令和4年度 小国町立小国小学校学校経営方針
小国小学校教育目標
「知性を磨き、豊かな人間性を育むとともに
21世紀の国際社会、情報社会を逞しく生き抜く
『おぐに』の子どもの育成」
小国小学校スローガン
「レジリエンスと情報活用能力の向上
~学校総体で取り組む、仲間づくりと授業づくり~」
1 21世紀の国際社会、情報社会とは
(1) Society5.0で求められる資質・能力とは
第1章総則、第2教育課程の編成
2 教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成
⑴ 各学校においては,児童の発達の段階を考慮し,言語能力,情報活用能力(情報モラ
(2)情報活用能力とは
情報活用能力ベーシックを活用した授業づくり
(3)教育DX(デジタルトランスフォーメーション)を見据えて
2 小国の教育チャレンジプランより、(令和4年度の提言)
~だれ一人取り残さない教育の推進~
(1)小国型小中一貫教育の推進
① 学力保障・学力向上を基盤とする
② 小中一貫合同研究を基盤とする
③ かけはし学習を基盤とする
④ ICT教育機器活用を基盤とする
⑤ 評価改善継続研究を基盤とする
(2)情報化社会への対応
① 情報教育ハブ化(探求スキルラーニング、アクティブラーニング)
・パソコン教室(アクティブラーニングルーム)の改修
・図書室(リサーチルーム、探求スキルラーニングルーム)、NIE推進
② 全教科・全学年でのICT教育機器活用推進。熊本県情報教育研究大会会場校
(3)国際化への対応(英語教育の充実)
① 授業(英語科、英会話科、外国語活動)の充実(英語科職員の充実)
ALT配置の充実(ALT2名体制、英会話化支援員、パソコン指導支援員)
② 英語検定の推進強化(購入補助)
③ 小中高大寺子屋・YMCA交流(夏季休業中)
(4)地域に根差した教育の推進
① 小国学
・北里柴三郎博士とSDGsを基盤にした総合的な学習の時間カリキュラム
(9年間を見据えた学習内容の系統化と発表の場の確保)
・小国町歴史遺産資料の活用
② 地域学校協働活動
・小中高大の連携(英語教育や基礎学力向上、夏季休業中の交流活動)
・地域人材の発掘・活用と成果の公表(情報発信)
・地域に根ざした人権教育の推進(文集、絵画、標語、フエスティバル等)
・放課後子ども教室・地域未来塾、小国郷美術部
・部活動、社会体育活動の地域との連携
③ 家庭との連携
・家庭学習ノートの活用
・家庭学習オンライン化(ジャストスマイルドリル、ロイロノート)
(5)小国町教育研究会の活性化(教育支援施策の充実)
① 働き方改革の推進(働きやすい教育環境整備・支援施策)
② 人的支援(生活、学習支援員、ALT、外部講師等)
③ 家庭学習ノートの補助・活用
④ 諸検定(英検・漢検)補助
3 学校経営のキーワード「共有化・教材化・焦点化」
共有化・・・目的、目標、情報、課題、成果
教材化・・・成功事例、失敗事例、実践に学ぶ、OJT
焦点化・・・法令、規則、方針等の理解、焦点化と波及効果
令和6年度 小国町立小国小学校 教育課程編成方針
1 教育課程編成の基本方針
○憲法、教育基本法、学校教育法などの法令、規則、及び学習指導要領に従い、校長を中心に全職員の協力のもとに編成する。
○地域に根ざした特色ある教育活動を展開するとともに、小中一貫教育やコミュニティ・スクールの取組を進め、地域の負託に応え、開かれた学校づくりを目指し、社会に拓かれた教育課程を編成する。
○児童の心身の発達段階と特性などを考慮し、基礎・基本の確実な習得のもと、学力向上を図るとともに、豊かな心の育成を目指し、「認め、ほめ、励まし、伸ばす」教育の実現に向けて教育課程を編成する。
○学習指導要領の改訂の趣旨を理解した教育課程を編成する。(小国型小中一貫教育の充実)
○教育課程特例校による小国型小中一貫教育(学力充実、小国学、英会話)を充実させた教育課程を編成する。
2 本校の指導の重点
児童の実態や前年度及び学期毎の反省及び評価をもとに、学校教育目標及び学校経営方針の具現化を目指すために、次の事項を指導の重点とする。
(1)確かな学力の育成
○指導方法の工夫改善
○英語教育の充実
○読書活動の充実と並行読書の推進
○小中一貫教育の推進と幼保小中連係の深化
○小国学を核としたキャリア教育の充実
(2)豊かな心の育成
○人権教育の推進
○いじめ・不登校への適切な対応
○道徳教育の推進(考え、議論する道徳)
○生涯学習の推進・ESD・学校版ISOによる環境学習の充実
(3)健康教育の推進
○体力の向上とスポーツに親しむ習慣の育成
○保健・健康教育の充実
○学校安全
(4)人権教育・啓発の推進
○児童のレジリエンスと自尊感情の高揚をめざし、認め合い、支え合う集団づくりを とおして、人権教育の充実を図る。
(5)特別支援教育の充実
○全ての子どもにとって、分かりやすいユニバーサルデザインの視点に基づいた教育環境の構築と授業の工夫改善
○個に応じたきめ細やかな指導支援
3 編成上の配慮事項
(1)教育課程全般について
○学級経営を基盤にして、教師と児童の心の触れあいを大切にし、心の通いあう教育 を全ての教育活動において実施する。
○各教科等の指導にあたっては、個に応じた指導を心掛けながら、基礎・基本の定着及び体験活動・問題解決学習などを重視すると共に、児童の興味や関心を高める、主体的、対話的で深い学びが実現できる授業実践を展開する。
○ICTの積極的な活用を図ると共に、学校図書の計画的な利用を推進する。
○児童の学習の到達度を客観的に判断し、指導に生かせる評価活動の充実を図る。
(2)授業時数確保について
○週時間割を基準にして、教育カレンダーを作成し、授業計画、実践、反省をしなが ら授業時数の確保に努める。
○週計画案の作成にあたっては、毎週水曜日に教務から出す次週予定表をもとに、週の計画案を立て、時数の確保と授業の評価・反省を徹底する。(週案は月末に提出)
(3)学力充実に向けての取組について
○学力向上検証改善サイクルの見直しと学校総体での取組を推進する。
○毎週木曜日の学力充実の時間に複数の指導体制で個に応じた指導を行う。
○漢検(5,6年は全員、その他の学年は希望者による漢検の挑戦)、児童英検の受検。
○一人100冊を目標として読書活動の充実。
○中学校と連携して家庭学習の習慣化及び充実を目指し、児童、保護者への啓発・意 識の向上を目指して、家庭及び児童向けの家庭学習の手引きを配布する。
○全学年(1年生は3学期から)おぐにっ子ノートを作成し、計画的に自己学習力の育成を図る。(おぐにっ子ノートの掲示とパワーアップスケジュールの確立)
○年度初めの学力検査の実施と分析及び考察後の対策を立て、学力向上検証改善サイクルを構築し、県学力調査で児童の学力の成果を再点検する。
(4)指導方法の工夫改善について
○3年生以上の理科は専科で授業を行い、基礎・基本の定着及び、思考力・表現力の 育成を目指し、更に個に応じた指導の充実を図る。(理数教育の充実)
○ICTを活用し主体的に学ぶ喜びを感じさせ、思考力・判断力・表現力を高める指導方法の工夫改善
○阿蘇の『授業力』向上のための3つの重点事項」の実践
○4つの整合性【「目標⇔評価」⇔「めあて(学習課題)⇔まとめ」】の確実な実践
(5)言語能力、情報活用能力、問題発見・解決能力について
○各教科、中学校までの9年間の系統性や発達段階を考慮し、3つの能力の伸長を図る学習活動を計画的に実践する。
○学校生活全体を通じて、言葉に関する意識や関心を高め、言語環境を整備し、児童の言語活動が円滑に適正に行われるよう努める。
○図書館、アクティブラーニングルームを中心とした情報教育ハブ化を推進し、児童の探求スキルラーニング、アクティブラーニングを実践する。
(6)体験活動について
○豊かな人間性の育成及びふるさとを愛する心や誇りに思う心を育むことを目指し、発達段階に応じて交流活動、奉仕体験活動、自然体験活動、文化芸術体験活動及び集団宿泊活動等の体験活動を計画的に位置付ける。
(7)人権教育について
○「人権教育を通じて育てたい資質・能力の育成」及び「人権が尊重される授業づく り」を踏まえた指導方法等の工夫改善
(8)道徳教育について
○学校の全ての教育活動と道徳教育との関連の明確な位置付け
○道徳的価値の理解を基に、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生 き方について考えを深めるようにするための指導方法の工夫改善
○児童生徒一人一人の成長につなげる評価の質の向上
○家庭や地域と連携した取組の一層の充実
○「熊本の心」及び「つなぐ~熊本の明日へ~」等の効果的活用
(9)特別活動について
○・学級活動は、学習指導要領が確実に実施できるよう、校務分掌担当者を核に組織的・計画的な実践を展開する。
○児童会活動における内容は、委員会活動、児童集会活動とする。これらの活動は、互いに関連を持って展開できるように配慮する。
○学校集会は、毎月第1週の月曜日に行う。児童集会は毎月第3月曜日に行う。
○クラブ活動は、4年生以上、年間9時間を計画し実施する。活動内容は、「クラブの計画、運営に関する話し合い活動」「共通の興味・関心を追求する活動」とする。
(10)小国学(総合的な学習の時間)について(教育課程特例校)
○小国の自然や文化、歴史や人物を学ぶふるさと学習や地域の人材や素材を活用した体験活動などを通して、ふるさとを愛する心や誇りに思う心を育てる。(伝統や文化に関する教育の充実)
○小国学の時間については、3~6年生で60時間を計画し、実施する。
(11)英会話科について(教育課程特例校)
○英語に慣れ親しみ、積極的なコミュニケーション能力の育成を目指して、教科として英会話科を1年生6時間、2~6年生10時間実施する。
○9年間を見通したカリキュラムを作成し、1~6年生はALTや担任との複数の教員によるTTの授業を行う。
4 教育課程外の諸活動
○教育課程外の行事等による欠時数を最小限にとどめるための日程等の工夫を行う。
○職員研修は毎週水曜日を原則とし、職員会議は月1回とする。
○毎週水曜放課後に、子どもを語る会を実施し、児童理解の共有を図る。
https://www.town.kumamoto-oguni.lg.jp/
熊本県教育情報システム
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管理責任者 校長 堺 昭博
運用担当者 教諭 甲斐 昌平