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カテゴリ:校長のつぶやき

お盆明け

お盆が過ぎ、久しぶりに出勤しました。

2日間の閉庁を含めわずか5日間のお休みでしたが、泰山木の周りにはかなりの落ち葉が散っていました・・・

相変わらずけたたましい蝉の声が、泰山木と楠木から聞こえています。

 

運動場や校舎周りを歩くと、

雑草たちが、人がいないお盆を謳歌し、さらに元気になっていました。

 

お盆中も、

「卒業生です。校庭を見て回ってもいいですか?」

と、懐かしそうに南小の校舎周りを散策された方がいらっしゃったそうです。

  

級友と学び、苦楽をともにした校舎・敷地は、時が経っても愛おしい存在なんだなと感じさせられます。

南小校区の保護者、地域の方々と接していると、

古く、傷みが激しい校舎、

除草作業に苦労させられる広い敷地、

整地が難しい粘土質の運動場

ですが、

「後世の子供たちのめに、現世代である私たちが大事に使っていかなければならない」

と思わされます。

暑い中ですが、26日(土)のPTA美化作業大変お世話になります。

2023年度熊本県人教課題別研究会

台風6号の雨が残る中、標記の研究会に参加しました。

講師の来熊が遅延したため、前半と後半を入れ替えての実施となりました。

 

前半の実践報告では、

「保・幼・園・小・中・高・行政が連携し、児童、保護者を支え、学びを保障していくこと」

の大切さをあらためて感じました。

人権教育の最終目的は、

「自分、家族、地域を好きになること」

であるとの言葉がとても心に響きました。

 

後半は、「『全国高等学校統一用紙』の目指すもの」という講演がありました。

企業が採用のために行う「身上調査表」や「面接の違反質問」の不合理性について学びました。

子供たちの将来を左右する採用試験。

企業側に取っては、将来を担う人材確保の場。

本来は、個人の適性と能力を測るべき採用試験に、家族や地域といった企業側の損得勘定が見え隠れするという現実。

「言わない・書かない・提出しない」

という学びと取組が、進路を保障していくと訴えられました。

最後に、参加者の今後の行動を促す

「意思と行動で社会は変わる」

という言葉で締めくくられました。

 

帰宅していると、順天堂大学医学部の不正入試問題がニュースで流れていました。

「浪人年数が一定の年数以上のものを一律に不合格とする合否判定基準を適用して不合格判定を行ったことは違法である」

などとして、大学側に慰謝料など約180万円を支払うよう命じたとのことでした。

 

今日の学びと相まって、

「私たち大人は、子供たちの将来のために、正しいことを主張していかなければならない」

とあらためて実感しました。

台風の被害はなかったでしょうか?

昨夜、雨と風が強くなり、目が覚めてしまいました。

学校に向かうと、教頭先生がすでに到着されていました。

校舎内の被害がなかったか、確認されるそうです。

しっかりした教頭先生です。

敷地を見て回りましたが、大きな被害は無かったようです。

駐車場

中庭

手振れしてしまいました・・・

 

しばらくは、強風と雨が続くようです。

油断禁物です。

しばらくはご自愛ください。

もし何かありましたら、学校までご連絡ください。

「カナヘビ」から「ニホントカゲ」へ

学童の女の子4人が、むしカゴを囲んで遊んでいました。

声をかけると、トカゲらしき生き物を見せてくれます。

「しっぽが切れているのがニホントカゲ!トカゲの仲間」

「しっぽが切れないのがカナヘビ!ヘビの仲間」

なんだそうです。

この見慣れたトカゲが「ニホントカゲ」だということを初めて知りました。

興味関心があることには、感心するくらい知識が豊富です!

まるで博士ちゃんです!

 

しかし、大津南小のカナヘビは、いよいよ絶滅危惧種になりかけています。

 6月16日(金) ↓

https://es.higo.ed.jp/oozus/blogs/blog_entries/view/155/b25f311e527c375758d7c473cb8d41ab?frame_id=177

保護の対象になるのは、時間の問題かもしれません。

「勉強する」意味が分からない・・・

昨日の午後、会議がありました。

 

子供から

「学校に行きたくない・・・」

「働きたくない・・・」

「勉強したくない・・・」

という愚痴(ぐち)が出たとき、

「大人(親・先生)として、『何のために勉強するのか?』をどう説明するのか」

という話題になりました。

 

ある方は、

「義務教育だけん!国が決めたことだけん!」

別の人は

「生きていくために!」

A先生は、

「だまされないように(自分らしく生きていくために)」

 という回答をされていました。

 

 

先日行われた大津町の教職員の研修会 ↓

https://es.higo.ed.jp/oozus/blogs/blog_entries/view/155/c541fcf8e16ff0243d60df383b6227a9?frame_id=177

講師の尾崎春樹さんは、

「自分の将来の可能性を潰(つぶ)さないため」

と答えるようにしているそうです。

 

他の先生に聞いてみると、

「生きる糧を得るために」

「生活するために」

とおっしゃっていました。

 

私は、

「稼(かせ)ぐために!(より良い生活をするために)」

と考えています。

「お金は他者に提供した価値(労働)の対価」

です。

仕事を理解したり工夫したりしないと稼げません。

なので、我が家のお小遣いは業務請負制(ぎょうむうけおいせい)です。

 子供との業務契約(例:洗濯物干し1回いくら)に基づいて支払っています。

 

大人(親・先生)として、自分なりの回答を準備しておいた方が賢明かと思います。

子供は必ず質問してきます。

我が子は、受験期や勉強で躓(つまず)いたとき、勉強が面白くなくなったとき、

「何のために勉強するのか分からん」

とつぶやいていました。