令和7年度 学校生活

大津町伝承館見学!

 9月25日、6年生が地域学習の一環として、大津町歴史文化伝承館を訪問しました。この見学は、自分たちの住む大津町の歴史や文化を深く学ぶ、現地でしか得られない多くの「発見」と「感動」に満ちた貴重な体験となりました。子どもたちは、昔の人々の知恵や努力、そして大津町の隠れた魅力に気づき、学びを深めたようです。 見学を終えた子どもたちからは、感想がたくさん出されました。

「歴史伝承館で知らなかったことをたくさん知ることができて、とてもよかったです。やっぱりパソコンで調べるより現地で学んだほうが良いんだなと思いました。」「大津は、知られてないだけでめっちゃ魅力があるなと感じました。」「昔の人の努力、工夫やすごさについて学び、もっと大津を歴史や文化で有名な街にしたいと思いました。」「昔の人が大津をどのように使っていたのか、三里木、四里木、五里木跡について、より知り、もっとみんなに知らせていきたいと思いました。」「大津に御殿様が泊まるところがあったことを初めて知ってびっくりしました。」「本当はさわれない貴重なものをさわれて、本当にいい経験になりました。」「江藤家住宅が在御家人の家だと知らずに行ったので、知らないことを知れてありがたかったです。昔のものなのに今でも壊れないのがすごいし、みんなで協力して復旧しているのもいいなと思いました。」

 今回の伝承館訪問は、子どもたちにとって、地域の歴史を身近に感じ、受け継がれてきた文化や人々の努力に気づく、かけがえのない時間となりました。ご協力いただいた大津町歴史文化伝承館の皆様に心より感謝申し上げます。

熱中症対策について

 いつも本校の教育活動へのご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。今年は例年以上に熱中症のリスクが高まっており、東小でも児童の安全確保に向けた対策を行っております。本校では、環境省の「熱中症予防情報サイト」や暑さ指数(WBGT)を活用し、気象情報に基づいた対応を行っています。気温や指数が高い場合は、屋外での活動を見合わせるほか、休憩や水分補給の時間を十分に確保しています。また、写真のような「黒球付き熱中症指数計」を設置し、暑さ指数(WBGT)を常時計測しています。これは、気温だけでなく湿度や日射なども考慮して暑さの危険度を総合的に判断できる機器です。測定された数値をもとに、運動の中止や活動時間の短縮など、安全な判断を行っています。

★学校での主な熱中症対策
・保健室への冷却材や冷水などの常備
・冷房機器や換気設備の適切な運用
・登下校や活動前後の児童の健康観察の徹底
・下校時における冷却材の貸与
 

つきましては、ご家庭でも以下のご協力をお願いいたします。

★お願いしたいこと
・水筒の持参(多めの水分をご用意ください)
・帽子の着用、通気性の良い服装の工夫
・朝の健康観察(発熱やだるさがある場合は無理をさせず休養を)
・必要に応じて冷却グッズの携行や着替えの準備

 今後とも、児童の健康と安全を第一に考えた取り組みを進めてまいります。引き続き、保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

秋の交通安全運動!

 暑さが少しずつ和らぎ、秋の気配が感じられる季節となりました。通学路には、彼岸花が赤く咲きほこり、子どもたちの登校を見守ってくれています。

 9月21日から9月30日まで、熊本県では「秋の交通安全運動」が実施されています。この運動は、広く県民の交通安全の意識を高め、交通事故をなくすことを目的としています。最終日の9月30日は、「交通事故死ゼロを目指す日」と定められています。子どもたちが安全に過ごせるよう、登下校中だけでなく、放課後や休日も含めて、保護者の皆様のご協力をお願いいたします。

ご家庭で、お子さんと一緒に交通安全について話し合う時間を持っていただけると幸いです。子どもたちの交通事故は、自宅から100メートル以内の場所や、見慣れた通学路など「生活道路」で起きる割合が高いと言われています。歩行中の事故の半分近くが自宅から500メートル以内で起こっているというデータもあります。ぜひお子さんと一緒に、改めて通学路や近所の危険な場所がないか確認してみてください。

〇歩行中の注意点

 道路を歩くときは車道にはみ出さず、右側を歩くようにします。信号機のない場所では、横断歩道を渡る前に必ず止まり、左右の安全を十分に確認してから渡るようにお伝えください。 特に、ご自宅の近くにある見通しの悪い細い路地や危険な場所については、ぜひ一緒に歩いて確認し、安全な歩き方について話し合ってみてください。 夕暮れ時は車から見えにくくなるため、明るい色の服や反射材を身につけるようにお声がけをお願いします。

〇自転車に乗るときの注意点

 自転車に乗るときは、必ずヘルメットを着用すること、そして交通ルールを守り安全に走行することをお子さんと一緒に確認してください。

 子どもたちを交通事故から守るためには、地域や保護者の皆様による温かい見守りが欠かせません。お散歩や買い物、通勤の際など、できる範囲でのご協力を心よりお願い申し上げます。

大津中の先輩が来てくれました!

 7月1日(月)から3日(水)までの3日間、大津中学校から2名の女子生徒さんが職場体験学習に来てくれました。働くことの意義や将来の職業への意識を高めたり、自分自身を見つめ直したりする取組です。東小の子どもたちも、お姉さんたちにたくさん声をかけてもらって、とても嬉しそうな様子でした。給食準備や清掃活動、学習や遊びの時間(左の写真:縦割り班フルーツバスケット)を通して、すっかり打ち解けた笑顔がたくさん見られました。また、期間中にはPTA会長さんからいただいた七夕飾りの笹に、子どもたちと一緒に短冊に願いごとも書いてくれました。中学生も、在校生も——東小で学んだみんなの願いが叶いますように(^^)

 職場体験を終えた中学生2人の感想を紹介します!
「私は、この三日間学ぶことがたくさんありました。1年生では私たちが当たり前にできることを1から教えないといけなかったので少し難しかったです。でも手を使ったり、問いかけたりして、正しい答えが返ってくるとちゃんと理解してくれているんだなと嬉しくなりました。中学校で「自分で積極的に行動しなさい」と教えてもらいましたが、本当にその通りだなと思いました。自分から声をかけると喜んでくれました。ケンカが始まると、私は少し混乱して何もできなかったけど、先生が直ぐ止めに入っていてすごいなと思ったし、それが今の私にはできないことだなと気付きました。先生が食缶を出すときも混雑しないように取りやすいようになど、たくさんの工夫があり、すごかったです。一緒にお昼ご飯を食べながら、たくさん質問してくれたり、折り紙をくれたり、また東小学校のみんなと仲良くできてとても楽しかったです。次は外で遊びたいです!この3日間で学んだことを、学校生活や部活動に活かします。3日間、本当にありがとうございました。大津東小学校が大好きです!」

「私は、この3日間でたくさんのことを学びました。校長先生や日頃働かれている先生方のお話を聞いて、小学校の子どもたちとの関わり方や普段先生がどんなことを気を付けているかなど、新しく知ることが多かったです!校内整備や給食準備のような校務員の先生がされている仕事をして、みんなが普通に過ごしている学校がこんなにもキレイに、良い環境でいられるのも、誰かが知らないところで仕事をしてくれているからなんだな~と改めて思いました。私が一番印象に残っている時間は1~4年生と業間の時間にした鬼ごっこです。みんなとても元気で「楽しかった~」と、とても喜んでくれてうれしかったです。2年生と七夕の飾り付けを作ったのも印象に残ってます。少し難しい折り紙を教えると「キレイ~4年生」「すごい!」といってくれて嬉しかったです。最終日に1年生とお弁当を食べることもできて、みんなで色んな話をしたり、たくさん質問してくれて「楽しい」でいっぱいの時間でした。小学生だったときのことを思い出して授業を聞くと、とても懐かしかったです。3日間の職場体験で学んだこと、行ったこと、聞いたことをこれからの日常生活や将来に活かしてがんばっていきたと思いました。良い経験になりました。有り難うございました。LOVEひがっしー!」

地震避難訓練!!!

 9月5日(金)2時間目、避難訓練を実施しました。台風の影響で雨が降りそうな空模様でしたが、実際の災害を想定して校庭への避難です。訓練開始!みんなが放送をよく聞き、とても落ち着いて行動することができました。結果、避難放送から集合完了まで1分45秒という速さで、スムーズに避難することができました。素晴らしい!

 避難完了後、校長から、9年前の熊本地震について、自身の体験を交えて話をしました。夜中、急に強い揺れに襲われ、慌てて家の外に飛び出したこと、外に出ると電柱が激しく揺れていて、とても怖かったこと。また、被害が大きかった西原村へ支援に赴いた時の様子も伝えました。自衛隊や県外からの派遣隊が様々な援助活動を行う中、多くの地域の方や子どもたちが体育館での避難生活を余儀なくされていました。幹線道路は何とか通れたものの、生活道路は壊滅的な状況でした。活断層が走る山には、まるで全体に亀裂がはいったかのような状況で、自然の驚異を改めて痛感しました。「今、1年生のみなさんは、まだ生まれていません。6年生も1歳ぐらいで、当時のことをはっきりと覚えている人は少ないと思います。」だからこそ、地震の恐ろしさを風化させず、もしもの時に慌てないための訓練が大切だと伝えました。

 避難の際の約束「お・は・し・も」について確認しました。自分と大切な友達の命を守るためのものです。この訓練をきっかけに、ご家庭で話し合う機会を作ってほしいと思います。「家にいる時に地震が起きたら、どのように身を守るか、どこに逃げるか」、ぜひ話題にしてください。学校・地域全体で防災意識を高めていけたらと思います。

通潤橋で歴史と迫力を体験!~4年生見学旅行~

 9月4日(木)、4年生が待ちに待った通潤橋への見学旅行が行われました。出発予定時刻には、みんな元気に集まり、いざ出発です。今回は大津南小の4年生と一緒に活動する合同見学旅行です。当日は台風の影響が心配されましたが、幸いにも小雨が降る程度のちょうどよい天候に恵まれました。熱中症の心配もなく、子どもたちは安心して活動するができました。現地でまず訪れたのは円形分水。その後、鮎の瀬大橋を渡り、いよいよ通潤橋へ。本物の通潤橋を目の前にすると、その迫力にみんなびっくりしていました。

 この通潤橋は、昨年(令和5年)9月25日に正式に国宝指定されたばかり。土木構造物が国宝に指定されるのは全国で初めてのことで、熊本県にある国宝は、人吉市の青井阿蘇神社と合わせて2件となりました。子どもたちは、日本で初めての国宝の土木構造物を間近で見学できる貴重な機会となりました。

 資料館では様々な展示物を見ながら専門的な説明を聞くことができ、当時の人々の工夫や苦労について深く学ぶことができました。南小の皆さんと仲良く活動することができ、同じ中学校区で親睦を深めるうえでも、とても良い交流の機会となりました。

 早速、翌日の給食放送スピーチで、この見学旅行の感想を4年生代表で発表してくれましたのでご紹介します!

「今日は通潤橋に見にいきました。通潤橋の上を通るときの坂が大変でした。写真でみていたものとはけた違いなほど大きくてびっくりしました。ふきだし口が想像の4倍大きかったです。(中略)また、本当につかわれた道具や水のいきおいでこわれた通水管がありました。南小の人たちとの交流や通潤橋の迫力など、すべてが最高でした。」

今回の見学旅行を通して、通潤橋の歴史や技術、そしてそこに込められた人々の思いを肌で感じることができましたようです(^^)

★ショート動画「これが通潤橋の放水だ!」

人権授業研究会

7月2日(水)、本校を会場に町の人権授業研究会を実施しました。3・4年生を対象に、「このままだまってていいのか」という教材をもとに、人権について考える授業を行いました。この日は、町内他校から30名を超える先生方や関係者が授業を参観されました。子どもたちは少し緊張しながらも、一人ひとりが真剣に考え、自分の言葉でしっかりと発表する姿を見せてくれました。授業では、担任自身の経験や、登場人物の立場や気持ちを自分に重ねながら、差別につながる言葉や態度、そして差別をなくすためにできる行動について話し合いました。「もし自分だったら?」「相手の立場で考えたら?」といった視点で、子どもたちは考えを深め合いながら、主体的に学ぶ姿勢を見せていました。でも、大切なのはここからです。授業での気づきを、日々の中でどう生かしていくか。お互いを知ろうとすること、意見がぶつかったときにも、より良い方向に向かって自分で考えて行動することを大切にしてほしいと思います。そして何より、頑張っている友達や、悩んでいる友達の思いに気づき、より良い仲間になるために自分に何ができるのか・・・これからも、「自分自身の心」と向き合いながら、「互いを尊敬できる」学びを深めて欲しいと願っています。。

前期後半開始!!!

8月26日(火)、夏休み明けの全校集会を行いました。

 校長からは、夏休み中に県内で大雨の被害があったことに触れ、みんなで元気に集まれたことをありがたく思うと語りました。その後、夏休み前に子どもたちに伝えた3つの約束「命を守ること/家の仕事を頑張ること/本を読むこと」を振り返りながら、夏の経験を自分の成長につなげるように呼びかけました。さらに、前期後半の学校生活に向けて、縦割り班活動で上の学年が下の学年を導き、下の学年はそこから学ぶこと、「自分がされて嫌なことはしない・させない」という仲間づくりの姿勢、授業では自分で考え、友達と話し合いながら学びを深めることについてがんばろうと話をしました。校舎内で進んでいるLED工事についても説明があり、学習環境が少し変わっても「いつも通り授業にしっかり取り組もう」と励ましました。校長の話のあとには、生活面・保健面についての振り返りもありました。特に、まだまだ暑さが続くため「熱中症に気をつけて過ごすこと」が養護教諭から伝えられました。全校児童が心を新たにし、前期後半のスタートを元気に切ることができました(^^)

税金ってすごい!6年生租税教室

6月17日(火)、5・6年生を対象に「租税教室」を行いました。この日は、菊池法人会の方をゲストティーチャーとしてお招きし、税金とは何か、私たちの生活にどう関わっているのかなどについて、動画やお話を通して分かりやすく教えていただきました。授業の中では、1,000万円の札束の模型やアタッシュケースに入った1億円のレプリカ(重さ約10キロ!)も登場!子どもたちは大喜びで、目を輝かせながら手に取っていました(あげません(^^;))。授業を通して、子どもたちは税金が自分たちの暮らしの中でどれほど大きな役割を果たしているかに気づくことができたようです。子どもたちの感想を紹介します。

●子どもたちの声より

「税金がなくなっても特に何も起こらないと思っていたけど、大変なことになるんだとわかりました」「みんなが税金を払ってくれているおかげで、いろいろな人が助かっている」「橋を渡るのに200円も払わなければならない時代があったなんて、今じゃ考えられない!」「みんな税金のおかげで、幸せに暮らせているんだと思った」「大津町役場が、46億円もの税金で建てられたと聞いて本当にびっくりしました」

税金は身近なものではありながら、普段はあまり意識しないテーマです。今回の授業を通して、子どもたちは社会のしくみや、自分たちの暮らしの支えについて考えるよいきっかけとなりました。今後も、社会とつながる学びを大切にしていきます。※税に関する絵はがきコンクールにもみんなで応募します(^^)!

★ショート動画「これが1億円だ!」

PTA愛校作業に感謝!!

 8月23日(土)に、PTA愛校作業を行いました。夏の暑さが厳しい中、保護者の皆さんや地域の方々が朝早くから集まってくださり、校庭の草刈りや清掃に汗を流してくださいました。夏の間にぐんぐん伸びた草をきれいにしていただき、東小がみちがえるように美しくなりました。みんなが元気に安心して過ごせる環境づくりにご協力いただいたことに、心から感謝いたします。前期後半の子どもたちの活動が楽しみです。