令和

令和5年度までの学校生活

1月23日(火) 集会(給食委員会)

給食週間に合わせて、給食委員さんによる、劇を交えた発表がありました。








劇の後は、栄養教諭の先生から、カルシウムについてのお話です。
冬のこの時期、牛乳の飲み残しが多いそうです。
冷たいですものね。
でも、学校給食の中で、昔から牛乳は欠かすことができないもの。
それは、優れた栄養価値があるからです。

コーラの中にカルシウムがあるとは・・・・・知りませんでした。


もちろん牛乳にも・・・・・・









「牛乳以外でカルシウムが多いのは・・・・・」

「こんな食品にも多く含まれています。」



「給食ができあがるまでの流れです。みんなで見てね!」




「みんなの給食は、この5人の先生方が作っていますよ!」

1月18日(木)  音楽劇「北風に会いに行った少年」

平成28年熊本地震本震の時に本校のピアノは大破しました。
天地が逆さまです。

参照 ピアノの寄贈
   ピアノの話

保護者の協力を得ながら解体しました。子どもたちには見せられない、悲惨な姿です。
そのことを、ボランティアで避難所を手伝われていた、福田様が聞いておられました。福田様は、熊本市内で美容室を経営されています。
その美容室でお得意様の永井様が、「自宅が全壊・・・ピアノが二台あるのに・・」という話をされたのを聞かれ、飯野小へつないでくださいました。
人のつながりを感じる本当にありがたい話です。

永井様には、地震後の5月23日に、来ていただきました。
そのときの「また来ます」との約束を、今回守っていただきました。
ベルギーを舞台に声楽で活躍をされている正木裕子様と一緒にです。


子どもたちは、いつもの集会の時とは違った並び方です。
ピアノを囲むような感じです。


永井恭代様のピアノ伴奏で、正木裕子様が歌と踊りです。
ノルウェーの昔話「北風に会いに行った少年」を楽しいわくわくどきどきの音楽劇にした物です。


一人で、北風、少年、お母さん、宿屋の主人の4役をこなされます。
「本当は、北風のバリトンが欲しいんですが・・・」と、話をされていました。しかし、子どもたちは・・・大人もですが・・・すっかり物語の世界にはまり込んでしまいました。物語の主人公の少年に向かって、声をかけたりつぶやいたり・・・・
「だめだめ!!」「あぁ・・・・・・」
同じパターンが3回続きますので、子どもたちも途中で歌を覚えて、一緒に歌っていました。






素晴らしい演奏と歌。子どもたちの心にも大きく残りました。

正木様は、熊本県内での公演場所を求めていらっしゃいます。
希望される学校等ありましたら、飯野小まで連絡をお願いします。

1月16日(火) 命と防災について考える集会

平成28年熊本地震の本震から、ちょうど1年と9ヶ月です。
今日の集会は、宮城県から復興支援加配教員として派遣され、益城中央小で勤務されている柏先生に来ていただき、全校児童で話を伺いました。





ご自身も7年前の東日本大震災の時に被災されています。
学校が津波にのまれ、裏の山手へ子どもたちと避難。その後、長い時間中学校に同居しての学校生活を経験されています。
津波に運ばれてきたプロパンガスで、火事が起きたそうです。


宮城県の紹介も含め、地震そして津波の時の対処についてお話をしていただきました。
地震の仕組みも分かりやすく教えていただきました。


子どもたちは、本当にたくさんのことを学びました。
「津波は、速い。陸地に近づいて遅くなってもオリンピック100mの選手程度。来てから逃げては絶対に間に合わない。」
「情報に注意する。」
「地震が来たら津波が来ると思ってすぐ逃げる。」
「よその国で起きた地震で津波が来ることもあるので注意を。」
「少しでも遠くに、少しでも高く逃げる」
「逃げることは恥ずかしいことではない。危ないと感じたら逃げる」
「津波は高潮とは違う。水の塊が来るので、みんな壊れ流されてしまう。」


飯野に津波が来ることはまずないでしょう。
しかし、子どもたちが一生飯野で過ごすわけではありません。
将来海の近くに住むかも知れません。海水浴にたまたま行っているときに地震に遭う可能性もあるかも知れません。
ですから、しっかり学ばせておきたいと思います。

最後に、柏先生が次のような話をされました。
「豊かな自然に囲まれた熊本、益城町。地震があるから、災害があるからと、決して嫌いにならないで欲しい。どこに住んだとしても災害はある。しっかり日頃から備えをしておくことが大事であり、そのことが命を守ることになる。」
みんなで心にとめていかなければならないことだと思いました。
ありがとうございました。