水上学園日記
梅雨明けの青空と、それぞれの真夏の一歩
ついに九州北部地方も梅雨明けしたとみられるとの発表がありました。
学校の周りでも一斉にセミが鳴き始め、見上げる夏空がまぶしく、昨日に引き続き厳しい暑さの真夏日となっています。
そんな本格的な夏の幕開けとなった今日から、6年生は2泊3日の体験学習へと出発しました。行き先は鹿児島県の大隅青少年自然の家です。
朝早くから多くの保護者の皆さんに見送られ、元気いっぱいにバスに乗り込んでいきました。今日の日程では、鹿屋航空基地資料館の見学や、新城海の家での海の活動などが予定されています。自然の中での様々な体験を通して、一回りも二回りも成長し、たくさんの楽しい思い出を作ってきてほしいと願っています。
一方、お留守番となる水上学園の昼休みは、WBGT(暑さ指数)の測定結果から「危険な暑さ」となりました。
そのため、熱中症予防として外遊びはぐっと我慢し、冷房の効いた室内での活動に切り替えました。そんな中、校内を盛り上げてくれたのが図書委員会主催の「カルタ大会」です。
今日は1、2年生の部が開催されました。図書委員会のお兄さん、お姉さんが優しく読み札を読んでくれる中、子どもたちは床に並んだ絵札をじっと見つめ、真剣勝負!「はい!」と元気な声が教室に響き渡り、暑さを忘れるほどの熱戦が繰り広げられていました。
外は焦げるような暑さですが、子どもたちはそれぞれの場所で、充実した夏の1日目を全力で過ごしています。
七夕の奇跡! グラウンドに響く歓声
7月7日、今日は七夕です。梅雨の終わりが近づき、台風の接近も心配される不安定な天候が続いていましたが、子供たちの願いが届いたのか、今日は久しぶりに太陽が力強い顔を見せてくれました。まるで織り姫と彦星の再会を祝福しているかのような、まぶしい青空の広がる一日のスタートです。
7月に入ってからというもの、ぐずついた天気が続き、子供たちは大好きな運動場で遊ぶのをずっと我慢していました。それだけに、昼休みのチャイムが鳴ると、待ってましたとばかりに元気よくグラウンドへ飛び出していく姿が見られました。
今、世間ではサッカーワールドカップの話題で持ちきりですが、ここ水上学園のグラウンドも、本家に負けないほどの熱気に包まれています。
最高学年である9年生は、学年全員で「男子対女子」のガチンコサッカー対決を開催!ビブスを身にまとい、制服のスカートをなびかせながらも、男子の鋭いドリブルに果敢に挑む女子生徒たち。そして、手加減なしで真剣にゴールを狙う男子生徒たち。お互いに声を掛け合いながらボールを追いかける姿は、さすが最上級生、素晴らしいチームワークと迫力です。
お兄さん、お姉さんたちの熱い戦いに負けじと、前期課程の小さな子供たちも黄色い帽子をかぶってサッカーに興じていました。体いっぱいに太陽の光を浴びながら、一生懸命にボールを蹴る姿がとても微笑ましかったです。
緑豊かな山々に見守られた広いグラウンドに、子供たちの「ナイスパス!」「いけー!」という弾んだ歓声が響き渡りました。そんな当たり前の、だけどかけがえのない活気ある日常が戻ってきたことを、心から嬉しく思う七夕の午後でした。子供たちの健やかな成長への願いも、きっと天まで届くことでしょう。
雨空を吹き飛ばす、水上学園の日常―義務教育学校の強み―
日曜日は県内で線状降水帯が発生するなど、梅雨末期の大雨が心配される不安定な天候が続いています。しかし、そんな雨雲を吹き飛ばすかのように、水上学園の子どもたちは今日もそれぞれの「学び」に深く向き合っています。
今日から後期課程では期末テストが始まりました。教室にはピンと張り詰めた緊張感が漂い、真剣に問題用紙に向き合う先輩たちの姿があります。
先日、本校を視察に訪れた他町の教育委員会の方々と、こんな話題になりました。
「定期テストに挑む中学生の真剣な姿を、同じ校舎内で小学生が日常的に目にするのは、学習意欲やキャリア意識にとても良い効果があるのではないか」
実は今、次期学習指導要領の改訂に向けた中教審の審議において、これからの時代に必要な「高次の資質能力」の育成が注目されています。単なる暗記にとどまらない「生きて働く知識及び技能:統合的な理解」や、正解のない時代を生き抜く「未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力等:総合的な発揮」をどう育むか、という論点です。
まさに今日、期末テストが行われているすぐお隣の教室では、前期課程の5年生が国語の授業で「同じ読みの熟語」を学んでいました。子どもたちは国語辞典を片手に、単に言葉を覚えるだけでなく、既習の知識を結びつけながら(統合的な理解)、お互いに意見を出し合い、主体的に思考を巡らせていました(総合的な発揮)。
わずか数メートル先の教室では、数年後の自分たちがテストに挑む姿があります。先輩たちの背中から未来の自分の姿を予想し、自分の現在地を知る。そして、日々の学びがどう未来へつながるかを肌で感じる。
施設一体型の義務教育学校である水上学園では、中教審が目指すような、知識を統合し、未知の状況へ向かうための確かな資質・能力の基盤が、特別なことではなく「日常の風景」として当たり前に育まれているのかもしれません。
雨の日も、子どもたちの未来へつながる確かな一歩が、この校舎の中で力強く刻まれています。
地域とともに歩む水上学園~学校運営協議会を開催~
今年度第2回目となる学校運営協議会を開催いたしました。委員の皆様にはご多用な中ご出席いただき、誠にありがとうございました。
まずは、子どもたちの普段の学習の様子を見ていただくため、各教室の授業参観からスタート。いつも以上に張り切る子、少し緊張した面持ちの子など様々でしたが、地域の方々に見守られる温かい雰囲気の中で授業が行われました。
委員の皆様との熱心な意見交換
その後の協議会では、今年度の学校経営基本方針や1学期の子どもたちの様子についてご説明し、委員の皆様から大変貴重なご意見やご提案をいただきました。
・学校行事の平日開催に向けての方向性
・夏休み中における児童生徒の安全確保(水難事故防止やネットトラブルへの対応)
・職員トイレをはじめとする学校環境の整備について
子どもたちの安全安心、そしてこれからの時代に合わせた学校運営について、多角的な視点から熱心に議論が交わされました。
新たな試み「学びを支える環境づくり」の視点
また、今回は新たな試みとして、事務職員が中心となり「子どもたちの学びを支える環境づくり」という視点での参観・評価もお願いいたしました。
施設や設備が子どもたちにとって安全で使いやすいものになっているか、事務職員が直接ご説明を交えながら委員の皆様に確認していただきました。
1年間を通して地域の皆様にお気づきをいただきながら、今後の具体的な環境整備や教育条件の改善にしっかりと役立ててまいりたいと考えております。
水上学園は、これからも地域の皆様のお知恵と協力をいただきながら、「地域とともにある学校づくり」をより一層推進してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
未来の水上村を創るのは私たち!~熱気に満ちた村長講話~
後期課程(7年生~9年生)を対象に、水上村長・中嶽弘継様をお招きしての「村長講話」が開催されました。
講話のテーマは、水上村が直面する「地方創生に向けた施策」。村長からは、平成26年に始まった国の地方創生事業の歩みや、令和6年に改訂された最新の「水上村人口ビジョン」に基づいた、村の現状と将来への展望が熱く語られました。
人口減少という厳しい現実に向き合いつつも、村を元気にするための具体的な挑戦が次々と紹介されました。アスリートが集う「水上スカイビレッジ」を核としたスポーツ交流や観光の振興、ふるさと納税による財政基盤の強化、そして手厚い子育て・教育環境の整備など、村の魅力を活かした自律的な街づくりの数々に、生徒たちは目を見開き、真剣な眼差しで聞き入っていました。
特に9年生にとっては、今回の講話は特別な意味を持ちます。10月に予定されている「子ども議会」に向けて、村の財政や産業、福祉の現状を直接学べる最高の機会となったからです。生徒たちは「自分たちの質問をより深く、村の未来を見据えたものにしたい」と、早くも本番への意欲を高めていました。
「これからの水上村を支え、創っていくのは自分たちだ」
そんな高い志と郷土への誇りを胸に刻んだ、大変意義深い一日となりました。
大変おいそがしい中にご講話いただいた中嶽村長に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
先生たちも日々勉強!〜水上学園で音楽の公開授業が開催されました〜
今年度から、人吉球磨管内では新たな試みとして、全教科の教育研究会が同日に一斉開催されることになりました。これまでは教科ごと開催日が異なっていたため、「行きたいけれど参加できない」という課題がありましたが、この見直しによって先生方がそれぞれの専門や担当教科の研究会へ一斉に出向いて学べるようになりました。
そんな中、本校は「音楽研究会」の会場となり、黒﨑真梨先生が8年生の音楽の授業を公開しました。授業では、J.S.バッハの「フーガト短調」を教材に、生徒たちが1人1台のタブレット端末を活用。Canvaのホワイトボード機能を使って、自分が感じ取った曲想の変化や音楽の構造を付箋に書き込み、リアルタイムで画面上で共有し合いながら、旋律の重なりや曲の魅力を探る協働学習が行われました。
管内から集まった40人を超える先生方が教室の後方まで熱心に見守る中、生徒たちは緊張しながらも、生き生きと自分の考えを表現し、友達と意見を交わしていました。
授業後の研究協議では、参観した先生方からたくさんの素晴らしい意見や感想をいただき、講師の先生からも専門的な指導・講評をいただくなど、非常に中身の濃い充実した研究会となりました。
子どもたちに「主体的で深い学び」を届けるために、先生たちもこうして日々、指導法の工夫を凝らし、学び続けています。今回の成果を今後のすべての授業づくりに生かしてまいります。
未来の地球と向き合う一日〜「水俣に学ぶ肥後っ子教室」〜
本日、5年生が「水俣に学ぶ肥後っ子教室」へと出発し、現地で深く、あたたかい学びの時間を過ごしました。
環境学習では、「地球環境問題と私たちのくらし〜ごみと循環社会〜」をテーマに勉強しました。「環境を守るために、自分には何ができるだろう?」という目標に向かって、子どもたちは大奮闘。友達同士で「これってどう思う?」と意見を伝え合いながら、真剣にこれからの暮らし方について考えていました。
正しく知り、心で受け止める
水俣病資料館等へも足を運びました。
子どもたちの様子を見ていて胸が熱くなったのは、その「学ぶ姿勢」です。「水俣病のことを正しく知る」という目的に向かって、展示物の一文字一文字を食い入るように見つめ、ノートが真っ黒になるほど熱心にメモを取っていました。
そして何よりも心に響いたのは、語り部の方の講話でした。
シーンと静まり返った部屋の中で、子どもたちは語り部の方の言葉を一言も聞き漏らすまいと、真剣な眼差しで聞き入っていました。当時の苦しみやつらさだけでなく、「命の大切さ」や「これからの未来を生きる子どもたちへの願い」が、しっかりと子どもたちの心に届いたのを感じます。
講話の終了後には、感謝の気持ちを伝えるとともに、一緒に記念撮影をするなど温かい交流のひとときを持つこともできました。
これからの5年生に期待すること
今回の学びは、教科書を読むだけでは決して得られない、心に深く刻まれるものになったはずです。
- 環境を守るために、今日からできることを始めること
- 正しい知識を持ち、人の痛みに寄り添える優しさを持つこと
この二つの宝物を胸に、5年生がこれから学校や地域でどんな行動を起こしてくれるのか、今からとても楽しみです。
ご家庭でもぜひ、今日のお土産話をたくさん聞いてあげてください。
青空広がる水上学園!〜きらめく夏の足音〜
うっとうしい梅雨の合間を縫うようにして、本日は見事なまでのさわやかな青空が広がりました。美しくそびえる緑の山々を背景に、水上学園の校庭には子どもたちの元気な声が響き渡っています。まさに、本格的な夏の到来を予感させる絶好の活動日和となりました。
水しぶきを上げて!3・4年生の水泳学習
プールからは、きらきらと輝く水面と一緒に、歓声が聞こえてきます。3・4年生の水泳の授業です。
子どもたちはそれぞれの泳力に合わせ、個別の課題に一生懸命取り組んでいます。「もっと遠くまで泳げるようになりたい!」「バタ足をかっこよく決めたい!」と、目標はそれぞれ。先生や友だちに見守られながら、自分の限界に挑戦して何度も水に飛び込む姿は、とても頼もしく映りました。
夢中で追いかける!2年生の虫探し
一方、帽子をかぶった2年生は、虫網と虫かごを手に校庭や中庭へと飛び出していきました。生活科の「虫探し」の時間です。
「あっちにトンボが飛んだぞ!」「草の中にバッタがいる!」と、目を輝かせながら夢中で生き物たちを追いかけています。地面にしゃがみ込んでダンゴムシをそっと観察したり、捕まえた虫を嬉しそうに見せ合ったり。自然豊かな水上学園だからこそできる、五感をフルに使った素晴らしい学びのひとときとなりました。
【お願い】
本日の午後は、久しぶりに最高気温が30℃を超え真夏日になりました。学校でもこまめな水分補給や休憩を促し、熱中症対策に万全を期してまいります。ご家庭におかれましても、体調管理の基本である「早寝・早起き・朝ごはん」のご協力をよろしくお願いいたします。
笑顔いっぱい!「お弁当プロジェクト」を実施しました
本日、水上学園では「お弁当プロジェクト」を実施しました。この取り組みは、子どもたちがお弁当作りに携わることで、食の重要性を実感し、自身に必要な食品を選ぶ力を身につけるとともに、日々食事を作ってくれる家族への感謝の心を養うことを目的としています。
子どもたちは、買い物から調理まで全てを一人で行う「完璧コース」から、メニューの相談やお弁当をバッグに詰める手伝いをする「相談&バッグ詰めコース」まで、自分の成長や目標に合わせたコースを選び、計画的に準備を進めてきました。
待ちに待ったお昼の時間、教室には工夫を凝らした素晴らしいお弁当がたくさん並びました。「主食3・主菜1・副菜2」の理想的なバランスを意識したものや、彩り豊かなおかずを隙間なくきれいに詰め込んだものなど、どれも子どもたちの心のこもった力作ばかりです。
自分自身が関わって作ったお弁当の味は格別だったようで、教室はいつも以上のまぶしい笑顔であふれていました。お互いのお弁当を見せ合いながら、嬉しそうに頬張る姿がとても印象的でした。今回の体験を通して、食への関心はもちろん、家族への「ありがとう」の気持ちがさらに深まったことと思います。
保護者の皆様におかれましては、事前のメニュー相談や材料の買い出し、調理のサポートなど、多大なるご協力と温かい応援をいただき、本当にありがとうございました。
1年生から9年生までが紡ぐ「心の絆」~温かい空気にあふれた人権集会~
本日、「人権集会」を開催しました 。この集会は、全校児童生徒が「仲間づくり」について深く考え、お互いの人権を尊重し合う豊かな人権感覚を養うことを目的としています 。
体育館に足を踏み入れると、そこにはあどけない表情の1年生から、最高学年として凛々しく頼もしい姿の9年生までがズラリ 。この「1年生から9年生が一堂に会する」光景こそが、本校ならではの大きな魅力であり、誇りです。
第1部では、各学年が工夫を凝らして決めた今年度の「人権宣言」や「なかよし宣言」の紹介が行われました 。
ステージ前に並んだ下級生たちが、声をそろえて一生懸命に発表する姿はとても健気で、そのまっすぐな眼差しからは「仲間を大切にしたい」という強い決意がひしひしと伝わってきました。それを温かく見守り、大きな拍手を送る上級生たちの眼差しもまた、優しさに満ちあふれていました。
第2部では、児童生徒会が主導する「縦割り班活動」を実施しました 。
まずは「ふうせんラリー」のアイスブレイクからスタート !年齢も体格も違う仲間たちが、手を取り合い、一つの風船を落とさないように必死に追いかけます。あちこちで笑顔がはじけ、体育館は一気に歓声と拍手に包まれました。中学生が小学生の動きに合わせて、そっと優しくリードする姿がとても印象的でした。
そして、集会のなかでも特に心が温まったのが、円になって語り合う「つながりタイム」です 。
「最近がんばっていること」をお題に、たすきを回しながら一人ずつ話をしていきました 。驚いたのは、9年生の男子生徒たちが自然と床に腰を落とし、小さな1年生と同じ目線になって「うん、うん」と優しく頷きながら話を聴いていたことです。
自分の話を真剣に聴いてもらえる喜びは、子どもたちの心をそっと満たしてくれます。上級生が下級生の話に共感し、温かい言葉をかける姿がそこかしこで見られ、体育館全体がまるでお日様のような優しさに包まれていました 。
「明るく・楽しく・元気な水上学園」をつくり上げるため、子どもたちは今日、児童生徒会スローガンどおり、前向きな心で「新しい一歩」を確かに踏み出しました 。
実生活のなかでも、今日誓い合った人権宣言や、縦割り活動で深まった「心の絆」を大切に、みんなで温かい学校を創っていってほしいと願っています 。
雨の日はしっとりと、じっくりと〜水上学園の豊かな学び〜
九州各地では線状降水帯の発生が懸念されるなど、ここのところ梅雨らしい天気が続いています。
本校の校舎も、しとしとと降る雨と山にかかる霧に包まれ、どこかしっとりと落ち着いた雰囲気が漂っています。
そんな雨の日だからこそ、子どもたちはいつも以上に集中し、各教室でじっくりと学習に取り組んでいます。本日の生き生きとした授業の様子を紹介します。
各学年の工夫を凝らした授業風景
1年生:図書室でのわくわく読み聞かせ
国語の授業では、図書室でお気に入りの本を借りた後、担任の先生による絵本の読み聞かせが行われました。みんな先生の声に耳を傾け、お話の世界にすっかり引き込まれていました。
3・4年生:体育館でダイナミックにマット運動
雨でも体育館は熱気に満ちています。3・4年生の体育ではマット運動に挑戦中。「前回り」や「後ろ回り」の手のつき方や回転のコツを意識しながら、何度も一生懸命に練習を重ねていました。
9年生:音楽室に流れる美しい調べ
最上級生である9年生は、音楽室で名曲「ブルタバ」の学習に取り組んでいました。電子黒板や資料を活用しながら、曲の背景や旋律の美しさを感じ取り、じっくりと楽曲の魅力に向き合う姿はさすが最高学年です。
外の雨音を心地よいBGMにしながら、それぞれの学年が素晴らしい集中力を見せてくれた1日でした。これからもしばらく不安定な天気が続く予報ですが、安全第一に気を配りながら、日々の充実した学びを支えてまいります。
雨の日は、静かに本を開いて。〜心と頭を育む「読書タイム」〜
しっとりとした雨が降る日の水上学園。校舎を囲む山々の豊かな緑が、雨に濡れていっそう鮮やかに映る中、子どもたちは落ち着いた雰囲気のなかで学校生活を送っています。外で元気に遊べない雨の日だからこそ、校内にはいつもと違う、穏やかで充実した時間が流れています。
水上学園では、原則週2回、火曜日と木曜日の13:40〜14:00までの20分間を「読書タイム」としています。この時間が始まると、校内はそれまでの賑やかさが嘘のように、心地よい静寂に包まれます。ページをめくる微かな音だけが教室に響き、子どもたち一人ひとりが自分の世界へと没頭していきます。
教室を覗いてみると、小学校の低学年から中学校の最高学年まで、それぞれが選んだお気に入りの本を熱心に読み進めています。そして水上学園の素晴らしいところは、子どもたちだけでなく、担任をはじめとする職員も一緒になって自分の本を開き、読書に勤しんでいる点です。大人も子どもも同じ空間で、共に静かに本と向き合う。この「全員で取り組む」という姿勢が、学校全体の落ち着いた環境作りに深くつながっています。
ある研究結果では、読書量が多い子どもほど学習意欲が向上し、さらに心が安定して落ち着く傾向にあることが分かっています。文字を追いかけ、物語の世界に想像を膨らませる時間は、知識の引き出しを増やすだけでなく、相手の気持ちを思いやる豊かな感性や、じっくりと物事に取り組む集中力を養うために欠かせないものです。情報が溢れる現代だからこそ、こうした「静かに文字と対話する時間」の価値はいっそう高まっています。
真剣な眼差しで本と向き合い、日々、心も頭も大きく成長を続けている水上学園の子どもたち。これからも、たくさんの素敵な本との出会いを通して、自らの世界をさらに広げ、豊かな内面をじっくりと育んでいってほしいと願っています。ご家庭でもぜひ、今日どんな本を読んだのか、お子様との会話のきっかけにしてみてください。
【中体連大会】全力で挑んだ3日間、それぞれの輝きと次へのステップ
先週の20日(土)から、いよいよ今年の郡市中体連大会が幕を開けました。天候に一喜一憂しながらも、生徒たちはこれまでの練習の成果を胸に、それぞれの舞台で全力の挑戦を見せてくれました。
土曜日の開幕:雨の中での緊張と躍進
初日の20日は朝からあいにくの雨模様となり、テニスと野球は順延を余儀なくされました。そんな中、屋内競技のバドミントンが開催。今回が初めての大会出場となった7年生の二人は、言葉にできないほどの緊張感を抱えながらも、コートに立つと持てる力をしっかりと発揮していました。素晴らしい粘りを見せ、女子の部では西川さんが見事に3位入賞を果たしました!
日曜日の熱戦:合同チームの絆と団体戦のプライド
翌21日は雨も上がり、順延された競技が行われました。
野球部:湯前中・錦中・相良中との4校合同チームで出場しました。人吉一中・球磨清流合同チームを相手に最後まで声を掛け合い、がんばりましたが、結果は1-8(5回コールド)での敗退。しかし、学校の垣根を越えた熱い絆が見える素晴らしい戦いぶりでした。
テニス部(団体戦):男子は1回戦の人吉一中戦を3-0で見事勝ち上がりましたが、2回戦であさぎり中に一歩及ばず。女子も1回戦であさぎり中と対戦し、惜しくも敗退となりました。
本日の個人戦と静かな教室
本日22日(月)は、テニスの個人戦が開催されました。
そのため、学校に残った生徒たちの教室を覗いてみると、テニス部のメンバーがいない分、写真のとおり空席が目立ち、いつもより少し静かな一日となりました。
テニスの個人戦では、一人ひとりが最後まで善戦したものの、惜しくも県大会出場の切符をつかむことはできませんでした。しかしその中で女子の、井上・藤原ペアと多田・椎葉ペアが激戦を勝ち抜き、ベスト8入りを果たす健闘を見せてくれました!
培ってきた力は、必ず次のステージへ
それぞれの部で、最後まで諦めずに白球やシャトルを追いかけた生徒たち。
結果こそ悔しいもの、残念なものもありましたが、これまで仲間と共に流した汗、苦しい練習を乗り越えて培ってきた力は、これからの人生において必ず大きな財産となります。
この悔しさと経験を糧に、生徒たちが次のステージでさらに大きく羽ばたいてくれることを期待しています。保護者の皆様、地域の方々、温かい応援を本当にありがとうございました!
自分を信じ、仲間を信じて―中体連へ挑む水上学園健児へのエール
外は警報級の大雨が断続的に降り続く、あいにくの週末となりました。
そんな悪天候ではありますが、いよいよ明日から、夏季総合体育大会(中体連)が開催されます。これに先立ち、本日、大会に挑む選手たちの「選手推戴式」を行いました。
大雨の影響による競技の順延やスケジュールの変更なども予想される中、選手のみなさんにとっては、コンディションやモチベーションを維持することが非常に難しい局面だと思います。しかし、条件はどの学校も同じです。どうか焦らず、今できる最善の準備を尽くしてほしいと願っています。
これまでこの大会に向けて、日々練習を積み重ね、流してきた汗は嘘をつきません。
これまで重ねてきた自分の努力を信じてください。
苦しいときに互いに声を掛け合い、切磋琢磨してきた仲間を信じてください。
そして最後は、自分自身を強く信じて、堂々と戦ってきてください。
また、スポーツは一人ではできません。これまで熱心に指導してくださったコーチや先生方、そして何より、一番近くで温かく支え、お弁当を作ったり送り迎えをしてくれたりしたおうちの方々がいます。そのすべての人への感謝の気持ちを、ぜひ精一杯のプレーで表現してほしいと思います。
がんばれ、水上学園の選手たち!
水上学園健児の健闘を心から祈っています。
地域の皆様、保護者の皆様、悪天候の折ではございますが、子どもたちへの温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。
梅雨空の下、元気に出発!
今日は梅雨らしい雨の一日となりました。天気予報を見ると、週末から来週にかけてもすっきりとしない雨の予報が続いています。大雨になって被害が出たり、子どもたちの活動に影響が出たりしないよう、ひどくならないことを祈るばかりです。
そんなちょっぴり憂鬱な雨空を吹き飛ばすように、今日は2年生の生活科「町探検」が実施されました。傘と水筒、探検バッグを準備して、元気いっぱいの挨拶とともに出発していきました。
目的地①:市房ダムの秘密に迫る
最初の目的地は、水上村が誇る「市房ダム」です。ふだん、生活の中でいつも目にしている馴染み深い建造物ですが、その内部に入る機会は滅多にありません。子どもたちは「中はどうなっているんだろう?」と出発前から興味津々でした。
管理事務所に到着すると、まずはダムの役割や仕組みについてスライドやモニターを見ながらお話を聞きました。大きなパネルを使ってのお話に、子どもたちの視線は釘付けです。
そして、いよいよお待ちかねの内部探検です!エレベーターに乗って、一気に地下2階まで下りました。扉が開くと、そこは地上とは別世界。管理事務所の方の詳しい解説を聞きながら、ひんやりとした空気が心地よい地下通路を歩きました。安全のために白いヘルメットをしっかりとかぶって進む子どもたちの後ろ姿は、まるで小さな探検隊のようで、とても頼もしかったです。
目的地②:水の上の市場でたくさんの発見
次に向かった目的地は、地域の魅力がぎゅっと詰まった「水の上の市場」です。ここでは、お店に並んでいるたくさんの品物を見学させていただきました。
お店の中には、今が旬の大きなスイカや、新鮮な地域の特産品がずらりと並んでいます。子どもたちは、驚いたことや気になったものを手元のタブレットで写真に収め、真剣な表情で記録をとっていました。
また、「この品物はどこから来ているんですか?」「一番人気の商品はなんですか?」など、お店の方にたくさん質問をし、多くのことを学んでくることができました。みんなで一斉に元気よく手を挙げて質問する姿からは、主体的に学ぼうとする素晴らしい意欲が伝わってきました。
地域に学び、地域に親しむ
「近くて遠い地元の施設」という言葉がありますが、毎日見ている風景や場所でも、こうして一歩踏み込んで関心を持って見てみると、そこにはたくさんの新しい発見や地域の方々の工夫が隠されているのですね。子どもたちにとって、地元がもっと大好きになる素晴らしい一日になりました。
雨の中、子どもたちを温かく迎えてくださり、丁寧にご指導いただきました市房ダム管理事務所の皆様、ならびに水の上の市場の皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
泥にまみれて五感で学ぶ! 5・6年生の田植え体験
昨日、6月16日(火)の素晴らしい青空のもと、本校の5・6年生が湯山小学校下の田んぼにて、待ちに待った「田植え体験」を行いました。
この体験の目的は、昔ながらの田植えを通じて先人の努力や大変さを肌で知り、私たちが毎日いただく「食」への感謝の気持ちを育むこと。そしてもう一つは、「JAくま青壮年部」の皆様という地域の人材との交流を通して、郷土との温かいつながりを築くことにあります。
当日はJAくま青壮年部の皆様に温かくサポートしていただきながら、活動がスタートしました。まずは、ひんやりとした泥の中に裸足で一歩を踏み出します。子供たちは泥だらけになりながら、オタマジャクシなどの生き物に触れたり、泥の独特な感触を楽しんだりしていました。
一列に並んで息を合わせ、昔ながらの「手植え」に挑戦する子供たち。「あっとっと!」と思わず尻餅をついてしまい、せっかく植えた苗が倒れてしまう微笑ましいハプニングもありましたが、それもまた貴重な経験です。さらに今回は、実際に子供たちが操作をしての「田植機」による田植えも体験させていただきました。
そして活動の最後には、現代農業の象徴ともいえる「農業用ドローン」の見学をさせていただきました。ドローンが勢いよく飛び立ち、空中から肥料や除草剤をまく様子を間近に見た子供たちからは、大きな歓声が上がっていました。
教室の机の上だけでは決して得られない、自然や泥に触れる「五感を通じた学び」。農業の仕組みを知り、先人の知恵に触れることで、理科や社会といった教科の枠を超えた興味・関心を高める最高の機会となりました。
ご協力いただきましたJAくま青壮年部の皆様、本当にありがとうございました。これから苗がどのように育っていくのか、子供たちと共に温かく見守っていきたいと思います。
子どもたちの輝く瞳と、これからの挑戦
本日は、球磨教育事務所より所長、指導課長、管理主事、学校経営アドバイザーの皆様をお迎えし、すべての先生方の授業を参観していただきました。
参観を終えた皆様からは、水上学園の教育活動について、たくさんの温かいお言葉と素晴らしい気付きをいただきました。
- 子どもたちの学習に向かう姿勢がすばらしい
- すばらしい表情で指導されている先生の授業
- 丁寧な板書とノート指導がすばらしい授業
- 工夫された学習のヒントを提示して考えさせている授業
- 子供たちが生き生きと学び合っている協働的な授業
- 課題を工夫して子供たちが主体的に取り組んでいる授業
教室を回ると、先生の丁寧な指導のもとで真剣にノートをとる姿や、タブレットを手に「どう思う?」と生き生きと意見を交わし合う協働的な学びの姿など、たくさんの「輝く瞬間」が見られました。主体的に課題へ挑戦する子どもたちの表情は、どれも本当にすばらしいものでした。
一方で、より質の高い教育を目指すための課題も的確に指摘していただきました。いただいた指導を真摯に受け止め、全職員で今後の授業改善にしっかりと生かしていきたいと思います。
ご来校いただいた皆様、そして日頃から本校の教育を支えてくださる保護者・地域の皆様、本当にありがとうございました。これからも水上学園は、一歩一歩前へ進んでまいります!
額を突き合わせ、技を磨き合う子どもたち
今週の水上学園は、先生方がお互いの授業を見せ合って指導法を磨く今年度最初の「授業参観ウィーク」です。本校の教職員が目指すのは、子どもたちが主役となる「主体的・対話的で深い学び」の実現。今回は、そんな熱気あふれる3年生と4年生の算数の授業レポートをお届けします。
【3年生】「1目もりはいくつ?」答えを導くきらめく対話
3年生が挑戦していたのは「一万をこえる数」の単元です。
デジタル教科書に映し出された一本の数直線を見ながら、「1目もりの大きさに気をつけて数直線をよもう」というミッションに挑みました。黒板の「1目もりは、100?1000?」という問いかけをきっかけに、本校が大切にしている『学び合い』がスタート。子どもたちは自然と机を寄せ合い、床に教科書を広げて額を突き合わせます。
「0から10000の間に、小さい線が10個あるから1000じゃない?」
「あ、じゃあ『あ』のところは1万4000だ!」
ノートを指さしながら自分の言葉で一生懸命に説明し、ひとりの気づきが隣の「あ、分かった!」に繋がっていく心地よい思考の熱気が教室を包んでいました。
【4年生】「どうあてる?」三角定規を駆使する技の学び合い
続いて訪ねた4年生の教室では、「垂直・平行と四角形」の作図に挑んでいました。「1組の三角定規を使って、垂直や平行な直線をかこう」という手強い技能の習得です。離れた「点A」を通る線を引くため、2枚の三角定規をどう組み合わせるかが運命の分かれ道。子どもたちは友だちの席へ集まり、お互いの手元をじっと見つめ合います。
「この定規を下の線に合わせて、もう1枚を点Aまでスライドさせるんだよ」
「あ、動いちゃった!もう一回おさえてて!」
手元が狂わないようにノートをそっと押さえたり、定規の滑らせ方を実演したり。言葉だけでなく、お互いの「手つき」や「技」を見せ合いながら、パズルを解くように楽しく課題を乗り越えていきました。
先生たちも、子どもたちと共に
子どもたちが仲間と共に高め合っているように、私たち教職員も日々、教材研究や問いかけの工夫に熱心に取り組んでいます。これからも水上学園が一丸となって、子どもたちが「もっと知りたい!」とワクワクする、輝く授業づくりを推進してまいります。
晴れ渡る空の下、義務教育学校ならではの熱い攻防!
雲一つない爽やかな青空が広がった今日の昼休み。今週後半はちょうど「梅雨の中休み」となり、心地よい晴天が3日ほど続きました。明日からは再び梅雨空に戻る予報が出ていますので、この貴重な晴れ間は、子どもたちにとってまさに恵みの時間となったようです。
ちょうど世間ではワールドカップサッカーが開幕し、テレビやネットもサッカーの話題で持ちきりですね。日本代表の活躍への期待も高まる中、その熱気は水上学園のグラウンドにもしっかりと届いているようです。
今日のグラウンドを覗いてみると、あちこちから元気な声が響いていました。中でも一段と盛り上がっていたのが、サッカーを楽しむ子どもたちの姿です。
驚いたのは、その対戦カード。なんと5年生対7年生の真剣勝負が行われていたのです!
普通の小学校や中学校であれば、これほど体格やスピードが違う学年同士が、昼休みに一緒になってボールを追いかける光景を見ることはできません。まさに、小学生から中学生までが同じ校舎、同じグラウンドで過ごす「義務教育学校」ならではの、微笑ましくもダイナミックな一幕です。
7年生が体格の差を意識しながらも手加減なしの鋭いドリブルを見せれば、5年生も負けじと抜群のチームワークと素早い動きでボールを奪いにいきます。年齢の垣根を越え、お互いをリスペクトしながら白球を追いかける姿に、見ているこちらも自然と胸が熱くなりました。
来週末からは、いよいよ夏季中体連が始まります。明日からの雨予報、大きな被害が出ない程度に収まってくれることを祈りつつ、子どもたちにはこのエネルギーをそのまま次の目標へと繋げていってほしいと思います。
町探検へ出発!〜龍泉寺での座禅とたくさんの発見〜
2年生が生活科の学習で「町探検」に出かけました。
子どもたちは朝からワクワクした表情でスクールバスに乗り込み、準備万端。今回の目的地は、地域にあるお寺「龍泉寺」です。
長い石段を一生懸命に登り、本堂に到着した子どもたち。お寺では、お経を一緒に唱え、お線香をあげるという貴重な体験をさせていただきました。
さらに、その後は心を落ち着かせて「座禅」にも挑戦。
ピンと張り詰めた空気の中、静かに自分と向き合う時間を過ごした子どもたちは、「なんだかすっきりした!」と、とても晴れやかな表情で行程を終えることができました。
歩いて気付く、地域のすてきな宝物
道中やお寺の行き帰りには、歩いてみないと気付けない発見が盛りだくさんでした。
*とうふみそのお店
*歴史を感じる焼酎蔵
*地域の生活を支える郵便局
*村の小さなレストラン
タブレットを手に「あそこに何かある!」「これ知ってる!」と、地域のすてきな場所を熱心に写真に収める姿が印象的でした。
学校を飛び出し、五感を使って地域の魅力をたっぷりと肌で感じた1日となりました。
ご協力いただいた龍泉寺の皆様、そして温かく見守ってくださった地域の皆様、本当にありがとうございました!