学校生活

2019年3月の記事一覧

クローバー

3月7日、今年度最後の読み聞かせタイムがありました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   低学年では、絵本の書き出し(5才の男の子を紹介するところ)から吸い込まれました。

あこがれのチーズを・・・・までを、のりのいい とっても上手な大阪弁できかせてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

   高学年は、一日一日節目に近づく子どもたちの『今』にぴったりの本をセレクトしてくださっていました。

『きょうも あしたも あなたは たくさんの ドアを あけていく』

「このドアを開けてきた自分を信じていいよ」と背中から見守ってくれているような本に、自分の気持ちをいっぱい込めた感想がたくさん発表されていました。

 

これで今年度の『よつばのクローバー』さんによる読み聞かせが終わりました。

この『よつばのクローバー』さんのおひとりの むすめさんにお会いする機会がありました。

読み聞かせの前日までにご自宅で2~3冊練習を兼ねて読んでくれて「どの本がいいと思う?」と聞かれ家族で選ぶのだそうです。

『よつばのクローバー』さんみんながこうやって、中原の子どもたちのことを頭に浮かべて本を選んで、読んでくださっているのです。

 『四つ葉のクローバーさん&本との出会い』をどうもありがとうございました。

(また新年度もよろしくお願いいたします。)

 

 

 

 

 

 

 

 

   この日の朝 子どもが登校中に見つけて持ってきてくれた、小さなよつばのクローバーです。

木のにおい やさしいにおい いいにおい

インフルエンザの流行のため延期されていた 町合同学習(2年生)『河津製材所の見学』が 2月27日にありました。

 

 

 

 

 

 

  毎日の授業や日記で 自分の気持ちを発表したり文章にしたりして表現することが上手になった 二年生の感想(俳句)を紹介します。

たいへんね 木を切っている すごいわざ

木はぜんぶ たからものだよ すごいんだ

たんけんたい きかいのものが いっぱいあった

太陽のちからで かわいている木 きもちいい

ペレットだ あったかいな できたては

木のにおい やさしいにおい いいにおい

木のえだを むだにはしない たからもの

 

 見学のお礼に届ける感謝のカードには、その日帰ってから書いた感想もありました。

 

 

 

 

 

 

  「ペレットを作るきかいが ハムスターが中にいるみたいなきかいで ペレットをつくっているからすごいと思いました。木のカスに 飛び込みたいなと思いました。」
「ペレットストーブのペレットです。さいしょはペラペラな木だけど、あっしゅくしたらカッチカチになっていました。しかもすごくあつかったです。」
「木の切ったところがつるつるだったので びっくりしました
そしてペレットのできたてをさわったら あったかかったので「あったか」といいました。
かんなくずの ころころしたのが ペレットにかえたのがふしぎでした。

「私がすごいなとおもったことは 木はぜんぶのこさずつかうたからもので のところがすごいなあとおもいました。たからものまで 木をたいせつにしていて わたしも大切たいせつにしたいなと思いました。」

「木のくずが ぶたやうしのふとんになって やくにたつんだなと思いました。ぜいたくだなぁと思いました。」
「みじかい木に ちくわみたいにあなをあけていました。木のかたいところを見つけて くりぬくのは とてもむずかしそうです。」
「木にクリームをぬって つるつるにして かわかしていたので へぇそうするんだ とはじめて知りました。」

先生がたくさん写真を撮っててくださっていましたが、写真よりも子どもたちの書いた俳句や文の方が 様子と学んだことがいっぱい伝わるような気がしました。

たのしいな ふくしたいけん たいへんだ

2月25日(月)社会福祉協議会りんどう荘のW佐藤さん(芸人さんのコンビ名ではありませんが、意気の合った名コンビで、もう中原小3年目のお付き合いなのです!)たくさんの荷物を運びこみ準備が整いました。

 

 

 

 

 

 

  今年の福祉体験はおじいちゃん・おばあちゃんに変身です。

体験したことを2年生が日記に書いていたので紹介します。

 

2年生の日記のタイトルは毎日『短歌』なのです。

 

「3.4時間目 ふくし体けん 学習だ」

 

今日3.4時間目にふくしたいけんでおじいちゃん

おばあちゃんになってみました。

私の番が来て、先生が足とか手にカバーをつけてくれました。おもいものもつけてもらってわたしは、「おもい。」と言いました。ぜんぶはめたら耳がすこししかきこえなくて、目もあまり見えませんでした。 歩いてみたらきつかったです。わたしは、本当にきつかったです。

お年よりは大へんだなあと思いました。

お年よりになって体がまっすぐできなくて、おり紙をおっているとき手がすべったりして、本のだいめいをよむときにあまりみえなかったので、つらいなあと思いました。

 

他の子の日記にはこんなタイトル(短歌)もありました。

「よかったな としよりのこと おしえてもらった」

「たのしいな ふくしたいけん たいへんだ」

「やっぱりな たいけんしたよ きついなあ」

「前が見にくい むずかしいけど がんばるぞ」

少ない文字数ですが、体験の感想がつまっていますね。

 そして日記に担任の先生から、

「そうだね、やってみてはじめて「そうか そうだったのか」とわかるよね。

そうだと知ったらこれからどうする?」と赤ペンでコメントが入っていました。

 

 別の子の日記に 

「かいだんをおりるのが、こわかったです。

 手すりをにぎっておりて、足がすべらないかがこわかったです。 

ぼくは、「きつい。おもい。もうむりだぁ。はぁ。」と言いながら歩きました。おじいちゃんおばあちゃんはだいへんしんだなと思いました。」と書いていた子もいました。

 

「認知症のケア」のプロフェッショナルの方が介護のポイントを『目を見て、話しかけ、やさしくふれる』 とまとめて話していた新聞記事がありました。

子どもたちは事前指導でW佐藤さんから、道具のつけかたと、方法の説明、順番、けがのないようにのと注意はきいてはいましたが、ほら!

 

 

 

 

 

 

 

しぜんとやさしくふれる手がでています!

 

 

 

 

 

 

 

 

目を見て話しかけようとする姿勢になってる!

 

 はじめる前に「お年寄りにはこうするんだよ!」とか注意を説明するのではなく、(今回はお年寄りの方の)体験をしてみて、その中でどうしてほしいかな?と考えて子どもの内側からしぜんに出た行動が、実はだいじなことなんだよ、よく気付いたね!と言えることに『ふくし体験』の意味を感じました。

終わってみて「そうかぁ。」と思ったのは、何でもかんでもしてあげる!ではないこと。

 

 

 

 

 

 

 介護者が、体験者のしようとしていることをとりあげるのではなく、『自分でできる事はしてもらいましょう』という注意の一文があったことでした。

さすが、たくさんの方とのかかわりを経験されている方からのスーパーアドバイスだったんだなと思いました。

佐藤さんと佐藤さん!りんどう荘さん!ありがとうございました。