水上学園日記
「しっかり読み解く力」を目指して〜5年生がRSTに挑戦!〜
今日の2時間目、5年生の教室を訪ねると、いつも以上に静かな緊張感が漂っていました。子どもたちがタブレット端末の画面を真剣な表情で見つめ、集中して取り組んでいたのは、熊本県教育委員会が本年度から導入した「リーディング・スキル・テスト(RST)」です。
「RST(リーディング・スキル・テスト)」とは?
RSTは、単に文章の感想を書いたり場面を想像したりするものではなく、教科書や説明文などの意味を事実に基づいて正確に読み解く「基礎的読解力」を測るテストです。 画面には大人でも一瞬考え込んでしまうような精密で複雑な文章が表示され、問いに対して選択肢から回答します。端末を使ったCBT方式(Computer Based Testing)で行われますが、単に正解・不正解を見るだけではありません。回答にかかった時間や反応パターンなども細かく測定されるため、適当に選んだのか、しっかり読んで考え抜いたのかという「真剣度」まで客観的に把握できる非常に先進的な仕組みになっています。
なぜ今、このテストに取り組むのか
小学校高学年以降、教科書の内容は一気に専門的で抽象的になります。「算数の文章題が苦手」「理科や社会の解説が頭に入りにくい」といったつまずきは、実は「教科書の文章を正しく読み取れていないこと」が根本的な原因になっていることが少なくありません。 主語と述語の関係、代名詞が指す内容、文章と図表との関係など、子どもたちが文章のどこを正確に捉えられていて、どこで迷いやすいのかを把握することで、日々の授業や個に応じた指導をより確かなものにする大きな意味があります。
テスト中のようす
テスト中、子どもたちは頭を抱えたり画面をじっと見つめたりしながら、一つひとつの言葉の意味を確かめるように深く思考を重ねていました。画面に向かい、最後まで決して諦めずに言葉と向き合い続ける姿がとても印象的でした。
今回の結果は、子どもたちの本当の読解力を育むための授業改善や丁寧な支援にしっかりと活用してまいります。ご家庭でもぜひ、「今日のテスト、どんな問題が出たの?」と声をかけてみてくださいね。