水上学園ブログ

水上学園日記

6年生「猫寺」見学でふるさと再発見!

10月30日(木)、6年生が、ふるさと学習「水上学」の一環として、村内にある生善院観音堂(猫寺)へ見学に出かけました。

この見学は、「地域にある歴史的な建造物への親しみや愛着をもち、地域のよさを再発見する」こと、そして「地域の人との交流を通して、郷土を愛する心を育む」ことを目的としています。


住職からの貴重なお話

特に、住職の千葉様から、猫寺にまつわる伝説や、観音堂の歴史、そして建物の特徴など、大変貴重なお話を聞くことができました。子どもたちは、普段見慣れない立派な彫刻や美しい装飾に目を輝かせ、熱心にメモを取っていました。

今回の学習は図工の時間も兼ねており、説明の後はタブレットを使って、写生として描く構図のための写真撮影を行いました。子どもたちは、猫の石像や、珍しい彫刻などを、様々な角度から記録していました。


文化祭での成果発表に向けて

今回の学習も含めて、これまでの学習活動で感じたふるさとの誇りや地域の魅力は、11月16日(土)に開催される文化祭で発表する予定です。こうした学習活動を通じて深まった子どもたちの郷土愛が、どのような素晴らしい作品となって披露されるか、今から私も楽しみにしています。

子どもたちが地域と共に学び成長する姿を、今後とも温かく見守っていただければ幸いです。

いよいよお米に!5・6年生、収穫の最終工程「脱穀」に挑戦!

先日の稲刈りから天日干しを経て、ついに収穫のクライマックス、「脱穀」の日を迎えました!

天日干しでしっかりと乾燥させた稲は、黄金色が一層深まり、子どもたちも「早くお米にしたい!」と目を輝かせていました。今回も、JA青壮年部のみなさんが、この重要な作業のためにご協力くださいました。

青壮年部の方が持ち込んでくださったのは、昔ながらの「足踏み脱穀機」と、現代の「ハーベスター」と呼ばれる機械。子どもたちはまず、稲束を機械に差し入れ、足でペダルを踏み込む昔ながらの脱穀機に興味津々です。

「すごい!ちゃんと籾が取れた!」

「昔の人は大変だったんだね」

と、体を動かしながら、道具の進化や先人の知恵を学びました。

また、現代の機械(ハーベスター)に稲束を投入すると、あっという間に籾だけが選別されて排出される様子を見て、その効率の良さに驚くと同時に、農業の技術の進歩も感じ取ったようです。

子どもたちは刈り取った稲束を運び、脱穀機に投入する作業をチームで協力して行い、稲から籾へと変わっていく様子を間近で見ることができました。今回の体験で、稲作りのすべての工程(田植え→稲刈り→天日干し→脱穀)をやり遂げたことになります。

これも、常に温かく指導してくださるJA青壮年部のみなさんのおかげです。心より感謝申し上げます。

この自分たちが育てたお米を使って、12月にはもちつきを行う予定です。一粒一粒に込められた努力と、地域の方々への感謝の気持ちを分かち合い、美味しいお餅をみんなで味わいたいと思います。今から楽しみです!

 

自然の宝探し!~1年生の秋探し~

1年生が生活科の学習「あきをさがそう」で、市房キャンプ場とほいほい広場に出かけました。スクールバスに乗り、元気いっぱいの出発です!

子どもたちの目の輝きは、まるで探検家そのもの!キャンプ場の豊かな自然の中を歩き、落ち葉を踏む音や、清々しい空気を感じながら、夢中になって「秋の宝物」を探しました。

一番盛り上がったのは、やはり「ドングリ拾い」です!
「先生!こんなに大きなドングリを見つけたよ!」「こっちには帽子をかぶったドングリがいっぱいある!」と、子どもたちは歓声を上げながら、袋いっぱいに色々な種類のドングリを集めていました。その真剣な眼差しから、自然に対する好奇心と発見の喜びがひしひしと伝わってきました。

たくさん秋を見つけた後は、ほいほい広場へ移動。ここでは、長いローラーすべり台などの遊具で、思いっきり体を動かして遊びました。自然の中で学んだ後は、体を動かしてリフレッシュ!子どもたちの笑顔が弾けていました。

今回の遠足で、子どもたちは教室では学べない、五感をフル活用した学びを経験することができました。そして、水上学園の自慢の一つは、このように豊かな自然という学びのフィールドに、すぐにアクセスできる環境があることです。この地の利を活かし、これからも子どもたちの好奇心を育む教育活動を進めてまいります。

持ち帰ったドングリが、子どもたちの秋の思い出となり、さらに次の学びへとつながることを楽しみにしています!

地域の宝と未来をつなぐ一日~水上っ子タイムトンネル開催!~

「第3回 水上っ子タイムトンネル」を開催しました!あいにくの空模様になりましたが、子どもたちの笑顔と、地域の方々との温かい交流の場となりました。心より感謝申し上げます。
この「タイムトンネル」は、実は旧岩野小学校時代から数えると30年以上の歴史を持つ、水上学園にとって大変重要な行事の一つです。伝統的な遊びや文化を体験することで、地域に伝わる文化や遊びを体験する機会とするとともに、子どもたちの縦のつながりを強くすることもめざしています。

今年も、竹細工(竹とんぼ、竹鉄砲)、わら細工(もぐらたたき・縄)、じゅず玉遊び(お手玉つくり他)、布ぞうり、絵手紙など、10の活動に分かれ、地域の方々の専門的なご指導のもと、充実した時間を過ごすことができました。

この行事は、「水上村人づくり推進委員会」の活動の一環として、生涯学習の観点から、村を挙げた人材育成に取り組む重要な実践の場となっています。村内外から多くの講師の方々にご協力をいただき、今年初めて講師としてご参加いただいた方や、村外(湯前町)からお越しいただいた方もいらっしゃいました。

この盛大な会が実施できるのは、ひとえに地域の方々、PTAの皆様の深いご理解とご協力のおかげであり、心から感謝申し上げます。また、地域学校協働活動推進員の菅原先生には、準備段階から当日のおにぎり給食の調整まで、大変なご尽力をいただきました。さらに、JA青壮年部及び女性部の皆様をはじめ、関係各位に対し、改めて厚く御礼申し上げます。

今回の交流を通じて、子どもたちが地域の宝である文化や伝統を再認識し、豊かな心を育んでくれることを願っています。これからも地域とともに子どもたちを育む学校づくりに邁進してまいります。

 

 

 

 

 

 

国際交流活動「English Challenge Day」開催!

今日は8・9年生を対象とした国際交流活動「English Challenge Day」が開催されました!
本校は、今年度、熊本県教育委員会委嘱「AIの活用による英語教育強化事業」の指定校として、新たな英語教育のあり方を模索しております。その一環として、今回は10人ものALT(外国語指導助手)をお招きし、生徒たちが生きた英語に触れる貴重な機会を設けました。

活動のメインは「トークアドベンチャー!~ALTと英語でチャレンジ!~」。ALTの先生1人に対し、4~5人の生徒がグループとなり、英会話を楽しみました。ALTの先生と英語で楽しく話しながら、「聞く力」「話す力」をレベルアップし、「英語で世界とつながる楽しさ」を感じてもらうことを目指しました。

10分間でALTが入れ替わるローテーション形式で、様々なトピックにチャレンジしました。

* 「Nice to meet you!」:自己紹介(好きなもの、学校生活、夢など)

* 「Our Hometown」:水上村の紹介

* 「ALT's Hometown」:ALTのふるさと紹介を聞き、質問

* 「Quiz Challenge!」:ALTの用意したクイズやゲームに挑戦

生徒たちは、自己紹介で身近な話題を英語で伝えたり、事前に準備した水上村の紹介を堂々と発表したりと、積極的にALTの先生方と交流する姿が見られました。自分の英語が通じた時の嬉しそうな笑顔や、ALTとの楽しいやり取りは、まさに「英語でつながる楽しさ」を体感している瞬間だったと思います。

今回の国際交流で得た「通じる喜び」や「もっと話したい」という意欲を、今後のAIを活用した学習や日々の授業に活かし、生徒たちの英語力がさらに飛躍するよう、引き続き尽力してまいります。

ご来校いただいたALTの先生方をはじめ、今回の派遣に際しご高配いただいた関係町村教育委員会当局の皆様、そして今回のプログラム開催に当たりご尽力いただいた熊本県教育委員会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

未来を守る「水際対策」と「断る勇気」

5年生から9年生を対象に「薬物乱用防止教室」を実施しました。近年、残念ながら高校生が関わる薬物事案が増加しており、未来ある子どもたちをそうした危険から守るため、今年も真剣な学びの場を設けました。

「水際」の最前線から学ぶ現実
今回は、長崎税関 八代税関支署の石橋様を講師にお招きしました。税関の皆さまは、不正な薬物が国内に流入するのを防ぐ「水際対策」の最前線でご活躍されています。

講話は、税関の重要なお仕事の紹介から始まりました。私たちの身近にある空港や港で、どのように覚醒剤や大麻などの不正薬物の密輸が阻止されているのかを具体的に教えていただきました。

「一回だけ」が人生を壊す
石橋様からは、薬物乱用は「たとえ一回使っただけでも乱用」にあたり、依存症になり、心身を破壊してしまう恐ろしい現実を伝えられました。また、身近な市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)も乱用であり、中毒や依存、最悪の場合は死に至る危険があるという警告は、子どもたちにとってショッキングな内容だったようです。

さらに、薬物乱用は特別な世界の出来事ではなく、スーツケースの底、飲料の容器、さらには巧妙に身体の中に隠して密輸しようとする恐ろしい手口の事例が写真とともに紹介されました。薬物が私たちの生活に忍び寄る現実を具体的に知る、貴重な機会となりました。

未来への「お守り」となる力
講話のまとめとして、薬物の誘惑から自分を守るための、最も大切なメッセージが送られました。それは、「きっぱりと断る勇気」を持つことです。不安や悩みから逃げるために薬物に頼るのではなく、誰かに相談したり、趣味に打ち込んだりする健康的なストレス対処法を持つことの大切さも強調されました。

学校は、今後も子どもたちが正しい知識と、自分を大切にする強い心を持てるよう、家庭・地域と連携して継続的に教育を行ってまいります。ご家庭でも、ぜひ今日の教室の内容について、お子さんと話し合ってみてください。

 

友情と栄光のボール!上球磨球技大会

5・6年生は湯前小学校体育館にて行われた「令和7年度上球磨球技大会」に参加し、湯前小学校6年生29名と共にドッジボールでの熱い交流を繰り広げましたました 。この大会は、同年代の児童と交流することを通して、友達の輪を広げ、楽しく活動しようとする態度を育てることを目的として行われています。

試合は、学園内で編成されたチームと湯前小学校のチームとの間で、白熱した展開となりました。子どもたちは本校自慢のチームワークを存分に発揮し、力強い投球や素早い動きなど、目覚ましい活躍を見せてくれました!

最終的な試合結果として、水上学園Dチームが3戦全勝で堂々の1位に輝きました!また、水上学園Cチームも2勝をあげて2位に入賞するという快挙を達成しました。

特に、本校と湯前小学校との直接対決では、すべての試合で10分間の試合時間内に湯前小学校の内野を全滅させる圧勝という素晴らしい結果を残しました。日頃のチームワークの賜物だと感じています。

圧勝という結果でしたが、子どもたちは正々堂々、そして何より交流を楽しむという目的に沿って全力で活動を楽しんでいました。試合後の爽やかな挨拶や、互いの健闘を称え合う姿に、スポーツマンシップを学んだ子どもたちの成長を感じました。

閉会式では、水上学園の代表児童が進行や感想発表を務め、交流の締めくくりとなりました 。今回の経験を通して得た自信と、仲間と協力する大切さを今後の学校生活にも活かし、さらに大きく成長してくれることを願っています。

湯前小学校の皆さん、素晴らしい交流の時間をありがとうございました!

性の多様性と人間関係を学ぶ〜9年生 性に関する指導〜

秋が深まりつつある今日この頃、9年生を対象に大変重要な「性に関する指導」を実施しました。今回は、水上村保健福祉課の保健師である廣末さんを講師にお招きし、普段学校生活の中では深く考える機会の少ない内容について、生徒たちは真剣に学びを深めました。
今回の指導のテーマは、「よりよい関係性を築くために大切なことは何か」というものでした。単に知識を学ぶだけでなく、他者との関係や自己決定能力に焦点を当てた点が特徴です。
廣末さんからは、素敵な関係を築くための要素として、

  • 大切なのは自分らしさ。自分のことを大切にする
  • 相手のことも大切にする
  • 気持ちを伝える工夫
  • お互いを認め合う対等な関係
  • 暴力を認めない

といった、基本的な心構えが示されました。
生徒たちは、様々な事例を元に、どのように考え、行動すべきかを真剣にディスカッションしていました。
特に印象的だったのは、「性行動は、人生に直結しています。自分を大切にすることは、人を大切にすること。」という廣末さんの言葉です。自分自身の人生を、そして相手の人生を尊重することの重みを再認識できたことと思います。
「望まない妊娠」や「人工妊娠中絶」についての説明も、生徒たちにとっては重いテーマでしたが、将来、自身や大切な人がそのような事態に直面しないための重要な知識となりました。
また、もし悩みを抱えた時には、まず信頼できる人(親、先生、友だち)に相談すること、そして「デートDV110番」や「キュアタイム・DV相談+」といった専門の相談機関があることも学びました。一人で問題を抱え込まない大切さを、皆で共有しました。
今回の指導は、生徒たちが今後、デートDVや望まない妊娠といった困難な状況に陥らないための心構えを持つ上で、非常に意義深いものとなりました。正しい知識を持ち、自分と相手を大切にする「よりよい関係」を築いていく力を養うこと。これが、これからの社会を生きる彼らにとって何よりも大切だと改めて感じています。
保護者の皆様におかれましても、本日の学びをご家庭での話し合いのきっかけにしていただければ幸いです。

なお、本校では、10月27日から「性に関する指導週間」としており、このような指導を継続してまいります。

 

五年生宿泊学習二日目!~ふるさとへの誇りを育むトレッキング~

昨夜は、ヤマメの天ぷら作りの後、温かいお風呂に入り、しっかりと一日の振り返りをして就寝しました。今朝は6時に起床し、ラジオ体操、朝食、そして昼食のおにぎり作りなどの準備をしました。
あいにく曇り空で、時折小雨がぱらつく天気でしたが、子どもたちは元気いっぱいに、本日最大の活動であるトレッキングに出発しました。スクールバスでキャンプ場へ移動した後、いよいよキャンプ場から市房神社へのトレッキングの開始です。
トレッキングガイドさんのご指導のもと、険しい山道を一歩一歩進んでいきました。以前、総合的な学習の時間に学んだ「お嶽さん参り」を、今回は実際に自分の足で体験しました。子どもたちは、雄大な自然の中で、市房神社の鳥居をくぐり、大きな市房杉を見上げ、一歩ずつ歩みを進めながら、ふるさと・水上村の歴史や文化を肌で感じたことと思います。
この貴重な体験は、「ふるさとに誇りを持ち、自ら学び、心豊かでともに高め合う」という本校の学校教育目標を体現する、かけがえのない一日となりました。
この二日間の宿泊学習を通して、子どもたちは水上の自然と歴史に触れ、仲間や地域の方々との絆を深めました。この経験が、これからの学校生活、そして将来にわたる成長の糧となることを確信しています。
ご協力いただいたすべての方々に、改めて感謝申し上げます。

 

 

五年生宿泊学習一日目!~地域の方々との温かい交流~

10月23日(木)から、水上学園の5年生が、一泊二日の宿泊学習に出発しました。出発式のときには、ちょっぴり緊張した面持ちだった子どもたちですが、活動が始まるにつれ、生き生きとした笑顔がたくさん見られるようになりました。

 一日目の最初の活動は、湯山運動広場でのグラウンドゴルフです。前日までの雨でグラウンドには水たまりが残っていましたが、予定通り、水上村老人会の方々との交流活動として実施することができました。老人会の方々から教わりながら、子どもたちは楽しくボールを追いかけ、交流を深めることができました。

その後、宿泊場所である「瓢鰻亭」に移動し、ピザづくりを体験しました。手作りのピザは格別な味だったことでしょう。昼食後は、寄郎屋さんのご指導のもと、ヤマメ釣り体験に挑戦 。子どもたちが水路を覗き込み、目を輝かせている様子が目に浮かびます。そして、夕食は、自分たちが釣ったヤマメを天ぷらにする夕食づくり!地域の方々の温かいご指導のもと、最高の食材を味わうことができました。

本日は、湯山老人会の皆様、寄郎屋の皆様、大変お世話になり、心より感謝申し上げます。子どもたちにとって、地域の方々との温かい交流は、何物にも代えがたい貴重な経験です。

明日は、いよいよ宿泊学習二日目。トレッキングガイドの方にもご協力いただき、キャンプ場から市房神社へのトレッキングなどが予定されています。この学びと交流に満ちた二日間が、子どもたちの健やかな成長に繋がることを願っています。

明日も充実した一日になりますように!

 

 保護者専用ページからはもっとたくさんの写真をご覧いただけます。

(学校から配付されたIDとパスワードが必要です)