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校長のつぶやき

子供も大人も学ぶ

2時間目に、5年生で研究授業がありました。

算数の「伴って変わる2つの数量の関係」の学習です。

簡単に言えば、正比例の学習になります。

まずは、前時の振り返り

前時の学びを、今日の学習につなげます。

 

今日の問題は、

「水そうの2cmの高さまで,水が入っています。水道を使って1分間に高さ2cm入るように,水を入れていきます。高さと時間は比例していますか」

でした。

予想は、比例する:20人以上 比例しない:0人 分からない:6人

ここにズレが生じることとなりました。

授業者の思惑どおり?です。

先生の「どうやったら分かりますか?」という見通しづくりの後、

子供たちは、タブレットの動画情報を使って、表をつくりました。

 

 集約された2つの表をみんなで確認、

 

しかし、指導案とのズレが生じたので授業計画変更・・・

授業は生ものです。子供の反応によって展開が変わります。

 

児童の予想に反して「比例していない」ことが分かりました。

そして、まとめが行われました。

感心したのが、算数日記(振り返り)を一生懸命書く姿!

  

 

黒板に書かれた児童の名前の数々

タブレットを使った量感を感じさせるしかけ、相談や話し合う時間の確保

みんなが書き終わる時間を調節するための指示や間の取り方、

ざわついた児童の感情を納めたり注目させたりするための一瞬の間など、

研究授業から、授業者が日頃から何を大事にされているか、ビシビシと伝わってきました。

明日、事後研修を行います。たくさんの学びがありそうです。

 

笑顔で授業されましたが、この2週間はご家族の病気等で大変だったと思います。

大変な時に力を発揮する先生はプロフェッショナルです。

研究授業をしていただき、ありがとうございました。

 

先生方もお疲れ様でした。

 

子供たちのためにいい授業をつくっていきましょう。

 

付録

先生がいないときほどクラスの実態が出ます!

こそっと研究授業を抜けて、4年生が本物かどうか確かめに行きました。

研究授業の間も、みんなで協力しながら勉強しています。

すごいぞ4年生!

 

では、6年生はどうでしょうか。

ここはもっとシーン・・・でした。

カメラを向けたので集中力が切れたようです。

疑ってしまって申し訳ありませんでした、6年生。

 

どの学年も見えないところがきちんとできるようになってきています。

運動会を通して成長した証拠です。

 

今日も授業は続いています。

そして、子供も大人も日々学んでいます。今の自分を超えるために!

雨の朝

出勤し玄関に入ると、見事なあじさいに目がうばわれした。

昨日、支援員の先生に生けていただいたあじさいです。

ご自宅の庭に花が咲いていたので、学校の玄関に飾っていただいたそうです。

校長室にもおすそ分けをいただきました。

ありがたい心遣いに、玄関も、校長室も、心も温かくなりました。

 

事務室の受付を見ると、

すっきり、リニューアルされています。

来校者の方が使いやすいようにと模様替えをされたそうです。

事務の先生は、毎日、玄関付近をきれいに掃除されています。

膨大な事務作業をいつもテキパキとこなされています

掃除は、いい仕事をする上での基本なのかな?と思います。

 

外に出ると、

木下に人が集まっています。

声をかけると、

「カナヘビがいました!」

とカナヘビを見せてくれました。

家に3匹飼っているそうです。お家の人も大変だな~と思います。

 

さらに近づくと、昨日はなかった

こんなものが出来上がっていました。

「〇〇ちゃんが作ったブランコなんだ~」と教えてくれました。

かなり丈夫なようです。一応、制作者と記念撮影を取りました。

昨日の「のっぽさん」どころの話ではありません。

かずらと頑丈な木の枝を組み合わせた、とてもステキなブランコです。

度肝を抜かれました。

十分注意するように伝えましたが心配です・・・

本人と相談して撤去をお願いしようかと思います。

 

すみれの子供たちが根ほりしていた空き地が、見事な野菜畑に変わっていました。

 

担任の先生の執念が現れているようです。

お疲れ様でした。野菜の生長が楽しみです。 

 

月曜日に来校される環境整備員さんの力で、体育館の裏側もすっかりきれいになっていました。

 

 

雨が強くなってきました。

にぎやかだった運動場は、もとの静けさにもどりました。

 

陣内幼稚園の園児と保護者が登園されています。

ゆっくりゆっくりと歩く園児にまどろっこしさを感じそうですが、時折、立ち止まられ子供を待たれています。

忙しい朝、送迎は大変だと思います。

このていねいなかかわりが、子供を成長させます。

 

変なお話ですが、

我が子も、いつの間にかトイレでうんこができるようになり、お尻をふくことを覚えました。

教えた記憶がありません。

保育園や連れ合いの、ていねいなかかわりの繰り返しだと思います。

当たり前のことを当たり前にできるようにするためには、労力と気力が必要です。

ありがとうございます。

 

今日も南小の玄関は、送迎の車でひっきりなしでした。

そんな中、低学年を引き連れて登校してくれる5・6年生がいます。

低学年のための行動に、感謝、感謝です。

子供はやっぱり遊び好き

昼休み、運動場から子供たちの歓声が聞こえてきました。

運動場に出ると、

運動会前には、見られなかったほどの人出でした。

中庭も、体育館前も、陣内幼稚園の前も・・・

運動会という目標から解き放たれ、本来の子供の姿にもどっているのかもしれません。

 

放課後も、学童の子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきました。

どの子も笑顔で遊び回っています。

本来、子供は遊びの天才です。

 

子供が笑顔を絶やさず学べるように、子供たちが主役となる授業づくりに取り組んでいきたいと思います。

ご協力よろしくお願いします。

運動会開けの朝

運動会が終わりましたが、今日も泰山木の花は咲き続けています。

教頭先生の運動会の講評「泰山木の花言葉」には驚かされました。

風貌からは想像できない繊細な心を持っていらっしゃることが分かりました。

ちなみに、泰山木の花言葉は、教頭先生がお話しになったように

・人生の展望が開けているさまをあらわす「前途洋洋」

・大きく立派で美しいさまをあらわす「壮麗」

でした。文才に秀でた教頭先生です。

【ホームページ「花言葉‐由来」より掲載】

 

子供たちも先生方も、元気に登校・出勤してきました。

しかし、表情には少々お疲れの様子が感じられます。

運動会、お疲れ様でした。

 

今日からまた、普通の日常が始まります。

空は曇り、雨が降り出しそうです。

敷地を歩いてみると、運動会後なのに、ほとんどゴミが落ちていません。

祭りの後というのは必ずゴミ問題が発生しますが、南小は皆無です!

南小校区の地域性が表れているようです。

ありがとうございます。

 

気がつくと、

こんなものが落ちていました。

かなり作り込まれた代物です。

夢中になって作ったのではないかと思います。

先日、亡くなったNHKの工作番組の「のっぽさん」を思い出してしまいました。

夢中になるもがあるということは、昨日掲載した教え子もそうですが、幸せです。

心がほっこりしました。

 

運動場の外トイレが気になって見に行くとこの通り、

 

きれいに使っていただいていました。ありがとうございます。

このトイレ掃除担当は5年生です。

見る限りいつもきれいに掃除されています。

見えないところに心配りができるようになってくると本物です。

子供たち、先生の心配りに感謝です。

運動会が成功したのもうなずけます。

 

図書室に移動すると、先日掲載した読書玉入れが掲示してありました。

残念ながら、読書玉は若干しか伸びていません・・・

赤vs白は、34vs19で紅組の優勢です!

読書は、頭の栄養です。

ぜひ、ご家庭でも親子読書に取り組まれていただきたいと思います。

 

教室をめぐると、

どのクラスも、普通に授業が行われていました。

運動会開けの月曜日、大人でも嫌なつらい日ですが、みんなよくがんばっています。

厳しい状況のときほど本音、本性が出ます。

運動会を通して一回り成長した南っ子を感じた朝でした。

江藤家住宅一般公開

江藤家住宅の一般公開に出かけました。

いつもはがらんとしている江藤家住宅の駐車場は満車でした。

生涯学習課、ボランティアの方々に入り口を教えていただきました。

受付を済ませると、

係の人が、町長や教育長も足を運ばれていますよとおっしゃっていました。

中に入ると、

きれいに復元された母屋が出迎えてくれました。

 

復元展示ゾーンに移動すると、

「ブログ見ましたよ・・・。しまった~という顔してましたっけ?」

と、文化財保存計画協会の教え子が笑顔で出迎えてくれました。

「時間があったらご案内しますよ!」と言ってもらったので、案内してもらいました。

 

江藤家の歴史、当主の人柄、住宅の特徴、部材の産地、工法、復元の手順等、目をキラキラさせながら楽しそうに語る彼の姿に心動かされました。

小学生の彼に、これほどの情熱を感じたことは無かったような気がします・・・

熊本地震、高専の教授の導き、江藤家住宅との出会い、今の会社での仕事が彼を大きく変えたんじゃないかと思います。

更に言うならば、この江藤家住宅の復元を通して、建築当時の文化や歴史、職人のこだわりを知り、後世に重要文化財を残す使命を感じたんじゃないかと思います。

彼の話を聞きながら、歴史を繋いでいく苦労や大変さと同時に、ロマンやその大切さがひしひしと伝わってきました。

 

途中、南小の前々校長先生と出会い、一緒に江藤家を内覧しました。

当時、崩れた江藤家住宅を南小の子供たちがボランティアガイドとして案内していたそうです。

 

子供の見学が少なかったのが、ちょっと残念でした・・・

彼と南小の前々校長先生のお話を聞き、保護者を含め地域の大人が、責任を持って江藤家住宅や地域の良さ、すばらしさを伝えていくことが大切だと感じました。

いいもの、すばらしいものは残る。

しかし、子供たちがいい!すばらしい!と思わなければ、次の世代には何も残らない。