校長のつぶやき

2025年10月の記事一覧

2025.10.30 においに誘われて

4時間目に入り、おなかもすいてきました。

給食室から漂ってくるにおいをクンクンしようと、教室棟の2階の窓から鼻をちょこっとのぞかせてみたところ、ちょっと違うにおいが届きました。トイレの前だったからでしょうか、キンモクセイのような香りがしたのです。

窓の外をよく眺めてみると、

あの特徴的なやまぶき色の花はどこにも見当たりません。

(あれっ、何の匂いなのだろう?)

下まで降りて、近づいてみました。

何だか、白くて小さい花がびっしり咲いています。

鼻を近づけてみると、やまぶき色ではないけれど、うっすらとキンモクセイのようなにおいがします。

こうなると、またもやGoogleレンズの登場です。

 

この木は、「ギンモクセイ(銀木犀)」のようです。キンモクセイ(金木犀)と比べて香りは控えめで、顔を近づけないとわからないほどの優しい芳香が特徴なのだそうです。どうりでそんなに香りが強くないわけです。

 

ちなみに花言葉は「初恋」「高潔」「あなたの気を引く」なのだそうです。

しっかり私の気を引いてくれました。

名前を知ると、さらにこの木が私の身近になったような気がしました。木だけに…。

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2025.10.30 Halloween @English room

今日は10月30日。有名なハロウィンの前日です。

ハロウィンと言えば、ご存じのとおり、お化けなどに仮装して「Trick and Treat!(お菓子をくれないといたずらするぞ!)」と言いながら家々を訪問し、お菓子をもらう行事ですね。ここ数年で日本でもよくニュースになり、一般化してきたような気がします。

 

校内を散策していると、英語ルームに向かう階段の踊り場にある、ALTのデニスコーナーに骸骨の掲示と共にフィリピンの妖怪とハリーポッターシリーズに出てくる妖怪が紹介されていました。

さらに上ってみると、"Jack-o'-lantern(ジャック・オー・ランタン)”というカボチャのお化けも下がっていました。

中を覗き込んでみると…

魔女になったALTのデニースと外国語指導助手の前田先生が3・4年の子どもたちと英語でハロウィンのゲームを始めているところでした。

骸骨を使った英語版福笑いのようなゲームです。" Go! "," Stop! "," up! ","down! "," right! "," left! "のように同じチームの人が目隠しをしている友達に指示をして貼っていくのです。

学習した、方向や動きを表す英単語をうまく使い、楽しく誘導することができていました。

 

1・2年生は仮装のお面を作ったようで、休み時間もハロウィンを楽しんでいました。

 

英語も一つの言葉です。言葉を使って思いや考えをやり取りすることで、他の人とわかり合い、つながりを深めることができます。日本語に加えて英語もその中に入ってくると、つながりの範囲は地球レベルまで広がります。つながりが増えると見える世界が変わってきます。

外国語を学ぶことは、自分が活躍できるフィールドがさらに広がるということです。

どんどん学びを活用していきたいものですね。

  Trick & Treat !

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2025.10.30 朝からみんなで草取り

8時前に運動場を散策していると、「今日はみんなで草取りをします。運動場に出てきてください」との運営委員さんからの放送が入りました。

上着を着ている子が増えたなぁ、もう冬の入り口だもんなぁ などと考えながら様子を見ていました。

草も次第に茶色に変わりつつある中、それぞれに一生懸命草取りをしてくれました。

運動場だけでなく、私の心もきれいになりました。きっと、子どもたちもそうなのではないかと思います。

いつまでも大事にしたいものです。

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2025.10.29 冬の訪れ

学校に到着したとき、車内に示された外気温は1桁台の「8℃」でした。

給食調理員の岩永先生が「下界は違いますねー」とおっしゃりながら、職員室の私の机の前にある出勤簿に印鑑を押されていました。「雲の上からおいでになったんでしょ!」などと楽しいおしゃべりから始まった一日です。

普段は遠くにかすんで見える甲佐岳がくっきりとした山容を見せ、運動場の草には夜露が光ります。

放射冷却現象と言うのでしょうか、昨日にも増して、ぐっと冷え込んだようです。

 

運動場にはいろいろな石碑があります。その中に、中央北小学校時代のハンドボール全国制覇の記念碑と記念樹があるのですが、すっかり葉を落として鳥たちの格好の止まり木になっています。

そこに、胸が茶色の小さな鳥がとまっていました。こんな鳥です。

いつものとおり、googleレンズで調べてみると、「ジョウビタキ」という鳥でした。

日本では冬鳥として知られ、秋にシベリアや中国北東部から飛来し、春まで過ごすのだそうです。

 

秋の夜長を楽しむ間もなく、前日の最低気温を翌日の最高気温が下回るという急激な冬の訪れに驚いているのは人間だけで、動物や植物たちは季節の変化を感じ取りながら力強く生きているのだなぁとしみじみ感じました。

人間はかなり鈍感になっているのかもしれません。まぎれもなく、私もその一人です。

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2025.10.27 5年稲刈り

いよいよ5年生が植えたもち米の稲刈りの時期がやってきました。

周りの田んぼはすでに稲刈りが終わり、うちの田んぼがどうやらラストのようでした...。

会議を終えて、田んぼに駆けつけてみると、

指導者8名の方のご協力により、5年生はすでに刈り終えておりました! 何と早い作業なのでしょう。

でも、ここからが手間のかかる作業が始まりました。干すための作業です。

まずは、刈った稲束をある程度まとめて、麻ひもで縛ります。

そして、準備してもらった竿にかけていきます。

最後に、キラキラしたテープを張り、スズメに食べられないようにします。

なかなかの作業ですが、5年生の子どもたちは指導者の方に教えてもらいながら、一生懸命頑張りました。

ご指導いただいた8名の皆様、本当にありがとうございました。

 

これから晴天は続くと思いますが、冷え込みによる夜露が心配ですね。

おいしいもち米に仕上がるよう見守っていきたいと思います。

精米したのち、読者の皆様に販売をすると思いますので、それまで楽しみにお待ちください。

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2025.10.26 PTA学年対抗ミニバレーボール大会

「やった!」という歓声と「いったんここは落ち着こう」というリーダーシップのある声などが体育館でたくさん行き交うミニバレーボール大会でした。

10分間1セットというレギュレーションでしたが、10分があっという間に感じつつも、3~5試合あったので、しっかり健康づくりと懇親が図れたなと大満足でした。

 

教職員チームも参戦したのですが、残念ながら全敗...。研究主任が「来年度は校内研修の中でミニバレーも行い、雪辱を果たします!」との力強い宣言もありました。臥薪嘗胆、来年度は優勝を狙います!

 

今年度は秋の開催に変更したことで、涼しい環境の中で熱中症やけがもなく大会を終えることができました。

準備いただいたPTA役員の皆様や参加いただいた多くの保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

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2025.10.24 3年校外学習(二俣橋・八角トンネル)

3年生は、総合的な学習で「美里町の今と昔」を調べています。

今日は、町文化財保護委員の緒方さんのガイドのもと、まずは恋人の聖地としても有名な「二俣橋」に出かけました。

8月の集中豪雨により大きな被害を受けた二俣橋にはまだその残骸が残っていましたが、それでも立派に立ち続ける石橋の姿に驚いている子どもたちでした。

 

次に、「八角トンネル」に向かいました。

昔、JR南熊本駅から砥用までをつないでいた「熊延鉄道」(現在廃線)の遺構のひとつですが、その大きさや高さにまたもや驚きを隠せない子どもたちでした。

 

3年生は、美里町に残る昔の面影と今を比べながら、未来への思いを新たにしたのではないでしょうか。

これからの学習の展開が楽しみです!

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2025.10.24 各委員会のポスターセッション in 児童集会

今日は月に1度の児童集会。子どもたちの主体性を高めるため、子どもたちだけで進めます。

今回は、縦割り班で集合ということなので、リーダーである6年生が下学年を集め、並べます。

リーダー以外の6年生がさりげなくサポートするなど、さすがです!

先日の学校運営協議会で委員さんに行ったプレゼン「委員会でのこれまでの取組とこれからの方向性」について、全校児童にポスターセッション形式で提案するとのことでした。

6つの委員会の正副委員長が聞き手の1~6年生に伝わるように話してくれました。少しの時間ではありますが、質疑応答もできました。発表者の真剣さがとてもかっこよかったです!

 

集会後、体育館を出ていく5・6年の顔がいつもより上がっているように感じました。高学年の姿になんだか誇らしく感じた私もそこにいました。

 

社会の中で生き抜いていくためには、「ことばの力」がなくてはならないものです。

中でも、相手や目的に応じて「アウトプットする力」つまり、話す力と書く力が絶対に必要です。それは、あらゆる場面において、互いの思いや考えを理解し合う「なかま」が様々な課題を乗り越えていくために必要だからです。学校に来て、集団の中で発表をしたり話し合いをしたりするのも、その練習のひとつなのです。

今後もこのように、「進んで多くの相手に自分の思いや考えをわかってもらうように筋道立てて話す/書く機会」を多く設定していきたいと思います。

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2025.10.24 4年GT授業(美里町のため池について)

4年生は総合的な学習の時間に、緑川を中心とした水環境のことについて学びを深めています。

今日は、美里町農業政策課の濱洲さんと社会教育課の水上さんにゲストティーチャー(GT)として来校いただき、美里町のため池などについてお話を伺いました。

美里町にはため池がたくさんあって、大きいものは400年以上前に作られていたそうです。

子どもたちの質問にも、知っているお店の裏にある池もため池ですか?というものもあり、身近なところにため池があることがわかりました。

また、「岩野用水」にも触れられ、昔から美里町に住んでいた人たちは協力してすごい水関連施設を生み出していたこともわかりました。

美里町をよくするために尽力した人々のすごさの一部に触れるとともに、その命をリレーしてきているのが自分たちであることも感じられたのではないかと思います。

今後、現地での校外学習に出かけていきます。お楽しみに!

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2025.10.23 美里ランタンフェスティバル2025に向けて

北園教頭先生が、「校長先生、こんな感じで『スカイランタン』の外側のデザインがあがってきました!」と、わくわくした様子で校長室へ持ってこられました。

本番では立体のスカイランタンになるので、他の面もあるのですが、これは広げる前の写真です。1年生はお休みしている子がいるので、そろい次第完成するとのことです。

それぞれのクラスのキャラが出ていますね。

 

この内部にLEDランプが入り、10月25日(土)に開催される「美里町ランタンフェスティバル2025」にて18:15から夜空に輝きながら昇っていくとのことです。

幻想的な世界の中で、子どもたちの思いや願いが天に近づいていくって、ステキですね!

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2025.10.23 透明な世界

長袖のYシャツと上着をあわてて引っ張り出してきてから2日目の今朝。

ふと運動場の木を見上げると、透明な青がずいぶん広がっていることに気づきました。

枝の間からのぞく朝日も、心なしか余計にまぶしく輝いて見えます。

目を落とすと、薄紫色の遠景と足元に広がる茶色い落ち葉の群れが目に飛び込んできました。

枝の間から差し込んできた透明な青が、少しひんやりとした風となり、秋の世界をつなぎます。

そこに見とれて立ち尽くす私も、秋の一員になったような気持ちになりました。

子どもたちの楽しそうに話している登校の様子を運動場の反対側で見守りながら、幸せな気持ちになりました。

 

もう秋です。

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2025.10.22 無言そうじ...?

昼休みが終わると、校長室に小気味いいノックの音が響きます。

「6年生の〇〇です。掃除に来ました。入ってもいいですか?」

「どうぞー。今日もお願いしますね。」

校長室は6年生の担当になっていて、いつも男女の2名が掃除をしに来てくれるのです。

それも無言で、丁寧なのです。どの子も。本当に感心します。

そこで、他の掃除場所にも足をのばして、見学に行ってみました。

 

2階に上がる階段で4年生に出会いました。

「校長先生、こんにちは!」と話しかけられたのがうれしかったです。

「掃除の様子を写真を撮らせてね、ホームページにものせて頑張っているところを紹介したいからね。」

また黙々とそうじを始めました。素晴らしい!

階段を上がりきって、廊下を見通してみました。

無言...とまではいかないものの、どの子も手を動かして、キビキビとそうじを頑張っていました。

1年生から積み重ねた掃除技術と心がけの賜物でしょうね。うれしい気持ちが溢れました。

もっと撮りに行こうとしたのですが、デジカメの充電が切れてしまいました。残念です...。

 

本校では、「無言そうじ」にみんなで取り組んでいます。

「無言そうじ」は、もともと長野県の教育から生まれたものだと言われていますが、ただ静かにそうじをするのが目的ではありません。次の5つの心を育てることが目的です。

 ◇「気づきの心」を育む

   周囲の汚れややるべきこと、次に何が必要かなどを自分で考えて見つける

 ◇「がまんする心」を育む

   いやなことや大変なことでも、すぐにあきらめずにやり遂げる

 ◇「感謝する心」を育む

   そうじをしてもらう場所があることや、一緒にそうじするなかまがいることへの感謝

 ◇「思いやりの心」を育む

   次に使う人や協力してくれるなかま、お世話になる人の笑顔を想像する

 ◇「つながる心」を育む

   協力して学校をキレイにしようという気持ちや学校の一員としての責任感をもつ

 

自分と向き合ってそうじに取り組む。そうじは、「心を磨く」作業なのかもしれませんね。

私自身もとかく面倒なことは避けがちなのですが、改めて一つ一つの意味や価値をかみしめながら取り組んでいきたいと思います。

 

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2025.10.21 1年研究授業「いろいろなふね(国語)」

3時間目に1年教室に向かうと、教科書を音読するすてきな声が聞こえてきました。姿勢もすばらしい!

今日は、1年生の研究授業なのです。

これまで「いろいろなふね」のことや書き表し方の工夫について学習をしたので、今回はちょっとレベルを上げて、文章全体の構成の工夫である、「はじめ‐中‐おわり」について気付けるかな?という学習です。

 

まずは、形式段落に分けたカードを並べて、自分で考えてみます。いろいろな考えがあるものですね。

 それから、みんなで意見交流です。電子黒板を使って上手に説明ができています。

わかったことや考えたことを振り返りシートに書き込みました。みんなどんどん書いています。

これからの乗り物ブックづくりなどに使えるといいですね。1年生の頑張りがすごく見えた授業でした!

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2025.10.21 忍者修行中の2年生を発見!

2時間目に体育館の方へ歩いて行ってみると、2年生が体育の授業をしていました。

リズムよく跳びながら走る場づくりと練習をしていました。きっと、忍者になる修行ではないかと思うのです。

タブレットで跳んでいる様子を動画で撮って分析しようとしている子もいました。

最後には、見つけた技を教え合ったり、タブレットに振り返りを打ち込んだりと、なかなか立派な忍者修行ぶりでした。にん、にん!

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2025.10.21 通学路の花

朝の正門前の道路は、通勤のためでしょうか、たくさんの自動車がひっきりなしに通ります。

子どもたちもその中を横断してやってきます。

じっと遠くから様子を見守っていますと、上級生が見本を見せて手を挙げます。下級生も見習って手を挙げました。車もさっと停まって、子どもたちの横断を優先させてくださっています。ありがとうございます。

渡り終わった後、さすが上級生。振り返って立ち止まり、頭を下げて車にお礼をしていました。下級生もそれに続きます。誰も見ていないところで良いと思うことを率先して行う上級生の姿に感動しました。

それを下級生もまねをするわけですから、良い伝統が続いているなと家庭や地域の皆様にも感謝です。

 

さて、その姿を学校の反対側の道からずっと見守っている美しいものを見つけました。

中央ライオンズクラブさんが道端をいろどる花を季節ごとに育てておられるようです。

眺めるだけで心が洗われ、さわやかな一日を演出してくれるようです。本当にありがとうございます。

今育っているのは写真のような白とピンクの花たちです。

 

いつものように、Googleレンズを使って調べてみました。

名前は聞いたことがあったのですが、これが「芙蓉(ふよう)」だったのですね。

ハワイや沖縄などでも有名なハイビスカスも同じなかまなのだそうです。道理で花のパフォーマンス力が強いわけです。でも、花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」なのです。品の良いピンク色がそんなイメージを醸し出しているように見えますね。

 

夕方になると白い花が赤くなるものは「酔芙蓉(すいふよう)」という品種なのだそうですが、これがそうなのかは夕方見てみないとわかりません。楽しみに観察してみたいと思います。

読者の皆さんは「芙蓉」か「酔芙蓉」、どちらだと思いますか?

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2025.10.20 Carassius Auratus

初めて知ったことって、だれかに伝えたくなりませんか?

いきなり難しいタイトルで失礼しました。

 

これは、読者の皆さんもよく知っている、ある生物の学名なのです。

" Carassius Auratus "(カラッシウス・アウラトゥス)

答えは...

そうです。「金魚」です。

ラテン語で「金のフナ」という意味なのだそうです。

英語では「goldfish」、つまり金の魚、中国語でも「金魚」と書くようですが、不思議に思いませんか?

「赤いのに、なぜ『金魚』というのか?」と。

 

金魚は、数千年前に中国の揚子江流域でフナが突然変異したもので、今から700年ほど前の室町時代に中国からやってきたそうです。

古代の記録では「黄の魚」(きのぎょ)と書かれていたようですが、それがなまってきんぎょ(金魚)になったという説もあるようです。

中国では金魚を「チンユイ」と読むようですが、全く同じ発音で「金余(チンユイ)」という言葉があります。お金が有り余るという意味で、そうなりますようにという願いを込めて金魚を飼うという習慣もあるようです。

 

前話が長くなりましたが、学校のそばにお住いの中山さんが、写真の金魚を6匹学校に届けてくださいました。

さっそく、中庭の池に北園教頭先生の手で放流させていただきました。

右側は金鯉のルイスの居住エリアですから、左側のエリアを金魚の居住エリアとしました。

バケツの狭い世界から急に広い世界に解き放たれて、「金魚6」たちはちょっとおののいているように見えましたが、しばらくすると一列に並んで円を描くように泳いだり、かくれんぼをするように藻の下にとどまってみたりと楽しい動きをし始めました。水が体に合ってくれるといいですね。

どうか、新「金魚6」をそっと見守ってください。

また、中山さん、ありがとうございました!

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2025.10.20 「ふるさと」とは何か

久しぶりの投稿となりました。

10月16日(木)・17日(金)の2日間、全国小学校校長会研究協議会のために、福岡に行っていました。よくコンサートや相撲の巡業が行われる福岡サンパレスと隣の国際会議場での研修会議でした。

特に心に残ったのは、以下の写真に関する方の講演でした。

これは、スペインのバルセロナという町にある、「サグラダ・ファミリア」です。

アントニオ・ガウディという有名な建築家が設計し、140年前から作り始め、まだ建設中の教会です。

ユネスコの世界遺産にも登録されているほど有名な建物です。

そこでの彫刻をリーダとして取り仕切っている、「外尾悦郎さん(福岡県出身)」の講演を拝聴したのでした。

 

彼は、「私はふるさと(origin)に支えられ、サグラダ・ファミリアの建設に向き合っている」と言うのです。

 

設計をしたガウディは、1926年には亡くなっています。サグラダ・ファミリアの詳細な設計図はありませんし、大まかなイメージだけが残されているのみなのだそうです。

では、どうやってこの素晴らしい建物の装飾を考え、建設を続けていくことができるのかという問いが生まれます。設計した建築家のガウディがどんな背景の中で何を考え、表現しようとしたのかということに寄り添うことで、「続き」を理解し、行動に移していくことができるのだそうです。植物の題材が多く含まれるこの建築物の意図を考えるときに、ことばを「言の葉」と表す日本人としてのoriginがその時に生かされるとのこと。

「ふるさと」とは、そこで生き、つなぎ、支えてた人々の営みや生き方、まなざしすべてが「ふるさと」であり、つまり、「ふるさと」とは「人」である。ふるさと(origin)が未来を示す…と。

自分のoriginを見つめ直すたびに、ふるさとに帰りたいと感じるのだと話されました。

 

私なりに解釈をしてみました。

たとえば、「おふくろの味」という言葉がありますが、あれは母親が作った料理の味のことだけを指すのでしょうか?

準備しているときの母親の様子やわくわくして待っている自分の感情、おいしく食べてくれることを期待している母親の気持ちや笑顔、その場の雰囲気や環境も含まれているのだと思います。

そしていつか、そんな未来を創る人に成長するのではないでしょうか。そんな時に「ふるさと」をより近くに感じたいと思うのではないでしょうか。

 

美里町で生きている人、一人ひとりが「ふるさと美里」なのだと思います。子どもたちが美里町の過去と今を形作るたくさんの素晴らしい人(ふるさと)に出会い、知ることで自分のoriginを知り、よりよい未来を創っていこうとする心と実行力をもつ人に育つことが大事なのだと改めて気づかされました。

 

本校は、「ふるさと美里を愛し、主体的に学び、自分の可能性に挑戦する中央っ子の育成」という学校教育目標を掲げています。

学校も、教職員ひとり一人もふるさとの一つです。自覚をもって、子どもたちとしっかり関わり合っていきたいと思います。

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2025.10.14 朝の読み聞かせ

3連休明けですが、子どもたちの元気な声が響きます。

なんだか疲れているのは大人の方かもしれません。私もご多分に漏れず...

 

今日は読み聞かせに来ていただける日です。

読み聞かせをしてくださる方を募集しており、手を挙げてくださった方々がおられましたので、ついに全学級で読み聞かせボランティアの方々が埋まりました。

本当にありがとうございます!

読み聞かせの様子を少しだけご紹介します。

大きく開く絵本や弾き語りまで飛び出し、子どもたちのことばやその背景にある思いをとらえ、楽しもうとする情操がまた拡がった時間となりました。

 

人間は、他の生物に比べて力は弱いですが、ことばをとおして自分を知り、他と関わり、つながり合うことで生き抜いていける生き物だと思います。

ことばの力を高め、拡げられるこのような機会はどんどん増やしていきたいものです。

秋の夜長、ご家庭でも、さらなる読み聞かせに挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

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2025.10.10 初めての通知表

美里町は3学期制をとっていますが、通知表は前後期制をとっています。

そういうわけで、今日10月10日が前期分の通知表を渡す日でした。

1年生にとっては、初めての通知表をもらう日です。

担任の山下先生から、全員に通知表の意味と見方の説明をしたあと、一人ずつ渡していきました。

がんばったところや後半にさらに挑戦してほしいことなどをお話しして渡します。渡した後に握手しました。

はにかみながも受け取り、自分の席で通知表に書いてあることをたしかめる1年生の姿がありました。

 

通知表は、子ども一人ひとりの頑張りを認め、これからの挑戦を後押ししようとするものです。

持ち帰ったら、ぜひお子さんと一緒に通知表を見ながら今とこれからについてゆっくりお話をし、勇気づけていただけたらと思います。

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2025.10.9 中学校の先生に学びました!(6年図工)

美里町の中央中校区では、小中交流授業を行っています。

今日は、6年生が中央中学校の美術担当である松本先生から風景画の色の塗り方を学びました。

 

まずは、水彩絵の具の技法のうち、「ぼかし」と「かすれ」を教えてもらい、塗ってみました。

「水分量を調整するのが大事」なのだと6年生の子が教えてくれました。

次に、塗り分け方とその順序を教えてもらいました。

 遠い風景から先に、薄く塗るのだそうです。

これまで中心にかきたいものを先に濃く塗っていた子たちにとって、新しい発見だったのではないでしょうか。

これらを応用して、風景画の下書きに色を付けていきました。

学んだことをさっそく作品に活用している6年生たちでした。

中央中学校の松本先生には、役に立つ技法を丁寧に教えてもらいました。本当にありがとうございました!

 

 

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2025.10.9 十六夜月

  朝ぼらけ 我をみつめる 十六夜の月

朝の家を出ると、大きな月が西の空に座っていました。十六夜月(いざよいづき)ですね。

月の人生のピークを少し過ぎたあたりでしょうか。自分と重なる部分も感じてか、通勤中もその存在を目の端でずっと追いかけている自分に気が付きました。

実に美しい姿でしたので、恥ずかしながら、俳句にしてみました。

 

月の模様もはっきり見えました。

日本では、「月でウサギが餅つきをしている」ように見えると言いますが、私には「アフリカ大陸」か「勾玉」のように見えました。視力が低下しているせいかもしれません。

 

世界中の他の国でも、月の模様はいろいろなものに見立てられているようです。

〔中国〕 「ウサギが不老不死の薬草を作っている」

    「ガマガエル」や「大きなカニ」に見立てられることもある

〔インド〕 「ワニ」に見える
〔モンゴル〕「犬」に見える
〔韓国〕 日本と同様に、「ウサギが餅をついている」と見立てられている
〔インドネシア〕「女性が編み物をしている姿」に見える
〔アメリカ〕「女性の横顔」に見える
〔ドイツ〕「薪を背負ったおじいさん」に見える
〔ギリシャ〕「銀の馬車に乗るセレーネ(月の女神)」に見える

いろいろなものに見立てられていて、歴史や文化の背景が見えて面白いですね。

 

読者の皆様は、何に見えますか?

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2025.10.7 不審者対応避難訓練

昨夜は中秋の名月でした。読者の皆様はご覧になられましたか?

私はかなり夜中でしたが、透き通るように美しく輝く月を拝むことができました。

月のすぐ右下ぐらいにいて、月の明るさにも負けず、小さく輝いている星にも心が奪われてしまったので、調べてみました。

なんと、「土星」でした。400年以上前に自作の望遠鏡で輪を発見したガリレオ・ガリレイになった気分でした。残念ながら輪までは見ることができませんでしたが…

 

さて、今日は不審者対応避難訓練を行いました。本校ではこれまでずっと行われていなかったとのことで、安全担当の先生方と警察の方が知恵を出し合いながら作成した対応マニュアルをもとにした訓練実施でした。

  1階の図書室につながるところから不審者が入ってきました。近くの2年生担任が声をかけ、周りの先生方に応援を求めます。

その間に先生方に誘導されて、1階の子どもたちは外を通って職員室に、2階の子どもたちは理科室に逃げ込んで施錠。

避難完了まで6分間ぐらいの訓練となりましたが、子どもたちは静かに落ち着いて、先生の指示をよく聞いて行動できていました。

 

その後、お話をオンラインにより各教室で聞きました。

①安全担当の永田先生から

 不審者に出会ったら、「知らせる」「はなれる」「きく」ことを大事にしましょう。

 特に「きく」ことは、毎日の生活でもできる避難訓練の練習だから、大事にしましょう。

 

②校長先生から

 「不審者」=学校の中や外でみんなにとってあぶない行動をする人のこと。

 普段の生活ではめったに出会わないかもしれないけれど、残念ながら国内では実際に事件が発生している。

 今回は、もしものための訓練だった。

 命は世界でたったひとつしかない、かけがえのない大切なもの。

 困ったときは一人で我慢するのではなく、気になることはおうちの人や先生に話してほしい。

 大人はみんな皆さんのことを守るためにいます。

 また、こうした訓練を真剣に行い、いざという時に「自分で考えて行動できる力」を付けていきましょう。

 

③宇城警察署スクールサポーター 小島さん

登下校の時、「おかしをあげるよ」「一緒にゲームをしよう」「おうちの人がけがをしたから一緒に病院に行こう」「先生が呼んでるから一緒に行こう」などの声をかけ、付け回したり写真を撮ったりする事件があっている。

危ない場面があったら、「い・か・の・お・す・し」を思い出して、自分で身を守る行動をしましょう。

  いか:ついていかない  の:らない  お:お声を出す

  す:ぐににげる  し:らせる

誰もが被害者になる可能性があることをわすれずに。

 

最後に生活・安全委員長さんから「学んだことを生かしてがんばりたい」という言葉を添えて、お礼を伝えてくれました。

今後も、「命を守る行動ができる子どもたち」を学校・家庭・地域で連携して育てていきたいと思います。

 

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2025.10.6 5年「認知症サポーター養成講座」

「アルツハイマー型認知症」って聞いたことがありますか?

美里町社会福祉協議会から9名も来校いただき、5年生が「認知症サポーター養成講座」に参加しました。

脳の萎縮により、記憶ができにくくなる認知症をわかりやすいプレゼンテーションで教えていただきました。

さらに、劇を通じて、その実際の様子と心ならずも認知症になってしまい、何度も「財布はどこになおしたかねぇ」と尋ねるおばあちゃんの思いと、何度も同じことをきかれ、答えるのが面倒になってしまう家族の思いを知ることができました。ものすごく劇がリアルで、特におばあちゃんが上手でした。認知症になって介護が必要な私の母の姿とぴったり重なり、自分のように感じて反省させられました。

 実際に孫役も子どもにさせてみられ、優しいことばで初めて聞いたようにおばあちゃんの問いに答えながら、一緒にタンスに財布を探しに行く姿がありました。3つの「ない」を大切にした、とっても立派な認知症サポーターぶりでした。

最後にみんなで写真を撮りました。黄色いバンドが認知症サポーターの証だそうです。

これからの生活で生かしていきましょう。

 

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2025.10.6 研究授業(6年・国語「模型のまち」)

3時間目は6年生の国語の研究授業でした。

実は、今日から大阪から2名の転入生(6年生と4年生)が来てくれましたので、転入早々の研究授業で、先生方がぞろぞろと6年教室に来られたので、この転入生もびっくりしたのではないでしょうか。

主人公の心情の変化を支える「表現の効果」について考えるという学習です。6年生ともなるとレベルが高いですね。その中でも今回は「色の変化」に着目して考え合いました。

広島を「白い町」だと感じていた主人公が「色の付いた町」へと感じ方が変わっていく様子を話し合いました。

「広島への興味が出てきたから」や「自分に関係あるとわかったから」などの鋭い見方・考え方も出てきてました。子どもたちのその語感のすばらしさに、つい笑顔になっている自分に気づきました。

ここで学んだことを、自分が日記や作文を書くときに使えたら素晴らしいなと思いました。

学びはまだまだ続きます!

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2025.10.6 研究授業(5年・理科「もののとけ方」)

2時間目に3年生の理科の研究授業がありました。

「とける」とは生活の中で見かける姿ですが、その定義って意外とわかっていなかったりします。

今回はものが「水に溶ける」とはどういうことなのか、また、どうして溶ける? 溶けたあとどうなる?など、疑問を解決していく理科の授業を理科専科の本田先生が計画されているようでした。

 

まずは、「水に溶けた状態」とはどんな状態か、経験をもとに出し合わせたうえで実験に入りました。

水で満たされた透明なチューブに食塩の粒を落としていきます。

その粒は水の中で落ちていきながらどうなるのかを観察していく実験でした。

途中で姿が見えなくなっていきます。このようにして「水に溶ける」ということの定義を体験的に学んでいきました。

 

この実験をとおして感じた疑問を今後の学習課題にして学びを深めていきます。

楽しい授業でした!

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2025.10.3 10月の全校集会

10月は「目の愛護月間」です。

「目を守るはたらきと行動」について、保健室の松本先生からお話をしていただきました。

「目を守る働きには5つあります。何でしょうか?」

いろいろな言葉が聞かれました。

答えは以下のとおりでした。

 ・まゆげ  ・まばたき  ・まつげ  ・なみだ  ・どうこう

「本は明るいところで読むなどの、これから目を守るためにどんな行動ができるか、10個以上見つけたら保健室に伝えてきてね」と伝えておられました。

目は一生の宝物ですから、ぜひ大事にしていきたいものですね。

 

続けて、事務の中村先生から「おしえて箱」のお礼と内容の紹介がありました。

  

「体育館にクーラーをつけてほしい」「更衣室にクーラーがあったらいいな」などの意見があったそうです。

すぐに実現できるかはわかりませんが、子どもたちの想いを美里町の関係の方々にもお伝えをし、今後の施設予算設定の参考にしていただくそうです。

実現するといいですね!

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2025.10.2 第3回学校運営協議会

今回は2部制で開催しました。

第1部は、児童会の各委員長・副委員長がこれまでに取り組んだことと2学期以降に取り組みたいことを、3つに身に付けたい資質・能力と関連付けながら、2つのグループに分かれて提案・発表をしました。

その後、委員会ごとに学校運営委員の方と具体的な意見交流もすることができました。

◇運営委員会

 

◇人権・環境委員会

 

◇情報委員会

 

◇体育委員会

 

◇健康委員会

 

◇生活・安全委員会

 

 第2部は、職員全員と学校運営協議会委員さんとの熟議です。

全国学力・学習状況調査での質問紙調査において、県の平均より27.3ポイント低い項目がありました。

それは「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思いますか?」という項目です。

そこで、「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思う子どもを育てるにはどうしたらよいか」というテーマで熟議をしました。学校が、家庭が、地域が、行政がどんなことができるかをどんどん出し合いました。

話し合うことでたくさんの課題解決のためのアイデアやビジョンが少しずつ明確になっていきました。

今後、これらのアイデアをもとに、それぞれの立場で実践を進め、地域の今と未来に興味をもち、動かしていこうとする子どもたちを育成していきます。ご協力をよろしくお願いします。

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2025.10.2 6年生 ミシンを使って

にぎやかな声が校長室にまで届きました。

声のする方に行ってみると、家庭科室に6年生が集まっていました。

学習支援員の高濱先生にもサポートをしてもらいながら、ミシンを使って「ナップサック」を作っているところでした。

 「下糸が出てきません!」 「ひっかかって動きません!」 

 「返しぬいってどうするんですか?」 「全部ぬってしまって、ひもが通せません!」

5年生の時に学習してからずいぶん時間がたっているせいか、ミシンぬいのスタートラインに立つまで時間がかかりましたが、何とか完成に向けて動き出したようでした。

 

修学旅行で使う予定ですので、現場で中身がこぼれてしまわないように、特に力がかかって壊れそうなところは念入りに返しぬいによって補強して、世界に一つだけのステキなナップサックに仕上げてほしいものですね。

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2025.10.2 科学展・発明工夫展の審査が始まりました

体育館の床、壁面、そしてステージの上と、一面に作品が並べられています。

今日は、宇城管内のすべての小中学校の児童生徒が作成した自由研究や発明工夫したものが本校体育館に集められ、審査会が開催されているのです。

 

本校からも出品していますが、結果の報告は後日ということで...

本校体育館が会場になっていることもあり、昼休みに子どもたちは展示を参観して回りました。

これをきっかけに、理科への興味関心が高まり、科学者を目指す子が出てくるかもしれませんね!

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2025.10.1 くつやスリッパのかかとをそろえよう

10月になりました。さっそく新しい生活目標が貼ってありました。

10月の生活目標は、

くつスリッパかかとをそろえよう」

 

この言葉を見ると、次ぎの詩が心に浮かびます。

これは、長野市の円福寺の住職だった藤本幸邦(ふじもとこうほう)さんがつくった「はきものをそろえる」という詩です。

皆さんの自宅の玄関や児童昇降口のくつ箱の中、トイレの入り口はどうでしょうか。

くつやスリッパはそろえておいてありますか? まさか左右逆になっていたりしていませんか?


靴をそろえず、脱ぎっぱなしにするという行動には、自分のことやその場のことしか考えていないことが現れていると言われます。他の人を思いやる心が抜け落ち、自分さえよければいいという自分勝手な考え方が行動として現れるのだそうです。

結果的に、どんなときでもやることが雑になり、思ったようにならないことが増えてくるらしいのです。


はきものをそろえることは、「自分自身を見つめる」「自分の行いを振り返る」ことにつながります。

また、このような人は、自分の行動を冷静に見つめ、他の人の気持ちを考えて、優しく丁寧に行動することができます。


まずは、自分のくつをしっかりそろえることから始めましょう。学校だけでなく、おうちでも。

自分の物だけでなく、他の人が乱したくつやスリッパも黙ってそろえることができる、思いやりの心をもつ人になってほしいですね。

そんな10月にしましょう。

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2025.10.1 運動場のほほえみ

壁にかかったカレンダーもあと3枚となりました。あっという間に10月に突入です。

毎日、保健室の松本先生が子どもたちのために掲示してくださっている「熱中症危険度予報」によると...

若干の警戒は必要なものの、外で安全に活動することができそうです。

 

運動場の方から子どもたちの声がしていたので、少し様子を見に行ってみました。

5年生が体育をしていました。2グループに分かれて、鉄棒運動やジャンピングボード・登り棒などを活用したトレーニングを行っていました。

 

花壇の方に目をやると、

3年生が理科専科の本田先生と学習をしていました。

タブレットを使って、植物の観察です。理科室に戻って、写真をもとに学習をさらに進めているようでした。

 

日差しの中でも運動場での学習ができる環境になってきました。

以前なら当たり前のような気もするのですが、昨今の異常気候のもとでは、こういった気候環境はとてもありがたいものに思えるようになりました。

 

なんだか、運動場が秋の日差しに照らされてキラキラ輝き、「待ってたよ!」と子どもたちにほほえみかけているように見えました。

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