6年生の平和学習 〜にしき ひみつ基地ミュージアムを訪ねて〜
6月23日、6年生が錦町にある「山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム」を訪れ、平和学習を行いました。
先日の修学旅行では長崎での平和学習を行いましたが、今回は自分たちが暮らす相良村のすぐ近くにも、戦争の歴史を今に伝える重要な場所があることを学ぶ貴重な機会となりました。
まずは室内で、スライドを見ながら当時の様子について詳しく説明を聞きました。太平洋戦争末期、ここ人吉球磨の地にはパイロットを養成するための「人吉海軍航空基地」が作られていたそうです。周辺一帯は大きく「庁舎居住地区」「飛行場地区」「隧道(ずいどう)地区」の3つに分かれており、今も木上地区を中心に、当時の地下壕(ひみつ基地)がそのまま残されていることに子どもたちは驚いている様子でした。また、長崎に原爆が落とされた背景に、日本本土上陸作戦(ダウンフォール作戦)を避けるという意図があったことなど、長崎で学んだ歴史と自分たちの身近な地域がどのようにつながっていたのかを深く考えるきっかけとなりました。
説明を聞いた後は、実際に基地跡を巡るフィールドワーク(現地見学)へと向かいました。当時、防空壕として使われていた地下壕に入ると、ひんやりとした空気が漂い、当時の緊迫した空気が肌で感じられるようでした。この場所は、人々が身を隠すためだけでなく、魚雷や戦闘機といった兵器を敵の目から隠すためにも使われていたというお話に、みんな真剣な表情で耳を傾けていました。
さらにミュージアムでは、海軍の練習機として使われていた「九三式中間練習機」の実物大模型も見学することができました。その鮮やかなオレンジ色の機体から通称「赤とんぼ」と呼ばれて親しまれていた機体ですが、これが実際にこの地を飛び立ち、やがて戦争へと関わっていった歴史の重みを感じることができました。
スライドの最後には、「あなたは、この戦争の歴史から何を学びますか?」という問いかけがありました。子どもたちには、遠い過去の出来事としてではなく、自分たちの足元にある歴史として戦争の悲惨さと平和の尊さをしっかりと受け止め、これからの未来に活かしていってほしいと願っています。
(R8.7.6 矢野)
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