せせらぎの人(学校生活)

2020年9月の記事一覧

ぼくは水かけ当番

 ゆうと君の学校生活は、水かけで始まります。水道でジョウロいっぱいに水をくむと正門から100m離れた野菜畑へ。そして5畝ほどある野菜の新芽にまんべんなくかけていきます。

「どうして君は、毎日水をかけに来てくれるの?」

「だってぼくは、水かけ当番だから。」

「ニンジンに熱心に水をかけるのはどうして?」

「ぼくたちは、ウサギのお世話をしてるでしょ。おいしいニンジンを育てて食べさせてあげたいから。」

と、なんだかうれしそう。

 そんな話を担任の星子先生にすると、

「水かけ当番を決めて、させているわけではないんですけどね・・。」

微笑みながら先生もうれしそう。

鹿北の心

 鹿北市民センター前の駐車場です。鹿北小学校のホームページとこの写真に何の関連があるのか、読まれている方にはわからないことと思います。

 この写真は、19日(土)。小中合同運動会真っ最中の頃撮影したものです。

 当日は、鹿北市民センターと鹿北中運動場を駐車場として開放していました。心配なのは、満車状況。二度三度と巡回しながら空き状況を確認していました。残念ながら、中学校運動場に移動していただいた方もいらっしゃいました。

 しかし、写真の2台分のスペースは最後まで空いたままでした。見てのとおり、障がいをお持ちの方、高齢の方、妊娠中の方などに優先的に割り当てられた駐車スペースです。

 当日、市民センターを利用される方はいなかったはず。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒だったご家庭が、利用されたとしても問題はなかったはずです。

 しかし、空車のまま。そこに鹿北町民のモラルや見えない人への気遣いといったものを感じ取ったわけです。うまく言い表せませんが、これが「鹿北の心」とでも言うものなのでしょうか。

鹿北小・中学校大運動会

 19日(土)、鹿北小・中学校大運動会を開催しました。新型コロナウイルス感染症予防のため、午前中で終了するという日程となりましたが、さわやかな秋空のもと、子どもたちが光り輝いたひと時となりました。

 一生懸命走り、工夫を凝らしたダンスを笑顔で披露し、声を張り上げて応援していた子どもたち。そのひたむきさが十分に伝わってくる内容ではなかったでしょうか。

 また、中学校のお兄さんお姉さんたちとの合同開催とあって、練習の進め方、応援の仕方、準備に至るまで学ぶ点が多かったようです。

 一つの行事をとおして、子どもたちがまた一回り成長してくれたように思います。この学びを今後の学校生活に生かしてほしいと願います。

 

運動会予行練習

 鹿北小・中学校大運動会が、19日(土)に開催されます。それに先駆け16日(水)、本日の1・2校時に予行練習を行いました。

 運動会は、走ったり踊ったりと、これまでの練習の成果を披露する場です。しかし、それだけではありません。運動会を盛り上げたり、スムーズに運営したりするために、それぞれの子どもたちに役割があります。現段階で、何ができており何が課題なのかを明らかにし、その役割を大会本番で十分発揮できるようにし、すべての子どもたちに達成感を味わわせるためにあらかじめ確認を行うのが予行練習です。

 雨が心配されましたが、どうにか実施することができました。どの子も実に真剣そのものでした。中学生のお兄ちゃんお姉ちゃんに少しでも近づけるように大きな声を出していました。きっと本番でもすべての子どもたちが活躍してくれることでしょう。

 週末にかけて降雨が心配されますが、どうにか実施できることを願っています。

晴れ 台風一過

        

 台風10号の影響により被害をうけられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
 学校は、いつも通り子どもたちを迎えることができました。登校してきた子どもたちの「風の音がすごかった」「台風対策をしていました」「持ち出すものをリユックに準備していました」などの言葉から、各ご家庭での対策がうかがえました。

 校内には、風の影響か、階段踊り場にホコリ、中庭には葉っぱがいつも以上に目立っていました。そのことに気づいた子どもたち、声かけに応じた子どもたちが集まってきて、あっという間にきれいになりました。(階段は、3年生、中庭は、4年生が頑張ってくれました。)
 できることが増えてきた子どもたち。誰かの役に立つ行動ができる子どもたち。そんな子どもたちの姿を見ていてうれしくなりました。  

1年生廊下の風景

 「何度でしょう?」

「36度4分。」

「ぶぶ~。36度5分でした!」

「あ~残念。では、消毒をしましょうね。」

毎朝1年生廊下で行われるやり取りです。新型コロナウイルス感染症対策として、毎朝の検温をお願いしています。その確認ができないと教室に入ることはできません。1年生では、その対処が難しいため、毎朝、担任が廊下で出迎えているというわけです。出迎えのため、出勤時刻が早くなるわけですが、上述した子ども達とのやり取り。どこか、子ども達との毎朝の出会いを楽しんでいるようです。ベテラン職員の懐の広さでしょうか。

 つぎは、5校時終了前。給食台に連絡袋が並びます。連絡帳ほか配付する宿題プリントやお知らせプリントを、サポートティーチャーが仕分けて入れていきます。長子のみに配付するプリントを分けて入れるのが大変そうです。しかし、長子名は頭の中に入っており、支障はないとのこと。「自分のものは自分でしまえるように成長してくれるのが楽しみ」なのだそうです。

 2学期になったとはいえ、まだまだ手を差し伸べることが必要な1年生。細かな配慮の手を離れ成長していく姿をみんなで見守っていきたいものです。

保護者からのお便り

 連絡帳を通じて、保護者の方からお便りがありましたので、紹介します。

 

 子どもと2人、〇〇高校のオープンキャンパスに出かけました。〇〇高校の先生が、

「鹿北中の子は、横断歩道や道を右側一列に行くので、すごいなあと思って『なぜ』と尋ねると、『小中学校で言われてきました』と言うので感心しています。我が校にたくさん入学してほしいです。」

と言われました。校長先生にもこのことを言ってもらったら嬉しいです。先生方のおかげでちょっと鼻が高かったです。

 

 鹿北の子どもたちが、いろんなところで誠実で清らかに学校生活を送っているようです。このような、心がほっこりする話題を皆さんと共有できたらいいですね。何かありましたら学校までお知らせください。

熱中症対策

 新型コロナウイルス感染症予防のための取組を続ける中、熱中症対策にも本校は力を入れています。

 適切な水分補給のほか、状況に応じ激しい運動の制限、空調機器を活用した環境の中での学習などに加え、目に見える形で熱中症予防に関する注意喚起を行っています。

 発案は養護教諭。昨年度から、熱中症が心配される時期になると、気温・湿度などを毎時間測定し、熱中症指数として職員玄関前に掲示しています。

 現在の気温と併せて、熱中症指数を見ることによって職員はその日の運動内容や運動量を考慮しています。

 これから運動会に向けた練習が増していく中、子どもたちが満足できるよう運動環境を整えていきたいと思います。

授業参観

 今日から9月。2学期も1週間が過ぎ、子どもたちがどんな様子で学習しているのか、参観しました。

 1年生は国語の授業、物語「くじらぐも」の音読を行っていました。1学期たどたどしかった読み方も今ではばっちり。みんなすらすら読んでいるのには驚きました。毎日聞いてくださるおうちの皆さんのご協力に感謝します。

 2年生も国語。仲間ごとの漢字集めをしていました。「教科名」「食べ物」などお題が出るたび、思いついた漢字をノートに書き、たくさんの漢字を集めていました。そして、友達に知らせたい漢字を前に出て、得意げに書いていました。

 3年生は算数。あまりのある割り算で、あまりの数をどのように扱うかを考える内容です。3年生の算数には、担任の馬場先生以外に空き時間の先生が一緒に学習に参加してもらっています。今日は、5年担任の牛島先生。2人の丁寧な指導で、今日の学習も無事クリアできたようです。

 4年生も算数。2つの教室に分かれて学習しました。2学期になり、落ち着きを感じさせるようになった4年生。説明を受ける時の聞き方も真剣。私語をすることなく学習が進み、何よりノートのまとめ方が上手になりました。

 5年生は算数。3つの分数の足し算引き算に挑戦していました。通分したり約分したりと実に面倒な作業です。そんな中にももくもくと学習を進められるのはさすが上級生ですね。回答を求められると、全員の手がサッと上がりました。

 6年生も算数。円の面積を自分たちなりにの方法で求めていました。少人数教室では、中学校の教頭先生と広用紙に描かれた半円のマスを一つ一つ数えながら確認していました。さすがは最上級生。静かな中にも自分の考えをめぐらし解決しようと努力していました。

 あおば学級でも少人数ならではの授業が進められていました。あおば1年生は国語で、漢字の書き方の基本事項を学んでいました。あおば5年生は、時刻と時間の関係を模擬時計を活用し、実感としてわかるよう工夫にあふれた授業でした。

 今日は、外国語・外国語活動の学習も行われました。堀江先生とロレリー先生にお越しいただき、みんな楽しみながら英語に親しんでいました。