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校長ブログ

「相手の立場に立つ」ということ 〜4年生・高齢者疑似体験〜

4年生は総合的な学習の時間に、「高齢者疑似体験学習」を行いました。今回の学習では、高齢者の方々や体が不自由な方々が日常でどのような状態になるのかを肌で感じるため、「視覚(目)」「聴覚(耳)」「身体」「車椅子」の4つのブースに分かれて疑似体験を行いました。

「ゴーグルをつけると、周りがぼやけて文字を読むのも一苦労だな…」 「音がはっきりと聞こえないと、何を話しているのか不安になるね」など、子どもたちはそれぞれのブースで、普段当たり前にできている「見る」「聞く」ことの大変さを実感していました。

さらに、体にサポーターや重りをつけて前屈み状態で移動する体験や、車椅子に乗って段差を乗り越える体験も行いました。「いつもなら簡単に歩ける廊下なのに、体が重くてすごく長く感じる」 「車椅子で段差を上がるとき、少しの揺れでも乗っている人は怖いんだね」

実際に体験してみて初めて分かった、移動することへの怖さや大変さ。 しかし、今回の学びで最も輝いていたのは、子どもたちの「思いやりの行動」でした。体験している友達の隣にそっと寄り添い、「ゆっくりでいいよ」「ここに段差があるから気を付けてね」と自然に声をかけ、優しく介助する姿が至る所で見られました。

相手の立場に立ち、自分に何ができるかを主体的に考える。相良村の温かい皆様に支えられながら、子どもたちの心の中に大切な「思いやりの芽」がしっかりと育った、素晴らしい1日となりました。

子どもたちのために誠心誠意ご指導いただきました相良村保健福祉課、地域包括支援センター、ボランティアサポーターの皆様、本当にありがとうございました。(R8.7.9 矢野)

5年生国語科「表現を工夫して感動が伝わる俳句を作ろう」 〜先生たちも学び高め合っています〜

 

本校では今年度、「すべての子供が主体的・協働的に学び輝く授業の創造」を研究テーマに掲げ、全職員で指導法の研究を進めています。

今回は特に「子供たちが学び輝く授業づくり」を視点として、米多先生が行う5年生の国語科「日常を十七音で」の授業を全員で参観し、校内研修を行いました。また、球磨教育事務所の上渕指導主事を講師としてお迎えし、私たち職員にとっても学びを深める貴重な機会といたしました。

※感動を伝えるための「推敲」に挑む!

授業では、子供たちが事前に作った俳句をもとに、比喩やオノマトペ(擬音語・擬態語)、倒置法などの表現の工夫を取り入れ、より感動が伝わるように推敲(すいこう)する学習に挑戦しました。

子供たちは、今日のめあて(課題)をしっかりと把握した上で、まずは自分の俳句をじっくりと見直します。その後、1人1台のタブレット端末を活用しながら、グループで活発に意見交換やアドバイスを行いました。

「この言葉を並び替えると、もっと景色が浮かぶよ!」「オノマトペを入れるとより伝わるね」など、友達のアイデアに耳を傾けながら、熱心に自分の「MBH(My Best HAIKU)」を決めていきました。

授業を通して、それぞれの俳句は確実にブラッシュアップされ、詠み手の感動が伝わる素晴らしい作品へと変わっていきました。子供たちが生き生きと対話し、お互いを高め合う姿が随所に見られた、まさに「輝く授業」でした。

※職員も共に学び、高め合う研修会

放課後の授業研究会では、講師の上渕指導主事から、子供たちの生き生きとした学習の姿や、熱心な学び合いについてたくさんのお褒めの言葉をいただきました。 その後、相良南小の子供たちの力をさらに伸ばしていくための具体的な手立てについて、職員間で熱心な意見交換を行いました。

今回の研修を経て、子供たちの無限の可能性を改めて実感するとともに、子供たちに負けないよう、我々教職員も日々学び続け、授業を磨いていかなければならないと強く感じました。

ご多忙な中、ご指導いただきました上渕指導主事、誠にありがとうございました。今後も「子供たちが主役で輝く」授業づくりを、全校一丸となって推進してまいります。(R8.7.8 矢野)

6年生の平和学習 〜にしき ひみつ基地ミュージアムを訪ねて〜

6月23日、6年生が錦町にある「山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム」を訪れ、平和学習を行いました。

先日の修学旅行では長崎での平和学習を行いましたが、今回は自分たちが暮らす相良村のすぐ近くにも、戦争の歴史を今に伝える重要な場所があることを学ぶ貴重な機会となりました。 

まずは室内で、スライドを見ながら当時の様子について詳しく説明を聞きました。太平洋戦争末期、ここ人吉球磨の地にはパイロットを養成するための「人吉海軍航空基地」が作られていたそうです。周辺一帯は大きく「庁舎居住地区」「飛行場地区」「隧道(ずいどう)地区」の3つに分かれており、今も木上地区を中心に、当時の地下壕(ひみつ基地)がそのまま残されていることに子どもたちは驚いている様子でした。また、長崎に原爆が落とされた背景に、日本本土上陸作戦(ダウンフォール作戦)を避けるという意図があったことなど、長崎で学んだ歴史と自分たちの身近な地域がどのようにつながっていたのかを深く考えるきっかけとなりました。

 説明を聞いた後は、実際に基地跡を巡るフィールドワーク(現地見学)へと向かいました。当時、防空壕として使われていた地下壕に入ると、ひんやりとした空気が漂い、当時の緊迫した空気が肌で感じられるようでした。この場所は、人々が身を隠すためだけでなく、魚雷や戦闘機といった兵器を敵の目から隠すためにも使われていたというお話に、みんな真剣な表情で耳を傾けていました。 

さらにミュージアムでは、海軍の練習機として使われていた「九三式中間練習機」の実物大模型も見学することができました。その鮮やかなオレンジ色の機体から通称「赤とんぼ」と呼ばれて親しまれていた機体ですが、これが実際にこの地を飛び立ち、やがて戦争へと関わっていった歴史の重みを感じることができました。

スライドの最後には、「あなたは、この戦争の歴史から何を学びますか?」という問いかけがありました。子どもたちには、遠い過去の出来事としてではなく、自分たちの足元にある歴史として戦争の悲惨さと平和の尊さをしっかりと受け止め、これからの未来に活かしていってほしいと願っています。

(R8.7.6 矢野)

5年生が田植えに挑戦! ~泥にまみれて学ぶ、ふるさとの恵みと米づくり~

 

 

5年生が総合的な学習の時間「私たちの身の回りの環境」の一環として、待ちに待った「田植え体験」を行いました。

今月の初め、自分たちの手でもみまきをした稲が、見事な緑色の元気な苗へと大きく成長しました。今回も、JAくま青壮年部の皆様に温かいご協力をいただき、活動をサポートしていただきました。

まずは、苗の植え方や泥の中での歩き方について丁寧な説明を聞きます。その後、一人一人が青々と育った苗の束をしっかりと受け取り、いよいよ田んぼの中へ! 最初は「うわあ!」「冷たい!」と、ぬるりとした泥の独特な感触に歓声を上げていた子どもたち。一列に等間隔で並び、手作業で一つ一つ丁寧に苗を植えていきました。泥に足を取られて苦戦しながらも、みんな真剣な表情で作業を進め、立派に田植えを完了させることができました。そして、一通り植え終わった後は……お楽しみの「泥遊び」の時間です! 今の子どもたちにとって、全身泥まみれになる機会は滅多にありません。最初は恐る恐る泥を掛け合っていた子どもたちでしたが、次第に大盛り上がり!気がつけば、頭から足の先まで泥だらけになる児童が続出しました。なんと、担任の先生も子どもたちから容赦なく(!?)泥をかけられ、田んぼの中にはじけるような笑顔と笑い声が響き渡る、とても微笑ましい光景が見られました。

作業が終わった後は、JAくま女性部の皆様から、冷た〜い「もものシャーベット」の嬉しい差し入れをいただきました。たくさん動いて火照った体に、甘いシャーベットが染み渡り、子どもたちは大喜びで美味しそうに頬張っていました。

5年生は、これから社会科の授業で「米づくりのさかんな地域」についての学習が始まります。今回、実際に泥に触れ、自分の手で苗を植えたという貴重な体験は、これからの教科書での学びをより深く、実感を伴ったものにしてくれるはずです。

ご協力いただきましたJAくま青壮年部・女性部の皆様、本当にありがとうございました。地域の皆様の温かい支えによって、子どもたちは自然の恵みを知り、ふるさとを愛する豊かな心を育んでいます。これからの稲の成長が、今からとても楽しみです。(R8.6.29 矢野)

《あたたかな笑顔が広がった福祉施設訪問 〜4年生の体験学習〜》

6月23日、4年生が総合的な学習の時間のテーマである「福祉」についての学びを深めるため、相良村川辺地区にある介護老人保健施設「サンライフみのり」を訪問しました。

施設に到着した子供たちは、たくさんの入所者の方々に温かく迎えていただきました。最初は少し緊張していた様子もありましたが、全体での対面を終えるとすぐに打ち解け、あちこちで賑やかな交流が始まりました。

今回の大きな活動の一つが、ひまわりのカレンダー制作のお手伝いです。子供たちは入所者の方々のすぐ隣に座り、「好きな食べ物は何ですか?」「おいくつですか?」などと、興味津々で質問攻めにする場面も。入所者の方々も、そんな子供たちの姿に自然と笑みがこぼれ、優しく丁寧に答えてくださいました。

カレンダー作りでは、4年生が一生懸命に色塗りをしたり、色画用紙を使って思い思いにひまわりを飾ったりしていきました。手元に集中して作業を進める子供たちを、入所者の方々が我が孫を見守るかのような微笑ましい表情で見つめてくださっていたのがとても印象的でした。

たくさんのお話を交わしながらの共同作業は楽しさに溢れ、時間はあっという間に過ぎていきました。お別れの時間が近づくと、名残惜しそうにしながらも、4年生からは「また遊びに来ます!」という元気な声が自然と湧き上がっていました。

このような直接的な触れ合いや交流は、教科書だけでは得られない貴重な学びとなります。今後も継続してこのような機会を大切にしながら、子どもたちの「福祉」に対する理解と優しい心を育んでいきたいと考えています。

最後になりますが、今回の体験学習を快く受け入れていただいた「サンライフみのり」の職員の皆様、そして児童たちに惜しみない優しさで接してくださった入所者の皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

(R8.6.25 矢野)