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令和7年度

4年生が国語で三角小学校と合同授業!

4年生が国語の「ごんぎつね」の単元を学習していることは、以前お伝えしましたが、単元のゴールを、「物語を通した『兵十(ひょうじゅう):登場人物の名前)』か『ごん(主人公のきつねの名前)』の気持ちの変化を登場人物になりきって手紙に表し、三角小学校の4年生に伝えよう」としていました。

 兵十とごんは、お互いの真意をわかり合えないまま最後の場面を迎えるのですが、もし、お互いに気持ちを表現し合えたなら・・・ということで、登場人物になりきって、相手への手紙を書くことが単元のゴールです。

 本校の4年生、三角小の4年生どちらも同じ活動に取り組み、本校から三角小へ出向いて、実際に書いた手紙を、班で交流し合いました。「どの手紙が登場人物の気持ちに近いだろうか」「自分の考えたことに近い手紙はどれだろうか」などの視点をもってお互いに読み合いました。

 さて、三角小へ出向いたのは、12月23日(火)のこと。私も同行させてもらいました。普段少人数でしか授業を受けない子供たちは、教室に、いつもよりずっとたくさんの人がいる状況に少し緊張しながらも、とてもいい表情でした。小小連携はとても大切です。いずれは同じ中学校で生活する子供たちですから・・・。また、より多くの人の表現や価値観に触れることも必要です。頻繁にはできないことですが、少人数の弱みを克服するためにも、ときにはこのような機会を設けることが大切になってきます。

 班での交流は活発かつ和やかで、お互いの手紙を読み合ったあと、それぞれお返しをしていました。また、最後の振り返りの場面では、「また一緒に勉強したい」「とても楽しい学習だった」「知らなかった考えを知ることができた」など、様々な意見が出ていました。今後、違う学年でも定期的に今回のような機会が持てたらいいなと心から思った一コマでした。三角小の先生方、児童のみなさん、本当にありがとうございました。

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3年生が福祉体験授業

12月22日(月)の5・6時間目、3年生が福祉体験授業に臨みました。講師は、宇城市社会福祉協議会の皆様(頻繁にお世話になっています)。この日は、「ブラインドウォーク体験」「車椅子体験」を実施しました。共通して示された目標として、「相手のことを考えてみよう」というものがありました。どういう声かけがあったらいいか、何をしてもらったら助かるかといったことが実感できる時間だったと思います。ブラインドウォークではアイマスクをして、友だちの支援を受けながら前に進むのですが、途中にちょっとした段差もあり、声をかける方も、しっかり考えて支援しなければならない難しさを感じていたようでした。子供たちからは、「どういった声かけをすればいいか難しかった」「少しの段差でも不安だった」との感想が聞かれました。車いす体験では、段差を越えることが難しい様子でした。しかしながら、この2時間で学んだことは、とても大きかったようです。

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6年生が5年生に平和授業を行いました

 6年生は、修学旅行への取組を中心に、各教科等で平和学習を続けてきました。そこで、10月からの学習の集大成として、学んだことをまとめ、来年度6年生になる現5年生に伝える授業を設けました。5年生にとっては、大きな事前学習の機会です。また、6年生にとっては、相手意識を持って伝える内容・伝え方について自覚的に準備し、それを披露する場でもありました。6年生の言葉によると、この活動は、「平和な社会をつくるための行動の一つ」でもあります。12月19日(金)の2時間目、私も修学旅行に同行した一員として、授業を参観させてもらいました。

 発表の内容は、「①修学旅行・原爆・戦争について」「②フィールドワークについて」「③田中安次郎さん(フィールドワークでガイドをしていただいた方で、原爆の被害に遭われました)から学んだこと」「④平和の実現に向けて」の4部構成。それぞれの内容は、班に分かれて準備し、プレゼンテーションも使いました。

 担任の山田先生曰く「子供たちが、自分たちで主体的に準備を進めた」とのことでした。聴かせてもらった感想は「素晴らしい」の一言!多くの学びや思い、情報があるにも関わらず、要点を大変うまくまとめ、わかりやすい表現・話し方で説明してくれました。聴いている5年生の表情からも、内容がしっかり伝わっていることが分かりました。この発表から、6年生が取り組んだ平和学習の充実度がとてもよく分かりました。

 最後に、5年生からお返しを出してもらいました。ある子供が、「原爆で差別にあった人たちの苦しみは、水俣病で差別にあった人たちの苦しみに通じるものがある」という趣旨の発表をしてくれました。この発表を聴き、5年生の、これまでの環境学習の充実も感じました。本当に嬉しく思います。どちらも人間が作り出してしまった悲劇です。こんなことを二度と起こさないように私たちは学び続けなければなりません。充実した時間をありがとう!

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「コッコロ隊」を迎えて人権集会を実施しました!

人権旬間のまとめの一つとして、毎年この時期に「人権集会」を開いています。今年は、12月17日(水)に実施しました。学級での人権学習を通して考えたことを学校全体で交流し、本校の課題を明らかにするとともに、今後の人権に関する取組や仲間づくり、絆づくりにつなげていくためのものです。また、今年は県の事業を活用し、「コッコロ隊」(人権啓発のために、県内あらゆる場所へ希望に応じて派遣されています)に来ていただきました。コッコロ隊は、参加している人に大切なメッセージを運んできてくれます。子供たちも大喜びでした。 さて、子供たちの発表は、すべて素敵な内容でしたが、私の心の中に特に印象に残ったものをいくつかご紹介します。(複数の内容を組み合わせているものもあります)

〇 勇気をもって正しい生き方をしていきたい。うわさ話を信じるのではなく、正しいことを自分の目で確かめたい。そして、そんな自分を応援してくれる友だちを大切にしていきたい。

〇 自分の中に、なかなか言えずにもやもやした気持ちをずっと抱えてきた。それを今回友だちに伝えたら、みんなから温かいお返しをもらうことができて心が晴れた。気持ちを伝え合うことができた人権学習だったし、みんなの心がつながった。

他にもいろいろあります。最後に、コッコロ隊からは、「お友だちのことを大切にするのと同じくらい、自分のことも大切にしようね」というメッセージがありました。それができてこそ、人のことも大切にできるようになれますから・・・。

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4年生が三角西港について学習

三角小学校が、荒尾市にある万田小学校と、三角西港を通した交流を行っていることは、メディア等を通してご存じの方も多いかもしれません。小学校区は違いますが、本校でも、4年生が三角西港について学習しました。講師は宇城市教育委員会 文化スポーツ課の学芸員である神川様。12月18日(木)の3時間目にじっくりお話を聴くことができました。内容は、「世界遺産って何?」「三角西港はどんなところ?」「三角西港には何があるの?」「どうして三角西港は世界遺産なの?」の4部構成。多くのことを、スライドとわかりやすい説明で教えていただきました。4年生保護者の方は、子供たちをガイドに、ぜひ三角西港へ行ってみてください!

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12月の「のびっこ集会」~今月のめあて「みんなと なかよくしよう」

12月9日(火)に、今月の「のびっこ集会」を実施しました。今月の生活目標は「みんなと なかよくしよう」です。各学級から、更に具体化しためあてを発表してもらいましたが、次のようなめあてが出ました(すべてではありません)。

1年:「遊びに入れて、と言われたら『いいよ』と言う。いじわるはだめだよ、と言う」

2年:「人によって態度を変えない。返事をする」

3年:「困っている人がいたら助ける。優しい言葉を相手にかける。外遊びを増やす」

4年:「週に1回みんなで遊ぶ。他学年も一緒に遊ぶ」

5年:「自分が言われて『嬉しい』と思うことを相手に言う」

6年:「一人一人の個性を大切にして生活する」

すべて、毎日実践できたら素晴らしいですね。それだけで、居心地がよく、安心・安全に生活できる学級になると思います。

 また、企画運営委員会からは、「赤い羽根共同募金」についての報告がありました。今年は、15,167円のお金が集まったとのことです。すでに、社会福祉協議会の方にお渡ししてあります。ご家庭のご協力、誠にありがとうございました。最後に、意見交流として、「冬休みに楽しみにしていること」について、挙手にて発表してもらいました。クリスマスや誕生日のプレゼント、家族のイベントのことなどを話してくれました。中には、「お母さんへの誕生日プレゼントを選ぶのが楽しみ」と発表してくれた子どももいました。

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「人権フェスタinうきし」三角会場にて

12月6日(土)13:00から、三角防災拠点センターにて、本年度の「人権フェスタinうきし」が開催されました。また、PTAからも、役員さん方にご出席いただきました。今回、講演の講師は、「みえ人権教育・啓発研究会」代表の松村智広(まつむら さとひろ)さん。部落問題について、実体験に基づくお話を、笑いやユーモアを交えながら熱く語られました。いくつもの心に刺さる言葉やエピソードを語られましたが、「人権教育は人を幸せにする教育」「自分のことと重ねて考える。これが『自分事』」「差別は存在するが、見ようとしないと見えない」「人は言葉を浴びて育つ」「人権学習では、どう生きるか、を学ぶ」「大切なことは言葉で伝えないと伝わらない」など、心に響く言葉をたくさんいただきました。また、講演最後、お祖母様、お父様がお亡くなりになる直前のお話を聴いたときは、「皆が、何のためらいもなく自分のふるさとのことを語ることができる社会にしなければ」という思いを強くしました。次年度も(別会場かもしれませんが)講師として来られる可能性があります。ぜひ、もう一度お話を伺いたいと思いました。 

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持久走大会へ向けて ~ 自分に負けない!

「一生懸命頑張る心」を育てるために、毎年取り組んでいる校内持久走大会。各学年ではすでに練習が始まっています。持久力を高め、自らのペースで完走しようとする強い精神力の伸張も目指していますが、練習の時から、子供たちはこれまでの記録を超えようと一生懸命頑張っています。特に1年生は初めての体験。担任の先生から細かい指示やアドバイスをもらいながら、元気いっぱい走っています。ちなみに、走る距離は、1・2年では1km、3・4年では2km、5・6年では2.5kmです。それぞれのコンディションに合わせて、あきらめない気持ちを高める機会にしてもらえればと思います。応援どうぞよろしくお願いいたします。また、大会当日は、PTA役員の方々に、コース途中の監察に立っていただきます。お世話になります。

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今年も充実した学びができました!~ 6年修学旅行

11月19日(水)・20日(木)の2日間、長崎、佐賀方面へ修学旅行に行ってきました。もちろん第一の目的は平和学習を深めること。約1ヶ月半前、後期が始まった時点から、6年生は担任の先生と事前学習をじっくり進めてきました。とてもすてきな旅のしおりを完成させていて、事前学習の充実を感じさせるものでした。

 さて、旅行中ですが、子供たちは公共のマナーをしっかり守り、場に応じた行動・振る舞いを心がけていました。多くの修学旅行生はもちろんのこと、町の住人の方々とも度々すれ違いましたが、子供たちは自分からあいさつを心がけていました、さらに、時間いっぱい活動しようとする前向きさもあり、とても嬉しく思いました。多くの人が亡くなり、また、現在も多くの人々が祈りを捧げている長崎市中心の各戦争関連施設では、語り部さんのお話をしっかり聴き、写真や資料をじっくり見て、様々なメッセージを受け取っているかのようでした。昨年度もお世話になった語り部の田中さん(80代)からは、温かく、そして人間としての生き方を考えさせられるような貴重な言葉をたくさんいただきました。後の感想交流では、「田中さんが言っておられたように・・・」「田中さんの言葉で〇〇がとても心に残った」という感想が圧倒的に多かったです。田中さんは、真剣なまなざしの子供たちを見て「本当にいい子たちだね~」と、何度もつぶやいておられました。

 解散式でも言いましたが、戦争や平和のこと、命のこと、人権のことなどは、それらについて考え、学ぶことに「終わり」はありません。考え続けることによってのみ、この社会がよりよいものに近づいていく原動力を生み出せるような気がしています。

 昨年度も田中さんが示してくださった言葉があります。それは、「『平和』とは、何でもない、当たり前の、平凡な日々の連続」という言葉。私自身、昨年聞いたときと、今年聞いたときでは、また違った感じ方をしました。現在、11歳、12歳の子供たちはどのように考えたのでしょうか。様々な困難をくぐってこられた方々の言葉は非常に重いです。毎日、ただ目の前のことに流されてしまいそうなときは、深呼吸してこの言葉と向き合いながら生活していこうと思います。保護者の皆様をはじめ、今回子供たちに大きな学びを経験させてくださったすべての方々に感謝申し上げます。

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6年生が今年も「釜そうじ」に挑戦!

毎年この時期に、6年生は、黒砂糖づくりに使用する「釜」の掃除を体験させていただいています。いよいよ今週末に近づいた黒砂糖締め。黒砂糖づくりには毎年関わらせていただけるとはいえ、その学年でしかできない活動もあります。その一つが、6年生が行うこの体験。今年は11月25日(火)の3・4時間目に行いました。釜はぴかぴかで、いろいろな人たちの思いを映し出すような美しさがあります。髙濱会長様をはじめ、保存会の皆様の手ほどきを受けながら、作業を進めていきました。また、作業には、吉川会長様、森川施設環境委員長様にも来ていただき、大変心強かったです。天気予報によれば、今週末の天気は心配なさそうです。本番もうまくいくこと間違いなしです。

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