令和6年度 校内研修

三角町小中連携授業研究会 ~ 今年は青海小で実施 ~

三角町内の学校(宇城市それぞれの旧町単位もですが)では、毎年、児童・生徒の学力向上のために、授業改善のための方策を具体的に出し合う場として、また、意見交換の場として標記授業研究会を持ち回りで実施しています。今年は青海小が会場となり、3年と6年で授業を公開しました。教科は国語で、本校の研究テーマである「読むこと」に焦点をあてて実施しました。どちらの学年も長い物語を扱う単元で、登場人物の心情を、文章中の「ことば」を通して想像し、読み取っていきました。(3年は「サーカスのライオン」6年は「模型のまち」というお話です。どちらも面白い物語ですので、可能ならぜひ読んでみてください)子供たちは、しっかり考え、たくさん発表しました。

 

  

宇城市学校教育審議員訪問~ 教師も学び続ける ~

私たち学校の教員は、様々な機会に「研究授業」を行い、自己の授業力の向上に努めなければなりません。様々な機会がありますが、宇城市では、定期的に学校教育審議員の先生方がすべての学校を訪問され、先生方の授業を参観し、アドバイスを行っておられます。9月9日(月)は、本年度3回目の訪問で、今回は1年生及び4年生の授業を見ていただきました。1年生は国語「かぞえうた(数詞や漢数字の使い方を理解し、「数え歌」をつくる)」、4年生は算数「わり算の筆算を考えよう(除数に着目して、除数の切り捨てや切り上げを選んで仮商をたてて計算することができる)」という内容でした。何でもそうですが学び続けることが必要であり、文部科学省の方針でも、「学び続ける教師」の姿が位置付けられています。私たち教師も、子供たちとともに学び続けていきます。

 

講師招聘による授業研究会~4年国語「読むこと」の力を付けるために

7月3日(水)の5時間目、校内研修の一環で、4年国語で研究授業を行いました。以前お伝えしたように、本校では、今年も国語の「読むこと」を中心に研究を進めています。今回は、研究授業の一回目。講師として、宇城教育事務所から原武指導主事をお招きしました。なお、読みとったことから、自分の気持ちや考えを述べることを実践の柱の一つとしています。4年国語の「走れ」という題材を使って、文の背景や意味、登場人物の心情などをとらえ、表現していきました。詳細は省きますが、子供たちは、「話したい」という意欲が高く、様々な言葉が手がかりにし、自分の考えを、理由とともに多く発表することができました。引き続き、私たち教師も学び続けます。

 

令和6年度校内研修について

 学校では、週1回(原則水曜日)校内研修の日を設け、研修を実施しています。本校ももちろんそうなのですが、それぞれの学校では授業改善等についてテーマを定め、一年かけて研究を進めます。視点を設けて研究授業を行ったり、外部から講師を招聘して理論研や授業に関する助言をいただいたりしています。本年度、本校では、昨年度に引き続き国語科を取り扱うこととし、「読むこと」について課題の解決を図ります。本年度の研究主題は下記のとおりです。

 「読むこと」を通して、主体的に伝え合う児童の育成

~国語科「読むこと」の授業づくりの実践から~

  本校の場合、過年度の学力調査の結果から、文章を読み取る力、また、それをもとに考える力に課題があることが分かっています。また、本年度の育成を目指す資質・能力の重点を「考えを深め、表現することができる力」としていますが、「読むことを通じて主体的に伝え合うこと」を視点に授業改善を進め、児童に、読んだことをもとに考えて表現する場をより多く保障し、この力の育成を確実に図りたいと考えています。さらに、「表現する」ことに焦点を当てて考えると、私たちは様々な方法で日々表現し、自分の思いや考えを誰かに伝えています。このことで、相手との関係を築いたり、新しい考え方にたどり着いたり、ときには自分や人の命を守ったりしています。豊かに生きていく術の一つとして、子供たちにしっかりこの力を付けていきたいと思います。