カテゴリ:校長のつぶやき
マット運動にも理解が必要!
体育館から聞こえる楽しそうな声に誘われて見に行くと、4年生がマット運動をしていました。
「マット運動のポイントは、演技後しっかり動きを止めること!」
先生のお話を、子供たちがしっかり聞いています!
「演技後、動きを止める」
の共通理解が図られます。
そして、動きの確認
「その手がいいね!」
「動かないところがいい!」
どうやったらステキな動きになるのか、言葉、動き、視覚化で、さらにみんなの共通理解を図っていきます。
それから、個人練習
止めるところを意識した練習が繰り返されます。
「しっかり止まっている!」
「今のいいね!」
など、前向きな言葉かけが続きます。
体育の授業にのって、ルールを守って、子供たちは技の向上に夢中になっています。
これまでのスポーツは、「巨人の星」や「エースをねらえ」などが象徴するようなスポ根論(「努力」と「根性」でひたむきに取り組めば、人は成長し試合に勝てるという考え方)が一般的でした。
負けると、
「努力不足です・・・」
「あと一歩のがんばりが足りませんでした・・・」
という言葉をよく耳にしました。
ご多分に漏れず、学校での指導も、努力と根性、そして悪い部分を指摘して直すという考え方が主流でした。
昔は、どうにか世界のスポーツ界に追いつこうという必死の状況だったからかもしれません。
しかし最近、バスケットボールやバレーボール、ラグビー、野球など、日本のスポーツ選手が世界を席巻しています。
インタビューやお話を聞くと、楽しそうに、
「応援してくださったみなさんのおかげです」
「サーブレシーブに磨きをかけます」
「あと一歩でしたが、最高に楽しかったです」
など、感謝の言葉や課題を口にされます。
スポーツの世界も、ほめる指導、理解を促す指導、科学的な体の使い方やメンタル向上の指導が主流になってきているようです。
スポーツも学習も、子供たちが自分の体の使い方や気持ちの持ち方などを理解し、楽しく活動しないと上達しないようです。
昔気質(むかしかたぎ)の私には、少々難しいところがありますが、子供たちに、
「いいね!」
を言うように心がけています(笑)
子供たちへの前向きな言葉かけをよろしくお願いします!
熊本県教育情報システム
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