学校生活

2019年3月の記事一覧

春。その② 退任式

 3月28日(木)退任式でした。

児童は全員登校し、保護者の方と、昨日保育園を卒園したもうすぐ1年生もご参加くださっての会になりました。

3名の先生とお別れです。

 

 

 

 

 

 

 

   お一人目。37年間のうち、最後の4年間がこの中原小でした。

子どもにとっても保護者にとっても同僚にとっても『教師』でした。

先生は笑顔でみんなの前に立ち、すでに「言葉」の授業を受けた子どもたちとのかけあいです。

先生「私の好きな 美しい言葉は何だったっけ?」

子「ありがとう」

 中原の子どもたちとのいろんな場面をふりかえって話しながら、たくさん「ありがとう」を言ってくれました。

が、この話には続きがありました。

退任式の後、2年教室に戻ってから、言葉は、美しいものばかりではないこと。

人を傷つけたりすることがある。実際言葉によってとっても悲しいことが起こっていること。いい人になってほしいと願っていることを、「これまでも、いつも言って来たよね。」 と。

『授業』がとても上手な先生でした。

「日記読み ほほえむ先生 あったかい」

放課後の職員室で、子どもの日記の赤ペンを入れるときのことを、元同僚が俳句にしてくれました。

毎日発行された学級通信の綴りは、百科事典のような厚みになっていました。

 

 お二人目。3.4年担任の先生は、中原に来て夢を叶えた『雪合戦』の体験や、運動会でUSAダンスを踊ったことなど、この3年間の思い出と一緒に、中原小のいいところを話してくれました。

 あいさつ 朝ミーティング 全校遊び 掃除など、子どもたちにとっては、いつの間にか当たり前のようになっていることを、たしかめることができたと思います。

 職員室でも職員一人ひとりへ、教室に戻ってからも帰る時間直前まで、子どもたち一人ひとりへメッセージを言って、最後のジャンケンをしてから教室を出ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 3人目の先生の紹介を校長先生は、全学年の子どもたちの学習支援だけでなく、少しでも時間があれば花壇の草取りをしたり、運動会では放送係で盛り上げ、ぎんなん祭では変身したりもした先生でした と紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

    その紹介通り「妖精」と「魔女」と「先生(?)」に変身して、子どもたちと保護者の方にメッセージ、それからこの先生が作詞をした中原小校歌(卒業生とのコラボ ヨーデルバージョン)を歌ってくれました。

(たくさんお世話になった1年生のひとりが、退任式の後「あぁ~おもしろかった。」と言っていました。)

退任式のおわりのことばで教頭先生が

「退任式はお別れではありますが、次につながるスタートのときです。もう始まっています。」と言いました。

 そうなのです。

退任式の後、来年度の教室設営準備のため、必要となる教室を整備をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 これまでは準備室として荷物が置かれていたところも、先生がコツコツ片付けして実用的なスペースになったのですが、昭和→平成10年ごろまで器楽合奏コンクールに出ていたころの制服 楽器 大きな楽器の搬送用具 賞状 写真が出てきました。(なつかしい方もいらっしゃるのでは?)

元号が新しく変わる年です。

三名の先生方、どうもありがとうございました。一緒にスタートです。

春。その② かけっこ教室

春休みに入りました。
3月26日 お休みに入ったら恒例の『かけっこ教室』です。

 

 

 

 

 

 

 

 


 先週お別れをした卒業生を含む小学生19人と、朝から運動場で待っていたゆかいな3人のなかまと一緒に、ジョギングから始まりました。
 トントン走りやチョコチョコ走り、いろいろなステップ、もも上げなどなど・・・・コーチのまねをしてすすめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  大幅でできるだけ歩数を少なく、むこうのマーカーまで行くのは、スーイスーイと飛んで、見ていて気持ちがよかったです。
ぽかぽか春日和・・・。すぐに、あったかくなっていました。
休み時間は水分補給をしてから、遊びに行く約束や、高校野球の話や鉄棒!

 お次のメニューはトラック内で、鬼がどんどんふえていく鬼ごっこ。
それから次は新しい道具を使ってです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『投げる』を練習するために『中原後援会』様から購入いただきました。
他にも、子どもたちに『教科書ワーク』や、職員用図書なども『中原後援会』から毎年購入いただいています。職員の送別会を開いてくださるのです

本当にいつもありがとうございます。
この道具、正確な名前があるのだと思いますが、中原では『エビフライ』となりました。

 

 

 

春。その① 卒業

修了式の朝も、いつものように書いて持ってきていた2年生の 俳句タイトル付き日記で、卒業式の報告をします。

 

「かなしいな そつぎょうしき 本番だ」

 今日そつぎょうしきがありました。六年生は、わたしにとって大切なそんざいです。でもいなくなってしまいました。とてもかなしいです。かなしすぎてなみだがでました。

かなしさで六年生たいじょうのときに えがおがつくれませんでした。

でも、少しは会えると思います。なぜなら○○さんが自てん車で中学校へ行くので、わたしが歩いてくるときに会えると思います。だからです。

かなしくて なみだにたえていられませんでした。

「クスン ハァ あぁ いやだ。そつぎょうしき ないといいのに。」と小さな声でいいました。

一番さいごは「じゃあね。」といいました。

 

 

 

 

 

 

 

「そつぎょうしき おわかれでたくさん ないたよ」

 そつぎょうしきの時 きんちょうしました。

さいしょはれんしゅうしました。つぎに先生がマイクで「つぎは本番だよ。」

といいました。みんなは

「いやぁ、まじか。」といっていました。

 本番が来たときに、たくさんおきゃくさんが来ていました。

らいひんの方があいさつをしてくれました。先生が

「たびだちへのメッセージ」と言ったので、六年生はいすをわたしたちの方へむけました。

わたしは大きな声で六年生に向かって言えたと思います。

かえるとき、六年生の「えがおがいっぱい」と思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 組織のつながりのことを『チーム』と言いますが、1年間を見通してのいろいろな企画と日常のやさしさや楽しさ、ここぞ!でみせてくれる力で、中原小の人と人、中原小と他の学校、中原小と地域、中原小と歴史をつなぎ、中原小を『チームとしての学校』にしてくれた6人の卒業生でした。

 卒業制作ができあがりました。

さよなら ありがとう その2

卒業前に、6年生に担任以外の先生が授業 の続きです。
『30分クッキング!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨年一緒にバケツでお米を育てた先生が授業をしました。
昨年の保存していたお米を6年生がコツコツ精米し、炊飯をする授業でした。
この日の朝ミーティングのお題「今日楽しみなこと」で6年生は「先生とごはんを炊くことです。」と発表していました。

 

校長先生の授業は『算数』でした。

 

 

 

 

 

 

  3つの四角形がくっついています。その合計の面積を求める問題でした。

 毎朝登校して職員室へあいさつをするたびに、こまめに声をかけて世間話をしたり、毎日全教室を回って授業中の子どもの様子を見たりしている校長先生です。
子どもたちは自分の考え方を口に出していくたびに、校長先生はクスクス・・・
そしてケラケラ
それからガハハハ・・・・

 

 

 

 

 


 

 (だって計算をして一辺の長さを出すところを、指の関節の長さではかるんですもん・・・!!そしてそれを関節技!と。
え?ほんと?と隣の子もやってみるんですぅ。)
 本当はこの問題を解いてからの次のプリントも準備されていましたが、時間が来たので この問題の解説をしました。
子「へ~。中学校はこんなむずかしいことをするんですか?」
校長先生「これは小学校の勉強ばい!」
6年生が授業者をニッコニコにして終わりました。
(校長先生は予行練習の時「卒業式のとき泣きそうだ・・・」と、涙をがまんする練習をされていました。)

 

 

『国語』の授業をしたのは、3年生の時の担任の先生でした。

 

 

 

 

 

 

  まずは漢字の読み方クイズ
続いての問題は
Q「笑う」「粧う」「眠る」「滴る」これに漢字一文字をつけると季語になるよ。なんだと思う?
元担任と子どもたちの波長はピッタリ!
発問にひとりひとりがつぶやくところ、相談するところ、自然に意見をまとめます。
『言葉』を知るのが大好きな先生の解答は解説がいっぱいくっついています。
(まるでプレ〇トを観ているような時間です。出張講座とかされると引く手あまたでは?)

 

 

 

 

 

 

 

 次にたくさんの季語が黒板に貼られ、それを春夏秋冬に分けるのです。
また相談がはじまりました。
子「ラグビーは?」
子「ワールドカップが秋に開催だけん秋ばい。」
さすがの発想に感心したり 笑いをこらえたり・・・


それから次はオノマトペを使って・・・

 普段の授業や一日の過ごし方も「この時間を無駄にしたらもったいない!」と時間を大事に使われる先生と、『季節のうつろい』や『美しい言葉』にココロを澄ましていました。

さよなら ありがとう その1

 

 

 

 

 

 

  あれあれ?6年担任が3.4年生教室に?

 

 

 

 

 

 

 

卒業前に、6年生に担任以外の先生が授業をしています。
3月初めの週に3.4年担任が6年教室で『お弁当&愛情』の授業をしました。

『マジック&かがやき』


『宝物はなあに?』

 

 

 

 

 

 

 

『阿蘇&ヨーデル』

 

 

 

 

 

 

 

『足し算漢字 2画増やして』


 子どもたちの思いと願いがつまった学級目標の実現に向けて!が一日一日感じられる、あっという間の1年間でした。
 6年生は自分の学級のことだけでなく、中原小学校全体のことを考えて、やるべきことを徹底したり、学校を彩る企画をしてくれたりしました。

 準備や慮りで不十分なところがあれば、担任から考えるチャンスを作ってもらい、やり直したり時にはツン!と背中を押してもらったり、うまくいったらたくさんほめてもらったりして大きく成長してきました。
1年生から5年生、先生たちからも信頼され、たくさんのことを任され、やり遂げてくれた6年生でした。

 

 

 

 1年生が描いた、大!大!だ~い好きな6年生のお兄さんお姉さんの似顔絵。似すぎです!
(担任の先生の似顔絵は、ちょっと前に同勤した炭焼きが上手な元教頭先生にも少し似ています・・・。)

四つ葉探し

先週末、校区内(上中原)の馬頭観音祭りが開催されていました。
年度末の中原小学校内では、先週までテスト祭りがくりひろげられていました。
いよいよ・・・明日が卒業式。
その前日の19日、朝いちばんに1年生は、6年生に向けて一生懸命作ったメダルをプレゼントしました。

 

 

 

 

 

 

 今年度残すところ10日となり、ハッピーバースデー大作戦も最終日となりました。

 

 

 

 

 

 

 まるくなってバースデーソング→全員からのメッセージ→全員で記念写真→お昼休みの全員遊び・・・・
あれ?誕生日の人が好きな遊び・・・「きっといつものようにケイドロするんじゃないの?」と思っていたら、今日の誕生日の人が選んだ遊びは全員で「四つ葉探し」だったのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

た~くさん見つけて上がってきたひともいたし、ゼロでした~と言っていた子もいました。

 


こんな四つ葉を見つけた子もいました。(ぷぷっ)

 

 

 

 

 

 

そうそう、昨日の登校中にこんな小さな四つ葉を見つけたって言っていたね。

 

 

 

 

 


幸せなしめくくり。

きゅうしょくで つなひきよいしょ おいしいな

 

 

 

 

 

 

 

つなひきよいしょ
ふるさとくまさんデー 3月13日の給食は山鹿の味でした・
子どもたちも先生も献立表を見て『つなひきよいしょ』というネーミングが気になっていました。

山鹿に伝わる民話です。
「やわらかい小豆ばかり食べていた不動岩と、かたい大豆を食べていた権現山が綱引きをしたら、大豆を食べて権現山が勝った」というお話を栄養教諭が給食コメントで紹介してくれていました。
つなひきということで、ひっぱるということから、ねばりがあるもち米を少し入れ、大豆と小豆を一緒に入れて炊かれたごはんでした。

毎日書き続けている2年生の俳句タイトルつきの日記より
「きゅうしょくで つなひきよいしょ おいしいな」
「今日、きゅうしょくで つなひきよいしょがでました。わたしは、お豆がきらいだったです。つなひきよいしょを一回食べてみらた、「おいしい。」と言いました。
味がちゃんとあっておいしかったです。
わたしは、つなひきよいしょが一番おいしかったから、へらさなければよかったなと心の中で思いました。
つなひきよいしょに入っていた豆は、あずきと大ずでした。少しだけ豆のあじがありました。いくらたべてもとまりませんでした。○○ちゃんたちもおいしいと言っていました。
つなひきよいしょはおいしかったので、またきゅうしょくにでるといいなあと思いました。」

 

 

 

 

 

 

  ふるさとくまさんデーの日、給食関係の掲示板に「山鹿はどこかな?」の貼りものをしていたら,

4年生は敏感に反応していました。
だって 社会の時に自分が選んだ市町村を調べて発表会をしていたからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3.4年生は、3月8日(金)に町の食生活改善推進委員さんから、防災パッククッキングを教えていただきました。
はりきってエプロンをつけてきた3.4年生に、自己紹介の前から「あんたは○○さんからのまごじゃろ?」なんてお声かけをしていただいて 始まりました。
 まずは会長さんから災害が起こった時のための日常の備えや保存食のお話、そして「焼き米」の試食もしてから、クッキングスタート。
さば大根 わかめスープ ココア蒸しパンの三品を、調理の道具も器をあまり汚さず、使う水の量も最小限で作りました。
 
試食をしながら感想を発表会をしました。
○お湯でにるだけでできたのでびっくりしました。食べたけどお皿がよごれませんでした。
○さば大根がおいしいです。
(さば大根の大根は食改さんのおうちで育てたものでした。) 
○ふつうに作るならむずかしいものが、ふくろで作れたのがすごいと思いました。

8年前の3月11日のことを思い出します。
そして3年前の熊本のことも。
食べものがお店に届きにくくなったり、水が使えなくなったりで、食べることに困りました。
食べられることは「ふつう」「当たり前」ではないのです。
間もなく春休み。給食もありません。一食ずつ、食べることを大切に過ごしたいですね。

風まると きよらスキーが コラボして

6年生が高森東学園と遠隔授業をしながら『共同パンフレット作り』をしてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 中原の子どもたちが使っているソフトと違うので、はじめは手探りの操作でしたが、器用な子どもたちです。すぐにパショパショ使いこなし、きれいな写真入りのページが完成しました。
作成中ちょうどバドミントンの試合があり、テレビ画面ではなく、大会会場で直接会うこともできましたよね。

高森と中原のマル秘スポットを紹介しています。
中原からは、歓迎遠足で行く押戸石の丘 からあげやおさしみがおいしいお肉屋さん 子ども相撲が楽しみな熊の座神社 冬の間お世話になったストーブの燃料『ペレット』や木のブラインドもつくる製材所 を載せてます。
高森からは吉見神社 湧水トンネル田楽 釣りセンター川魚料理のお店を紹介してくださっていました。
高森峠には千本桜(ソメイヨシノ ヤマザクラ)が斜面一面に咲きほこるそうです。
これからひとつ節目を迎える子どもたちをお祝いする桜になりそうですね。
5月に町の教育研究会の集まりで、教育長さんから「今日の研究会を、20年~30年後 明日の南小国を創る研修会に!郷土教育です。
この町を大好き 働きたい 住みたい そんな子どもの育成を。」というお話がありまた。
自分の町だけでなく、二つの町がコラボして、お互いの町を豊かにするひとつとなりました。
このご縁が20年~30年後に・・・・。

『すげえ』あいさつ

保護者の方には、年度末の学校評価アンケートをご協力いただきまして、ありがとうございました。

「子どもがすすんであいさつができる」に、「よくできる」が一番多くはありませんでした。

毎朝学校に来たときは、とってもきもちよいあいさつを 全員がしてくれていますよ。

                                                

 

 

 

 

 

 3月6日一斉下校の時、帰りの会の中で『2月のあいさつ賞』の発表がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  これは11月16日に南小国中へ行き、「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の研究発表で『いじめのない安心できる学校』の取組を図にして紹介しましたが、そこに書き出していたことを継続してきた、そのひとつでした。

登校班長さんが前に出て、前月登校中に『すげえ』あいさつができた人を発表するのです。

学校でのあいさつと違って、おうちの人へや、途中ですれ違う方にあいさつをするというのは、はずかしかったり、毎日イレギュラーな相手、タイミングなど結構むずかしいことです。

朝の寒い中、班によっては薄暗い時間から歩いてくることは、体力アップ!生活リズムの向上!朝陽(ホルモンシャワー)を浴びる!など体や脳に良いことがたくさんありますが、こうしてとっても大切で、定着には時間のかかるあいさつの力も育てているんだな~と。

・・・・大都会では、すれ違う方にあいさつとかしないですし、スクールバスに乗って通学となれば、こうした学習の機会は激減しますもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

『いじめのない安心できる学校』について、この1年間 中原小のリーダーとして会議に参加してきた6年生の、最後の話し合いは、テレビ会議(市原小・りんどうヶ丘小・南小国中学校と)でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 5.6年生は、高森東小学校とも遠隔授業で交流をしてきました。

クローバー

3月7日、今年度最後の読み聞かせタイムがありました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   低学年では、絵本の書き出し(5才の男の子を紹介するところ)から吸い込まれました。

あこがれのチーズを・・・・までを、のりのいい とっても上手な大阪弁できかせてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

   高学年は、一日一日節目に近づく子どもたちの『今』にぴったりの本をセレクトしてくださっていました。

『きょうも あしたも あなたは たくさんの ドアを あけていく』

「このドアを開けてきた自分を信じていいよ」と背中から見守ってくれているような本に、自分の気持ちをいっぱい込めた感想がたくさん発表されていました。

 

これで今年度の『よつばのクローバー』さんによる読み聞かせが終わりました。

この『よつばのクローバー』さんのおひとりの むすめさんにお会いする機会がありました。

読み聞かせの前日までにご自宅で2~3冊練習を兼ねて読んでくれて「どの本がいいと思う?」と聞かれ家族で選ぶのだそうです。

『よつばのクローバー』さんみんながこうやって、中原の子どもたちのことを頭に浮かべて本を選んで、読んでくださっているのです。

 『四つ葉のクローバーさん&本との出会い』をどうもありがとうございました。

(また新年度もよろしくお願いいたします。)

 

 

 

 

 

 

 

 

   この日の朝 子どもが登校中に見つけて持ってきてくれた、小さなよつばのクローバーです。

木のにおい やさしいにおい いいにおい

インフルエンザの流行のため延期されていた 町合同学習(2年生)『河津製材所の見学』が 2月27日にありました。

 

 

 

 

 

 

  毎日の授業や日記で 自分の気持ちを発表したり文章にしたりして表現することが上手になった 二年生の感想(俳句)を紹介します。

たいへんね 木を切っている すごいわざ

木はぜんぶ たからものだよ すごいんだ

たんけんたい きかいのものが いっぱいあった

太陽のちからで かわいている木 きもちいい

ペレットだ あったかいな できたては

木のにおい やさしいにおい いいにおい

木のえだを むだにはしない たからもの

 

 見学のお礼に届ける感謝のカードには、その日帰ってから書いた感想もありました。

 

 

 

 

 

 

  「ペレットを作るきかいが ハムスターが中にいるみたいなきかいで ペレットをつくっているからすごいと思いました。木のカスに 飛び込みたいなと思いました。」
「ペレットストーブのペレットです。さいしょはペラペラな木だけど、あっしゅくしたらカッチカチになっていました。しかもすごくあつかったです。」
「木の切ったところがつるつるだったので びっくりしました
そしてペレットのできたてをさわったら あったかかったので「あったか」といいました。
かんなくずの ころころしたのが ペレットにかえたのがふしぎでした。

「私がすごいなとおもったことは 木はぜんぶのこさずつかうたからもので のところがすごいなあとおもいました。たからものまで 木をたいせつにしていて わたしも大切たいせつにしたいなと思いました。」

「木のくずが ぶたやうしのふとんになって やくにたつんだなと思いました。ぜいたくだなぁと思いました。」
「みじかい木に ちくわみたいにあなをあけていました。木のかたいところを見つけて くりぬくのは とてもむずかしそうです。」
「木にクリームをぬって つるつるにして かわかしていたので へぇそうするんだ とはじめて知りました。」

先生がたくさん写真を撮っててくださっていましたが、写真よりも子どもたちの書いた俳句や文の方が 様子と学んだことがいっぱい伝わるような気がしました。

たのしいな ふくしたいけん たいへんだ

2月25日(月)社会福祉協議会りんどう荘のW佐藤さん(芸人さんのコンビ名ではありませんが、意気の合った名コンビで、もう中原小3年目のお付き合いなのです!)たくさんの荷物を運びこみ準備が整いました。

 

 

 

 

 

 

  今年の福祉体験はおじいちゃん・おばあちゃんに変身です。

体験したことを2年生が日記に書いていたので紹介します。

 

2年生の日記のタイトルは毎日『短歌』なのです。

 

「3.4時間目 ふくし体けん 学習だ」

 

今日3.4時間目にふくしたいけんでおじいちゃん

おばあちゃんになってみました。

私の番が来て、先生が足とか手にカバーをつけてくれました。おもいものもつけてもらってわたしは、「おもい。」と言いました。ぜんぶはめたら耳がすこししかきこえなくて、目もあまり見えませんでした。 歩いてみたらきつかったです。わたしは、本当にきつかったです。

お年よりは大へんだなあと思いました。

お年よりになって体がまっすぐできなくて、おり紙をおっているとき手がすべったりして、本のだいめいをよむときにあまりみえなかったので、つらいなあと思いました。

 

他の子の日記にはこんなタイトル(短歌)もありました。

「よかったな としよりのこと おしえてもらった」

「たのしいな ふくしたいけん たいへんだ」

「やっぱりな たいけんしたよ きついなあ」

「前が見にくい むずかしいけど がんばるぞ」

少ない文字数ですが、体験の感想がつまっていますね。

 そして日記に担任の先生から、

「そうだね、やってみてはじめて「そうか そうだったのか」とわかるよね。

そうだと知ったらこれからどうする?」と赤ペンでコメントが入っていました。

 

 別の子の日記に 

「かいだんをおりるのが、こわかったです。

 手すりをにぎっておりて、足がすべらないかがこわかったです。 

ぼくは、「きつい。おもい。もうむりだぁ。はぁ。」と言いながら歩きました。おじいちゃんおばあちゃんはだいへんしんだなと思いました。」と書いていた子もいました。

 

「認知症のケア」のプロフェッショナルの方が介護のポイントを『目を見て、話しかけ、やさしくふれる』 とまとめて話していた新聞記事がありました。

子どもたちは事前指導でW佐藤さんから、道具のつけかたと、方法の説明、順番、けがのないようにのと注意はきいてはいましたが、ほら!

 

 

 

 

 

 

 

しぜんとやさしくふれる手がでています!

 

 

 

 

 

 

 

 

目を見て話しかけようとする姿勢になってる!

 

 はじめる前に「お年寄りにはこうするんだよ!」とか注意を説明するのではなく、(今回はお年寄りの方の)体験をしてみて、その中でどうしてほしいかな?と考えて子どもの内側からしぜんに出た行動が、実はだいじなことなんだよ、よく気付いたね!と言えることに『ふくし体験』の意味を感じました。

終わってみて「そうかぁ。」と思ったのは、何でもかんでもしてあげる!ではないこと。

 

 

 

 

 

 

 介護者が、体験者のしようとしていることをとりあげるのではなく、『自分でできる事はしてもらいましょう』という注意の一文があったことでした。

さすが、たくさんの方とのかかわりを経験されている方からのスーパーアドバイスだったんだなと思いました。

佐藤さんと佐藤さん!りんどう荘さん!ありがとうございました。