2025年11月の記事一覧

2年生 道徳 〜素直な心ではればれとした気持ちに〜

 11月12日(水)に、2年生で道徳の研究授業「すなおな心で」が行われました。今回は、「お月さまとコロ」という教材を通して、素直な気持ちの大切さを深く考えました。子供たちは、少人数ながらも自分の心と向き合い、しっかりと考えを深めていました。授業はベテランの先生の指導のもと行われ、他の職員もみんなで参観し、共に学び合う良い学びの機会となりました。

 授業では、コロが友達のギロに謝ろうかどうしようかと迷う、葛藤する場面を深く掘り下げました。子どもたちは、コロの心の中にある相反する二つの気持ちに注目し、気づきを出し合いました。授業の終わりには、自分の生活を振り返り、「正直に自分の気持ちを話したら、すっきりしたよ」といった意見も出され、素直さがすがすがしい気持ちにつながることを確かめることができたようです。

 授業後の事後研究会では、素直さは自分を成長させるためにも重要であり、素直に行動することと、謙虚に自らを振り返って行動することが、自分の成長に繋がることを継続的に伝えていくことを確認し合いました。これからも、東小の子どもたちが自分の心に正直に、のびのびと明るい学校生活を送ってくれることを願っています。

正門花壇が華やかに! PTA家庭部様、ありがとうございます

 

 11月8日(土)に、PTA家庭部の皆様が、本校の正門横の花壇を美しく整えてくださいました。おかげさまで、花壇は色とりどりの花で明るく華やかに彩られました。学校の顔である正門が明るくなったことで、登下校する子どもたちや、来校される方々を気持ちよく迎えられるようになりました。東小のシンボルである2体の二宮金次郎像も、きっと笑顔で見守ってくれていることでしょう。また、家庭部の皆様は、お忙しい中、植え付け後も朝夕に水やりに来てくださっています。子どもたちや学校のための温かい心遣いに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

日本茶インストラクターによる「玉緑茶のおいしい淹れ方講座」を開催!

 

 11月7日(金)の2・3限目に、5・6年生を対象とした「玉緑茶の美味しい淹れ方講座(特別編)」が開催されました。町教委生涯学習課のご協力のもと、大津町の茶生産者であり日本茶インストラクターの瀬川さんをお迎えし、玉緑茶の淹れ方や奥深さに触れる貴重な学びの機会となりました。

 授業では、実際に玉緑茶を淹れて3煎目まで飲み比べを体験しました。カテキン(渋味)、カフェイン(苦味)、アミノ酸(甘味)といった成分の働きを知りながら味わい、「まだ飲みたい!」と4煎目まで楽しむグループも見られるほど大好評でした。続いて試飲した水出し緑茶は、低温でじっくり抽出するため、渋味・苦味が抑えられ、甘みが最大限に引き出されるのが特徴です。瀬川さんが2時間かけて抽出してくださった水出し緑茶は非常に美味しく、子どもたちに大人気でした。また、水出し緑茶に含まれる「エピガロカテキン」には風邪予防効果があり、寒い冬は温めて飲むと良いという秘密も教えていただきました。また、色の変化が楽しめる希少な日本茶「サンルージュ」の実演も行われました。緑色のお茶にレモンなどを加えると、たちまち美しい紅色に変化する不思議な現象に、子どもたちは目が釘付けでした。

 子どもたちからは「お茶を飲んだら心が癒やされるので、落ち着かない時に飲むと良いと思いました」といった感想が聞かれました。最後に、瀬川さんからは、家で玉緑茶を急須または水出しで家族に入れてあげるという宿題も出されました。今日の学びを生かし、ぜひご家庭でお茶を淹れて、家族との時間を楽しんでほしいと思います。瀬川さん、貴重な授業をありがとうございました。

秋の実りに大喜び! 全校児童で「いもほり」!!

 6月に植えたからいもの苗が立派に成長し、ついに収穫の日を迎えました! 11月4日(火)の2校時に、全校児童で待ちに待ったいもほりを実施しました。

 畑一面には、緑の芋づるが力強く茂っており、その下にたくさんのからいもが眠っていることに期待が膨らみます!全学年と職員が協力して、土の中に隠れた宝物を一生懸命掘り進めました。なかなか掘り出せない大きなお芋に上級生と下級生が一緒に挑戦するなど、異学年で協力し合う温かい姿がたくさん見られました。土の中から顔を出した、きれいな赤紫色のからいもを見つけるたびに、畑には「わあ、大きい!」「こんなに繋がってる!」と、たくさんの歓声と笑顔があふれました。その結果、今年はなんとコンテナ6箱分もの立派なからいもを収穫することができました!大豊作にみんな大喜びです。

 そして、収穫の後には、1年生が残った芋づるを使って「リース作り」に挑戦しました。からいもだけでなく、つるも活用して遊びに取り入れることで、自然の恵みを最後まで大切にしました。

 ご協力いただいた地域の方々や、成長を支えてくれた自然に心から感謝いたします。秋の味覚を収穫する喜びと、勤労の尊さを学んだ貴重な一日となりました。収穫したからいもは、しっかりと熟成させて美味しくいただく予定です。楽しみですね!

差別をなくすメッセージ~大津町児童生徒集会~

 11月1日(土)、大津町内の小・中学校の児童生徒が一堂に集まり、「部落差別をはじめ、あらゆる差別をなくす大津町児童生徒集会」が町民体育館で行われました。体育館いっぱいに児童生徒が集まり、それぞれの学校が人権についての学びや取組を発表しました。

 東小はトップバッターとして登壇し、人権スローガンと、みんなで取り組んできた学びの成果、そして現状の課題や悩みについて発表しました。日常生活の中で感じている小さな違和感や、相手の気持ちに気づいたときの戸惑いなどを、自分たちの言葉で真剣に伝える姿に、会場全体が静かに耳を傾けていました。大勢の前でも臆することなく、堂々と発表する姿がとても印象的でした。

 発表後には、他の学校からたくさんのお返し(感想)をいただきました。
「小学生のうちから深く考えているのがすごい」「少ない人数でもいろいろな取組をしていていいと思った」「“ダメ”と言えていて良いと思った」「自分も変わりたい」「相手を知ることが大事」「勇気を出して発言したい」など、多くの共感と励ましの言葉が寄せられました。子どもたちは、「大津町のみんなが見てくれて嬉しかった」「おかえしをもらって嬉しかった」と話しており、自分たちの思いが届いたことを実感していました。

 また、東小の子どもたちは、他校の発表に対しても積極的に手を挙げ、自分の感じたことや考えたことをしっかりと発表することができました。真剣に聞き、考え、言葉にして伝える姿に、互いに学び合う温かい空気が生まれていました。

 土曜日にもかかわらず、たくさんの子どもたちが参加してくれたことを本当にうれしく思います。一人ひとりの発表から、「差別をなくし、よりよい仲間づくりをしたい」という強い意欲と優しさが伝わってきました。今回、集会には参加できなかった友達の思いとともに、これからも全員で力を合わせ、差別のない温かい学校づくりに取り組んでいってほしいと思います。地域全体でこの思いを広げ、みんなが安心して心豊かに過ごせる社会をめざしていきたいと思います。