せせらぎの人(学校生活)

2020年6月の記事一覧

メダカの卵

 太田黒さんが、自宅で大切に育てているメダカの卵を持ってきてくれました。家族と協力して、一生懸命お世話をしているのだそうです。

 5年生の理科の学習では、生命のつながりを学習するため、「植物の発芽と成長」「メダカのたんじょう」「植物の実や種子のでき方」「人のたんじょう」などの学習を行っていきます。

 今回は、メダカの卵の成長過程を解剖顕微鏡を使い、先週から観察しています。ぎょろっとした目玉、心臓の鼓動に合わせて血液が流れていく様子、孵化しようと体をくねらせる様子など、大人が観察していても飽きない面白さがあります。

 古川君が、

「生命の偉大さを感じました。」

と感想を述べると、周囲の子どもたちが静かにうなずきました。メダカの小さな卵にさえも命を感じ取ることのできる5年生。しなやかな感性に感心させられました。

〇付け先生集合!

 9日(火)、「〇付け先生(学習支援ボランティア)」の発会式を行いました。「〇付け先生」とは、宿題、小テスト、授業中の練習問題などをみてもらい、〇付けをしていただくボランティアの先生方です。今年度は、竹熊様、古川様、白田様、伊藤様、中川様、鬼塚様の6人でスタートしました。

 当面は、朝の学習時間で取り組む漢字や計算問題の〇付けをしていただきます。地域の皆さんのご協力を得ることで、基礎学力の向上を図ることはもちろんのこと、〇付けを待つ間の子どもたち同士の密接を防ぐことができます。また、担任に時間の余裕が生まれると、子どもたちと向き合う時間が増え、より細やかな指導が可能となります。何より、地域の皆さんにお世話になることで、地域を大切にしようという心情が生まれるのではないかと期待しています。

 このボランティアには、なるべく多くの方々に関わっていただきたいと願っています。どなたでも大歓迎です。協力できる方は、学校まで(0968-32-3334)ご連絡ください。お待ちしております。

避難訓練

 9日(火)に、地震を想定した避難訓練を実施しました。

 緊急地震速報が流れると、全員、机の下にもぐり地震が収まるのを待ちました。避難指示の放送後、教科書で頭部を守りながら、3分もかからず全学年が運動場中央に集合。その間、みな真剣な表情で、私語もなく迅速な行動ができたようです。訓練終了後は、各学級でさらに丁寧な事後指導が行われていました。

 熊本地震の際、鹿北町はほとんど被害がありませんでした。しかし、子どもたちが、将来、鹿北町を離れて生活し、被災することも十分に考えられます。単なる訓練にとどまらず、どんな時でも冷静に対処できる心と態度を身に付けていってほしいと願います。

自転車教室

 臨時休業で延期となっていた自転車教室(3年生以上)を、本日(4日)実施しました。

 講師は、井上輪業の井上様はじめ、交通安全協会、鹿北市民センターの皆さん。自転車の点検の仕方から、正しい乗り方について講話があり、その後、コースを時間いっぱいか乗車し、運転操作や確認の仕方などを身に付けていきました。

 初めての学習となった3年生は、どことなくぎこちなさそう。上手に運転できるようになるまでには、まだ時間がかかりそうです。

 今日学んだことを生かし、事故にあわないよう安全に乗車してほしいと願います。

先輩ありがとう(非接触型体温計寄贈)

    (三友機器株式会社ホームぺージより転載)

 このたび鹿北町出身で、三友機器株式会社(本社:福岡市中央区)代表取締役会長の河内旭様より、山鹿市内の小中学校に対して非接触型体温計40個が寄贈されました。さらに100個が追加寄贈の予定です。

 河内様は、鹿北町皆瀬のご出身。小学校4年生までは岳間小学校に、3村合併後は岩野小に通われ、鹿北第一中学校を卒業されました。

 現在、社員数百名を抱える会社のトップ。新型コロナウイルス感染症対策として、全社員にこの体温計を配付し、毎日の検温を実施するほか、会社に出入りする人すべてに検温を求め、徹底した感染症予防に努めておられるそうです。

 そんな折、ふるさと山鹿の学校が困っているのではないかと案じ、今回の寄贈を思いつかれたそうです。

 本校でも様々な業者、医療関係の皆さんに手配を試みましたが、在庫不足で入手が困難です。今回の寄贈で、朝の検温が大変スムーズになりました。

 遠く離れて暮らしていても、心のどこかにふるさと鹿北がある、そんな河内様の心遣いに、全児童・全職員感謝の意を表します。

 ありがとうございました。