水上学園日記
言葉とカラダがつながる瞬間〜ビーチボールで育む一生ものの「運動センス」〜
連日、アジア大会では各競技で熱戦が繰り広げられており、日本選手の目覚ましい活躍にたくさんの元気と勇気をもらっていますね。
さて、本日の2時間目、体育館からは1・2年生の元気な声が聞こえてきました。 バドミントンコートを使い、柔らかくて扱いやすいビーチボールを使った運動の授業です。ボールの動きを目で追いながら、タイミングを合わせて打ち返したり、お互いに声を掛け合ってコンビネーションを意識したりと、みんな夢中になってボールを追っていました。
一見すると楽しそうな「ボール遊び」のように見えますが、実はこれ、子どもたちの将来にとって非常に大切な学びが詰まっています。
児童期にあたるこの時期は、一生に一度だけ訪れる「ゴールデンエイジ(およびその前段階のプレゴールデンエイジ)」と呼ばれ、神経系が急速に発達する極めて重要な時期です。この時期に「投げる・捕る・打つ」といった多様な動きや、素早いフットワークなどを体験することで、脳と体を結ぶ神経回路が網の目のように広がっていきます。
ここで身についた体の使い方や感覚(いわゆる「運動センス」)は、大人になっても忘れることのない、一生ものの財産になります。さらに、自分の思い通りに体を動かせるようになることで、怪我の予防はもちろん、空間認識能力や学習面の集中力向上にもつながっていくのです。
単一の競技の技術を磨くだけでなく、ゲーム感覚で「楽しく」体を動かしながら神経系を刺激すること。そして、子どもたちの発達段階に応じたカリキュラムを9年間の中で体系的に実践していけること――。これこそが、水上学園の大きな強みであり魅力だと改めて感じています。
これからも、子どもたちが楽しみながら健やかに成長できるよう、日々の授業や活動を工夫してまいります。