１１月１３・１４日の二日間、６年生は佐賀・長崎に修学旅行に行きました。雨が心配されたのですが、見学地に着くと、曇天ではありましたが、傘もいらずスムーズに見学ができました。最初の見学地は、吉野ケ里歴史公園。広大な敷地に弥生時代の環濠集落が復元されています。社会科で学習した竪穴住居や高床倉庫等を興味深く写真に収めていました。

　次の見学地は、宇宙科学館です。ここでは、宇宙発見ゾーンや地球発見ゾーン、佐賀発見ゾーンなど、工夫を凝らした体験ゾーンがあり、一つでも多く回ろうと足早に行動していました。いろいろな技術を遊びながら学べるので、とても楽しかったようです。

　午後は平和学習で、まず追悼空間で平和集会を行い、原爆資料館を見学しました。その後、語り部さんの講話を聞きました。子どもたちは、メモをとりながら、しっかり見たり聞いたりし、平和への思いを募らせていました。

　１日目の学習を終え、ホテルに到着。ホテルでは、夕食後に夜景を見に行きました。「きれ～い！」と歓声が上がっていました。

　２日目の最初の学習は、フィールドワークです。ガイドさんに、原爆落下中心地や如己堂、浦上天主堂などを案内していただきました。ここでも、ガイドさんの話に耳を傾け、平和とは何かについてしっかりと考えることができました。

　移動後は、大浦天主堂やグラバー園を見学。グラバー園では、ながーいエスカレーターに乗り、ハートの石を見つけながら歩き回りました。昼食後には、お楽しみのお買い物タイム！カステラの他、自分用のおみやげを吟味し、上手にお買い物ができました。

　すべての学習を終え、島原港から熊本港へフェリーでの移動の際には、カモメにえさをあげることができました。きゃあきゃあ言いながら、みんなでかっぱえびせんをあげました。こわがって、えさを投げる人もいましたが、かもめは上手にキャッチ！楽しい時間でした。

　あっという間の２日間。しっかり学び、たっぷり楽しむことができたのではないでしょうか。小学校生活、一番の思い出になったことでしょう。

〔砂防堰堤見学〕

　国土交通省の方々が来校され、まず砂防堰堤がどういうものかについて座学がありました。土石流や土砂災害を防ぐために設置されたものです。土砂や流木を一時的に堰き止め、道路や集落に流れ出るのを防いでくれます。スライドや動画等で、わかりやすく説明いただきました。その後、東下田付近にある砂防堰堤を見学に行きました。想像以上の大きさに驚いていたそうです。私たちの命とくらしは、このような形で守られていることに気づくことができました。

〔福祉体験〕

　社会福祉協議会の方々から、まず「社会福祉協議会とは・福祉とは何か」について、お話がありました。福祉は、「みんなの普段のくらしの幸せをつくること」と説明があり、具体的にどういう場面かもお話しいただき、子供たちはしっかりと聞いていました。その後、耳が聞こえにくかったり、目が見えなかったりする状況を体験しました。また、点字づくりにも取り組み、自分の名前やいろいろな言葉を丁寧に作成していました。

　最後に、学校や村で困っている人を見かけたら、思いやりの気持ちをもって助け合ってほしいことを伝えられました。今回、学んだことをしっかりと心に刻んだことでしょう。

　秋は、見学旅行シーズンです。各学年の様子をお伝えします。

〔１年生：カドリードミニオン〕

　クマ以外にもたくさんの動物がいますよね。見るだけでなく、えさやり体験も行いました。その中で、子供たちに一番人気があったのは、「オウム」でした。おしゃべりがとても上手ですので、会話を楽しんだようです。

　また、園内には、遊具も設置されており、よくすべる滑り台やアスレチックで遊ぶこともできました。

〔２年生：熊本市動植物園〕

　こちらは、さらにたくさんの種類の動物を見ることができました。今はゾウやキリンが見られないそうで、２年生の皆さんは見ることができてよかったですね。国語の学習に出てきていた飼育員さんや獣医さんにも会ってお話ができたそうです。ご挨拶も上手にできていました。

〔３年生：イオン、マルキン食品〕

 　イオンでは、バックヤードに入り、中の様子を見せていただきました。とても広く、商品がすぐ補充できるよう、きれいに並べてあったそうです。お買い物は、セルフレジを体験！頼まれたものをきちんと買うことができたようです。マルキン食品では、豆腐の製造ラインを見ました。国産と外国産を比べたり、豆乳を飲んだりしたそうです。豆乳を飲むのが初めての人も多かったようです。

 〔４年生：通潤橋〕

　社会科で学習した通潤橋の見学です。布田安之助や石工たちをはじめ、そこに暮らす人々と力をあわせ、築き上げた通潤橋。やはり近くで見ると、圧巻です。下から見上げて、上から見下ろすと、高さや大きさにびっくりしますね。放水の際には、水しぶきがかかり、さらには虹もあらわれ、歓声が上がったそうです。円形分水も見学ができたようです。

　各学年、多くの学びがありました。そして、とても楽しかったようです。明日には、６年生が修学旅行に行きます。しっかり学んで楽しんでほしいです。

　昨日、ある高校で化学室から出火したニュースが報道されていました。校内では、火元になり得るのは理科室や家庭科室です。今回は理科室を出火元として訓練を行いました。子供たちは放送をよく聞いて避難場所の運動場に集まり、落ち着いた行動がとれていました。

　消防士さんのお話の後、５・６年の代表児童が消火訓練も行いました。「火事だ！」と大きな声で周囲に知らせ、「ピノキオ」の合言葉どおり、落ち着いて消火活動を行うことができました。

　その後、煙体験と消防車・救急車見学を行いました。煙体験では、できるだけ身を低くし、煙を吸い込まないよう気を付けながら進んでいきました。消防車や救急車の設備について説明を受けながら、色々なことに興味津々の様子でした。

　起きないことが一番ですが、万が一火事が起きてしまい、初期消火が間に合わない場合は、周囲に知らせ１１９番通報し、「お・か・し・も」の通り、自分の命を守ることを最優先にしてほしいです。