイドからの授業の様子の紹介です。ご了解ください。
まずは4年道徳「花さき山」です。
①「人の心を美しいと思ったことはありますか」という問いで始まりました。
②先生も話を聞かせて上手だし、子どもたちも話をしっかり聞く信頼関係ができていました。
③シンプルですが、指示をしてそれを実行する、これがとても大切で、それができていると授業が円滑に進みます。
④子どもたちの学びのようすを丁寧にまわってサポートしていました。
⑤相互指名の発表でも話者に体を向けて話を聞くことができていました。日々の積み重ねです。
⑥またノイズがない(必要のないことを勝手に話したりしない)ので授業がスムーズに進みます。
⑦先生と子どもの言葉のやりとりが丁寧です。
⑧子どもの発表を日ごとから大切にしていることがうかがえました。
2時間目、自立活動「友だちと会話を楽しむには」の学習です。
①終始、とても丁寧なサポートでした。
②子どもとのやりとりで授業をつくっていくスタイルが子どもに安心感と主体性を持たせます。
③子どもがつぶやく言葉を丁寧に紡いで展開していきます。
④シチュエーショントークは3種類用意されていました。自分で選んで活動する、自己決定の手順を踏んだ展開でした。
⑤随時振り返りながら学習活動を確認していく作業も子どもの目線に立っています。
⑥演習の場面もスライドショーを使って一人で学習ができるよう準備されていました。
⑦子どもたちを優しさで包んだ授業でした。
⑧関係ができているから引っ張れる、またそれを使って上手に授業をリードすることができていました。
⑨応援の声かけも温かいものでした。
3時間目、1年国語「くじらぐも」です。
①シラバスで学習の流れを子どもたちにも理解させる、丁寧な配慮です。
②「さすがです」とさりげなく賞賛の声をはさむことで子どもたちのやる気を向上させます。
③指示をするとすぐ、子どもたちの活動のようすをつぶさに見て、賞賛の声を入れます。
④課題を子どもたちと紡いでいきます。子どもたちが学びの主体となります。
⑤めあてを書くときも、子どもたちの作業のスピードに合わせコントロールしています。
⑥タブレットの起動、「うまくいかない人は立ってください」と声をかけます。先生は効率的にサポートにまわることができます。
⑦学び合いの時も「タブレットを両手で持ってください」と指示しました。高価なタブレットです。この配慮はすごく大切です。
⑧タイマーが鳴るとすぐ活動をやめます。ベルが鳴るとすぐ活動をやめます。切り替えの早さが学習効率を高めます。
⑨音読をする際も工夫を「動き」「声の大きさ」「声の高さ」「セリフ」とリストアップしました。学習活動と評価の観点が共有できます。
⑩「タブレットを引き出しにしまいましょう」という指示で学習ツールは教科書へと移りました。タブレットの扱いを学ぶ点でも有効です。
1年生の成長をまばゆく思いました。先生と子どもたちがこれまで紡いできた時間をあらためて思いました。
4時間目、6年道徳「言葉のおくりもの(友情・信頼)」です。
①授業開始前、「◯◯先生が来てくださったよ」と担任の先生がつぶやきます。さりげないコメントだけど、リスペクトそして子どもたちのモチベーションが上がります。緊張のムードは感謝のムードでと変わります。
②チャイムが鳴るといきなり集中のスイッチが入りました。先生の「始めるよ」の指示はありません。これが毎時間続けられるとそれは習慣となります。
③冒頭に友情についてのアンケートを提示しました。その際先生はさりげなくアンケートに見えるギャップを指摘し、本時のテーマへと誘います。これが本時の価値の布石となります。
④範読は自作のコメントが随時スライドに提示されるものでした。読みの深化が進みます。ナイスです。
⑤「さすが」「いいぞ」がんばってるねえ」と賞賛の声が随時聞こえてきます。ステキな意欲づけです。
⑥心情ハートで度合いを確認します。「そういうしかない」この「しかない」に着目させるのステキです。価値の葛藤はここですね。
⑦「交流シール活用」「交流時の書き足しを賞賛」で、交流に価値づけをします。
おっと、先生たち同士も授業についてのグループトーク展開中、いいですね。
⑧相互指名が滞ったときの「推薦します」がとても有効です。
⑨交流を経て子どもたちから出てくる言葉の種類が増えます。これこそ有効な交流であったことの証です。
⑩カテゴリにフレームをつけていく作業もとてもいいですね。価値の見える化です。
⑪「一人一人の良さを知ったらどんなクラスになるのかなあ?」今後に展望を持たせる有効なつぶやきです。クリティカルヒットです。
卒業に向けて5ヶ月の道しるべとなる授業でした。
振り返りはタブレット。
授業の合間に見つけたワンシーンです。
昨日の音楽会のがんばりをねぎらうメッセージステキですね。朝来てこのメッセージを見た子どもたちの心の高まりを想像するとステキだなあと思います。
また校長室に聞こえてきた、「教頭先生どうしたんですか?」という教頭先生を気遣う子どもの声。「こんにちは」とあいさつに留まらず次の一声が出てくるのはステキなコミュニケーション能力です。心遣いもうれしいですね。
また校長室に聞こえてきた、「今日はありがとうございました」という研究授業を参観してくれた先生に対するお礼の言葉、こういうさりげないコミュニケーションが職場をよくしてくれています。
午後です。
3年算数「何倍でしょう」
まず始まった復習タイム、タブレット上に提示された既習問題に挑戦します。
①ノイズのない、学習に向かう静寂の保障がされた空間、大切です。
②「2分ね」「3分ね」と時間を設定します。タイムコントロールができるようになると学習効率は向上します。
③子どものタブレットに送付された復習タイムはさりげなく本時の布石、答え合わせの入念なテープ図等の確認が次に生きます。
④かけ算なのかわり算なのか子どもたちをこの先ずっと悩ませるカテゴリです。「もとにする大きさ」をしっかり押さえておくことがすごく大切です。先生は「もとにする大きさ」と言うキーワードを子どもたちに強く印象づけました。今日の授業の核心だからです。
⑤他の先生もですがペアトークを多用します。ペアトークの良さの一つはケアレスミスの早期発見です。隣と話すことで「あっここ違ってた」と早めに気づきその後の学習の展開が効率的になります。
⑥最初に送付された復習タイムのシートには随時ヒントカードであるとか、良いまとめ方をしている子どものノートの画像が追加されていきます。これを閲覧しながら子どもたちは自分の学びを深めています。提示データの更新の発想は興味深いですね。
⑦子どもたちは席を離れ、いろいろな友だちと交流し学びを深めていますが、そこにノイズ(不要なおしゃべり)がなく、効率的に展開しています。
⑧さらに学びを発展させようという子どもたちは1カ所に集めて先生からのアプローチがあります。そのアプローチをもとに子どもたち同士で学びが展開しています。
⑨「なぜ5倍じゃないの?」と先生は問いかけることで、子どもたちは今までの学びにエラーがなかったか確認することになりました。すんなりいきそうなところに波風を立てることで学びが深まります。いわゆるGAPの発問です。
算数の学び自体を楽しむアメージングな世界ってステキですね。
今日のタイトル「授業をつくる」
先生たちが子どもたちのためにがんばります。
先生たちが子どもたちのために授業をつくります。
先生たちが授業をつくる、ということも変わっていきます。授業は先生たちと子どもたちがつくります。ゆくゆくは提示されなくても子どもたちが自ら疑問を見つけ、課題を見つけ、どうやったら解決できるか、自分たちで学び方を考えていけるようなことになっていくと思います。私たちは子どもたちが学び方を身につけるためのサポートをすることが大切な役割となっていく未来・・・。
もうすぐ59歳は日々カルチャーショック・・・。
以上、校長、木村でした。
今日も最後まで観ていただきありがとうございました。