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学校生活(令和6年度)

中学生の職場体験

 菊陽中学校の2年生4名が、本校で3日間、職場体験を行いました。

  4名とも本校の卒業生です。まだ、職業的な夢ははっきりとしていないこの時期に、こうした体験をすることは有意義なことです。

 最初は緊張していたものの、次第に小学生の目線に高さを合わせて話したり、一緒に遊んだり、授業の支援をやさしく行ってくれました。

 卒業生が、このように一歩一歩成長してくれることを、うれしく思いながら観ていました。

 小学生も、以前仲良しだったお兄さん・お姉さんと共に過ごすことができて、とても楽しそうにしていました。

 小学生にとっても、中学生にとっても、とても意味ある3日間でした。

 

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授業参観等、ありがとうございました

 先日の、授業参観、家庭教育学級、そして学級懇談会と、多数の保護者にご参加いただき、ありがとうございました。子どもたちも、頑張っているところを観てもらうのがうれしかったことと思います。

 子どもたちの授業中に頑張る姿はいかがでしたか?担任の考えや話し方、授業での姿もしっかり観られたことと思います。授業に参加いただいた学年もありました。ありがとうございました。

 そして、家庭教育学級では、SNSとの付き合い方をテーマに学びました。夏休みという期間は楽しいものですし、スマホやゲームも正しい使い方をしていけば便利で生活を豊かにしてくれるものです。しかし、使い方を間違うと取り返しのつかない事態を招くこともある怖さがあります。ご家庭で、しっかり話し合って、ルールを決めて、徹底させていくことが、子どもを守ることにつながります。保護者の責任として、スマホ等の管理をよろしくお願いします。

 前期前半、本校の教育へのご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。今後も、よろしくお願いいたします。

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子どもたちの「瞳が輝く」授業づくりを!~工夫した学習活動で授業が変わる~

 3年生の国語の授業が面白い!面白いというか、その場にいることが、本当に心地よい。いつまでも、ずっと、観ていたいし、聞いていたい。そう感じさせてくれる雰囲気があるのです。

 担任の大津教諭がチャレンジしているのは「指名なし音読」。先生に指名されることなく、自らの意思で立ち上がって音読をしていくのです。それをクラスのみんなで交代しながらつないでいき、一つの題材を最初から最後まで読み上げるのです。

 まず、「自ら立つ」というのがいいですね。そこには、音読という学習活動一つとっても、決して人任せにしないで、主体的に動く姿勢が表出してきます。授業というのは、先生が創り出したものを受けるものではなく、自分たちの力で展開していくという意識が重要です。そのことを「自ら立つ」という行動で育てようとしているのだとわかりました。

 次に、相手意識。この音読で難しいのは、一度に何人も同時に立ってしまうこと。『どうしても、この段落は自分が読みたい。』という意思で立っているものの、友達も同じ思いで立っています。そこに、譲り合いや、音読回数が少ない友達への配慮、発表が苦手な友達への励ましなどが入り混ざります。だからこそ、ほわ~んとした温もりある雰囲気を肌で感じ取ることができるのです。

 クラスの一人一人の力と力と力が合わさって(+)、学級としての大きな力となっていく、それが「協力」なのです。

 子どもたちの目はきらきらしています。自分たちの音読がどんどん仕上がっていくと、みんなで共有した喜びが笑顔として表れてきています。「今度は、明日の2時間目に音読しますよ!」と自慢げに私を誘ってくれます。それだけ、「自分たち」に自信をつけているのです。

 自己選択、自己決定を行い、自らの意思で主体的に活動していく子どもたちの、今後の授業での姿が楽しみでなりません。

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地域の方といっしょに あいさつの輪を広げていきます

 7月12日(金)に、学校運営協議会委員、区長会、民生委員、地域学校協働活動推進員などの皆様をお迎えして、地域でのあいさつ運動促進会議を行いました。5月の第1回学校運営協議会で「学校教育目標(あいさつ 笑顔 思いやり すすんで学ぶ南っ子)にもある“あいさつ”を、もっとよくしよう」という目標を設定し、目標達成のために「多くの地域の方の協力を得ては?」というご意見を伺いました。それを受けて、具体的に実践するための今回の会議となりました。             

 当日は、お忙しい中、8名の方がご出席してくださいました。本当にありがとうございました。決定したことは以下のとおりです。

  ★あいさつ運動を、第1・第3水曜日の、7:20~8:10に実施する。第1回目は、9月4日(水)の校門前で行う。

9月4日(水)は多くの方といっしょにあいさつ運動ができればと考えます。できる時間だけで構いません。保護者の方の参加も大歓迎です。是非、よろしくお願いします。 

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放送日:7月13日(土)

学校便り第8号でお知らせした能楽ワークショップの様子が、ケーブルテレビ(J:COM)で放送されます。

7月13日(土)の11時から放送される「ジモト トピックス」で紹介されます。

あわせて、地域情報アプリ「ど・ろーかる」でも配信されるそうです。

 

 

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対話力を高める~コミュニケーションタイム~

 学力向上のための取組として、朝活動の時間に「コミュニケーションタイム」を設定することにしました。目的は対話力を高めることです。相手や内容を意識しながら、質問したり、自分の考えを表現したりしながら、多様性を互いに受け入れ、新たな道を生み出し、共に創造していく力の土台を育てていきます。

 今回は、ペアで質問し合って互いの共通点を見つけ合うゲームを通して、質問することで相手のことを知る楽しさに気づかせることをねらいとしました。

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問題を子どもに返す~算数レンジャーの取組から~

 本校は、菊陽町教育委員会から学力充実研究指定を受けて、算数の授業づくりの研究を進めています。昨年度の取組の成果として、子どもたちの「わかった」「できた」という実感が高まったことが挙げられます。一方、問題(点)としては、算数の「楽しさ」まで実感するに至っていないことです。その点を重点に、今年度の研究を進めているところです。

 さて、「問題を子どもに返す」とはどういうことかと言うと、問題の解決を大人だけが行うのではなく、子どもたちに投げかけて(話をして)、その問題の解決のために何ができるのか自分たちで考え、自分たちで動いていけるよう働きかけることです。

 今回は、算数の楽しさを広く子どもたちに伝えるために、「算数レンジャー」を募集し、組織していきました。なんと17名の子どもたちが算数レンジャーになるべく集まってくれました。

 そこで決まった内容は、一つ目は、「チャレンジ算数問題」を初級・中級・上級の三種を作って掲示し、たくさんの人に問題を解いてもらって、楽しさを知ってもらうこと。二つ目は、自分の強み(得意なこと)を活かして活動することです。本が好きな人は本で調べたり、タブレットが得意な人はインターネットで調べたりしながら問題を作ります。イラストが得意な人は、ポスターやキャラクターを描いたりして、「チャレンジ算数問題」のことをたくさんの人に知ってもらいます。

 この算数レンジャーのスタート会の場にいて、脚色抜きでうれしくてたまりませんでした。学校全体の問題を解決するために多くの子どもが集まってくれたこと。ここに、本校の根っこに流れる豊かなエネルギーを感じました。

 現在、掲示板(算数チャレンジコーナー)には、子どもたちが考えた問題、それを受けての回答用紙、ポスターやキャラクター、イラスト入りの楽しい回答箱が並んでいます。今、まさに、子どもたちの自主活動が始まりました。「校長先生、〇〇ができました!」と活動報告を、にこにこ笑顔で、生き生きとしてくれます。そんな時に感じるのです。『あぁ、これこそ、「生きる力」だなぁ。課題解決に向けて、あらゆる方法を使って、友達と協働して動いていく。こんな力を高めた子どもたちが、将来の菊陽町、日本、そして世界を創っていってくれるにちがいない!』と。

 

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人を想う実践力を高める~みなみっこ集会から~

6月は人権月間として、全学級で教材をとおして、人間として大事なことを学びました。そして、その学びを

全校児童で共有するのが「みなみっこ集会」です。何を学び、どのように深く考えたのか。これからの自分たちの生活にどう活かしていくのか。これからの自分の在り方はどうしていくのか。それぞれの発達段階で精一杯考え、それを伝え合っていきました。多くの保護者の温かい眼差しに包まれながら、みなみっこたちは、人間としてまた一つ階段を上りました。

 人間とは、字のごとく、人と人の間で生きるもの。だからこそ、人を想う心が重要です。でも、これが難しいのです。自分の心は見えても、人の心は見えないから。だからこそ、毎日の生活の中で、何が温もりで、何が冷たさなのか、人の震える心や踏ん張るたくましさなどを見つめていくことが大切です。

一つ一つの事象に立ち止まって考えることで、人の痛みがわかる感

性が育っていきます。人の笑顔を生み出す実践力が高まります。

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グローバル人材の育成~ふるさと教育の充実をとおして~

 6月18、19日の2日間、文化庁芸術鑑賞事業により能楽のワークショップを開催しました。能楽(能や狂言)は、室町時代より600年以上受け継がれてきている日本の伝統芸能です。講師の先生は、鼻ぐり井手を題材にした狂言を創作された劇作家の山川さんをはじめ、日本全国から集まられた能楽師の方々です。講話からは、長い年月の中、その文化が人から人へと伝承されてきたこと、笑いの文化を大事にしながら、たくましく生き抜いてきた日本人のたくましさなどを感じることができました。また、笛や鼓(つづみ)の演奏体験や発声・演技の体験を通して、その難しさ・奥深さを感じ取っていた子どもたちでした。

 今、ウクライナをはじめ、世界のいたるところで紛争等が起き、尊い命が奪われている現実があります。これからの世界を築いていくのは、目の前の子どもたちです。グローバル人材とは、いろいろな人々と協働して、困難な課題を解決していく人材です。違いを認め合って、互いの文化等を尊重し合って、手を取り合う力が必要です。その力は、まず自分たちが生まれたふるさと、そして日本のすばらしさを知ることが重要です。

 日本の文化や、そこに脈々と流れ続けた日本人の魂のすばらしさを理解した子どもたちが、将来、世界中の人々とつながって活躍し、すてきな未来を築いてくれることと信じています。

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子どもたちの「瞳が輝く」授業づくりを!~工夫した学習活動で授業が変わる~

 私が小学生の頃の通知表には、必ず「落ち着きがない」と書かれています。その落ち着きのない少年森田は、漢字も苦手でした。1・2年の担任の先生は、よく私を放課後に残して、徹底的に漢字の書き取り練習をさせてくださいました。3・4年の担任の先生は、私が文字に興味を持てるように、土曜日の昼から習字を無償で教えてくださいました。そうした恩師の深い愛情に育てられ、ついに6年生の漢字小テスト(10問)で、初めて100点を取ったことを今でも覚えています。

 本町の二殿教育長がよくおっしゃられることは、「目の前の子どもたちに、これでもかの愛情を!」ということです。「教育は人なり」と言われますが、やはり、子どもたちの人生にとって、教職員の深い愛情は、欠かすことのできない重要な教育環境なのです。

 本校の1年生教室には、その「これでもかの愛情」がたくさん詰まっています。1年生の最重要学習内容は「文字の学習」です。

これから何十年と続く子どもたちの人生を豊かにしていくのが「文字の獲得」です。だからこそ、稲葉教諭は、様々な工夫した学習活動により、楽しみながら、体感しながら、子どもたちが文字を獲得していけるようにしています。

 クラス全員の手形を集めて作った「て」の字。針金と綿で作った「ゆ」の字。アルミホイールをねじってかたどった「ね」の字、

井野教諭が『子どもたちが楽しみながら覚えられるように』との思いで作った「アンパンマン指人形ひらがな表」など、「これでもかの愛情」に包まれています。本校の教室では、子どもたちの「瞳が輝く」授業づくりが日々展開されています。

 

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