保健室から
今日の健康クイズ
人間ひとりひとりの体の中には、おどろくほどすごいものがつまっています。
血管がその一つです。手の甲やひじのあたりに緑色でみえるのも血管です。血管は体のすみずみまで血液を行きわたらせるため、さまざまな太さのものが、体全体にはりめぐらされています。一番太いのは、大動脈や大静脈で太さは25~30ミリほど。ぎゃくに、もっとも細いのは毛細血管で、太さは1000分の1ミリほどしかありません。
では、このようなさまざまな太さの血管を、すべて1本につないだら、いったいどれくらいの長さになるでしょうか。
① 1キロメートル
② 50キロメートル
③ 6000キロメートル
こたえは、なんと ③の6000キロメートル です。
日本列島の北から南までの長さが約3000キロなので、人間の体の中にはその2倍もの長さになる血管があるということになります。体の中をめぐる血液は、それだけの旅をしているのです。
血管の長さを合計した けっか、ん~ すごいとわかりましたね!
(「ざんねん?はんぱない!からだのなかのびっくり事典」より)
今日の健康クイズ
1日のうちで、身長は少し変化します。
では、どの時間帯が一番高いでしょうか。
① 朝
② 昼
③ 夜
こたえは、 ①の朝です。
背骨の間にある「椎間板」というところに、ひみつがあります。椎間板は、背骨にかかるしょうげきをやわらげ、背骨がしなやかに動くように、ゼリー状の物質でできています。やわらかいものなので、立ったり歩いたりしていると、頭や体の重さのせいで、だんだんとつぶれていきます。それにともない、身長も低くなるのです。しかし、夜ねむっている間は、頭や体の重さがかからないので、椎間板は元どおりになります。朝起きたときは、ねる前よりも、約2センチも高いそうですよ。
(「ざんねん?はんぱない!からだのなかのびっくり事典」より)
健康クイズ
今日の健康クイズ
わたしたちの体のつくりに関(かん)する○×クイズです。
人は、口から食べ物を食べたり、空気を吸(す)ったりしますが、これらの通(とお)る道は同じである。○か×か。
答えは❌です。
おなかが空(す)きすぎて、食べ物を急(いそ)いでゴクリ。その瞬間(しゅんかん)、のどにつまって、苦(くる)しい思いをしたことはありませんか?
これは、人間ならだれにでも起こりがちなことで、のどのおくのつくりのせいなのです。のどのおくは、気道(きどう)という空気の通(とお)り道と、食道(しょくどう)という食べ物の通(とお)り道があります。
そして、気道(きどう)の入り口には、喉(こう)頭蓋(とうがい)というフタがあり、このフタは空気を吸(す)うときは開(ひら)き、物を飲みこむときは閉(と)じるのです。
ところが、急(いそ)いで食べたりして、喉(こう)頭蓋(とうがい)が閉(し)まるタイミングがずれたりすると、食べ物が空気の通(とお)り道である気道(きどう)に入ってしまい、のどにつまって、むせたりしてしまうのです。ごはんをたべるときは、おちついて。今日のミニトマトも、まちがって飲みこまないように、しっかりかんで食べましょう。