学校生活
想像
17日(水)
不審者避難訓練がありました。
先生たちが、子どもたちの安全を守るための実際の(児童避難を含めた)動きを、警察の方に見てもらってから、ご指導をいただきました。
子どもたちは警察の方から、帰り道などに、知らない人から声をかけられたときの行動について、話を聴くだけではなく、実際に声をかけられた時、どちらの方に動くか・・・、不審者かも?と思ったらどのくらい距離を保つか・・・、手をつかまれたらどう動くか・・・、いざというときはどう声を出すか!など、からだをつかっての安全指導をしていただきました。
お話の中に「ときどき防犯ブザーの電池をチェックするように」とありました。
安全のために水曜日は集団下校です。さよならの前に、毎週鳴らしてチェックしていますね。
17日は、さよならの前にもう一つ、「みなさんにお知らせしたいこと」と、前に出て5.6年生が並び、発表がありました。
「先週の土曜日に、人権集会に行きました。」
と、パークドームでの集会の様子と感想を発表してくれました。
たくさんの人が、『なかまはずれ』や『知らんぷり』をしない社会を目指して集まっていたこと。
ステージ発表の中身に、聞きながせないところがあったこと。
ステージ発表の人と自分を、つなげて考えたこと・感じたこと。
学習会ってなんだろう?とか、知らないこと、わからないことがあること・・・
そういえば・・・
15日の朝ミーティングのお題は「土日に楽しかったこと」
「先週の土曜に県の人権集会に行ったことです。」
と言っていましたね。
発表の後に先生から、どんな目的で行われている集会なのかの説明と「来年もあるよ。」とお話がありました。
高校生になってから、この集会の実行委員さんで参加している先輩もいます。
この日、17日(水)は『貧困撲滅のための国際デー』でした。
戦闘に巻き込まれたり、おなかいっぱい食べるものや、ゆっくりすごす時間や場所を奪われていたり、家族がバラバラにされたりしている人がいること、避難生活を余儀なくされている人がいること、・・・それらはよその国のこと、遠くのこと、関係ないことみたいに考えがちです。
・・・・・でも、なのです。
『社会をよくしていこう!』『となりの友だちをたいせつにしよう!』と考える子どもが育てば、それがとなりの子にも、よその国にも、遠くにもつながっていくかもしれないです。
朝ドラ『半分、青い』が終わりましたが、この脚本家さんは、ご自身が左耳を完全失調されているのだそうです。
秋風羽織先生から片耳が失調しているヒロインに、「障がいをハンディに思わなくていいんだよ。」と伝えるメッセージに「想像の翼を広げて!」というセリフがありました。
目の前の事ではないこと、目に見えない心の中のこと、遠いところの事だけど。『想像』です。
ぬくもり
15日(月)3.4年生が総合の時間に「中原のよさをみつけよう」の学習の中で、校区内の工務店さんにおじゃましました。
ログハウスの雑誌に何度も載っている工務店さんです。
地元の木を大事にしながら、きれいに、ていねいに、ぬくもりのあるおうちを作られていることを、説明してくださいました。
工場を見学してから、実際に木に触ったり、測ったり、切ったり・・体験もさせていただきました。
豊かに脳が発達する乳幼児期から8歳くらいまでに過ごした環境や体験は「原体験」になると言われるほど、価値観などに影響を与えます。
その大切な時期、中原の子どもたちはこの森林に囲まれ、こうして具体的に触れる体験をさせていただく学習もできています。
このあと高学年になってから、『森林について』の町の合同出前授業につながります。
この日教えてもらったことも、ぎんなん祭の3.4年生の劇シナリオに書き加えられました。
お楽しみに。
歩く
12日(金)鍛錬遠足、目的地は押戸石の丘でした。
歓迎遠足の時はバスを利用しましたが、今回は鍛錬遠足。
往路は2時間かけて、キラキラ木漏れ日の下を歩きました。
押戸石はパワースポットで知られています。
映画の舞台にもなりました。
年間通して、デートや観光スポットとしても人気です。
押戸石の丘はいろんな楽しみ方があります。
調べる!!方位磁石を使って。
探す!!シュメール文字をが刻まれています。
感じる!!360度のパノラマと、ことばにできない気(パワー)があります。
さあ、子どもたちは到着後お楽しみのお弁当を食べてから・・・。
ねっころがって。
休憩してからみんなで頂上へ行き、石の周り(標高845M)で遊んでから
欠席のため全員で ではありませんが、記念写真を撮りました。
いつもはたたんでいたはねをひろげて駆け降り、ゴミ拾いをして、管理の方にお礼を言って帰りました。
放牧や採草、野焼きや道路の整備をしながら、代々この丘を守ってくださっている中原の方々のおかげで、秋いっぱいの一日を過ごせました。
帰りにこどもたちにおやつもいただきました。
どうもありがとうございました。
帰りみちにひろったどんぐりです。
目
10日(水)は後期始業式でした。
朝から子どもたちを見ているのは家族や先生たちだけではありません。
定期的に校門でこどもたちを迎えてくださる更生保護女性会の方々。
「おはよう」だけでなく「今日もがんばってね!」とみんなに声をかけてくださいます。
始業式での校長先生のお話は、「夢」
前期終業式との前・後編になっていました。
後編では、中原小を数字や漢字で表わし、その中に大切な自分がいること、となりの人と、みんながつながっていること。
みんな(子どもも先生も)のことを、校長先生は見ているよ!と言ってくれているようなお話でした。
続いて児童発表は、後期に向けてのめあてです。
こうした発表は、いきなり本番を迎えるのではありません。
みんなの前で発表するのは各学年ひとりずつですが、全員が教室では後期のめあてを考えて、すぐに行動化できるように紙に書いていました。
前期をふりかえり、後期の行事など黒板に書き出して、3月までの6か月を想像して決めためあてです。
教室や廊下に掲示して、いつでも確認をし、年度の終わりに努力した達成感を感じられるように・・・。
「周りを見て行動する!」などリーダーとしての自分を自覚してのこと
「算数をがんばる どうしてかというと大人になって使うから」などの学習のこと
「係のしごとをがんばる 前期はお友だちから手伝ってもらうことがおおかったから」と学級の役割のこと
「自分の行動でみんなを笑顔にしたい」と自分のまわりのこと・・・
進行の先生のひとことで、発表を聴く子たちの『目』と『ココロ』は、発表する人を真剣に、そして応援するように向いていました。
目の愛護デーの給食でした。
目が喜ぶメニューが続きます!
記憶
5日の前期終業式は表彰からでした。
『こいのぼりスケッチ』入賞おめでとう。
式のはじめは校長先生のお話です。
電子黒板に、今回ノーベル医学生理学賞受賞で注目の本庶佑さん写真が出ると「知ってるぅ!」と子どもたちが沸きました。
情報の時代、きっとテレビなどのニュースで目にしたのですね。
そのあとこれまでに受賞した方々の写真がならびました。
校長先生が「この人たちに共通することは何でしょう?」と、たずねると
子「・・・・・・???」
子「おじさん?」
校長先生「う、うん、いや、まあそうだけど・・・。」
と言いながら、『ノーベル賞』のことから、『学校教育目標』、そして『夢』のお話となりました。
次に各学年代表から「前期のふりかえりと後期に頑張ること」の発表でした。
前期のふりかえりは
・運動会で、自分で判断して行動できた
・団長をフォローして動いたり、準備したりできた
・学習面で『きよらっこノート』に予習・復習をした
・あいさつをさきどりしてできた
・毎日なわとびをした
・たくさん外遊びをした
・先生の話をきくのをがんばった
・ひらがなをおぼえた
・へんじをおおきな声でがんばった・・・
後期に頑張ることは
・忙しい時、字が雑になっていたから、ていねいに書く
・漢字を練習する
・持久走大会で1等賞をとる
・来年の運動会の特技披露で一輪車がしたいから練習する・・・
ノー原稿で、前を向いて発表してくれました。
すごい記憶力です。
少人数の学校ですから、日常、人の後ろに隠れていたり、だまって事が進むなんてことはありません。
日々の中で子どもたちは錬われているのです。
全学年、すごく長い文でした。
最後にみんなで校歌を斉唱して、前期が終わりました。
秋休み中のニュースでは平和のために努力した人に贈られる『ノーベル平和賞』のことも流れていました。
携帯電話などに使われるレアメタル(日本人の生活と無縁ではないもの)など、希少金属資源と住民を支配する武器として性暴力が横行していたことを受賞のニュースで知りました。
午後から職員研修がありました。
この情報化社会で子どもたち(大人も、もちろん自分もですけど・・・)がネットの情報をすべて正しいことだと信じてしまうことがあるとなどについて考えました。
受け取った情報が『デマ』とわかるまで、それはその人にとって『本当のこと』なのです。
情報量不足で、誰かを傷つけてしまうのはすごくさみしいこと・・・。
水俣病のこと、ハンセン病のことについて、南小国町は5年生でプラスの出会いの機会を全員にいただいています。
ありがとうございます。
コントロール
EDACの方が来校、ドローン体験をさせていただきました。
昨年に続いて2回目。
ひとり3分ずつ、全員がコースを体験しました。
1年生は初心者コース。
2年生以上は・・・
終わってすぐ「ドローンが買いたいです!」
と言っていた子どもたち(とおとな数名)でした。
(ひとり欠席でしたが)みんなを空からドローンで撮影してくれました。
鼻
2年生が秋を探しにお出かけして、ぎんもくせいをクンクン。
おめあては、咲き終わった『ひまわり』でしたが、もう抜かれていたそうでした。
でも、いろんな発見と出会いがありました。
稲が実り、頭を垂れています。
毎日見ている風景ですが、改めて知ったようです。
(熊本教育の日フォトコンテストに応募したくなるいい写真ですね)
今度稲刈りをする田んぼの方に会いました。
「この辺を刈るんですよ。」
畑にいた方に直撃インタビュー
「何を植えているのですか?」
中原の風船ダムを調節している方
どこにダムの操作するところがあるんですか?
秋の植物と虫さんを連れて帰ってきました。
「学校周辺をうろうろしてると、声をかけてくださる方が多く、うれしいです。
地域の方との小さなつながりを大切にしていきたい。」と、帰り道でもらった青梗菜を見せてくれました。
1年生は、どんぐりを拾いに行って、トトロを歌いながら戻ってきました。
心強い
2日、火曜朝のステップアップタイム
ステップアップタイムを、低学年担任の先生はこう言います。
「とても貴重な時間です。5,6年生が来て見てくれるのは1・2年生にとってとても心強いし、ありがたい時間です。
上級生のいい手本を見て、下級生が受け継いでいく姿がいいなあと思います。」
(前期の反省より、ちょいと勝手に引用させてもらいました。)
ステップアップタイムの3.4年教室。
学校中が普段の授業と雰囲気が違い、静かになります。
もうひとつ学校中が静かになるのは読書タイムです。
ぷくぷくタイムで『〇〇の秋シリーズ』の本の紹介をしてもらい、早速読んでいましたね。
伝記 食欲 そして今回はスポーツの本の紹介でクイズがありました。
Q卓球をなぜピンポンというか、子どもさんは知っていますよ!答えを聞いてくださいね。
4日の朝は『読み聞かせ』もありました。
高学年の本は、文字のないページがありました。
絵をみせて、ゆっくり次のページをめくるとき、ひときわし~~~~~~んとしていました。
感想発表では『本当の強さ』について、自分の考えを発表してくれました。
読み聞かせボランティアの方が、「この本、難しいかと思ったけど、読んでよかったです。」と言って帰られました。
低学年は、阿蘇でツリーハウスを作ったお話でした。
「人は一生の間に何人の人と出会い、どれだけの人と友だちになれるのでしょう。
この本を通して、読者の皆さんにたくさんの友だちができますように!」とあとがきにありました。
1.2年生は感想で、「みんながともだちになって、うれしかったです。」と発表して、ステキな朝のスタートでした。
この日も、帰りの会までに何度もけんかして、怒ったり泣いたり、先生に注意されたり・・・いっぱいありました。
これが体験しながら勉強できる『学校』です!
ワクチン
ペットボトルキャップ回収のご協力をありがとうございます。
校区の方々が持ち寄ってくださって、また袋がいっぱいになりましたので、阿蘇のホームワイドに届けました。
総量に応じて、その分が『ワクチン』になります。
半年でこれだけたまりました。
ちょうど10月1日から、朝ボラが落ち葉掃きになりました。
1年生は初めて、2・3年生は久しぶりに竹ぼうきを使いました。
上の学年の子が竹ぼうきとって渡してくれて、落ち葉を集めました。
ほうきの片付けも手伝っていました。
ぎんなんの木の下。
今年は実が少ないようです。
学校便りをアップしました。
ご覧ください。