2024年11月16日
小国小学校は、中華民国台北市「士林区国民小學校」と姉妹校提携を結びました
2024年11月16日
小国小学校は、中華民国台北市「士林区国民小學校」と姉妹校提携を結びました
3年生は社会科で小国町を学習しています。今日は8:30よりバスに乗って、まちめぐりに出かけました。めぐる順序は「鍋ケ滝→北里柴三郎記念館→岳の湯温泉」です。小国町役場の職員様をゲストティーチャーとしてお迎えし、案内および説明をしていただきました。写真は「北里柴三郎記念館」見学の様子です。
道徳副読本「くまもとの心」(熊本県教委作成)にも登場する「ひかるえんがわ」の実物におどろく子どもたち。同じ故郷で命を育んできた北里柴三郎博士がより身近になったようでした。
6月16日(月)より、約1週間の期間「理科関係の学校移動展示用パッケージ」の見学が理科室にて、行われました。テーマは「阿蘇の身近な動植物」。自然の中で目にするのとはちょっと雰囲気の違う、展示用にまとめられたポスターや虫等の標本。子どもたち、大喜びでした。科学のエッセンスが効いた自然との触れ合いでした。
昼休み、アクティブルームにて「まめつかみ大会」が開催されています。大会を主催しているのは給食委員会。はしで豆をつかんで、皿から皿に移すというシンプルなゲームです。練習時間10秒の後、20秒間でいくつ移すことができるか競い合います。
この日の最高記録は17個。なかなかのすごい記録です。子どもたちの委員会活動は「自分たちの創意工夫と行動力で学校を元気にする、学校をよくする」活動です。実現にこぎつけているところがすごいと思います。
6月20日(金)、4年生が坂本善三美術館よりGT(外部講師・美術館学芸員)をお呼びして、道徳の授業が行われました。題材は「くまもとの心(道徳副読本/熊本県教委作成)」にある「グレーの画家への道」。題材のモデルは小国町出身の世界的画家である坂本善三さんです。
授業では、はじめに「目で見たものでどんなふうに心が動かされていったのか」子どもたちが出し合っていきました。黒板に所せましと一人ひとりの意見が書き出されていきました。どれも、見方や心の動かされ方が違うと確かめる子どもたち。「自分の目で 自分の心で それが本当の個性 本当のあなたらしさ」が確かめられていきました。
GTからは、坂本善三さんが「目にした風景から、心で感じ、心の引き出しにしまっていたもの」を絵で表現していったこと。その絵に世界中の人が共感していったこと等が説明され、坂本善三さんの心の引き出しそのものが人生の豊かさにつながっていったことが語られました。「心の引き出しはひとひとり違うこと、昨日と明日も今日も違っていくこと・・・自身の心の引き出しを大切にしていくこと」が最後に語られていきました。
絵や風景を感じいていくことの手がかりと本当の自分らしさがについて考えていくことができた貴重な機会となりました。ありがとうございました。
秋には、アートに触れる教室も開催されます。楽しみです。
4月24日(木)から始まった健康診断が、6月20日(金)の耳鼻科検診をもって終了しました。約3か月にわたる長丁場の健康診断でしたが、小国小学校すべての子どもたちが「内科」「歯科」「眼科」「耳鼻科」の専門医検診を受けることができました。(4年生は心臓検診も行われました)
ご多用な中、検診に携わっていただいた病院の先生、看護師さん、大変お世話になりました。そして、ありがとうございました。
今でこそ、当たり前になっている毎年の専門医検診。実は、現在もすべての学校で専門医検診が実施されているかというと、そうではありません。小国町において、内科・歯科・耳鼻科・眼科の専門医検診が毎年行われているのには理由と歴史があります。
実は、今から33年前、1991年まで小国町すべての子どもたちの専門医検診は行われていませんでした。
阿蘇郡(現在は阿蘇郡市)は、眼科や耳鼻科の専門の医師が少ない地域でした。そのために、定期健康診断の中で専門医による検診を受けることができませんでした。
眼や鼻の病気は気づきにくく、ひどくなると治すのが長引き、学習に集中できないのはもちろん、生活リズムまで悪くなって、次の病気のきっかけまでつくってしまい、悪循環になっていきます。早期発見、早めの治療が必要です。専門医が近くにいない小国の子どもたちの多くはそのままの状態でした。
その頃、小国町では「人権が大切にされるまちづくり」の取組が粘り強く続けられていました。その取組の中で、小国町の子どもたちの健康実態についても話し合いと学習が行われ「ひとりひとりの子どもたちのいのちと健康を守るため専門医検診が必要である」ことが確かめられていきます。そして、声を上がっていきます。県教育委員会等との話し合いが行われ、互いに必要性が確認され、段階的に専門医検診が実現。やがて取組が町中すべてに発展していきます。
そして1992年、小国に住むすべての子どもたちの健康を守る専門医検診が実現していきました。
「すべての子どもたちの健康を守る」ために、本年度も引き続き専門医検診が実施されたこと。うれしく感じています。
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