学校ブログ
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4年生 学級通信から ~子どもの主体性を育む~
学級における雰囲気の大切さ
学級には様々な雰囲気があります。
明るい雰囲気、静かな雰囲気、前向きな雰囲気、一言もしゃべってはいけない雰囲気などです。それらは、常に一つではなく、流動的なもので、時と場に応じて変わっていきます。
例えば社会科の授業中、4年生の子どもたちは、最初の5分間、自分たちで都道府県を覚える練習をします。「せーの、パンパン(拍手)、山梨県、パンパン(拍手)、山梨県。」といったリズムで日直と他のみんなが楽しみながら行います。このときは楽しい雰囲気です。
次に前の時間の復習をします。「昨日は~を勉強しました!」など、それぞれが意見をつぶやきます。これは前向きな雰囲気です。
「じゃあ今日は何するの?」と聞くと、「今日は~をしたらいいんじゃないですか。」と言い、学習のめあてを書きます。このときは黙々と書くので、静かな雰囲気が流れます。
掃除の時間はどうでしょう。
4年生教室は3~4人で掃除を行いますが、このメンバーが黙々と掃除を行うと、教室内にしゃべってはいけない雰囲気ができます。他の子が掃除を終え、教室の掃除を手伝おうとしてもしゃべってはいけない雰囲気ができあがっているので、しゃべらずに掃除をしてくれます。
そうすると「静かに掃除をしましょう!」という指示が要らなくなります。
今週はこのような話をして、「教室にいい雰囲気を作ってね。どんどん伸びるよ~。」と伝え、子どもたちも大いに納得していました。雰囲気作り、大事です!
「掃除は静かにしなさい。」と指示をするのは簡単です。
しかし、それは本当に子どもの主体性をそだてる一言になっているのでしょうか。
この通信では子どもの言動を的確に把握し、よい姿を認め・褒めているのが伝わります。
また、子どもに投げかけ納得(同意)を得たうえで、学級の基本的なルールへ導いています。(=大畑っ子ABCの完成)
一方的な指示による徹底よりも遠回りになるかもしれませんが、子どもの気付きや教師の見取から最善策を合意形成する手法は本物の考動へつながります。
教師は常に子どもをみつめ、タイムリーに言葉かけをしています。
大切なのは常にゴール(目指すべき)の児童像をもっていることが不可欠です。(HP担当者)
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