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熊本県 宇城市立 青海小学校 Seikai Elementary School |
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熊本県 宇城市立 青海小学校 Seikai Elementary School |
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12月に続き、1年生が青海保育園で園児を対象に発表会を行いました。国語の「小学校のことをしょうかいしよう」という単元で、実際に1年間の学校生活の流れを、絵を使いながら発表するというものでした。子供たちは事前の準備や練習を一生懸命頑張ってきました。当日の朝も緊張していたそうです。具体的な内容ですが、春は入学式・給食の開始・タブレット学習・歓迎遠足・運動会などの紹介、夏はプール学習・砂場遊び・夏休みなどの紹介、秋は郡浦神社例祭・校外学習などの紹介、冬はキビ刈り・持久走大会などの紹介がありました。いろいろなエピソードを交えながら、とても上手に、わかりやすく発表できました。質問タイムがあったのですが、園児からは次々に手が挙がり、「お弁当は食べますか?」「お勉強は難しいですか?」「体育ではどんなことをするんですか?」など、実にたくさんの質問を受けました。そして、1年生は質問にどんどん答えていきました。的確に答える姿にも感心しました。この一年でいろいろなことを学び成長したことを、この場面からも感じ取ることができました。とてもうれしかったです。
2月28日(金)は本年度最後の授業参観・学級懇談会となりました。多くの保護者の皆様においでいただき、誠にありがとうございました。また、学校運営協議会の委員の皆様にも授業を参観していただきました。今回、各学年では、今年の学習や成長の振り返りなどを発表したところが多かったと思います。子供さんたちの発表を聴かれていかがだったでしょうか。目の前の一年は長く感じても、過ぎてしまえばあっという間です。私個人で言えば、子育ての一日一日をもっともっと大切にしておけばよかったなあと、戻らない日々を懐かしんでいます。ぜひ、今回の授業の内容について、ご家庭でもたくさん話題にされてくださいね。
「矢崎城」の存在は、地域に住んでいる人なら誰もが知っています。私も、もちろん城のことは認識していましたが、その歴史については、ずっと何も知らずに過ごしてきました。面白いもので、数年前、三角とはずっと離れた地で、その歴史の具体を知ることになりました。前任校は菊池管内でしたが、総合的な学習の時間でお世話になっていた歴史研究家の方から、矢崎城についていろいろ教えていただきました。大岳に身内の方がおられるということで、青海隊や矢崎城のことについても詳細に調べておいででした。(宇土半島のことに相当お詳しかったです)その方がまとめられた論文や「三角町史」を改めて読み返しますと、ある時代に、矢崎城が非常に興味深い立ち位置にあったことが分かります。
〇 薩摩の島津氏の肥後侵攻は宇土半島からはじまった
戦国まっただ中の1500年代後半、当時の肥後は豊後の大友氏の下で小康状態を保っていたようですが、次第に肥後における大友氏の影響が薄れていくと、島津氏が本格的に肥後への北上を狙い始めます。阿蘇氏によって阿蘇神が遷座して郡浦神社が誕生したことで、当時、宇土半島は阿蘇氏の勢力圏内に組み入れられていました。塩や贄(神に供えるささげ物)の確保ができるだけではなく、交通の要衝でもあり、経済的・軍事的にも有益な地域を確保していたと言えます。なお、船津は天然の良港だそうです。阿蘇氏にとっては唯一の臨海社領でした。島津氏は天草の領主、隈本の城氏、宇土の名和氏とも手を組みましたので、これらの領主との交通を阻害している宇土半島の先端に位置し、阿蘇氏の城である矢崎城を攻め落とす必要がありました。(県南はまだ島津の敵である相良氏が支配していました)阿蘇氏は、城代として矢崎城に中村伯耆守惟冬(なかむらほうきのかみこれふゆ)を置いていましたが、彼は阿蘇の南郷の「峰家」が出自だと言われています。南阿蘇村に「一心行の桜」という有名な桜の木がありますが、その根元には中村伯耆守惟冬の墓標があるそうです。この場所は峰家の墓地で、戦死した惟冬や家臣の霊を供養するため、子孫がこの桜を植えたと伝わっています。
〇 天正8年(1580年)矢崎城合戦にて惟冬討ち死にす
矢崎城は島津の軍勢、天草衆、隈本勢、宇土勢に海・陸から攻撃されました。矢崎城勢は必死に防戦しましたが、援軍もなく、城主以下全員討ち死にしたとのことです。また、島津勢が矢崎城を襲来したとき、河野一族本家の嫡男市之助が合戦に出陣、熾烈に立ち向かったものの討ち死にしました。なお、市之助のお墓が残っています。
当時のことは想像もつきませんが、その場所に立つと当時の人々の声が聞こえてきそうな気がします。普段見慣れている風景は、たくさんの人々のくらしや思いを見続けてきています。再度、身近な場所の歴史に思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。(写真:当時、この海にはどのような光景が広がっていたのでしょうか)
2月18日(火)の3時間目、1・2年生が「昔遊び」を体験しました。講師として戸馳から新婦人の会の山田先生、地域学校協働活動推進員の山下さん・松下さん、ボランティアでいつもお世話になっている鈴木さん、脇坂さん、清水さんにもおいでいただき、昔懐かしい遊びを体験することができました。子供たちは皆大喜びでいろいろな遊びにチャレンジしていました。私たちが小さい頃は、笹舟を作ったり、ドングリゴマ、パチンコ(Y字型の)、メンコ等で遊んだりするのは日常的でしたが、今は「見たことがある」という子供たちもいるかどうか・・。山田先生が、12月に三角小学校で実施されたときに子供たちが夢中になって遊んだというものを中心に持ってきていただきました。羽子板、お手玉、だるま落とし、ブンブンごま、風車、あやとり、輪回し等々・・・。子供たちはシンプルな遊びにもかかわらず(だからこそ、でしょうか)、ひたすら熱中していました。普段のゲームより味があると感じた子供もいるかもしれませんね。風車制作は特に熱心に取り組む子供が多く、走って、羽がまわるのをとても喜んでいました。大人もはしゃいでしまう時間でした。
1月24日(金)の授業参観・学級懇談会時に合わせ、「SNSの使い方」に関する講話を実施しましたが、学校ではそのときから「情報モラルタイム」と称して、業間の時間を利用しながら、「NHK for school」の動画コンテンツを活用し引き続き指導を行っています。オンラインゲームでのいじめ、拡散、使いすぎ、グループチャット等について定期的に考える時間を設けることで、適切にスマホやタブレット等を利用できるようになってほしいと思っています。正しい活用の根底にあるのは、確固たる「人権意識」。相手の顔が見えないこともあるからこそ、相手の存在を意識し、慎重に行動できる子供たちに育ってほしいと思います。
松橋にある熊本県博物館ネットワークセンターでは、自然、人文系の専門職員が学校や社会教育施設等に出張し、動植物標本や歴史、民俗、地質資料を活用した授業、体験学習や講演等を行ってくださいます。2月17日(月)の2・3時間目、本校の3年生が派遣された2名の講師の先生から特別授業を受けることができました。テーマは「道具のうつりかわり」。少し前の日本の暮らしや道具をたくさん紹介していただきました。私たち世代にとっては、「ばあちゃんちにあったなぁ。」というリアルな懐かしさもありますが、子供たちにとっては未知の世界。電気やガスが来る前の台所については、「昔の台所は土でできている部分が多いです。火事がとても心配されたからです。また、冷蔵庫もなかったので、家の中の涼しいところ、陽が当たらないところに台所がありました」という説明を聞いて納得の声をあげる子供たちでした。
薬物乱用防止教室は、「第六次薬物乱用防止五か年戦略(令和5年8月8日薬物乱用対策推進会議決定)」において、学校保健計画に位置付け、すべての中学校及び高等学校において年1回は開催するとともに、地域の実情に応じて小学校においても開催に努めることとされています。小学校では6年時に実施することが多いようです。本校でも、2月17日(月)の5時間目、6年生が学校薬剤師の倉富先生からご指導いただきました。指導マニュアルの「まえがき」には下記のように示されています。「薬物乱用の問題は、青少年の生涯を通じた重要な健康課題となっています。近年、大麻事犯が増加傾向を示し、令和3年には過去最多の検挙人員を記録するなど、今まさに大麻乱用期の渦中にあるといえます。また、睡眠導入剤、抗不安薬などの処方薬や鎮咳去痰薬などの市販薬の過量服薬が社会問題となっています。我が国の将来を担う子供たちが、広がる薬物乱用により健康的な生活を損なうようなこと があってはなりません。大人には、子供たちが薬物乱用に巻き込まれることのないよう働きかけることが求められており、子供たちが自らこうした問題に対して毅然と向き合うことができるようにするため、学校や家庭、地域社会が一体となって対応していくことが非常に重要です。」熊本でも、薬物が若者にとってハードルの低い存在になりつつあるという報道もあり、もはや他人事ではありません。こういった機会に子供たちにしっかり考えてほしいと思います。
いつもお世話になっている「みすみ絵本サークル」の皆様。2月12日(水)の朝からおいでいただき、全学年で読み聞かせをしていただきました。この日は本年度最後の読み聞かせ。今回読んでいただいた本は次のとおりです。1年「かいじゅうたちのいるところ」「まって」、2年「かもさん おとおり」、3年「きつねの ホイティ」、4年「ペレの あたらしい ふく」「しんせつな ともだち」、5年「手ぶくろを 買いに」、6年「とらと ほしがき」。子供たちのきらきらとした瞳は相変わらず。サークルの皆様には今年も大変お世話になりました。次年度も、ぜひよろしくお願いいたします。
2月5日(水)の業間の時間、今月の「のびっこ集会」を実施しました。今月の全体目標は、「寒さに負けず体を動かそう」です。各クラスで具体化した目標としては、やはり長縄を頑張るというものが多かったです。(本番は送別遠足の日です)また、先週のあいさつを活発にする取組「あいさつでキビにゃんをあつめよう」では、目標の300枚にはわずかに届かなかったものの、275キビにゃん集まりました。あいさつへの意識を高めるよい機会になったのではないかと思います。給食中の放送では、しばらくキビにゃん(声は謎の人物です)があいさつの啓発放送をしてくれていたのですが、今回は姿をマットの後ろに隠して声だけの出演をしてくれました。会場に現れたキビにゃんに、皆とても喜んでいました。今回も最後に意見交流をしたのですが、「これからどんなあいさつをしたいですか?」という司会の問いかけに実に多くの子供たちが手を挙げてくれました。たとえ指名されなくても、子供たちの意欲は、子供たちの成長そのものです。
7月5日(金)の2・3時間目、本校の5・6年生が、JICAによるアフリカ派遣前の松尾さん、宮脇さん(いずれも他県出身で、派遣前に三角町で研修をされました)お二人の授業を受けたことは以前この学校だよりでもお伝えしたところです。このときは、お二人がどんな夢や目標をもってこれまで生きてこられたか、また今後何をしたいかという熱い思いを語られ、子供たちは真剣に耳を傾けていました。松尾さんは、現在ルワンダで給水施設の機能向上や水・衛生に関する啓発活動、宮脇さんはカメルーンで感染症対策や母子の健康管理・栄養指導をしていらっしゃいます。このとき、お二人から、「アフリカに渡った後もぜひオンラインでの交流を」というお話をいただき、2月6日(木)の5時間目についに実現しました。お二人ともとてもお元気そうで、充実した毎日を送っておられるとのこと。子供たちは、画面越しとはいえ久しぶりの再会をとても喜んでいました。途中通信が途絶えたり、機器に不具合が生じたりしましたが、質問等も入れながら、アフリカの生活に思いを馳せている子供たちでした。「自分をどんどん表現すること」というアドバイスもいただきました!
1月から、体育の時間や昼休み、又は個人で縄跳びの練習を頑張ってきました。もちろん、縦割り班(1~6年までを混ぜた班)で練習してきた長縄飛びもずいぶん上達しました。それぞれの班のチームワークがよく発揮されていて、「おおー、ずいぶんうまくなったなあ!」と感心する班もちらほら。以前お伝えしたとおり、2月4日(火)の大会は、単縄のみで、長縄は送別遠足の時に実施することになりました。4日の様子ですが、寒い中、皆声を掛け合いながら一生懸命跳んでいました!
教育委員会の学校教育審議員の先生方による授業訪問が本年度最終回を迎えました。最終回は、5年算数・3年理科を見ていただきました。以前もお伝えしたとおり、「学び続ける教職員」の実現のため、私たちも一年を通して、定期的に授業改善に向けた授業研究会等を実施しています。この教育審議員訪問も、授業改善のための取組の一環です。今回、3年生の理科では、「ものは形を変えると、重さも変わるのだろうか」という課題に挑戦しました。50gの粘土の形を変えたり分割したりしながら、どんどん重さを計っていきました。予想を立てたり班で話し合ったりしながら「変わらない」という結論に近づいていきました。樅木教育審議員からは「子供たちが生き生きと活動している」という感想をいただきました。皆よく頑張りました!
1月13日(月)、三連休最終日の夜、突然大きな揺れが発生し、とても不安になりました。8月と同じく日向灘を震源とする地震で、震度5弱を観測したということでした。横揺れも大きかったので、念のため外に出たという方もいらっしゃるかもしれませんね。また、このときは津波注意報も出され、10~20cm程度の津波が観測されたと速報画面には出ていました。このこともあり、1月30日(木)の地震津波避難訓練は、更に緊張感を持って臨みました。本校では、標高40mにある、裏の納骨堂まで短い時間で移動する流れをつくっています。今回も、宇城市防災消防課から講師をお招きし、講評やアドバイスをいただきました。子供たちは事前の指導もあり皆真剣に取り組みました。防災消防課の方からは、「みんな一人残らず真剣で驚きました」という感想をいただきました。みんなが「自分事」としてこの訓練をとらえてくれたものと確信しています。常に備えるという意識を今後も持ち続けていきたいです。
小さい頃、お祝いなどの機会に当たり前に食べていた「豆菓子」や「あわ雪」ですが、これらが三角特有のお菓子であることを知ったのは結構大人になってからでした。時折無性に食べたくなるのですが、最後にいつ食べたのか・・・思い出せないくらい時間が経ってしまいました。さて、5年生が学校運営協議会でもお世話になっている脇坂様の指導を仰ぎながら、1月29日(水)に、豆菓子作りに挑戦しました。私が食べていた豆菓子は、紅白の色づけがほとんどだったと記憶していますが、今回は黒砂糖をつかったものです。一緒にレンコンチップスも作りました。豆菓子は柔らかさが丁度よく、とても美味でした。「食べたことがない」という子供たちも多く、今回味の継承ができました。
1月24日(金)は多くの保護者の皆様に授業を参観していただき、誠にありがとうございました。(併せて、SNSの使い方に関する講話にも20名弱参加いただきました)「性に関すること」はご家庭ではなかなか話題にしづらい側面もあるかもしれませんが、本校では、事前に下記の点について、「指導の中で伝えたいこと」として確認しました。
○ 性自認・男女の人間関係等について ○ 生命誕生について
○ 自尊感情をはぐくむコミュニケーションについて ○ SNSとの関わり方について
○ 「生命(いのち)の安全教育」の趣旨・目標
すべて大事なことばかりですが、自分や他者を大切にできるよう成長してほしいということが根底にあります。ただ、昔と決定的に違うのは、SNSの発達により、子供たちがより危険にさらされると想定される場面が増えたこと。主体的に正しい知識を身に付け、適切に判断したり行動したりできる力を育てていくことをご家庭と協力しながら進めていきたいと思います。
闇バイトやいじめ、対人トラブルなど、SNSに関する心配なニュースを聞かない日はないといっても過言ではありません。残念ながら本校も例外ではなく、実に多くの児童が自分で使えるスマートフォンなどの情報機器を所有しており、アンケートの結果を見ると、正しく使う知識と実践力を身に付けることが急務となっています。そこで、今回は、授業参観とSNSの使い方に関する講話を同日に行い、児童だけでなく、保護者の皆様にも一緒に学んでいただこうと思いました。当日の講師は、宇城市の小中学校がICT支援でお世話になっているベネッセの羽田野様と緒方様。低学年(1~3年)と高学年に分けてお話をしていただきました。内容を要約すると下記のとおりです。
① 文字だけのやり取りは誤解を招きやすい。送っても大丈夫か送る前に読み返す。
② 本や映画、トイレやお風呂、相手が嫌がることは動画に撮らない。
③ ネット等に時間を使いすぎると、生活に影響が出る。やり過ぎない。ルールが必要。
④ ネット上で知り合った人が本当のことを言っているとは限らない。ネット上で知り合った人には会わない。
⑤ ネットには、名前・住所・写真などは書かない、載せない。
インターネット等は道具に過ぎません。使い方を誤れば、取り返しのつかないことになります。私たち大人も子供と一緒に考えていかなくてはなりませんね。
毎年この時期に、「給食記念週間」が設定されます。本年度は、1月20日(月)~24日(金)がその週間にあたり、給食環境委員会からの説明・呼びかけや動画視聴、先生方へのインタビュー、給食センターの先生方への手紙の紹介などを行いました。また、その一環として、給食記念集会を1月21日(火)の業間に実施しました。これらの取組に関する目的は下記のとおりです。
○ 給食について理解し、食べ物や給食にたずさわる人々に感謝する気持ちを持つ。
○ 学校給食を通して、食事について望ましい習慣を養う。
集会は、給食環境委員会の企画・進行で行われましたが、下記の内容でした。
① 給食記念日、給食ができるまで等について
② 給食センターの先生からのメッセージ動画視聴
③ 給食センターの先生方への手紙の朗読
子供たちは準備をしっかり行い、分かりやすく発表してくれました。「毎日当たり前に給食が出てくることの幸せ」や「栄養を考え、工夫された献立を毎日いただけることの幸せ」を再度かみしめながら、おいしく、感謝していただきたいと思います。
毎年この時期に行われている本校の「長縄飛び大会」。縦割り班で行うということが大きな意義の一つだと考えています。昼休みや業間を使って練習するのですが、子供たちは楽しく、一生懸命準備を進めています。高学年が低学年の面倒を見たり、お互いにいい雰囲気の中で協力したり励まし合ったりしながら練習していますが、この過程にこそ、この活動の意義があると思います。また、単縄の個人練習も、一生懸命頑張る心や体力・運動能力の向上に役立ちます。今年、2月4日(火)の本番では単縄の競技のみを行い、お別れ遠足の日に長縄大会を実施します。
小学校では、特別活動の一つとして4年生以上が「クラブ活動」に取り組みます。(ちなみに、中学校にはありません)これは、いわゆる「部活」ではなく、教育課程の中で行われる活動で、それぞれの興味・関心をもとに、児童自身が選択することになっています。本校で行っているクラブ活動は、「スポーツ」」「読書」「つり」「カード・ボードゲーム」の4つです。内容が変わる可能性もありますが、3年生は、次年度のために、事前に見学をするのが一般的です。本校でも1月17日(金)の5・6時間目、2時間連続のクラブ活動を実施し、3年生は見学の時間としました。やってみたいことは見つかったでしょうか。
毎月実施している「のびっこ集会」。これは児童集会で、昼休みと5時間目の間の時間を活用して行っています。今月は1月15日(水)に実施しました。今月の生活目標は「きもちのよいあいさつをしよう」です。各学年から、この目標を具体化した内容が発表されましたが、「あいさつのレベルアップをする」「自分からあいさつする」「地域の人にもあいさつする」など大切なことがたくさん出されました。ただ、以前も書きましたが、あいさつには個人差が見られます。こちらがあいさつしても、すっと通り過ぎる子供もいるのが現状です。また、校内ではできていても、学校から出ると「あれ?」と思うような場面もあります。あいさつは生きていく上で欠かせないものです。全員があいさつ名人になってくれたらいいなと思います。また、企画運営委員会からは、あいさつの意識付けを図るために、「あいさつでキビにゃんを集めよう!大作戦」が発表されました。詳しくはまた後日・・・。前期の終わりの振り返りの中で、多くの職員から子供たちに対し、「集会時の意見・感想交流がとても活発になった」との意見が出ました。本校では今年、「考えを深め、表現することができる力」の育成に力を入れています。子供たちの多くの挙手を見て、その力が少しずつ育ってきているのではないかという思いを強くしています。ただし、今回、挙手は少なめだったかもしれません。次回に期待しています!
皆さんは、旧青海保育園跡地に大きな記念碑があるのをご存じですか?私は青海保育園の卒園生ですが、この記念碑(下写真)を毎日見ていました。もちろん、幼い私にはこの記念碑の意味するところは分からず、ここは遊び場の一部でしかありませんでした。しかし、ここへ赴任して改めて、この記念碑の重要性を知ることとなりました。保育園のあったこの土地には、郡浦手永の会所があったとのことです。江戸時代、肥後には「手永制度」という民政機構が取り入れられていました。「手永」というのは、郡と村の中間にある行政機構で、その役所を会所といい、その長である惣庄屋を中心とした会所役人たちの手の届く範囲という意味で「手永」の範囲が定められていたようです。島原天草の乱以降、当時の宇土郡には郡浦手永と松山手永の二つがあり、郡浦手永の会所は旧青海保育園のあったところに、松山手永の会所は現在の宇土市松山にありました。また、もう一つ、重要な場所であったことを示すものとして、「三角町史(昭和62年11月15日)」には下記の記述があります。
青海高等小学校創立(「※「三角町史」より抜粋。下線は岩下による」
明治二十年、一郡に一校の高等小学校設立が定められ宇土に高等小学校(鶴城高等小学校)が設立されたが、地理的関係で三角地区からの就学は困難であった。教育熱の高まる中で何とか高等小学校の教育を受けさせたいとの願望がみのり、明治三十一年郡浦村、大岳村、戸馳村、三角村、網田村、松合村の組合立で、青海高等小学校が、郡浦手永会所跡(打越)に創立された。修業年限は四ヶ年。通学距離の遠い者の為には、寄宿舎を設けて勉学の便をはかった。明治四十年小学校令が改正されて義務教育が六ヶ年に延長されると、高等小学校は二年又は三年とする事が出来る事となり、青海高等小学校は三ヶ年の修業年限となった。大正八年、各小学校に修業年限二ヶ年の高等科を併置する事になり青海校は廃校となった。この間二十二年の間に郡浦、大岳、戸馳、三角、網田、松合より来て学んだ者、八百余名という。校是としては幕末の青海隊の尚武の精神を継承し、質実剛健の校風を守り、数多くの傑れた人材を輩出した。明治、大正、昭和にわたる、郷土の政治、経済、産業、文化の諸般にわたって、その進展に寄与する事が多かった。東の鶴城、西の青海と二つの高等小学校が、互いに競いあっていた。・・・・中略・・・・昭和四十一年三月、青海校の名を永久に残すため、同窓生有志浄財を集めて、元学校跡に記念碑を建立した。
これだけ見ても、本校付近が行政的に重要な場所であったことが分かります。久しぶりにこの記念碑を見に行ってみました。青海高等小学校と郡浦手永の跡地であることが記されており感慨深いものが
ありました。ちなみに、右の写真は青海高等小学校の校歌の歌詞でした。どなたか詳しい意味をご存じでしたら、ぜひ教えてください。
1月9日(金)の4時間目、4年生が給食センターの先生から食に関する指導をしていただきました。来ていただいたのは、松橋小所属の栄養教諭でもある山田先生です。山田先生は、動画等も使いながら、どのように給食が作られているのか詳しくお話ししてくださいました。給食センターでは1日に5,200食の給食が作られており、徹底した衛生管理・温度管理のもと作業が進められています。この日の給食のために使われた野菜はなんと840kg。子供たちからは「えー!!」という驚きの声が上がっていました。毎日当たり前にいただいている給食ですが、「当たり前」の裏にある多くの方々の努力に思いを馳せながらおいしくいただきたいと思います。山田先生は、4年生と一緒に給食を召し上がって帰られました。ご指導ありがとうございました!
12月の話になりますが、1年生が、国語の学習の一環で、青海保育園に読み聞かせに行きました。「おとうとねずみ チロ」という国語の物語で、すらすら読むことはもちろん、登場人物の気持ちを想像しながら、登場人物になりきって読み、保育園の子供たちに喜んでもらうことが目的です。12月23日(月)の3時間目、子供たちはやる気満々で保育園を訪問。園児の皆さんは、すでに3列の椅子に座り、1年生の子供たちを待っていてくれました!まず、担任の吉本先生から、「国語のお勉強を頑張って、1年経ったら、ひらがなも、カタカナも、漢字も読めるようになったよ」と紹介がありました。少し緊張していたとのことですが、堂々と読み、物語の世界をしっかり伝えることができました。とても上手でしたよ!園児の皆さんからも感想をいただきましたが、たくさん手を挙げてくれたことに驚きました。嬉しかったです!そして、お返しの歌のプレゼントをいただき、最後に記念撮影もしてきました。とてもいい時間でした。理事長先生、園長先生から、「成長した子供たちを見て嬉しかったです」とのお言葉もいただきました。
人権について考えることは、生きている限り、私たちにとって大切な営みです。何かをもって学びが終わるということではなく、日々考え、気付いていくことの連続です。子供たちの学びも日々続いていますが、18日(水)の5時間目は、本年度の人権集会でした。人権月間の取組や授業で学んだこと、考えたことを学年ごとに発表していきました。子供たちは真剣な表情で、他学年に自分たちの学びを伝えていました。私からもいくつか話をしましたが、その中で強調したことの一つに「決めつけをせずに人と関わる」ということです。本校は人数も少なく、人付き合いに関しては、長い付き合いから「○○さんは~な人」という固定化された見方・固定化された人間関係が生じやすい環境にあると言えます。これは、間違ったことに対しても、「波風を立てたくない」という理由で蓋をしてしまう要因になるのではと危惧しています。学級においては、互いに気持ちを出し合い、多面的に相手を見る(すなわち、絶えず「出会い直し」をする)ことが、しなやかな社会、ひいては差別のない社会を作っていく上で必須だと考えます。何度も書いてきましたが、子供たちは大人の言動に少なからず影響を受けます。そのことを自覚して子供たちと関わっていけたらと思います。また、時代の流れから「SNSいじめ」についても触れました。加害者にも被害者にもなる可能性があるということを知っておいてほしいということはもちろんですが、正しい使い方については、保護者の皆様にしっかり目配りをお願いできればと思います。よろしくお願いします。
熊本県では、「命を大切にし、やさしさあふれる人と動物が共生するくまもと」の実現を目指しています。その拠点となる新たな動物愛護センター「アニマルフレンズ熊本」が完成し、令和6年3月26日(火)に開所しているのをご存じですか?県産木材の温もりを感じる新センターは、保護犬・猫の健康や安全に配慮した飼育室や治療施設を備え、保護犬との交流ができるドッグランや広い研修室等も有し、動物愛護に特化した施設となっているそうです。実は、「アニマルフレンズ熊本」では、子供たちに命の大切さを伝えるための授業をしてくださいます。本校でも、12月16日(月)の2・3時間目、1・2年生が出前の特別授業を受けました。多くのことをお話ししていただきましたが、友だちや保護犬の「カヲル」くんの心音(命の音)を聞いたり、犬との接し方や動物を飼うことの意味(家族として迎えたら、最後まで責任をもって飼うことなど)を教えていただいたりしました。子供たちは、目を輝かせながら、真剣にお話を聞いていました。
12月12日(木)の3時間目、4年生が県の文化課による出前授業を受けました。内容は、文化財の重要性と身近な文化財についてのお話でした。お話がとても分かりやすく、「文化財とは何か」「三角町・宇城市の文化財にはどんなものがあるか」など、興味深いお話ばかりでした。子供たちの集中力も途切れることなく、意欲的に聞き、メモを取っている様子がすばらしかったです。担任の先生と、「お願いしてよかった」という話をしたところでした。三角西港や天神の樟、永尾剱神社など、改めて回ってみられてはいかがでしょうか。
12月6日(金)の3・4時間目、県の事業である地域の食の名人派遣による授業を活用し、4年生が地元の特産物のみかんを使って「みかんケーキ」と「みかん大福」を作りました。11月に、名人(松合の方です)をはじめ関係の方々がおみえになり、担任の先生と詳細に打合せをされ、6日の本番を迎えました。ケーキは炊飯器で作るタイプのもので(炊飯器は最強の調理器具ですね)、大福は果汁を使ったものでした。保護者の方にも4名お手伝いいただき、また、みかんの提供もいただいて、子どもたちは大喜びで調理に取り組み、できあがったケーキと大福をペロリ。きっとおうちでも作ってくれるのではないかと思います。今回は、「地元の名産品を使った料理をぜひ作りたい」という担任の先生たっての希望でしたが、とても人気がある事業のようで、申し込んだものの、当たるとは思っていませんでした。幸運なことに本校でも実施でき、「うれしい」の一言です。機会があれば、いただいたレシピを共有します。
早いもので、4月から回を重ねてきた「のびっこ集会」も、12月9日(月)が今年最後の会となりました。いつも感心するのは、企画運営委員さんの見事な司会ぶり!感心させられます。また、集会の最後には全体で感想交流をしているのですが、多くの子どもたちの挙手が見られるようになりました。今後、成長するにつれ、大人数の中で活躍する機会も増えることでしょう。今のうちに、自分の考え、意見を言う練習を積んでほしいと考えています。さて、12月の生活目標は「みんなとなかよくしよう」です。具体策のところでは、「ふわふわことばをつかう」「相手の話を最後まで聞き反応する」など、大切なことがたくさん掲げてありました。また、保健体育委員会からは、「はみがき名人」の発表、企画運営委員会からは、赤い羽根共同募金で集まった金額の周知がありました。4日間で12,864円集まりました。(すでに社会福祉協議会にお渡ししています)ご協力ありがとうございました。感謝申し上げます。
6年生は、社会科の学習の一環で、他校同様毎年租税教室を実施しています。今回実施したのは12月9日(月)の3時間目。宇土税務署の職員の方に講師としておいでいただき、興味深いお話をしていただきました。「税金」といっても、「国税」と「地方税」があり、納める機関が違うこと、また、DVDを見ながら、もし税金がなくなったら様々な住民サービスが受けられなくなることなど、多くのことを知りました。そのDVDの中では、ゴミ収集、警察や消防などの例が扱われていましたが、子供たちも、税金の大切さについて実感することができたようです。最後に質問や感想を出してもらいましたが、「税金が自分たちの暮らしにとって、とても大切なものだと分かりました。将来しっかり納めていきたいです」といった感想が出ていました。
本校では毎年、キビ締めの前に、3年生が総合的な学習の時間を使って、三角サトウキビ活性会会長の髙濱希好さんから黒砂糖づくりの歴史等について学んでいます。この学習では、黒砂糖づくりやその継承に関わってこられた方々の思いも知ることができます。今年は、11月25日(月)の3時間目に実施しました。3年生は事前に、髙濱会長に質問したいことを考え、考えをまとめておきました。当日、髙濱会長からは、なぜこの地域でサトウキビ栽培が始まったのか(→ 約200年前、前越の庄屋、高橋伊左右衛門が人々を困窮から救う作物を栽培したいと阿波国から取り入れました)、衰退していた黒砂糖づくりがなぜ大岳小学校で行われるようになったのか(→ 当時の6年親子キャンプでの、中川校長先生とPTA平田会長の会話がきっかけでした)などについてお話がありました。大岳小で復活させることが決まった後、道具をそろえるため、昔黒砂糖づくりをされていたお宅に聞いてまわられ、釜などの道具がやっとそろったそうです。高橋伊左右衛門がサトウキビ栽培を始めてから約200年が経ちますが、高橋さんも、小学校でこんな形で継承されているとは想像もしなかったでしょうね。また、髙濱会長のお話では、県からの依頼を受けて、「黒糖シロップ」を商品化。とても評判がよく、また表彰を受けられるのだとか。味見をさせていただいた子供たちが口々に「おいし~い!」と言っていたのがほほえましかったです。「このシロップ、何に合いそうかな?」と質問されたところ一斉に「パン!」という反応が。ぜひ味わってみたいです。また、黒砂糖のお話の他に、村の中で連絡があるときに使われていた昔の鐘、昔の秤、昔の笠や袈裟、その他の昔の道具なども持ってきていただき、子供たちに体験させていただきました。(素直に反応・感動している子供たちの姿に、またこちらが感動しました^^)最後に髙濱会長からは、「小学校で黒砂糖を作ったことはずっと覚えておいていてほしい、そしてこの地域の伝統としてこれからも大切にして行けたらと思う」というメッセージをいただきました。改めて、活性会ほか地域の皆様、そしてこの行事を30年以上も支えてくださったPTAの皆様への感謝の念を強くした一日でした。
通知や学校だよりでもお知らせしていましたが、11月15日(金)の午前、県立美術館事業の「スクールミュージアム」を本校で開催しました。子供たちは午前中、低・高学年に分かれ、鑑賞授業を受けました。学芸員の方の説明や進行がとてもわかりやすく、浜田知明やシャガールの作品の様々な見方や楽しみ方を学ぶことができました。浜田知明は熊本の御船町の出身ですが、制作の原点は自らの戦争体験だそうです。メッセージ性が強く、ユニークかつ強烈な作品で、「おすすめの作品」として、浜田知明の作品を選んでいる子供が多かったのが印象的でした。1時間のみの授業でしたが、子供たちや先生方に大好評で、「面白かった!」「美術館に行ってみたい!」という声があちこちで聞かれたそうです。嬉しい声です。絵のタイトルを想像するクイズ、お気に入りの作品を発表する時間などもあり、たいへん充実した時間となりました。一つのことを様々な角度から見るという学びにもなったように思います。
11月16日(土)午後、三角防災拠点センターにて、本年度の人権フェスタが開催されました。PTAの方々も数名、研修の一環として参加されました。当日の講師は、「絆創膏の会」大湾昇さん。徳島県からおいでになりました。ご自身のこれまでの半生を振り返りながら、「差別されている人がいるから差別がある、被差別部落があるから差別がある」のではなく、「差別する人がいるから差別がある、差別しないと生きていけない人がいるから差別がある」ということについて、わかりやすく、熱を持ってお話しいただきました。こういったお話を聞く度に、子供たちに接する際、私たち大人が不確かな情報に踊らされることなく、正しい見方や判断を子供たちに示していかなければならないことの大切さを痛感させられます。子供たちは、私たち大人のものの見方や感覚に影響を受けます。大人として、自らの言動に責任を持たなければと身が引きしまる思いでした。
毎年、大口地区にお住まいの河野様のご厚意により、大事に育てていらっしゃる菊の花を学校にお借りしています。職員玄関と児童玄関に複数お持ちいただき、毎日私たちの心を癒やしてもらっています。色は、黄色・白・薄紫でとても上品な佇まいです。昔はもっと多くのお宅の庭に菊の花を見かけていたような気がしますし、勤務していた中学校の技術の時間には、生徒に栽培をさせていました。温暖化が進み、季節を感じることが少なくなりつつあるな現在、私たちに安らぎを与えてくれる花です。また、毎年学校にこのような形で心を寄せくださる河野様に、心から感謝いたします。
11月7日(木)、8日(金)の二日間、6年生は長崎・佐賀方面へ修学旅行に行ってきました。途中体調不良等もなく、また、終始真摯な態度で活動に参加しました。主な訪問先は、原爆資料館・浦上天主堂・山里小学校・永井隆記念館・平和公園・ハウステンボス・佐賀県立宇宙科学館などです。もちろん今回の旅行の主な目的は平和学習で、これまで、あらゆる教科等を通じて学びを深めてきました。私自身、訪問先で原爆の語り部さんのお話を聞く度に、新たな発見や学びがあります。今回お世話になった語り部さんは、ノーベル平和賞を受賞した被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の田中安次郎さん。平和への思いはもちろんのこと、子供たちへの愛情あふれるお話に皆聞き入っていました。「戦争は最大の暴力であること」「『平和』とは何でもない、当たり前の平凡な日々の連続であること」「平和への近道は、『花いっぱい』『笑顔いっぱい』『歌いっぱい』の日々を送ること」と語られ、子供たちには宿題として、「『たった一つの生命(いのち)だから、・・・』の続きを考えてね」とお話しされました。最後に言われた、「平和の学習とは命の学習である」「人に優しく、自分に優しく」というお言葉がとても印象に残りました。子供たちそれぞれに感じ入るものがあったようです。平和の学びはこれからも続きます。
11月12日(火)に令和7年度入学児童のための就学時健診を実施しました。かわいい子供たちのお世話をしてくれたのは、5年生。かわいい新入学生に寄り添いながらエスコートする姿に感動しました。これも5年生の持つよさの一つですね。来年の、6年生としての活躍が楽しみです。また、保護者の皆様には「親の学びプログラム」を受けていただきました。今回進行をしてくださったのは、親の学びトレーナー、星下さん、豊永さん、石掛さんの3名の方々でした。皆さん、子を持つ親でもあり、同じ目線で、温かい雰囲気の中で進行していただきました。すごろくト―クでは皆さんお話に花が咲いていました。
11月6日(水)は、今月の「のびっこ集会」の日でした。今月の目標は「黙ってすみずみまで掃除をしよう」ですが、各学年から、それにあわせて、「無言掃除を時間いっぱい頑張る」「始まったらすぐ掃除する」などの発表がありました。また、企画運営委員会が赤い羽根共同募金の呼びかけをゆめマートで行ったことは以前取り上げたところですが、たくさんの方々に協力いただいてうれしかったという報告がありました。また、募金がどのように使われているかについても触れ、自分たちの町の福祉や災害のために役に立っていることなども紹介してもらいました。
保護者の皆様の中には、家庭や地域、職場で参加された方もいらっしゃるかもしれませんが、11月5日(火)10時に、本校でも表題の訓練を行いました。2時間目が終わる少し前ですが、防災無線から流れてきた放送を合図に、子供たちは頭を保護するために机の下に隠れ、机の脚をしっかり握って地震が収まるのを待つという想定でした。最近は、テレビ等でも地震の話をはじめ、自然災害・防災のことがよく取り上げられます。私たちも、いざというときのために、慌てずに行動するという意識を常日頃持っておく必要がありますね。資料によると、緊急地震速報を聞いたら、「頭を守って、安全な場所に避難!」「危ない場所から離れて!」「お店では、あわてず係員の指示に従って!」とありました。冷静に行動するという意識があるだけでずいぶん違うのではないかなと思ったところです。
10月29日(火)の午前中に、本年度2回目の学校運営協議会を実施しました。当日は、お忙しい中、外部の委員の皆様8名全員にお越しいただきました。今回は、4月からの学校の活動を具体的にお知らせしました。その後、委員の皆様からは、PTA活動や学校給食等についてご質問をいただきました。また、「今のうちに、いろいろな『ひと・こと・もの』に出会わせることが子供の将来にとって、とても重要」「学校や子供たちのためにという発想で、PTAや地域が協力していければ・・」といったお声もいただき、たいへんありがたく思ったところです。今後も、学校運営について様々なご意見をいただきながら、「地域とともにある学校」の具現化に取り組んで参ります。参加してくださった委員の皆様、本当にありがとうございました。
熊本県では、学校・家庭・地域が一体となって連携・協力し、互いの教育力を高めるとともに、新たな思いで教育に取り組む契機とするため、11月1日を「くまもと教育の日」と定めています。本校では、「くまもと教育の日」関連行事として、10月29日(火)に道徳の授業公開を行いました。当日はお忙しい中、多くの保護者の皆様においでいただきありがとうございました。なお、その日は「第2回学校運営協議会」も実施し、協議会の委員の皆様に、子供たち授業の様子を見ていただきました。子供たちは、たくさんの参観者がおられたにもかかわらず、自分の考えをしっかり発表しようという意欲を見せてくれました。なお、駐車場の件ではご協力いただき誠にありがとうございました。
今年も10月1日より赤い羽根共同募金運動が全国一斉に展開されています。本校も、宇城市共同募金委員会の要請により、企画運営委員会の児童が街頭募金を行いました。10月28日(月)の15:45~16:25の時間帯に、ゆめマート三角店において活動したのですが、子供たちは滅多にない経験をさせていただきました。参加した子供たちは皆、「こんにちはー!赤い羽根共同募金にご協力くださーい!」と元気な声で買い物客の皆さんに声をかけることができましたし、実に多くの方々が足を止めてお金を箱に入れてくださることに驚きました。子供たちの様子を見て、「頑張ってね!」と声をかけてくださる方も多く、とても温かい気持ちになりました。子供たちからは、「楽しくできた。貢献できたなという気持ちです」という声も聞かれました。
毎年5年生時に実施している「集団宿泊教室」。今年も豊野少年自然の家にお世話になりました。この活動の目的は、下記の3点です。
① 集団生活を通して、「規律・協同及び友愛」の側面から社会生活における基本的態度を育てる。
② 三角小学校児童との活動を通して、友情を深める。
③ 美しい自然とのふれあいの中で、自然愛護の態度を育てるとともに、豊かな情操を養う。
本校は、毎年三角小学校の児童とともにこの活動を実施しています。私も1日目に参加したのですが、最初に、学校に関するクイズや自己紹介の活動を通して、わきあいあいと交流していました。また、活動班は学校混合で編成し、ともに活動するよさを(あるいは難しさも)感じていたようでした。けがや事故もなく無事に終了し安心したところですが、若干生活面(場にふさわしい言動や時間に関すること等)で宿題も残りました。引き続き学校での生活の中で気を付けながら学び続けてほしいと思ったところです。
10月21日(月)の3時間目、毎年恒例の、「みすみ絵本サークル」によるお話会を実施しました。今回は、全学年が体育館に集合し、読み聞かせを楽しみました。読み聞かせと言っても様々なスタイルがあり、通常のスタイル、エプロンシアター、パネルシアター、ペープサートなどを披露していただきました。「エプロンシアター」では、「ジャックと豆の木」を取り扱われたのですが、エプロンのポケットの中から登場人物の人形やその他の小道具が出てきて、それらを動かしながら、お話を進めて行かれるのがとても面白かったです。「パネルシアター」では、少し大きめの板の上で、貼りものの人形等を動かしながら「おむすびころりん」を聞かせていただき、目が離せなかったです。また、子供たちがどきどきわくわくしながらお話を聞いている表情もとても可愛らしかったです。サークルの皆さんの声はとても美しく、声で場面や人物の切り替えができるところ、そして子供たちを引き込んでいく技術に学ぶものが多くありました。
10月~11月は学力充実月間です。そこで、本校では、火曜日と木曜日の5・6時間目を使って算数と国語の強化に取り組みます。(5時間目は1~3年、6時間目は4~6年)普段授業に入らない担任以外の職員も指導に入り、丁寧な見取りとやり直しを進めていきます。子供たちが少しでも多く「分かる喜び」を実感し、意欲的に、粘り強く取り組んでくれるように進めたいと考えています。(写真:国語の読み取り問題に挑戦する3年生。どんどん次のプリントに取り組んでいました。大人でも注意深く読まないとひっかかってしまう問題も結構あります。丁寧に読み取ってほしいですね)
11月1日(金)は本年度の宇城小体連三角・不知火・松橋町陸上記録会が岡岳グラウンドで実施されます。この記録会には5・6年生が参加します。種目は次のとおりです。
〇 5・6年全員100m
〇 5・6年選手種目:女子800m、男子1000m
〇 5・6年選手種目:女子400mリレー、男子400mリレー
〇 5年選手種目:走り幅跳び、ボール投げ
〇 6年選手種目:走り幅跳び、走り高跳び、ボール投げ
そこで、本校でも17日(木)から練習を始めました。体力の向上や競技力の向上はもちろんですが、他校の児童と交流する数少ない機会でもあります。また、いつもと違う場所、雰囲気の中で互いに声援を送り合うことで、絆も深まります。一人一人が、それぞれめあてをもって参加してくれるといいなと思います。ご家庭での励ましをよろしくお願いします。
「1年生の〇〇さんが、楽しみで眠れないって言ってたよ!」これは、「おもちゃランド」実施の前日に2年生が教えてくれたことです。4日(金)の3時間目は、2年生が生活科で作った素敵なおもちゃで1年生に楽しんでもらう時間でした。7つのコーナーがあり、それぞれ「ロケットポン」「コロコロビー玉」「ぴょんコップ」「コロコロコロン」「魚釣り」「とことこカメ」「ヨットカ-」と名付けられたおもちゃが準備されていました。時間を区切って全てのおもちゃで遊ぶことができた1年生は、たくさんのおみやげももらってとても満足そうでした。1年生に楽しんでもらおうと、いろいろ工夫を凝らして作られたおもちゃたち、そして丁寧に遊び方を説明したり手助けしたりしていた2年生。とても心温まる時間でした。
4年社会では、防災について学びます。この学習の時には、より深く学ぶため、様々な機関からゲストティーチャーをお招きすることがあります。今回は宇城市防災消防課から谷口さん、川原さんにおいでいただき、2時間授業をしていただきました。台風、地震、大雨など、災害発生の基本的なメカニズムをはじめ、熊本県の状況(降水量の多さや活断層の存在など)、行政の役割、住民としての避難行動等について触れていただきました。「マイタイムライン」については、自分の命は自分で守るという意識を醸成し、明るいうちから早めに避難すること、予防的避難につながることなどをお話していただいています。なお、最近の教科書は、防災についてかなり詳しく記述されており、大人でも参考になる内容です。機会があったら、ぜひ目を通してみてくださいね。
「馬が怖くて車からおりきらんだった(笑)。」まだお祭りで流鏑馬(やぶさめ)があっていたころのお話。私の息子はまだ小さく小学校に上がる前だったのですが、父が子守の最中に息子を流鏑馬見物に連れて行った日の話です。これが、私にとって一番新しい例祭にまつわるエピソードです。前川宮司様によると、20年ほど前に流鏑馬は一度復活し、10年ほど続いたとのことですから、その時期のお話ですね。私も年齢を重ね、例祭とはずっと縁遠くなっていました。しかし、再びこのように関わる機会を得てたいへんうれしく思っています。家は、近くはありませんでしたが、よく神社の敷地内で遊んでいたことも思い出します。
さて、コロナ禍を経て、昨年度から、再び本校からも子供たちが参加できるようになった例祭。9日(水)の本番に先駆けて、3日(木)に、5・6年生が、本神輿担ぎの練習と郡浦神社の歴史を学ぶ事前学習のため、馬場公民館に出向き、前川宮司様にご指導をいただく予定でした。しかし、当日が小雨で神輿を外に出すことができなかったため、宮司様に学校においでいただき学習を進めました。ご存じのとおり、本神輿はかなり重く、保護者の方々にも手伝ってもらう必要があります。子供たちは、きっと歴史の重みも同時に感じるのではないかと思います。
神社や地域の歴史、祭りの意味など詳しく教えていただき、また子供たちからの質問にも答えていただきました。郡浦神社は阿蘇神社の3摂社の一つ(あとは健軍神社と甲佐神社)。由緒ある神社で、ずっとこの地域とともに歴史を重ねてきたシンボル的な存在ともいえます。ちなみに、「三角町史」を見ると、「郡浦神社の創建年代は定かではないが、蒲智比咩(かまちひめ)神社がその前身と考えられるので、元慶二年(874年)、平安時代の初期にその萌芽を見ることができる」とありました。ずいぶんと古い歴史を持つことが分かりますし、「三角町史」には、各時代の変遷が記されており、大変興味深いものです。また、6年生の子供たちは、総合的な学習の一環で、神社について調べ、プレゼンを作成し、5年生に説明してくれました。こちらもとても興味深い内容でしたよ!
5年生は「福祉」について重点的に学ぶ機会が多いのですが、今回は、前回の「認知症サポーター養成講座」に続き、「高齢者疑似体験」を実施し、市社会福祉協議会の坂本さん、沖村さんに講師として来ていただきました。あえて、「見えづらい、重い、曲がりづらい、聞こえづらい」という状況をイヤーマフやベストなどを使ってつくり、声をかけながら、段差等に気をつけて誘導したり、質問をし合ったりしました。講師の方から、「単に大変だった、重かったということではなく、どのようにお手伝いができるか、協力ができるかということを考えてもらえたら・・・。」というお話がありました。「皆にとって住みよい社会にするには」という視点から学びを重ね、今後の生活や生き方によりよい形で反映させてくれたらと思います。
子供のイマジネーションとそれを形にしようとする思い・・・そういえば自分にもあったなあ、と子供たちに話を聞くたびに思い出します。ありったけの材料で、思い描いたものを再現しようとする熱意は、ひょっとしたらこれからの生活を工夫していく力の根源になるかもしれません。さて、制作は早くも4コマ目に突入しましたが、かなり形になっています。1・6年制作のみこしはほぼ完成。3年は、段ボールに夜空をイメージした紺の台紙を貼り、鮮やかな花火を演出。2・5年は、上部にたくさんのデコポン、下部に海の生き物がにぎやかに配置されていました。4年はまた次回紹介しますね。
先週から今週にかけて、給食環境委員会による「くつならべ」「スリッパならべ」コンクールが実施されています。採点基準は厳しく、かかとが並んでいるか、左右のくつがくっついているかなど、けっこう辛めに採点がされているようです。毎日の結果は給食時に放送されています。下の写真を撮った日は、たまたま全員登校していた日でしたので、すべてのくつやスリッパが見事に並んでいて圧巻でした。写真では見えづらいですが、つい、撮影したくなるほどでした。(全学年載せました!)時折、こういった取組なども行いながら、子供たちへの意識付けを図ります。また特に、トイレのスリッパは、あとから使う人への気遣いとして習慣が身に付くといいなと思います。(油断すると、つい乱雑になってしまいます)
【学校情報化優良校】認定‼
日本教育工学協会(JAET)は、教育の情報化の推進を支援するために、学校情報化診断システムを活用して、情報化の状況を自己評価し、総合的に情報化を進めた学校(小学校,中学校、高等学校)を認定する 学校情報化認定に2014年度から取り組んでいます。
「情報化の推進体制」を整え、「教科指導におけるICT活用」「情報教育」「校務の情報化」に積極的に取り組んで いる学校を称え、学校情報化優良校として認定します。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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30   | 31   | 1   | 2   | 3   | 4   | 5   |
体罰・いじめ 相談窓口
教頭:石原公顕
教諭:坂井信之(情報集約担当)
養護教諭:上村裕子(情報集約担当)
セクハラ・パワハラ相談窓口
教頭:石原公顕
教諭:井上梅代
〒869-3202
宇城市三角町郡浦88番地
TEL 0964-54-0034
FAX 0964-54-1168