学校生活
最後の読み聞かせ 「クウとクロ」
今朝は、5,6年の読み聞かせに葛籠貫みひろさんと仁田直美さんがきてくださいました。年度最後の高学年の読み聞かせにいつも読んでくださる「クウとクロ」は、白ねこのクウを探して旅をする黒ねこのクロのお話です。これは、天草在住で木版画家の大西靖子さんが長い年月をかけてつくられた絵本だそうです。繊細な色を表現した木版画が挿絵にたくさん使われていて、うっとりと見とれてしまいます。子供たちもファンタジーの世界に引き込まれるように、しっかりお話を聞いていました。
読み聞かせの後、お二人と6年生で感想交流をしました。それぞれ「どのように感じたか」についてです。大人と子供、それぞれの生活経験の違いから、感じ方も様々で、他の人の感想を聞くのが楽しかったです。
本日の仁田さん、葛籠貫さんをはじめ、今年度1年を通して読み聞かせに来てくださった中村さん、行合さん、葛籠貫喜昭さん。お忙しい中子供たちの心の醸成のためにご尽力いただき、本当にありがとうございました。
新委員会活動、発足
今日の委員会活動は、本年度最後の活動でした。
前半は年間反省と来週の児童会総会の準備を、後半は新委員会としての初顔合わせとして現3年生を加え、仕事内容を説明したり早速来週からの当番割り振りをしたりしました。
5年生はいよいよ自分たちがリーダーとなって進めていかなければならないという自覚が、4年生は自分たちも中心となって5年生を助けなければという責任感が、3年生は新しい自分たちの役割に対する期待と不安が、それぞれの表情から見て取れました。みんな、笑顔ではりきって活動していました。
来年度の委員会活動も期待しています。みんなで力を合わせて頑張りましょう。
6年生のみなさん、1年間天草小のよきリーダーとして頑張ってくれてありがとうございました。あなたたちが残した天草小の伝統を、新委員会がしっかり引き継ぎます。
〈運営・放送委員会〉
〈保健・環境委員会〉
〈図書委員会〉
〈体育委員会〉
〈給食委員会〉
学校応援団
本校には、「学校応援団」という地域の力強い味方がいらっしゃいます。
子供たちの基礎学力充実のために、毎月1回、主に3年生を対象として、かけ算九九の暗唱や音読を聞いていただいたり、プリントの丸付けをしていただいたりしています。応援団の先生方は、わかりやすく教えてくださるだけでなく、
「すらすら言えたね!もう完璧です。」
「うわあ、全部まるだったよ。すごいね!」
「上手に読めていますよ。その調子ですね。」
などと、たくさんほめてくださいます。だから子供たちはそれがうれしくて、課題が終わったらいそいそと先生方の前に並んでいるのです。本当にありがたいことです。
本年度は、昨日が最後の応援団の日ということで、来年お世話になる2年生も一緒に参加しました。
6名の応援団の皆様、本年度は大変お世話になりました。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
〈最後は3年生がお礼の言葉を述べました。〉
また、火曜日の朝は読み聞かせボランティアの方々にも毎月お世話になりました。あわせてお礼申し上げます。
本校の子供たちは、たくさんの方々のお力添えで、すくすくと真っ直ぐに育っています。有り難いことです。
福連木とうふづくり見学
今日は、3年生が福連木とうふをつくっていらっしゃる松本さんの工場におじゃまして、おいしいお豆腐づくりを見せていただきました。
松本さんは、本校の保護者でもあり、地域サッカークラブのコーチでもあります。サッカーを教えていただいている子供たちも多かったので、和やかな雰囲気の中で見学が始まりました。
まず、きれいに洗い、一晩水につけてやわらかくなった大豆に水を加えて機械ですりつぶします。これが生の「呉」です。あっという間にできました。
続いて、それを圧力鍋でぐつぐつと炊きます。圧力鍋がない時代は、大鍋でひたすら煮るのにかなりの時間がかかったそうです。
この後絞り器で「豆乳」と「おから」に分けます。そして、豆乳ににがりを入れて固めていきます。
できたての豆乳は、大豆の香りと濃厚な味わいで、とてもおいしかったです。
また、豆腐のかたさを左右するにがりの分量は、配分がとても難しいそうです。その日その日で多少の違いはあるけれども、それが手作り豆腐の醍醐味ですね。にがりも塩も、大江でつくられる天然塩を使っていらっしゃるそうです。大江でつくられるにがりは鉄分やミネラルが豊富で、体にもいいそうですよ。
固まるのを待っている間に、松本さんの奥様の美幸さんが、おからを使ったクッキングを準備してくださいました。
今日は、「おからもち」をつくりました。材料は、おからと片栗粉と水、そして砂糖です。手でこねこねしながら混ぜ合わせ、お団子を作ります。それをフライパンで焼いてできあがりです。おしょうゆやきなこで味付けして、みんなで食べました。「超簡単につくれて、超おいしい!」「家でもつくってみよう」と言ってました。
さあ、いよいよ寄せ豆腐をつくっていきます。
まだ、ほんのりあたたかくて、ぷるぷるのお豆腐を杓子ですくっていきます。「うわあ、やわらかい!」一口食べてみたら、とってもクリーミーで、大豆そのものの味がしっかりと感じられました。本当においしかったです。ここでしか味わえない味でした。
木綿豆腐のできあがるところも見せてもらいました。
まだやわらかいお豆腐をかくはんして木綿の布で包みます。さらにプレス機にかけてじっくり水分を抜いていきます。固まったら、冷たい氷水の中で、1つ1つカットしていかれます。手が冷たくていらっしゃるでしょうに、ありがたいことです。こうして木綿豆腐ができました。
今は、このようにおうちでつくっておられるお豆腐屋さんが少なくなってきましたね。でも、松本さんご夫婦は、材料や道具、作り方にこだわりと誇りを持ってお仕事をされていました。そのこだわりは何かというと、やっぱり、食べる人が「おいしい」と思って食べてくれること、そして少しでも体にいいものを食べてもらいたいという思いだと思います。朝3時半から豆腐をつくり、配達に回られる、そんな大変なお仕事だけれども、「(家族が)あんたのとうふしか食べんっていうもんだけん。」って言われたり、小さな赤ちゃんもこのお豆腐を食べてくれているという話を聞いたりすることが、一番うれしいですとおっしゃってました。「おいしく食べてほしいと思って料理をつくると、やっぱり味が違ってもっとおいしくなるでしょ?自分もそう思いながらつくってます。」1つ1つの言葉に重みがありますね。感動しました。
大江で天然塩をつくっていらっしゃる松本さんも、同じことを言われていました。「大変な作業だけど、この塩がいい、この塩を食べたいと買い求めてくれる人がいるから作り続けています。」と。
最後は3年生みんなで感想やお礼をしっかり伝えました。
お忙しい中、子供たちの学びのためにたくさんお話や準備をしてくださって、本当にありがとうございました。
春はまだかな・・・
学校の梅の花が咲いています。
16日(日)の授業参観の日は、まだ五分咲きぐらいだったのが、昨日はほぼ満開に近い状態です。最近、日中が暖かかったからでしょうか。花を見ると、心が穏やかになりますね。♪梅は咲いたか~桜はまだかいな~と、心地よい春の季節が待ち遠しい今日この頃です。
まだ寒い日が続きますので、くれぐれもお体をご自愛ください。
〈16日の梅〉
〈20日の梅〉
高浜ぶどうの挿し木(6年)
9月初旬に収穫を終えた高浜ぶどうでしたが、今回は挿し木の体験をしました。
宇土さんの説明を聞いている6年生。
まず、挿し木の下の部分をはさみで斜めにカットし、上の部分にはボンドを塗ります。切ったところから腐っていくからだそうです。
やり方がわかったから、どんどん挿していきます。
最後はお礼を伝えました。
今後は宇土さんたちがお世話していかれますが、卒業式の日には、1鉢ずつ子供たちにプレゼントしてくださるそうです。
先日は学校にある2本目のぶどうの木のために、2つめのぶどう棚もつくってくださいました。何から何まで、本当にありがとうございます。皆様のご厚意のおかげで、子供たちは幸せです。
昔遊び体験(1,2年)
1,2年生が凧づくりを体験しました。
高浜の白木地区老人会の方々に教えていただきました。切ってきた竹で竹ひごをつくり、障子紙で凧と凧のあしの部分をつくり、凧糸も一人分ずつまいてくださいました。本当に、むかし私たちが子供の頃につくって遊んでいた凧です。竹ひごを組んで骨をつくるのは難しかったようですが、7名の先生方が手伝ってくださいました。そうして完成した凧を揚げようと、運動場を必死に走り回っていた1,2年生でした。白木地区老人会の皆様、ありがとうございました。
後日、帰る前にもあげていた1年生です。
R6 最後の授業参観
今日は、令和6年度最後の授業参観でした。各学級で、いろいろな授業が行われました。
【1年生 道徳】
道徳の時間に、自分の思っていることをたくさん話してくれるようになりました。お勉強にも集中して取り組めるようになりました。
【2年生 学活】
「わたしのたんじょう」について考えました。養護教諭の田邉先生のお話を真剣に聞いている2年生。自分の名前の由来、小さい頃のエピソードなどを発表し、おうちの人にプレゼントしていました。最後は、熊本県で一番上手な2年生から、歌のプレゼントがありました。
【3年生 社会】
昔のくらしと今のくらしについてそれぞれが調べてきたことを、一覧表にまとめながら発表していました。
【4年生 総合、国語】
下田地区について調べてまとめたことを発表しました。また、国語の時間につくった詩を発表していました。
【5年生 国語】
自分で考えた「もう一つの物語」をみんなで読み合い、感想を交流していました。誰に対して、どんなことを伝えたい物語なのかを明確にした作文をしっかり考えて書いていました。さすが、5年生です。
【6年生 国語】
卒業を前に、小学校6年間の自分を振り返っている6年生。
6年間の思い出や大切にしている言葉、将来の夢などについておうちの人の前で発表していました。
この1年間のお子様の成長は見られましたでしょうか。本日も多数ご参加いただき、ありがとうございました。
この後は、PTA総会、学級懇談会を行いました。
PTA総会の方にもたくさんご参加いただき、保護者の皆様の学校教育に対する関心の高さと愛情の深さをひしひしと感じました。
また、この会を持って職務を終えられた森口会長をはじめとする運営委員の皆様、1年間本校教育活動のためにご尽力いただき、本当にありがとうございました。改めてお礼申し上げます。
どうぞ、また来年度も天草小学校をよろしくお願いいたします。
万五郎先生 昔の天草を語る
天草地区公民館全体講座として、元本渡歴史民俗資料館長の上中滿(万五郎)先生をお迎えし、3~6年生の子供たちに昔の天草の暮らしについてお話をしていただきました。
手作りのあやつり人形で歌にあわせて踊って見せたり、これまた手作りの紙芝居で天草に伝わる民話をお話しくださったりと、大人の私たちも引き込まれるような口調で語っていただきました。
〈上中万五郎先生です〉
〈あやつり人形を使っての歌と踊り〉
〈「田吾どんと瀬戸ん狐〉結局、狐に化かされてしまった話
〈天草のむかし〉
〈感想とお礼の言葉を伝えました〉
「自分たちが子供の頃は、貧しくもあったし、遊ぶものも何もなかった。だから、自分たちで工夫して遊びを考えよった。生活も、どがんしたら便利になるか、よう考えよった。」でも、その体験が「知恵」につながっているそうです。失敗しては考え、また失敗しては考え、その繰り返しで知恵が身につく。自分たちで見つけた知恵は忘れない。体験学習の大切さを改めて学んだところでした。万五郎先生、いつまでもお元気で。ありがとうございました。
新入生体験入学(中学校)
今度は、新1年生として天草中学校へ入学する6年生の体験入学がありました。
はじめに中学校の先生から、天草中学校の生活や学習の様子、学校のきまりなどについて説明していただきました。
次に、授業参観に行きました。
音楽では、箏を演奏させてもらいました。きれいな音色でした。
理科では実験をしました。バーナーを使ったので、ちょっとどきどきしました。
最後は国語「走れメロス」の授業でした。さすが、中学生という意見でした。
最後は、生徒会のみなさんが学校生活について、部活動のキャプテンの方たちが部活動の様子について説明してくださいました。
「NGワードゲーム」ですっかり緊張がほぐれた6年生。最後までしっかり聞いて、感想発表までできました。
来年度の入学が待ち遠しい6年生。天草中学校の先輩方、先生方。どうぞよろしくお願いします。