校長室ブログ

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12月9日(月)~12月13日(金)

12月13日(金) オープンスクール・家庭教育講演会

本日、行いましたオープンスクール及び家庭教育講演会には、たくさんの保護者の皆様に参加いただきありがとうございました。保護者の方々に授業を見ていただくということで、各学年で授業の内容を検討してきました。性に関する授業を行う学年や修学旅行、水俣に学ぶ肥後っ子教室で学んだことをグループごとに発表する学年もありました。中には図工の時間を計画し、保護者の方々の協力を得ながら作品づくりを行った学年もありました。子どもたちが学習を頑張っている様子を見ていただけたのではないかと思います。
また、その後行いました家庭教育講演会では、講師に著書「はなちゃんのみそ汁」で有名であり、全校各地で講演を行われている 安武 信吾 様をお迎えし、「食べることは生きること」という演題でお話しいただきました。改めて、家庭での食育の大切さを感じました。目頭が熱くなるお話であり、映像やお話を聞きながら自分自身の生き方や考え方、私が我が子に遺せるものは何かを考える機会となりました。
 

12月12日(木) 気持ちのよいあいさつが増えてきました

毎朝登校する子どもたちを迎えてながらあいさつを交わしていますが、気持ちのよいあいさつをできる子が増えてきたことを感じています。児童会の取組や呼びかけがその大きな理由だと思いますが、朝からうれしい気持ちになります。後期前半の校長講話でも、子どもたちに「気持ちのよいあいさつが響き合う学校にしよう」と話しました。最近の子どもたちの様子を見ると、目を合わせて、笑顔で「おはようございます」とあいさつしてくれるこが増えてきました。中には、立ち止まってあいさつをしてくれる子もいます。6年生がしっかりと手本を見せてくれているからか、1年生も笑顔で「おはようございます」とあいさつをしてくれています。この「気持ちのよいあいさつ」の輪を大切にしながら、もっともっと広めていってくれることを願っています。

12月11日(水) 芸術は難しい

今週、授業の様子を見て回っていると、図工に取り組んでいる学級に出会うことが多いです。花の絵に取り組んでいる学級もあれば、カッターを使って厚紙を切り取りながら飾りを作っている学級も見かけます。5年生は糸のこぎりを使って作品を作っています。授業中ではありますが、「ケガに十分注意してね!」と声をかけてしまいます。みんな真剣に取り組んでいて、どの作品も素晴らしいと感じます。
1年生の教室前を通ると、粘土で形づくりをしている様子が見られました。何を作っているのかと黒板を見ると、いろいろな形の顔を作る学習だったようです。様子を眺めていると、「校長先生、見てください。ボールです。」「校長先生、かっこいい四角ができました。」と見せてくれます。顔を作る授業だと知っているだけに、何と返していいやら悩みます。「おっ、かっこいいボールだね。」「この四角、すごいね。」とは返しましたが、そこからどんな顔が出来上がるのか楽しみでした。
校内のオープンスペースなどには、子どもたちが一生懸命取り組んだ風景画や自分を描いた絵、読書感想画などがたくさん飾られていて、とても楽しい気持ちになります。また、4階には科学研究に出品した作品も掲示してあります。オープンスクールの際に、子どもたちの力作をぜひご覧ください。

12月10日(火) サッカーボール寄贈 with カズ

本日、スポーツを通じて未来世代を応援する取組である「未来世代応援プログラム」の一環として、子どもたちが使うサッカーボールを寄贈していただきました。今も現役で活躍されているプロサッカー選手の三浦知良さんが、自らの背番号にちなんで1.1万個のサッカーボールを全国の小学校に送られているとのことです。本年度は県内でいくつかの学校に届けられているそうですが、その中の2個を本校に寄贈するとのことでした。昼休みに運動場を見ると、サッカーをして楽しんでいる子もたくさんいます。子どもたちもきっと喜ぶことでしょう。子どもたちに紹介した後、大切に使わせてもらおうと思います。

12月2日(月)~12月6日(金)

12月6日(金) 中部小を代表して

明日、「部落差別をはじめあらゆる差別をなくす第40回菊陽町人権子ども集会」が行われます。本年度、本校の4年生が人権学習を通して自分を見つめ、考えたことをステージで発表します。本校からは、160人ほどの子どもたちが参加する予定です。4年生が最後の練習を体育館で行うということで、頑張っている様子を見せてもらいました。学年主任の先生から、見ている人たちに自分たちの思いを届けてほしいと話がありました。
子どもたち一人一人が大きな声で、そして堂々と発表する姿が素晴らしいと感じました。発表が一通り終わった後、感想を求められました。私からは、自分の100%の力で発表すること、中部小の代表として堂々とした態度で臨むこと、そして自分たちの発表だけでなく他校の子どもたちの発表から多くのことを学んでほしいことの3点を伝えました。これまでの人権学習や今回の発表に向けての取組、そして明日の人権子ども集会への参加の経験を通して、一人ひとりが自分自身を見つめ直すとともに、自分にできることを行動に移し、身のまわりの差別をなくすなかまとしてつながり合ってくれることを期待しています。

12月4日(水) ありがとうございました

昨年度まで本校で勤められていた前校長が、所要があり久しぶりに来校されました。校長室でしばらく話したのち、校内を回りながら、子どもたちが頑張っている様子を見ていただきました。その際に、窓から見える風景を見ながら、「懐かしい」とつぶやかれていました。「子どもたちは、もう自分のことは覚えてないだろう。」と話されていましたが、先生の姿に気づくと、「校長先生!」と一斉に手を振り出す学級もありました。
短い時間ではありましたが、「中部小は、いい学校だ。」という言葉を残してお帰りになりました。この言葉を聞きながら、これまで本校の教育活動を築いてこられた先輩の先生方に感謝するとともに、これからも子どもたちや先生方とともに、本校の伝統を大切に守りつつ、さらに一歩前へと前進させていきたいと思いました。

12月3日(火) 美味しいみそ汁でした!

5~6時間目に行われた5年生が調理実習を見せてもらいました。「おいしいおにぎりとみそ汁をつくろう!」という内容で、5年生が収穫したお米を使ったおにぎりと、家庭科で学習するみそ汁づくりとを合わせた実習でした。いつもお世話になっている地域学校協働活動推進員に方に協力していただき、それぞれが自分の役割を決めて頑張る姿を見ることができました。バケツ稲でお世話になった地域の方から、子どもたちのために使ってほしいと海苔と天草の塩もいただいていました。本当にありがたいことだと感じています。
子どもたちが包丁を使って大根やネギなどを切っている様子を見ていると、ケガをしないかと心配でした。子どもたちの中には、具材を上手に切っている子もいて、感心させられました。あるグループのみそ汁を食べさせてもらいましたが、とても美味しくいただきました。「校長先生、味はどうですか?」と聞かれたので答えていると、「食レポが上手ですね。」と褒められてしまいました。子どもたちにとっても、よい思い出になったことでしょう。
  

11月25日(月)~11月29日(金)

11月29日(金) ひらがなの成り立ちを知って

11月27日(水)と本日、地域の方をお講師としてお迎えし、3年生の書写の授業が行われました。今回学習する文字は「つり」で、初めてひらがな文字に挑戦しました。子どもたちのためにと、講師の先生が一人一人の手本を用意されていました。その手本には、一人一人の名前が書いてあり、とても感動しました。本当にありがたいことです。
最初にひらがながどんな漢字からできているかを説明されましたが、「つ」というひらがなが「川」という感じから変化したことを聞き、子どもたちは大変驚いていました。また、形が整っていないいくつかの「つ」を見せられ、どんなところに注意すればよいかを子どもたちに考えさせられていて、とても勉強になりました。
講師の先生の言葉一つ一つで、子どもたちが楽しく書写の学習ができていることがうれしく、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
  

11月28日(木) 心が温かくなりました

3年生と5年生の道徳の授業を見せてもらいました。3年生は、「礼儀」の大切さについて考える授業でした。主人公の気持ちの変化を考える学習活動の中で、「礼儀」とは相手の気持ちを考えて行うことが大切であることに気付いていったようでした。5年生は、「生命の尊さ」について考える授業が行われました。かけがえのない命を精一杯生きる主人公の気持ちに寄り添いながら、自分自身の命を大切にしながら精一杯生きていこうという気持ちを高めていました。どちらの学年の子どもたちも、テーマに沿って自分自身を見つめ、考えている姿を見て、心が温かくなりました。また、自分の意見を友だちと交流させ、さらに考えを深めていく様子に成長を感じました。子どもたちの豊かな心を育んでいくためにも、今後も道徳教育の充実に力を入れていきたいと思います。
 

11月26日(火) 風邪をひかないように

朝の寒さが身に染みる季節になりました。朝から子どもたちを迎えていると、服装が一気に冬バージョンに変化してきました。手袋を着けてくる子もちらほらみられるようになりました。そのような中で、半袖で登校してくる子も何人か見かけます。これまで勤務した学校の子どもたちの中にも、冬を半袖で過ごそうとする子がいたことを思い出します。「寒くないね?」と尋ねると、「大丈夫です!」と元気な返事か返ってきます。今朝は小雨交じりの天気でしたが、少々の雨ならば大丈夫と思い、傘を差さずに歩いてくる子もいます。元気なことはよいことですが、給食の時間に各教室を回りながら、「風邪をひかないように注意してくださいね」と話したところです。様々な感染症の流行も予測されています。後期前半も1か月ほどとなりましたが、子どもたちが元気に登校してくれることを願っています。

11月25日(月) 保小連携しながら

本日の出来事ではないのですが、11月23日(土)に近隣の町立保育園でスポーツフェスティバルが行われ、保育園の子どもたちが頑張る姿を見せてもらいました。大変寒い朝でしたが、元気いっぱいの子どもたちの姿に感動しました。スポーツフェスティバルのプログラムが物語風になっていて、冒険をテーマに種目が考えられているところに新しさを感じました。園長先生にお聞きしましたが、子どもたちが表現したいことを話し合って決められたそうでした。かけっこや表現にも意味が感じられ、素晴らしいと感じました。特に年長さんたちは、競技の後片付けも頑張っていて、驚かされました。それぞれの園で工夫しながら培われてきた子どもたちの力を引き継ぎ、小学校でしっかり伸ばしていかねばならないと感じました。そのためにも、近隣の各園としっかり連携していきたいと思います。

11月18日(月)~11月22日(金)

11月22日(金) オペラ「森は生きている」

本日は、オペラシアターこんにゃく座を本校に迎えて芸術鑑賞会を行いました。10月に事前のワークショップを行っていましたが、その日から子どもたちは、この公演を楽しみにしていました。また、一緒に歌を歌うために、音楽の時間などを使いながら練習をしてきました。歌とともに次々と場面が変わっていき、子どもたちは身を乗り出しながら鑑賞する姿が見られました。このように生のオペラ劇を鑑賞する機会はあまりないと思いますので、とても思い出に残る芸術鑑賞会になったことと思います。素晴らしい芸術に直接触れることで、子どもたちの心がより大きく成長していくことでしょう。
  

11月20日(水) 感謝状をいただきました

社会科の授業の一つとして税に対して正しい理解を図るとともに、私たちの安全で安心な生活を守るためにどのように使われているかを考える租税教育に取り組んできました。その実践が認められ、菊池税務署より感謝状をいただきました。6年生をはじめ先輩たちが学習を頑張ってきたからこそいただけた感謝状ですので、子どもたちに機会を見つけて紹介したいと思います。

11月19日(火) 命を守ることを最優先に

今週から急に寒くなってきました。登校する際に、手袋を着けている子もいました。いよいよ冬到来というところでしょう。寒くなると増えてくるのは、火災ではないでしょうか。子どもたちが暖房器具を扱うこともあるかもしれませんので、十分注意が必要でしょう。
本日は、火災避難訓練を実施しました。子どもたちの安全のために、学校も点検に努めています。しかし、いつ、いかなる時に火災に出会うか分かりませんし、万が一に備えることが重要です。そのような時に大切なことは、自分の命を最優先に考えた行動を身に付けておくことだと考えます。「我が家は大丈夫」という正常化バイアスが働きがちですが、本日聞いた講話でも、日頃からの危機管理の重要性を再確認したところです。本日学んだことをいつでも使える実践力を身に付けていってほしいと思います。
  

11月18日(月) ICTを活用して分かりやすく

授業の様子を見て回っていると、1年生で算数の授業が行われていました。「13-9=4」といった2桁から1桁の数字を引いて答えを求める学習活動でした。この学習では、実際にブロックを並べ、13個並べてから9個を取って答えを導くやり方や、最初に13を10個と3個に分けておき、10個から9個を取って3個と組み合わせるやり方などを子どもたちに考えさせて、どんな風に求めたかを説明してもらう学習が多いかと思います。ある教室で授業の様子を見ていると、先生が電子黒板上で指を動かすと、スーッと9個のブロックが消えたり元に戻ったりしていました。2つのやり方とも同じように視覚的に見ながら、どちらの考え方が簡単に速く答えが導き出せるかを考えさせていて、理解が大変進んでいるようでした。先生が子どもたちのためにICTを活用して自作した提示資料を見ながら、これから授業の進め方も大きく広がっていくだろうと感じました。

11月11日(月)~11月15日(金)

11月15日(金) 給食試食会

自校給食で、いつも熱々のおいしい給食を子どもたちが食べることは、本校の自慢でもあります。その給食を保護者の方々も体験していただく給食試食会を行いました。80名ほどの保護者の方に来校いただき、子どもたちが給食の準備をする様子や食べている様子も見ていただきました。また、本校の栄養教諭が栄養のバランスを考えた給食を提供していることや衛生面に気を付けて調理していることなどを説明しました。私も話をする時間をいただいたので、日頃の給食時間の子どもたちの様子やSDGsの観点からできる限り食べ残しがないように学級で工夫していること、次年度から菊陽町の小中学校で実施される給食費無償化に向けて準備が進められていることなどを説明させてもらいました。子どもたちの中には、「校長先生、明日はあげパンですよ。」など、楽しみにしている給食メニューを教えてくれる子もいます。これからも子どもたちが安全で、安心して、そして笑顔で食べることができる給食の提供に努めていきたいと思います。
 

11月14日(木) 集団宿泊教室日記

本日から5年生が菊池少年自然の家へ集団宿泊教室に出かけました。朝から大きな荷物を持ち、歩いて登校してくる子どもたち。「おはようございます」と大きな声で挨拶してくれました。「荷物が重そうだね」と声をかけると、笑顔で「はい」と返してくれました。出発式の際に、先日の6年生の修学旅行での素晴らしい態度を紹介し、「これまでの先輩たちが築いてきた中部小の伝統を大切にしてください」と話しました。また、集団で行動するので、友だちの気持ちをしっかり考えながら行動してほしいということを伝えました。
天気に恵まれ、ニジマスつかみやQハンティングなどの活動を計画通り行うことができたようです。子どもたち一人一人が野外活動から多くのことを学ぶ集団宿泊教室になることを願っています。
  

11月13日(水) 先生たちも学び合っています

子どもたちが「分かった」「できた」「もっとやってみたい」と思える授業を行うために、先生方も日々授業づくりについて学び合っています。「この発問は、子どもたちが考えるにはちょっと難しいのではないか」「以前学習した考え方を生かすならば、こちらから先に考えるようにしてはどうか」「このまとめを子どもたちに書かせるならば、学習活動の流れをもっと工夫した方がいい」等々、先生方から出てくる意見を聞いていると、ワクワクしてきます。先生方が意見を交わされている姿を見ながら、授業中に子どもたちが課題の解決に向けて悩んだり、友だちと話しながら笑顔になったりする様子が浮かんでくるようでした。
  
11月12日(火) この経験を生かして

10月後半から本校で3名の大学生が教育実習を行っていましたが、本日が最終日となりました。取得する教員免許の関係で、1名は1週間前に終了していましたが、2名の学生は本日まで頑張っていました。給食時間に各教室をオンラインでつなぎ、お別れの言葉を話してもらいましたが、子どもたちからも拍手が起こっていました。最後にそれぞれ感想を聞きましたが、「あっという間の3週間でした。子どもたち、そして先生方が温かく接してくれたので、たくさんのことを学ぶことができました」や「子どもたちが笑顔で挨拶したりお話したりしてくれたので、毎日学校に来ることが楽しみになりました」という声が返ってきて、私もうれしくなりました。
本年度、9名の実習生が本校で学んでくれましたが、それぞれが学校教育の楽しさや素晴らしさを感じてくれたのではないかと思います。この経験を生かして、これからの教育を支える人材へと成長してくれることを心から期待しています。