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熊本県 宇城市立 青海小学校 Seikai Elementary School |
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熊本県 宇城市立 青海小学校 Seikai Elementary School |
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11月宇城市教育審議員訪問~ 2・3年生で研究授業
11月12日(水)、2年生と3年生の算数の授業を見ていただきました。2年生ではかけ算、3年生では小数を取り扱った授業でした。2年生は現在九九を頑張っています。「5×4=20」は、覚えたての九九を使ってすぐに出せる答えですが、九九の考え方を更に深く理解するという授業でした。おはじきが5個、4列に並べられていれば、「5×4」で簡単に総数を求めることができますが、「3×4」と「2×4」を足すという考えでも答えは求められます。例題を使って、自分の言葉でその考えを説明していきました。また、3年生では、初めて小数を学習しています。大谷翔平選手の身長「190.5(cm)」を「100が1、10が9、0.1が5」という考え方で理解していきます。子供たちにとっては、自分の考えを言葉で整理し表現するということは非常にハードルが高いことです。それでも、自分の考えを様々な場で表現していく力を付けることは大切なこと。毎日の授業を通して、少しずつ、少しずつ、より的確に自分の考え、気持ちを伝える力を伸ばしていきます。
三角町小中連携授業研究会は豪雨で中止でしたが・・・
1・5年で研究授業を校内研として実施しました!
9月10日(水)は、三角町内3校の学校が本校に集い、1・5年の研究授業を見ていただく予定でした。しかしながら、当日は豪雨により、266号線が冠水。そのため、3校で集まることはできず、やむを得ず、本校のみで研究授業を実施しました。これまでもお伝えしてきましたが、本校の研究は国語で実施しています。テーマは「『読むこと』を通して、主体的に伝え合う児童の育成~表現する場の工夫を通して~」です。研究の視点はいくつかありますが、考えの根拠となる部分を明確にして自らの主張を展開することもその一つ。事前から、職員で意見を交換し、担任の先生が授業を練り上げていかれました。私は5年生の授業を中心に参観したので、そのお話をします。5年で取り扱った単元は、宮沢賢治の「注文の多い料理店」。皆さんも何となくストーリーは覚えていらっしゃるのではないでしょうか。二人の若い、見栄っ張りの紳士が山奥に猟に出かけますが、そこで不思議な料理店に遭遇。腹ぺこの二人はその料理店に入りますが、「つぼの中のクリームを顔や手足にすっかりぬってください」など奇妙な指示が次々と出てきます。最後に、料理されるのは自分たちだと気付き慌てて逃げ出す、というお話。この二人の紳士は、家に逃げ帰りましたが、紙くずにようになった顔だけは元のとおりになりませんでした。さて、それはなぜか。本文の叙述を元に自分の考えを持ち、他者と交流しました。感心したのは、子供たちは、人物についての考察をしっかり行い、様々な意見を出してくれたこと。ペアでの交流の仕方も上手で、終始、相手に伝わるように話をすることができていました。とても成長しています!この様子は、ぜひ他校の先生方にも見ていただきたかったです。1年生も最後の方だけのぞかせてもらいましたが、今日の授業のために拾った貝殻を手に、自分の考えを堂々と伝える子供たちの姿がありました。みんな、よく頑張りました!
7月の学校教育審議員訪問 ~ 1・3年の授業を見ていただきました ~
ほぼ毎月実施されている学校教育審議員による授業訪問。今回は、1・3年の授業を見ていただきました。1年国語では「おおきなかぶ」、3年算数では「重なりに注目して」という単元の授業を見ていただきました。さて、子供たちが毎日宿題として取り組んでいる音読ですが、単に読む力を伸ばすだけでなく、話す力や読み取る力、さらには考える力を伸ばす土台にもなるものです。私の専門教科は英語ですが、授業していた頃、音読は大変重要なものと捉えて指導していました。今回1年生は、「おおきなかぶ」のそれぞれの場面にふさわしい読み方を考え、実際におじいさんになりきって音読するという指導過程を見ていただきました。また、3年においては、教室の実際の入口の高さを、重なっている部分の長さをどう処理するかを考えて求めるという課題が出されました。今回は、図を使って相手にわかりやすく説明することを目指して学習しました。さて、1年生の授業を覗いてみました。本日の本文は、「おじいさんが、かぶのたねをまきました。『あまいあまいかぶになれ。』『おおきなかぶになれ。』あまい、げんきのよい、とてつもなくおおきいかぶができました。」というところでした。子供たちは、文からおじいさんの気持ちを想像し、おじいさんのお面をつけて楽しそうに読むことができました。次に3年生の授業です。2本の1m定規を使って入口の高さを測ったところ、20cmの重なりがありました。それをどのように式に表して実際の高さを求めるか・・・。子供たちの作った式には、主に、「100+100=200 200-20=180」と「100-20=80 100+80=180」の2つがありました。答えは同じですが、それぞれどのように考えたか分かりますか?それぞれの式について、相手に頑張って伝えている子供たちでした。
6年国語で研究授業を実施しました~「風切るつばさ」
7月2日(水)の校内研修では、6年国語「人物どうしの関係について話し合おう『風切るつばさ』」を使った研究授業を実施しました。講師として、宇土市立網津小学校の教頭先生である下中先生をお呼びしました。下中先生は、旧郡浦小校区のご出身です。
さて、「風切るつばさ」の主人公はアネハヅルの“クルル”。ある日、群れがキツネに襲われてしまい、幼い仲間の一羽が命を落とします。“クルル”はいわれなき怒りを仲間から向けられ、クルルが羽ばたいたせいでキツネに襲われたということになってしまいます。クルルの心情描写が分かりやすく展開されていきますが、生きる気力を失ったクルルは、仲間の“カララ”との関係を軸に。最終的に生きる力を取り戻します。
本時のめあては、「なぜ、クルルは再び飛べるようになったのだろう」というもの。文中には、このことについて考える根拠となる描写がたくさんあります。子供たちはその描写をもとに自分の考えを整理して表現し、さらに、友だちとの対話によって自分の考えを広げていく、という流れになっていました。子供たちは、こちらの期待を大きく上回る多様な意見、子供たち自身の表現を多く出してくれました。ペアでの話し合いもかなりうまくできるようになっています。とても楽しく、見応えのある授業でした!
6月の学校教育審議員訪問~5・6年の授業を見ていただきました
今年も、教育委員会から教育審議員の先生方がお見えになり、定期的に授業づくりについて考える時間を設けています。6月は23日(月)に、5・6年の算数を見ていただき、感想やご指導をいただきました。5年生で、主に取り組んだのは次の学習課題。「れなさんの家には、生後10日の犬がいます。今の体重は630gで、生まれたときの体重の1.8倍です。生まれたときの犬の体重は何gでしたか。」また、本時のめあては「生まれたときの子犬の体重の求め方を考えよう。」というもの。ここで大切になるのは、「もとにする大きさ」を捉えた上で、課題が示している大きさを求めることができるか。言い換えれば、考え方を明らかにしながら、その大きさの求め方を説明することができるかです。感覚的に分かっているつもりでも、言語化しながら大きさの関係を説明することが必要です。ここでは、生まれた時の子犬の体重が、もとになる大きさ「1」となりますが、これを□と表したとき、「□✕1.8=630」が頭に浮かぶかどうか・・・。この課題は大きさの関係が浮かびやすいのですが、そうではない問いもあります。これは次の時間の宿題です。そして6年生。6年生では、世の中で示されているデータが本当に妥当な内容であるか見極めるという課題が出されました。使われたのは「ホエールウォッチング」のツアー広告。クジラに会える確率が98%とうたわれている広告があったとします。船が出た回数122回に対し、クジラに会えたのは120回ですから間違いありません。しかし、船を出せた日数が61日だったとしたら、この98%という数字はどのような捉えに変わるでしょうか。ちまたにあふれる様々な情報。その正しさを見抜く目を養うために、このような勉強も行っています。
心肺蘇生法について研修
今年も、プールでの学習の時期が近づいてきました。プール学習開始の前には、消防署から講師を招いて心肺蘇生の研修を実施しています。今年は運動会直後の5月28日(水)、宇城広域連合南消防署三角分署から、5名の署員の方々に来ていただき、講習を受けました。救急車が現場に到達するまで約10分かかるとのことですが、1分経過するごとに救命率が10%落ちてしまうそうです。現場に居合わせた人間が協力して、救急車が到着するまでの時間、AEDの使用や胸骨圧迫(「強く、早く、絶え間なく」が合い言葉)により、要救助者の命をつながなければなりません。最後に、救急車到着までの10分間をシミュレーションしましたが、とても長く感じた10分間でした。でも、いざというときは、ためらわずに救助活動に当たらなければ、と再認識した時間でした。定期的にこのような研修を受けることの重要性を感じました。9月には、5年生も保健の学習の一環で指導をいただくことになっています。
令和6年度県学力・学習調査“i-check”から
保護者の皆様は既にご存じのとおり、3~6年の児童は、毎年12月に「熊本県学力・学習状況調査」を受けています。その際に、「i-check」という様々なカテゴリーに関する意識調査を実施します。本校児童は、下記のカテゴリーにおいて、全学年「良好」という結果が出ました。
① 感動体験 ② 他者からの評価 ③ 規範意識 ④ 発信力 ⑤ 対話・話し合い
⑥ 学級の規範意識 ⑦ 学級の絆 ⑧ いじめのサイン ⑨ 学習意欲
逆に、全学年ではないのですが、3つ以上の学年で「課題がある」とされたカテゴリーが次です。
① 充実感と向上心 ② 生活習慣
「課題がある」とされたカテゴリー①「充実感と向上心」に関する質問としては、次のようなものがあります。(一部)
・ あなたは、ものごとをさいごまであきらめずにやりぬく方ですか。
・ しょうらい、あんな人になりたい、こんなことがしたいという、ゆめやもくひょうがありますか。
・ 勉強やスポーツ、習いごと、しゅみなどで、がんばっていることがありますか。
②「生活習慣」に関しては次のような質問があります。(一部)
・ 学校のじゅぎょういがいで、週に何日くらい運動していますか。
・ 平日は、1日にどれくらいテレビや動画を見たり、インターネットを使ったり、ゲームをしたりしますか。
・ 学校に持っていく物を、前の日に、たしかめていますか。
・ 朝は自分で起きていますか。
いかがでしょうか。②「生活習慣」については、本校に限らず様々な場所で課題となっているように思います。また、①「充実感と向上心」については、とことんやってみるという経験が乏しかったり、将来に関して具体的なイメージがもてなかったりする子どもが多いということかもしれません。昨年、JICAアフリカ派遣職員の方々の授業を複数回受けた6年生が、「授業を受けて、将来人を助ける仕事、人の役に立つ仕事をしたいと思うようになりました」と文集に綴ってくれました。大人も子どもも、夢やしたいことを語り合うということが必要だなと実感した場面でした。
運動会は、「とことん力を尽くす」ことを学ぶ絶好の機会と考えます。こういった経験を繰り返し、知らず知らずのうちに自分の芯のようなものを形成していくのではないかなと思います。そしてその機会は運動会に限らず毎日の学びの中にあるのです。
令和7年度校内研究テーマ
「読むこと」を通して、主体的に伝え合う児童の育成
~表現する場の工夫を通して~
〇 主題設定の理由
本校では、熊本県学力・学習状況調査等(以下、県学調)の結果から、国語科の「読むこと」に課題が見られたため、一昨年度より「読むこと」を中心に研究を進めています。昨年度の県学調では、ほぼすべての学年において「話す・聞く」「書く」の領域に比べ、「読むこと」に依然として課題が見られました。また、普段の国語の授業の様子からも、学習課題に対して、どの部分を中心に読めばよいのかがわからなかったり、考えの根拠となる部分を文中から見つけることができなかったりする児童の姿が見られます。また、読む力を身に付けるには、ただ文章を読むだけでなく、読むことを通して考えたことを他者と伝え合い、他者の考えに共感したり、新たな視点を得たり、ときには批判的にとらえ、議論したりすることで、考えを広げ、深めることも大切であると考えます。
なお、主体的に伝え合うことは、読みを深めるとともに、これからの予測困難な時代を生き抜くための「生きる力」を身に付けることにもつながると考えます。この数年、グローバル化の進展や新型コロナウイルス感染症の蔓延、生成AIをはじめとする人工知能の発展など、社会情勢が急速に変化しています。このような複雑な時代を生き抜くためには、児童一人ひとりが、社会の変化に主体的に向き合って関わり合い、自らの可能性を発揮し、多様な他者と協働していく力、つまり「生きる力」が必要です。小学校学習指導要領(平成29年告示)解説総則編では、この「生きる力」の理念のもと、学校教育においても、「思考力・判断力・表現力等の育成」や「主体的に学習に取り組む態度の涵養」が求められているところです。
そこで、本研究を通して、主体的に伝え合う姿勢を育むことで、これから起こりうる未知の課題にも、自らの力で進んで課題を解決していこうとする態度を育むことにもつながると考え、本研究主題を設定しました。
今年度は昨年度までの実践をもとに、児童が自分の考えを主体的に伝え合えるように、「表現する場の工夫」というところに焦点を当てて、研究を進めていきます。
〇 授業改善における重点事項
特に下記の点を重点として実践を進めていきます。
・ 児童が読む目的をもつことができる学習課題の工夫 ・ 目的や意図を明確にした表現する場の設定
・ 考えの根拠となる部分を明確にした主張の徹底 ・ 本時の学びを実感するふり返り
【学校情報化優良校】認定‼
日本教育工学協会(JAET)は、教育の情報化の推進を支援するために、学校情報化診断システムを活用して、情報化の状況を自己評価し、総合的に情報化を進めた学校(小学校,中学校、高等学校)を認定する 学校情報化認定に2014年度から取り組んでいます。
「情報化の推進体制」を整え、「教科指導におけるICT活用」「情報教育」「校務の情報化」に積極的に取り組んで いる学校を称え、学校情報化優良校として認定します。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
30   | 1   | 2   | 3   | 4   | 5   | 6   |
7   | 8   | 9   | 10   | 11   | 12   | 13   |
14   | 15   | 16   | 17   | 18   | 19   | 20   |
21   | 22   | 23   | 24   | 25   | 26   | 27   |
28   | 29   | 30   | 31   | 1   | 2   | 3   |
体罰・いじめ 相談窓口
教頭:石原公顕
教諭:坂井信之(情報集約担当)
養護教諭:林田 葵(情報集約担当)
セクハラ・パワハラ相談窓口
教頭:石原公顕
教諭:井上梅代
〒869-3202
宇城市三角町郡浦88番地
TEL 0964-54-0034
FAX 0964-54-1168