学校生活

2021年10月の記事一覧

プレゼンテーション能力を育てる

 「プレゼンテーション」という言葉を、メディアなどでよく聞くことがあると思います。「だれに」「何を」「どう伝えるのか」を考え、前もって準備したものを使って全体の場で発表するのが、この「プレゼンテーション」になります。南小国町の小・中学校では、この「プレゼンテーション能力」を育てるべく、その学習に力を入れています。3・4年生は、「総合的な学習の時間」に、プレゼンテーションの学習を進めてきました。まず、SDGs(持続可能な開発目標)の11番目の目標「住み続けられるまちづくり」をもとに、「どんな南小国町にすればよいか」について、自分たちのくらしをふり返り、自分なりの考えをもちました。次に、その考えを周りに伝えるべく、インターネットから画像を引っぱってきたり、作画をしたりして、プレゼンテーションづくりに取り組みました。先日、学級でプレゼンテーションを発表し合いましたが、それぞれの考えを伝えることができました。子どもたちはプレゼンテーションづくりを楽しみながら、伝える力、表現力を伸ばすことができたと思います。これから先、この「プレゼンテーション能力」を伸ばす取り組みを続けていきたいと思っています。

 1・2・5・6年生の子どもたちも同様に取り組んでいます。

 関連するこれまでの記事のリンクを貼っておきますので、併せてご覧ください。

プレゼン能力を高める、ICTを活用した集会活動を日常化(6月1日 学校生活)

3・4年生のプレゼン集会(6月23日 学校生活)

 10月30日(土)に、「南小国町小・中学生プレゼンテーション大会」が開催されます。中原小学校から3名の子どもたちが出場します。

 小学校低学年の部 2年 Tさん 「ぼくのゆめ」

 小学校中学年の部 4年 Wさん 「安心して住める町に」

 小学校高学年の部 6年 Sさん 「みんなが過ごしやすい住まい」

 中原小学校の代表として、町全体にしっかりと自分の考えを伝えてほしいと思っています。応援しています。

 

ハッピー・ハロウィン?!

 1年生は、はっぱでお面をつくりました。それぞれ、オリジナルのお面ができました。そして、職員室へ向かい、玄関で校長先生と記念撮影!何やら子どもたちは・・・ゾンビのようです。今日、つくったお面を家に持ち帰ります。楽しみに、お待ちいただければと思います。

中原ウォークスタンプラリー「まとめ編」

 子どもたちは、中原の魅力を再発見するとともに、秋を満喫することができたようです。とても楽しい一日となりました。お弁当もうれしかったようです。

【子どもたちの感想】

◯きつかったけど、お弁当を食べたりして元気が出ました。秋を見つけるのも元気が出たから、うれしかったです。(1年)
◯最初に六地蔵から行って、湯田神社は最後に行きました。お昼に学校に戻って、みんなでお弁当を食べました。楽しかったです。また探したいです。(2年)

 たくさん中原の秋を見つけることができました。

 

 

 

【子どもたちの感想】

◯六地蔵や湯田神社のことを知らなかったので謎を解いて、楽しく知れてよかったです。秋はたくさんあって、どんぐりや栗、紅葉やコスモスがあり、それを写真に写してみると秋がきたんだなと思いました。歩くのはとてもきつかったけれど、秋を見つけたり、お弁当を食べてるうちに、とても楽しいなと思いました。(5年)
◯歩きながら秋を見つけました。トンボやどんぐりなどを見つけて、写真を撮りました。歩くのが疲れていた2年生にアドバイスをして、一緒に歩きました。みんなと楽しい思い出ができて、よかったです。(5年)

 初めての取組となりましたが、目的を達することができたように思います。中原の伝統を受け継ぎ、さらに発展させるために、ふるさとへの思いを強くしていってくれたらと願います。今回の学びを次につなげるために、次のようなまとめを行っています。中原小学校にお出でになる機会がありましたら、子どもたちがつくった、今回の学習のまとめを見ていただきたいと思います。

 

 

中原ウォークスタンプラリー「六地蔵編」

 中原小学校から約0.5kmの距離にある「六地蔵」。子どもたちは次のようことを学習しました。なお、この教材は昭和56年に赴任された、中原小学校第14代校長が残された資料をもとに作成しています。ホームページをご覧の皆様も一緒にお考えください。答えは最後にあります。

 六地蔵

 六地蔵は、菩薩供養のために建てられました。仏教で言う、六つの道に迷っているものを救うために、六つの地蔵様をまつってあります。石が六角にきざんであって、それぞれの面に一つずつ地蔵様がきざんであります。地蔵原の六地蔵は、ちょっとかわっています。普通は六角なのに、これは【 謎① 】です。また、屋根型の【 謎② 】があります。他のものにはない法名がたくさん書かれていることも、注目すべきことです。大変めずらしい六地蔵として有名です。

 左の写真は、六地蔵の不思議を考えている様子です。右は、班ごとの謎が示されているカードです。

 

【子どもたちの感想】

◯一番心に残ったことは、六地蔵です。初めて行ってみたら、本当に六つのお地蔵様が一つの石にほられていて、すごいな。妹や弟は知らないから、教えようと思いました。(3年)
◯六地蔵がどこにあるか分からなかったので、六地蔵の場所を知れてよかったです。普段、通ったりしていても歴史のことは知らなかったので、スタンプラリーで知れてよかったです。もっと中原のことについて知りたいです。(3年)
◯六地蔵を見たとき、どこにお地蔵様があるんだろうと思いました。よく見てみたら、左右と前に彫ってありました。まだ分からないことがあるので、またいろいろなところに行きたいです。(4年)
◯一番思い出になったのは、六地蔵に行ったことです。中原にあったと知って、おどろきました。六つの道に迷わないように、六地蔵がまつってあるという説明があって、六つの道とはなんだろうと思ったので、今度調べたいです。中原がもっと好きになりました。他の中原のよさも調べてみたいです。(4年)
◯みんなと助け合いながら答えを出し合う活動でした。六地蔵がどこにあるのか分かりませんでした。でも、今日の活動のおかげで、どこにあるのかが分かりました。意味も知れました。六つのお地蔵が書いてあるので、六地蔵と言われてるそうです。先生方が私たちのことを思ってつくってくれた活動は、よい思い出にになりました。(5年)

【謎の答え】

謎① → 四角形

謎② → 

 子どもたちは歴史の謎以外に、「秋の虫の名前」と「自然を表す四文字熟語」を考えました。次は、「まとめ編」を掲載します。

中原ウォークスタンプラリー「馬頭観音編」

 中原小学校から約1.0kmの距離にある「馬頭観音」。子どもたちは次のようことを学習しました。なお、この教材は昭和56年に赴任された、中原小学校第14代校長が残された資料をもとに作成しています。ホームページをご覧の皆様も一緒にお考えください。答えは最後にあります。

馬頭観音

 米山に、牛馬の神様を祀ってある観音様があります。昔、日隈勘七さんという人が米山にいました。今のように列車やバスなどない江戸時代のことなので、中原で生産した農産物は内牧、大津、隈府などに馬に積んで運び、また塩や魚や日用品などを中原に持ち帰っていました。勘七さんは、そんな仕事をするひとで運搬に精を出していました。ある日のこと、菊池矢護川の円満寺の前を通ったとき、円満寺は焼け落ちてご神体がばらばらになっていました。このお寺は、牛馬の神様で菊池や小国からもお参りに行っている有名なお寺でした。勘七さんは、焼けたご神体を見て気の毒に思い、中原にお祀りしたくなりました。そのことを住職さんに話すと、こころよく焼けたご神体の一部を分けてくださいました。喜んだ勘七さんは、さっそく持ち帰りました。その夜、夢の中に神様が現れ「ここにまつれ」と現在の社の地点を示されました。そこで、村人と相談して今のところに馬頭観音を建てました。その後、この観音様は牛馬の守り神として信仰を集め、小国郷や県外からもお参りに来られます。【 謎① 】月【 謎② 】日に馬頭観音祭りが行われるのは、みなさんも知っているでしょう。

 左の写真は、馬頭観音まで山道をのぼっている様子です。右は、みんなで謎を解いています。

 

【子どもたちの感想】

◯謎を解いたりしたから、とっても楽しかったです。またやりたいです。(2年)
◯いろいろなことを知れてよかったなと思います。歴史を楽しみながら勉強できて、よかったです。これで、僕は「中原マイスター」になれたと思います。中原のことをもっと知りたいです。(3年)
◯初めて知ったことは、馬頭観音のことです。馬頭観音は牛馬の神様だということを初めて知りました。父と祖父が牛の世話をしています。僕の家の牛が元気に育ってほしいと思いながら、馬頭観音を見学しました。(5年)

【謎の答え】

謎① → 3

謎② → 10

 子どもたちは歴史の謎以外に、「秋の虫の名前」と「自然を表す四文字熟語」を考えました。次は、「六地蔵編」を掲載します。

中原ウォークスタンプラリー「湯田神社編」

 中原小学校から約1.5kmの距離にある「湯田神社」。子どもたちは次のようことを学習しました。なお、この教材は昭和56年に赴任された、中原小学校第14代校長が残された資料をもとに作成しています。ホームページをご覧の皆様も一緒にお考えください。答えは最後にあります。

湯田神社

 湯田神社は、伊勢神宮皇大神宮の摂社(本社に付属し、その祭神と縁故の深い神をまつった神社)で農耕の守護神を祀る神社です。榧(かや)の古木は熊本県巨樹巨木リストにものっており、南小国町指定天然記念物です。樹齢約【 謎① 】年、樹高【 謎② 】m、幹のまわりが4.25m、湯田天神の神木として地域の人々に親しまれ、信仰のシンボルになっています。現存する榧の木としては、町内随一のものです。

 左の写真は、一番遠かった神社に到着した様子です。右は榧の木に、みんなで手を回しています。

  

【子どもたちの感想】

◯湯田神社が苦労しました。六地蔵は近くで、楽ちんでした。楽しかったです。また来年も行きたいです。(1年)
◯一番遠かったのが、湯田神社です。行くとき、足、肩、手が痛かったけど、湯田神社に着いてよかったです。(2年)
◯特に、湯田神社が楽しかったです。どうしてかと言うと、栗を見つけたり、柿を見つけたりしたからです。(2年)
◯四つのポイントを回りました。湯田神社まで長い上り坂があって、とっても遠かったです。きつくて景色を見られませんでした。かやの木がありました。高さはプールと同じでした。謎解きをしました。四字熟語の答えは山紫水明でした。中原のすばらしい景色のことです。(5年)

【謎の答え】

謎① → 600

謎② → 25

 子どもたちは歴史の謎以外に、「秋の虫の名前」と「自然を表す四文字熟語」を考えました。次は、「馬頭観音編」を掲載します。

中原ウォークスタンプラリー「熊野座神社編」

 中原小学校から約0.4kmの距離にある「熊野座神社」。子どもたちは次のようことを学習しました。なお、この教材は昭和56年に赴任された、中原小学校第14代校長が残された資料をもとに作成しています。ホームページをご覧の皆様も一緒にお考えください。答えは最後にあります。

熊野座神社

 昔、伊藤権右衛門祐時という人が、1674年(延宝2年)に中原村の長に任命されました。彼は、中原村の守り神として阿蘇大明神護王善神を分神していただきました。そして、現在の熊野座神社に護王神社としてお祀りしました。徳川時代に、彼の子孫が中原の武士として中原に住んでいました。1876年(明治8年)神社制度が変わったとき、【 謎① 】県の熊野座神社と関係づけて熊野座神社と改めました。この神社には、中原里楽が伝わっています。【 謎② 】踊りともいいます。

 神社までの石段です。左の写真は「のぼり」、右は「くだり」の様子です。

 

【子どもたちの感想】

◯いろいろなことや歴史が知れてよかったです。(1年)
◯今まで行ったことのなかったところにも行けたし、説明もあって、どんなふうにできたかや歴史が知れてよかったです。他にも、中原に昔からある建物などがあるので、行ってみたいです。(4年)
◯中原について、もっと詳しくなれたことです。例えば、よく知っていると思っていた熊野座神社も知らない歴史や分からない言葉があったからです。後で調べてみようと思いました。来年はもうできないけど、来年もやってほしいです。(6年)

【謎の答え】

謎① → 和歌山

謎② → お伊勢

 子どもたちは歴史の謎以外に、「秋の虫の名前」と「自然を表す四文字熟語」を考えました。次は、「湯田神社編」を掲載します。

中原ウォークスタンプラリー「スタート編」

 10月15日(金)、新しい試みとして「中原ウォークスタンプラリー」を実施しました。天気にも恵まれ、子どもたちはフィールドワークをすることで、新たな発見があったようです。

【目的】

(1)校区を回ることをとおして、ふるさと「中原」のよさを再発見するとともに、郷土に対する愛着を深める。

(2)縦割り班での活動をとおして、他の学年との交流、親睦を深める。

(3)集団行動のしかたを学び、公衆道徳などについて望ましい体験を積む。

【目的地】

(1)熊野座神社(学校からの距離:0.4km)

(2)湯田神社(学校からの距離:1.5km)

(3)馬頭観音(学校からの距離:1.0km)

(4)六地蔵(学校からの距離:0.5km)

【活動内容】

(1)縦割り班ごとに4つの目的地へ歩いて行き、謎を解く。

(2)写真を撮る。

(3)最後に、謎の答え合わせをする。(全問正解の班には、中原マイスター認定証を授与)

 出発式では、次のような話をしました。「中原のことを知るため、新しい伝統が始まります。伝統を引き継ぎ、発展させるチャンスです。謎を解き、ふるさとのことに詳しくなりましょう。もう一つは、地域の方に出会ったときは大きな挨拶をして、温かい気持ちになりましょう。それでは、楽しんできてください。」その後、子どもたちは元気にスタートしていきました。(次は、熊野座神社編を掲載する予定です。子どもたちが学んだ内容と感想を紹介していきます。お楽しみに!)

「銀杏の樹」の前で、ワクワクの1年生

 本来は見学旅行の予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため内容を変更しました。担当の先生が悪銭苦闘して企画されたのは、「中原ウォークスタンプラリー」でした。初めての試みです。縦割り班に分かれて、4つのポイントをめざして校区内を回ります。午前中に3つ、午後から1つになります。1年生も朝からワクワクしています。お楽しみの弁当も嬉しそうです。トイレに行き、探検に行く準備をして「銀杏の樹」の前に1番に並び、2~6年生を待ちました。待っている後ろ姿もワクワク感が出ています。空は雲一つない青空です。「銀杏の樹」は、「がんばって行ってらっしゃい!」と言わんばかりです。「お日さま」を味方にしてくれるとともに、子どもたちが朝陽でまぶしくないように日陰をつくって応援してくれているようです。「早く行きたいな、お弁当も楽しみだな」と、テンションがハイな1年生です!

ドローンプロジェクト

 10月4日(月)、今年も南小国町教育委員会主催の「ドローンプロジェクト」が開催されました。EDAC(一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会)から理事長が講師としてお見えになり、ご指導をいただきました。TV番組「ポツンと一軒家」のドローン撮影もなさっているそうです。2限目に1・2年、3限目に3・4年、4限目に5・6年が実際にドローンを動かす体験となりました。1~6年で、障害物にあたらないよう離れたゴールに着地させる「レース」。もう一つは3~6年で、輪をくぐらせることを競う「サッカー」が行われました。年を重ねるごとに、子どもたちの操縦技術は上達していきます。我が国がめざすべき未来社会の姿として初めて提唱されている「Society 5.0」(内閣府のホームページのリンクを張っていますので、ご覧ください)をめざすうえで、すばらしい取組だと感じています。2回目の体験となった2年生の感想を紹介します。

「今日、ドローン体験をしました。難しかったです。最初にドローンの使い方を教えてくれました。次にドローンを使いました。輪っかを通ったり、下からくぐったりして楽しかったです。最後に挨拶をして終わりました。」

「僕は今日、ドローン体験をしました。ドローンのレースで操縦が難しかったけれど、上手にできてよかったです。また、やりたいです。」

 最後は運動場に出て、全員で記念撮影を行いました。ありがとうございました。