美里町立励徳小学校
2025年12月の記事一覧
避難訓練実施
12月11日(木)
今日は、火災避難訓練が実施されました。
子どもたちには、今日実施することは伝え、時間については伝えないで実施することにしていました。
まずは、火災発生から消防署に通報、校内放送するまでは、職員の訓練となります。
事務の先生が出張だったこともあり、教頭先生が、大活躍。
給食室から出火との知らせが入るとすぐに消火器をもって給食室へ走り、消火が無理とわかるとすぐに職員室に引き返し、校内放送で避難を呼びかける。その間に、教員業務支援員が消防署へ通報。計画通りのスムーズな連携で子どもたちの避難につなげることができました。
宇城消防署美里分署から5人の隊員の方に来ていただき、避難の様子を見ていただきアドバイスをいただきました。また、消火器の使い方を教えてもらい、実際に使い方を試しました。
子どもたちは、昨年度の訓練の時に教えていただいた「ピ・ノ・キ・オ」を思い出したようです。
ピノキオのピは・・・ピンを抜く
ピノキオのノは・・・ノズルを火元へ
ピノキオのキは・・・距離に注意(火元から5メートルくらいのところから)
となるのですが、子どもたちから出た「キ」は、「気合」でした。
これには、消防隊員の方から、確かにそれが一番大事かもと・・・
ピノキオのオは・・・押す
でした。
左は低学年、右は高学年。
やはり上級生になるほど手際よく的に当てることができるようでした。
その後、救急車の中を見学させてもらったり、消防車の作りについての質問に答えていただいたり。
子どもたちの中には、消火作業の時に着用する服やヘルメットを身につけさせてもらい、重さや厚さを実感することで、消火活動をすることの大変さや危険と隣り合わせでの活動であることを少し実感できたのではないかと思います。
最近は、山火事が発生したというニュースをよく耳にします。
励徳小も山々に囲まれていますから、他人ごとではありません。
まずは、火事を起こさないこと自分の命を第一に考えて逃げることを子どもたちと確認したいと思います。
美里分署の皆さん、大変ありがとうございました。
図書室の前に
12月10日(水)
今日は、○○の日というのがありますが、私が、今日は何の日か知るのは図書室の前を通った時です。
今日は、世界人権デーでした。
これは、司書の先生が、毎日、手書きで書いて掲示してくださっています。
そして、それに関連する本も添えてあります。
子どもたち、ちゃんと見てるかな?
今年最後のとくとく算数
12月10日(水)
今日は、令和7年最後のとくとく算数でした。
早めに到着されたボランティアの方々とのお話が、私のひそかな楽しみとなっています。
今日は、緑川ができる前のことや今の運動場ができる前のこと、県のPTA大会を宇城で開催した時にご苦労されたこと等。短い時間ではありますが、励徳小を知るうえで貴重な時間です。
今年も大変お世話になりました。
令和8年もどうぞよろしくお願いいたします。
着々と
12月10日(水)
12月12日(金)は、交流会・持久走大会・餅つき大会が計画されています。
交流会では、富神(ともち)ネットの方、熊大映画研究会の皆さん、その他地域の方と子どもたちとでお話をします。その後、全児童で取り組んでいる太鼓の演奏を聞いていただきます。
終わったら、持久走大会。
最後は、みんなで餅つき大会
となります。
ということで、子どもたちは、持久走を頑張り、太鼓を頑張り、交流会でどんなことを話すかを考えとフルで12日に備えています。
その中で、今日は、5,6年生が、もち米を洗ってくれました。
「先生、手の感覚がありません。水が冷たくて・・・」
と言いながらも一生懸命もち米を洗う5.6年生でした。
中には、
「私は、いつも家でお米を洗っているから。お正月とかいとことかがいっぱい来るから大変なんです。」
と普段のお手伝いの様子を話してくれる子もいて、通常の授業では見られない子どもたちの様子が見られました。
餅つきの時には、地域の方を中心に豚汁を作っていただけることになっているのですが、材料や分量について話をしていると、
「な~ん、野菜は、家で作っとる。持ってくるけん買わんでよかよ。」
という言葉に甘えさせていただくことに。
すると、早速、ご自宅でとれた白菜や大根、ネギ、干しシイタケをたくさん持ってきてくださいました。
ありがたいです。
午後からは、太鼓の演奏のリハーサルが・・・。
1,2年生の演奏は、今回が初めてと同じですので、これまでよりにぎやかに演奏をすることができます。
低学年の演奏を見守る中・高学年の子どもたち。温かいです。
2学期最後の大きな行事に向けて学校をあげて、いや、地域をあげて準備中です。
やまびこ返ってきたかな?
12月9日(火)
今日も朝から冷えました。
朝から登校坂の下で子どもたちの登校の様子を見ていたら、いつも挨拶を交わすゴミ収集車の方が、
「先生、寒かけん、ちゃんと着とかなんですよ。」
と声をかけてくださいました。
ジャケットは着ていましたが、防寒着を着ていなかった私を心配してくださったようです。
ありがたいです。
さて、そんな寒さ残る1時間目。
1年生2人が外に出ていこうとしていました。
どうしたのか尋ねると、
国語で勉強している「おとうとねずみチロ」になりきって運動場で
「おばあちゃ~ん」
「あ・り・が・と・う」
と叫びに行くというではありませんか。
もちろん、私もついていきました。
運動場の端っこにあるちょっとした盛り土の上に登って
「あばあちゃ~ん」
「あ・り・が・と・う」
力が入りすぎて最後はしゃがみ込んでしまいました。
チロのように山の向こうに向かって
だんだん、家族の名前や先生たちの名前を叫んでみたり。
ちょっとはねかえる山が遠かったのか、やまびこまではいきませんでしたが、いろいろなところに反響してかすかに返ってきた音に耳を傾ける二人でした。
一通り叫び終わって教室に戻りながら、
「ところで、りっちゃんのサラダは作った?」
と聞いてみると、
「妹の誕生日の日に家族と一緒に作ったよ。」
と教えてくれました。
澄み切った空気の中を二人のかわいらしい声が、私にはどこまでもこだまして励徳校区中に響き渡ったと感じました。