令和

1月16日(火) 命と防災について考える集会

平成28年熊本地震の本震から、ちょうど1年と9ヶ月です。
今日の集会は、宮城県から復興支援加配教員として派遣され、益城中央小で勤務されている柏先生に来ていただき、全校児童で話を伺いました。





ご自身も7年前の東日本大震災の時に被災されています。
学校が津波にのまれ、裏の山手へ子どもたちと避難。その後、長い時間中学校に同居しての学校生活を経験されています。
津波に運ばれてきたプロパンガスで、火事が起きたそうです。


宮城県の紹介も含め、地震そして津波の時の対処についてお話をしていただきました。
地震の仕組みも分かりやすく教えていただきました。


子どもたちは、本当にたくさんのことを学びました。
「津波は、速い。陸地に近づいて遅くなってもオリンピック100mの選手程度。来てから逃げては絶対に間に合わない。」
「情報に注意する。」
「地震が来たら津波が来ると思ってすぐ逃げる。」
「よその国で起きた地震で津波が来ることもあるので注意を。」
「少しでも遠くに、少しでも高く逃げる」
「逃げることは恥ずかしいことではない。危ないと感じたら逃げる」
「津波は高潮とは違う。水の塊が来るので、みんな壊れ流されてしまう。」


飯野に津波が来ることはまずないでしょう。
しかし、子どもたちが一生飯野で過ごすわけではありません。
将来海の近くに住むかも知れません。海水浴にたまたま行っているときに地震に遭う可能性もあるかも知れません。
ですから、しっかり学ばせておきたいと思います。

最後に、柏先生が次のような話をされました。
「豊かな自然に囲まれた熊本、益城町。地震があるから、災害があるからと、決して嫌いにならないで欲しい。どこに住んだとしても災害はある。しっかり日頃から備えをしておくことが大事であり、そのことが命を守ることになる。」
みんなで心にとめていかなければならないことだと思いました。
ありがとうございました。