2019年7月の記事一覧
冷やし中華
冷やし中華
給食がコンテナでとどくとき一緒に栄養教諭さんが書いた「ひとことコメント」が届くので給食中に委員会の当番さんが読んでくれます。
7月11日のコメント
「・・・・きゅうりは機械を使って輪切りをするのですが、昨日のミーティングで「冷やし中華なら千切りにしたいよね」と調理員さんが言ってくださって、全て包丁を使って手で千切りにしてくださっています。切り方ひとつにもこだわっているのですよ。」
とありました。
教室を回っているとき、コメントを放送で聞きながら給食を食べている先生が
「給食センターは、とてもいい職場なんでしょうね。
冷やし中華、こんなにたくさんのきゅうり 機械で切るのが「普通」だと思うんですが、調理員さんの方から「手で千切りしましょう」と提案して、みんながそれに賛同して、時間と手間をかけてくださって。
調理員さんの意見がいかされたり、前に志賀瀬川サラダの献立メニューも調理員さんのアイデアを採用されてたんですよね・・・・」と。
南小国の味や南小国の野菜や夏野菜がたっぷりの7月の給食でした。
夏休みは給食がありません。
毎食を、時間と手間をかけてくださっている南小国町給食センターのような給食のマネはできません。
でも、きゅうり(子ども)がまっすぐに育つための栄養を、よろしくお願いします。
栄養と、それから・・・
食べる 栄養プラスα その①「おはしのにぎり方」
授業参観のときに栄養教諭からの講話の中に、「おはしのにぎり方」をおうちでゆっくり時間があるときに少しずつ・・・と言われていましたね。
栄養プラスα その②ランチミーティング
この日は食べながら、運動会のスローガンについてのお話をしていました。
子どもと一緒にいる時間、一緒にごはんを食べられる回数は結構少ないんです。
(子どもが離れてから気づきます・・・・)
学校で給食のときは、もちろんテレビはついていません。
おしゃべりしすぎて「もぐもぐタイム」になったらおしゃべり禁止になるくらい、食べながら「先生 あのですね、・・・・・」といっぱいお話ししたいことがある子どもたちです。
夏休みも家族で楽しい食事時間をもたれてくださいね。
トムとジェリー
夏休み前集会での校長先生のお話です。
明日からお休みに入るちょっぴりウキウキをかくせない子どもたちに
「休み中も、中原の子です。」と言いながらスライドをすすめるときに
校長先生「次は何でしょう?」
子「トムとジェリー!!!」
心の中の天使と悪魔のお話、もう子どもたちはちゃんとわかっていますね。
今回は、スマホやゲームについて特に詳しくでした。
自分の情報を入れるのは危険だと知ってはいるようでしたが、ニックネームは大丈夫と思っているようなつぶやきが聞こえて、ニックネームだけでもそこから個人情報がわかることなども教えてくれました。
家族でゲームやスマホ使用の約束の話し合いをすることをお願いしたとき、
「うちは・・・・」
と、すでにおうちで話し合ってルールを決めていると聞こえていました。
夏休みの生活についても、出かける時のこと、自転車乗りの事などを、みんなで確認しました。
大そうじ
前期前半が終わりますが、大掃除はありませんでした。
それでも『キレイ』を保てているのは・・・・
毎日のたてわり班そうじと、それとは別に家庭科で、5.6年の子どもと先生が、自分が気になる汚れているところを探し(ビフォー)、きれいにしてくれました。(アフター)
普段のそうじでは追いつかない、扉のレールのみぞや棚のはしっこの方、自分たちの使うところだけでなく、みんなのくつ置き場、先生たちの倉庫などまできれいにしてくれていました。(すんません!ありがとっ!)
給食台をきれいにしてあったので、使うときに「あっきれい」と気づいて、お礼を言っていました。
どうして汚れたのか、次にいかすことも考えてありました。
毎食使う歯も、給食最終日に大掃除しました。
毎日給食後の後にブラッシングをしていますが、歯科検診の結果、歯垢の付着がある子は半分以上でした・・・。
前歯2本(生え変わりの途中で、ない子もいましたが・・・ふふっ)と、噛む力のつよい奥歯2本だけ、ブラッシングのセルフチェックをしました。
町の保健師さんがぷくぷくうがいにおいでた時に、おふろ上がりのサイダーのクイズなどから、ブラッシングだけでなく、おやつや飲み物の内容・とり方のことを教えてくださいました。
① まずは歯の治療をおねがいします。
② 1日三食 食べたらみがきましょう。
③ 甘いものは1日1回、時間をきめましょう。
(おうちの方の 仕上げ磨きを よろしくおねがいします。)
持続可能なまちづくりの子育て
1.2年生がお世話になったきゅうりの先生は、おいしくまっすぐ育てるために大切なことは、きゅうりを毎日よく見ること、そして小さな変化に合わせて、水や光(温度)や栄養をあげている と教えくださいました。
きゅうりが植わっている根元には、『わら』が敷いてありました。
草がはえないように!と、太陽の光の調整、水のしみかたの調整をしているのだと。
そして、きゅうりが終わって畑を耕したときに、わらが混じって土が元気になるのだそうです。
「今」と「未来」のことを一緒に考えて、きゅうりを育てていらっしゃいました。
今、他町村では統合・閉校が進む中で、全校児童31人の中原に学校を残してくださっていることに、とても感謝しています。
光
毎日一人一人に多くの『光』があたります。
歩いて登校できます。
5.6年生が水遊び・・・じゃなかった「水質調査」をしたところ きゅうりちぎりにいったところは上中原。
ここから歩きます。
他の地区からも、けっこうな森の中、田んぼや中原川を見ながら、朝の光を浴びて歩いて登校しています。
新聞記事に森林セラピーのことがありました。
科学的証拠に裏付けされた森林浴のことで、心身の健康維持増進、病気の予防(ストレスホルモン減少 交感神経 副交感神経の調整 血圧 脈拍数の低下 心理的緊張緩和 ナチュラルキラー細胞の活性化 抗がんたんぱく質増加 などの効果が確認)に はたらいているそうです。
歩くことで体力アップ!はもちろんですが、森林を歩いて登校できることに、こんなにいいことがいっぱいあるのですね。
スクールバスで登校する学校の時の健康問題に、(子どもには申し訳なかったのですが、どうしても・・・)最初の方に乗車する子はバスの中で眠ってしまい、学校に着いた時に、ようやく脳が目を覚ます ということがありました。
歩いて登校 途中で会う人にあいさつをします。
登校中に通る中原保育園の先生が「湯田の登校班の子たちが、むこ~~の方から大~~きな声であいさつしてくれるんです!」とうれしいと話してくださっていました。
学校に着いてからも、定期的に中原の更生保護連盟の方が校門で迎えて、声かけしてくださいます。
(中原小には子どもさんやお孫ちゃんはいなくても)婦人会の方から、たくさんのタオルを寄贈 毎年ありがとうございました。
大切につかわせていただきます。
合同学習
その1
7月12日金曜日、2年生は『役場』と『町の図書館』を見学しました。
町の図書館の本の借り方は、学校と少しちがうこと、中原小に来てくださっている司書さんがいらっしゃったこと、実際中原小の子の名前が、本の借りた人の名前カードにあったことなどを、学校に戻ってきて教えてくれました。
その2
17日の水曜日 4年生合同学習がきよらホールでありました。
町の方と県の方が、南小国町や県の火災や震災の備えについて、お話をしてくださいました。
防災の学習です。
洪水や土砂災害の避難の説明の中で出た、保存食の話に興味を持った二人でした。
そろそろあけるかな・・・梅雨・・・と思っていた矢先の今日(22日)の大雨。
写真↓は、教頭先生が大雨の中、川に安全確認に行った時に撮影しました。
その3
毎年、7月の5.6年生の合同学習は、町の水泳記録会です。
体育の時間に、1.2年生は水に顔をつけるのや、からだがうくのがたのしくなってきました。
3.4.5.6年生合同で練習を重ね、めきめきフォームがよくなって、タイムもよくなってきていました。
あ!
この写真は、水泳記録会の前々日、川の学習第2弾で、5.6年生が今回は上中原で水泳(・・・じゃなくて)水の調査をしたときの写真です。
町の合同学習(水泳)は、朝から雨が降り、雷の予報も出ていたので中止となりました。
きゅうりの先生
7月18日(木)
2年生の保護者の方のおうちに、1.2年生がきゅうりの勉強に行きました。
ハウスと路地の両方で育てていらっしゃいますが「ハウスは暑かろう」と、路地のきゅうりの収穫をさせてくださいました。
はさみの長さと比べて、はさみと同じか、少し長いくらいのきゅうりを見つけたら、プチンと切ります。
きゅうりをつかむとき、真ん中を触るととげとげが痛いんです。
下の方をつまんで切っていました。
きゅうりの花の匂いは、バニラのようないい香りでした。
「花が大きいでしょ?これが、いいきゅうりに育つんです。」
2年生の先生が
「昔はきゅうりに棒のような支えを当てて、まっすぐにしよったけど、今はそれはないんですね。
どうして全部まっすぐに育っているんですか?」
と、きゅうりの先生に質問すると
「光(温度)と水と肥料(栄養)とちぎる時間をしっかり管理して、まっすぐに育てます。
子どもを育てるのと一緒ですよ。
毎日、きゅうりと、茎やら葉やら花やらをよ~っと見よってから、例えば水が足らん時は水をやったりするんです。」
ちぎったきゅうりをコンテナに入れて、次の場所へ移動するとき、前日に5.6年生が水泳(じゃなくって)川の調査をしたところが見えました。
向きをそろえてから袋詰め、そしてそれの箱詰めさせてもらいました。
先生が、誰がどれをしなさいとか指示をしなくても、自分たちで流れ作業のようにして自然に動き、全員が体験をさせてもらえました。
おうちがきゅうりを作っている子は「うちとここのテープの仕方がちょっとちがう」な~んてつぶやきもありました。
(出荷の時に中の点検があるから、上はちょっとしかテープしなくていいんだそうです。)
最後の質問タイムでは、「1日に何本とれるのですか?」とか、「どんなきゅうりをつくりたいですか?」の質問から、きゅうりをちぎる以外にするお仕事や、きゅうりの品種やサイズの種類 などまで、詳しい説明をしてくださいました。
きゅうりの先生は、前にトマトとピーマンとなすを植えるのを教えてくださった方。
前期前半の最終日に、前の日にちぎらせてもたったきゅうりと、自分たちで作ったトマトとピーマンを串に刺して、野菜パーティー(野菜のバーベキューと自分たちで作った梅のジュース)をしました。
食べた後に教室に戻りながら「今日の日記 これ書こう!っと。」と。
前期前半、2年生の子どもたちからよく聞こえました。
現在支援の先生(昨年退職された先生)は、昨年まで、毎日手書き通信を発行していました。
今年の4月から毎日、日記の通信を出してきた2年生の先生は、先輩先生が毎回いれてくださる赤ペンを見て、「また夏休み明けもがんばろう!っと」とにっこりしていました。
きゅうりの先生のおうちの4月生まれの牛さんが、お母さんのおっぱいを飲んでいました。
10のたば
7月17日水曜日 1年生 算数の研究授業です。
教室の入口の呪文だった「1と9で? 2と8で?・・・」から始まりました。
12+3のはどうするか。
10より大きい数 たし算です。
10のたば(まとまり)と1.2.3.・・・のばらを、思い思いに操作してみて発表します。
10のたば(まとまり)の便利さを学ぶことが、この授業のめあての中にありました。
翌日、2年生と一緒にきゅうりちぎりをさせてもらって、1袋に3本ずつ 30袋を 箱詰めしてねとお願いされた時。
子「3本ずつ袋にいれたら、こっちにもってきて、ここに置いて!」
子「持ってきたよ。」
子「何袋できた?」
子「1.2.3.4.5・・・・あ~もうわからんようになったぁ。」
子「10ずつならべよう!」
学校便りをアップしました。
学校便りをアップしました。
先月号をアップし忘れていたのでNo.31とNo.32を一緒にアップしました。
学校だよりからご覧ください。
水
① 3年生が図工の時間に、水彩絵の具を使って、立ち上がった絵の世界を創っていました。
水族館などができていました。
② 中原川の水生生物調査をしました。
調査をしたのは5.6年の先生たち
・・・ではなくて、5.6年生です!(よね?)
(まあとにかく)川に入って遊んだり、石を拾ったり、魚を捕まえたり!!
チャプチャプ キャピキャピ 楽しそうでした。
もくもく水中をのぞいていた子が突然、水中を指さして「鯉がここ こーい(行)った!」
(ウマい!!拍手)
③ ㎗とLの勉強をしながらお水をあげてきた、なすびとピーマンとミニトマト
収穫が始まりました。
『大きなかぶ』もぬけました!(ふふっ)
プレゼント
職員のプレゼン研修が7月9日(火曜日)にありました。
「プレゼンの語源は何か知っていますか?プレゼンは『発表』ではありませんよ。」
『プレゼント』つまり、『贈り物』なのだそうです。
(知らないで、発表のようなイメージでこれまで使っていましたぁ・・・)
1月に行われる児童・生徒のプレゼンテーション大会に向けて!
まずは職員がやってみました。
5枚のスライドを作成です。
自分のゴール(だれに 目的 伝えたいこと)を決めて、「つかみはこれだ!」とか自分の個性をいかしながら準備をしました。
「わからないことは、手をあげてどんどん聞いてください!」
「プレゼントをもらった人に どんな反応をしてほしいか 考えながら!」
「もし、自分のねらう反応と違っても、そういう人もいるんだね、自分の待つ反応と違う人もいる、それも学びです。フィードバックして、次へまた・・・」
などなど、講師の方のかけてくれる声は、実際に自分たちが子どもたちとやっていくときに、こんな声をかけながらするんだなとイメージを持つことができました。
教職員ソフトボール大会でも大活躍だった先生です!
話し手と聞き手の両方をしました。
1月実施予定の町プレゼンテーション大会というネーミングですけど、大会で1位に!とか入賞!とか選ばれるために!ではないようです。
自分の本当の気持ちを伝えられるように!という『山』に向かって登る、いろんな『ルート』を発見したり、身につけたりできるように・・・・のようです。
確かに!です。自分たちでやってみてわかりました。
『持続可能な町づくり』の為に、『ひとりひとりが幸せに生きるために身につけるべきものは』・・・・
講師の方は、今の子どもたちが、型にはまった答えは上手にできるけど、決断したりが苦手、不意の質問になるとフリーズしたり、人のせいにしがちになったり・・・の子どもの実態があるといわれていました。
社会にひらかれた『学び』を実現するために!
研修の翌週、早速3年生 社会の授業です。
もう何十年も前に作られた『南小国町』の冊子ですが、とてもよい内容ですね と社会の先生たちが使ってくださっています。
星和 中原 市原 満願寺 黒川【りんどうヶ丘】について
これまで学んだこと 地図の記号や土地の使われ方、等高線、方角など・・・に、自分たちで調べた南小国の産業(林業や観光業や農業)など、そして、他にはない その地域のとっておきポイント 例えば、黒川小おふろや、星和のスケートやこたつなどを、自分なりの『つかみ』で、各班5枚ずつのスライドを作り、発表会をしました。
1スライド1コメントで、ピンチアウトをして感想をくっつけたりして。
(先日 プレゼン研の自分よりうまいぞ!)
スライドの準備、発表の順番決め、発表の1時間。
先生たちが入るのは、はじめに 約束や手順の説明と、間で時間のきたときお知らせと、たずねられればアドバイスと、次へのつなぎなど。
スライド作成は、子どもたちの間でかなりの刺激がお互いあって。
教室が輝々としていました。
よく、ひとつひとつに「先生!これどうしたらいいんですか?」なんて聞いていたのにな・・・と。
校内童話発表会
7月11日(木)低・高学年に分かれて、各学級から代表二名が、童話発表をしました。
春ごろに本を選んでからずっと、学校でも練習をしていましたね。
おうちでも、こんなふうに読むといいよ とアドバイスを記入してもらっていたり。
12人の発表、とにかくまず、よくおぼえたな~と感心しました。
(自分ときたら物覚えが悪くなって・・・、もううっかり忘れも多くて・・・あ、それはどうでもいいこと・・・)
一生懸命!や緊張の顔やしぐさがかわいくて仕方かなったのは、休み時間などに練習するところや、眠る直前まで練習をして、いつも枕元に置いていたと言っていたことや、廊下から靴箱までブツブツ言いながら(練習しながら)歩いていたりがみえていたので・・・・。
発表会の最後に校長先生からのお話がありました。
「さて、童話発表会は何のためにしているでしょうか?」
必死に練習してきた子どもたちは「せなんから しよるとです!」
と言わんばかりの ????の顔です。
校長先生は、
「お話を覚えるためだけではありません。
その本のことから、気持ち(たのしかったところ、かなしかったところなど)を自分が『伝える!』ためです。
そのための『工夫』を、発表の時に上手にしているところがいっぱいありました。例えば・・・・。」
と、きちんと前を向いてみんなの方を見ていたり、声の大きさを変えたり、動作をいれていたり・・・の工夫など子どもたちの良かったところをたくさんほめながら、郡市発表会や来年に向けて、「もう少しこんなところも!」と、普段 人とお話をするときの姿勢や目線、本をこれからもいっぱい読みましょう!とお話をしてくださって、全体の発表は終わりました・・・・
・・・・また、学級での発表を途中にしている子は、やり遂げるためにもう一度本文をコピーしなおしてもらい、海の日明けに再チャレンジ発表する子もいます。
図書の先生たちが、きめ細やかに「できる!」を応援しています。
高校生が少し前、投稿していた地元誌の『読者のひろば』欄に
「「読む」はもともと「数を数える」意味を持ち、そこから「先を読む」「予測する」ということになったそうです。AIが一番苦手なことは、文章を読むこと そこから想像し、課題に対する答えを導くことです。・・・
「読む」=「想像する」力を養うことが、AIに勝つ1ランク上の人間になれる方法と学んだ・・・・」
とありました。
『imagination』ですね。
授業参観 その②
7月8日 月曜日 教育事務所の方による経営訪問がありました。
昨年は1日総合訪問。
今年は「経営」つまり、教育目標を達成するために、継続的・計画的に実行に移せているか、管理遂行しているかを、授業参観と面談で。
今年 体育で教えてもらってから、のぼり棒が上まで行けるようになった子に聞きました。
「よくのぼってるね。」
上まで行けるようになったことが、うれしいのだろうなと思っていたら「上から見ると気持ちがいいんです。」と、地上の視点とはちがうことを話してくれました。
毎日、31人の子ども達と一生懸命に・・・のつもり。
でも、今年度になって3か月が経ち、少しずつ変化や成果もあるし、うまくいかなくなっていることや、課題もでてきています。
自分たちだけ(同じ高さの視点から)では気づかないこと、知らないことがたくさんあります。
少人数だからこそ、学校の中からだけではなく、ちがう視点からのご指導やご意見をいただけることを、とてもありがたく思います。
お世話になりました。
・・・実はこの日の朝、少しずつスタートが遅くなっていたのか、朝ランの後の朝ミーティングが、朝ボランティアの時間にずれ込んでいて、先生から注意を受けたのでした。
子ども(だけ)ではなく、自分!・・・ゆるみの自覚なしにハッとしました。
授業参観その①
7月5日(金)
保護者の方においでいただきありがとうございました。
参観においでていた小国の歴史に詳しい方が、北里柴三郎さんのことを詳しく教えてくださいました。
3.4年生は、坂本善三さんのことでした。
前のお休みに、善三美術館でバッグやシャツにプリントをした子が何人もいる学級です。
夏休みにプール監視をしていただくので、救急講習をしていただきました。
親の学びプログラム 教育委員会と保護者の方にファシリテーターをしていただきました。
普段から保護者の方は、ご近所、同級生の親、お友だちなどでこまめにおはなしをされていますが、また違う切り口でファシリテーターの方が引き出しを開けてくださっていました。
お世話になりました。
おかえし
童話発表会の予選が各学級で行われています。
いよいよ校内本番の週になりました。
発表の練習をするとき、こんなふうに・・・と頭に浮かんでいるのは、これまでの読み聞かせの方かもしれません。
3.4.5.6年生
終わってから、
「読み聞かせ、毎年ありがとうございます。」
とお礼を言うと、
読んだ後に子どもが感想を発表してくれるのを聞いて、
「こちらの方が!ありがとうございます。子どもたちのおかえしに、もう1人目の子から、グッときてしまいました。」と。
毎回本屋さんで読む本を選んで、わが子に相談してから学校で読んでくださっているそうです。
1.2年生
七夕の週 タイトルは「たなぼた」でした。
読んでくださった方は、1年生とは初対面でしたが紹介すると、「あ~あそこん○○さんのまごな!」とみんなわかります。
あんこづくりが上手で、まんじゅうなどを販売されていますので、ぼたもちがでてきたところを読むときに、(きっと本文にはなさそうな)あんこがおいしくなるコツが入っていました!。
感想の発表でおかえし、1年生もみんな言えるようになりましたね。
ぷくぷくの前に、6年生からお気にいりの本の紹介がありました。
なが~い一冊の本のストーリーと感想をうまいとこ紹介するには、結構なスキルが必要です。
本を選ぶ図書室。
使いやすいだけではなくて、とっても居心地がいいんです。
週1回おいでている司書の先生による図書館の管理や掲示はもちろんですが、
それに加えて日常的に、本が好きな先生方が、隙間時間こまめに整理をしたり、たくさん本の紹介をしてあるのです。
この本読んでみよっかな・・・・と手を伸ばしたくなるような、コメントの付いた本がたくさんあります。
先週の授業参観のとき、全体会を待つ保護者の方も「あ!これわたしも子どものころ読んだ本だ!」と、ニコニコして本棚をながめてくださっていました。
6年生が長崎修学旅行に行ったことをまとめた平和新聞ができました。
新聞のとなりには二枚の手紙があります。
戦争体験のお話をしてくださった方にお礼の手紙を送ったら、さらにまたお返事を返してくださいました。
「・・・・・先々にも原爆を時には想ひ出して語り継いでくださいね。
自分らは何一つ喜びもなく、心配と苦労、そして爆死した友を今でも忘れられません。
みなさん幸せで心豊かな生活をしてください。
学校では下級生をかわいがり、友と仲良く、家では老いたる祖父母を喜ばせてね。
又いつか逢へる日まで・・・」
食べること 生きること
その①
6月28日の給食は南小国町の味でした。
切り干し大根ごはん 牛乳 手羽もとのさっぱり煮 志賀瀬川サラダ つみれ汁
食事中に各教室で「南小国町の味の日です。」と南小国町で作られた野菜など説明していると
「ほんとだ!!先生!愛情が入っています!」と。
野菜の切り口と牛乳の飲み口がハート型になっていました。
その②
給食中の会話
先生「そうやってお箸をおくのは「渡り橋」っていうんだよ。」
子 「今日は南小国町の味の日だから、渡り橋じゃなくて「和田橋」(中原小学校前の橋の名前)ですね。」
(お!ウマイネ!)
その③
6月30日から7月2日までの二泊三日は、あしきた青少年の家で食事をいただきました。
入り口でサンプルを見て、並んで、おかずをとりすすめます。
ご飯と飲み物だけは、自分で好きな量をとってから「いただきます」
あしきた青少年の家も、毎食一汁三菜 栄養バランスを考えてありました。
間食もないので、連合小の子の中には、しっかりおかわりがをする子もいました。
おかずの種類がいっぱいあることを「ごはんの友がいっぱいです!」とうれしそうにとりに行く顔がよかったです。
その④
1年生の合同学習で給食センター見学をしました。
帰ってきてから給食を食べる時、「この大根だ!これを切るところを見ました!」
「こんくらい大きなしゃもじをつかってました!」などお話してくれながら食べていました。
給食を作ってくださっている方々の顔が見えました。
その⑤
7月5日 試食会のメニューは 小国ジャージー牛乳 ビビンバ ホットトマトスープでした。
試食会の後、栄養教諭のお話。
「給食はただのお昼はんではありません」と。
調理の方々(中原在住で、子どもたちのおうちの近所の方もいます!)メニュー考案にも活躍されていることや、子どもの好きなメニュー(揚げパンやコロッケやカレーなど)を手作りしてくれている写真や動画をみせてくれました。
汗だくだったり、冷たかったり、手間のかかる作業だったり・・・
感想に「地元の食材を使い、おいしく給食にしていただきありがたいと思います。」
ビデオで給食を作られている方々の苦労も見れてよかったです。とても大変ですね。いつもありがとうございます。」
「なるだけ天然だし、地元の食材、手間がかかりたい大変だと思います。本当にありがとうございます。」
その⑥
水俣で見学した資料館の展示にありました。
昭和30年の食事のサンプルで、給食のようにおかずがたくさんで、右奥のお皿には刺身の盛りでした。
「からだをたいせつに」
7月2日火曜日
あしきた青少年の家の方から退所式の時と、担任の先生から解団式の時も、「この学習にはたくさんの方がかかわっている。その方への感謝の気持ちを大事にしてほしい。」とありました。
二泊三日を振り返ると、本当にたくさんの方にお世話になりました。
まず・・・
6月30日の日曜日 大雨の中
教育委員会や各小学校の先生たち、たくさんの保護者の方々にお見送りいただいて、45人の5年生が芦北・水俣へ向かうバスに乗り込みました。
大雨のため、高速を通れないところは下の道を通りました。
田んぼと川の「段差」がなくなっているところがありました。
中原の子どもたちは1号車と2号車に分かれて乗りまして、1号車さんはおしゃべりをしたりDVDを観たり。
2号車さんは赤ちゃんジャンケンやドラえもんのお道具ジャンケンをしながら・・・・。
目的地が近づいたとき先生が「外を見てごらん、ここがね。」
バスの車窓から、工場排水のながれるところ、川、埋め立てられたところなど事前学習していたところを見て通りました。
予定より遅れましたが、上手な運転手さんのおかげで無事に。
大雨なので『水俣』病資料館玄関先まで付けていただいて、濡れずに降りました。
語り部さんは91歳。
きょうだい8人を『水俣』病で亡くされていました。
結婚してから愛する方が発病・・・「主人の手が急に震えだしたんです。」と。
おなかに赤ちゃんをかかえて看病、おなかが大きくなった時に亡くなってしまったそうでした。
ひとりで赤ちゃんを産みましたがある夜、「夜中に急に子どもがけいれんをおこしました。」と、昨日のことのように話されました。
いつまでも首がすわらない、手足につっぱりがあるなどの症状があり、通院しても小児麻痺と診断され入院もできず(何才だったか聞き取れませんでしたが)亡くなったそうでした。
胎児性『水俣』病だったのだそうでした。
家族の病気や死のことだけでなく、買い物をした時におつりを手で受け取ってもらえなかったときの事、周りの人がおもしろそうに自分を見ていた視線を感じた時の事も、話してくださいました。
司会の方が、語り部さんの作られた、娘さんの詩を紹介してくれました。
亡くなった赤ちゃんの夢を見る話もしてくれました。
夢に出てくることをお坊さんに相談し、お坊さんの教えてくれた通り、橋の上から天国の赤ちゃんにミルクを流したそうでした。
(どれだけ苦しかったろう・・・と、話を聴くのから逃げたくなるくらいでしたが、連合小の子どもたちは一生懸命語り部さんを見て聴いていました。)
終わってから、お礼の言葉を代表の子どもが言いました。すると、
「雨の中 来てくれてありがとう。話を聴いてくれるだけで幸せです。」と語り部さんは言ってくださいました。
その後、司会の方が「他に感想を言いたい人はいますか?」と言うと、中原小 市原小 りんどうヶ丘小から何人もの子が手を挙げました。
「直接 詳しく知ることができてよかった。」
「苦しかったですね。」
「知ることができたので、伝えていきたいと思った。」
「直接なので、DVDよりとてもよくわかった。」
「詩まで作っていてすごいと思った。」
「自分は家族がいないと生きていけない。つらいと思った。」
「家族をなくしたことがないが、本当のおそろしさ、経験したことがないことを知ることができた。」
「苦しんでいても、家族を守ろうとしているのがわかった。」
SNSの世界をとびこえて、目の前で聴いた被害の経験、生(なま)のお話は、感情の奥にあるものも伝わってきました。
ご高齢でありながらも、力を込めたお話を受け、聴いた自分たちの使命を強く感じました。
きょうだいも、愛する人も、娘も、からだだけでなくいのちまでをうばわれた語り部さんが、
最後に私たちに「からだをたいせつに。」と言ってくださって、連合小みんなの拍手で退場されました。
資料館を見学してから、あしきた青少年の家へ行きました。
水着がぬれない、日焼け止めも使わない内容でしたが充実の2泊3日。
マイハシ作り、ニュースポーツ、館内ウォークラリー、プラ版作り、朝の集い
キャンドルの集い
第2部での中原の発表はクイズでした。
とても構成がしっかりしていて、中原の事を詳しく知ってもらうことを、この8人にしかできない出題のおもしろさ!で。
りん小・市小の子どもも先生も、ひきつけられたり、吹き出したり、印象に残るステージでした。(大拍手!!)
二泊三日の生活の中では、初めての事、協力しないとうまくいかないこと、一人一人の自覚や責任が必要になること、自分の身の回りの自分がしないといけないのことなどなど学習や生活面で、すること・考えることがた~~~くさんあり、ほめられることもあれば、自分の学校の先生以外から、教えてもらったり、注意をうけたりすることもありました。
先生たちは「みなみはひとつ!」中学生になったとき、どんな力を発揮してほしいのかを考えてのチームワークでかかわりました。
到着して、解団式で教育長さんや保護者の方、先生方にお迎えをしていただきました。
集団宿泊教室の最後は団長さんから
「来年は一緒に修学旅行、その次の年は一緒に中学生になるなかまです。」