令和7年度 学校生活

差別をなくすメッセージ~大津町児童生徒集会~

 11月1日(土)、大津町内の小・中学校の児童生徒が一堂に集まり、「部落差別をはじめ、あらゆる差別をなくす大津町児童生徒集会」が町民体育館で行われました。体育館いっぱいに児童生徒が集まり、それぞれの学校が人権についての学びや取組を発表しました。

 東小はトップバッターとして登壇し、人権スローガンと、みんなで取り組んできた学びの成果、そして現状の課題や悩みについて発表しました。日常生活の中で感じている小さな違和感や、相手の気持ちに気づいたときの戸惑いなどを、自分たちの言葉で真剣に伝える姿に、会場全体が静かに耳を傾けていました。大勢の前でも臆することなく、堂々と発表する姿がとても印象的でした。

 発表後には、他の学校からたくさんのお返し(感想)をいただきました。
「小学生のうちから深く考えているのがすごい」「少ない人数でもいろいろな取組をしていていいと思った」「“ダメ”と言えていて良いと思った」「自分も変わりたい」「相手を知ることが大事」「勇気を出して発言したい」など、多くの共感と励ましの言葉が寄せられました。子どもたちは、「大津町のみんなが見てくれて嬉しかった」「おかえしをもらって嬉しかった」と話しており、自分たちの思いが届いたことを実感していました。

 また、東小の子どもたちは、他校の発表に対しても積極的に手を挙げ、自分の感じたことや考えたことをしっかりと発表することができました。真剣に聞き、考え、言葉にして伝える姿に、互いに学び合う温かい空気が生まれていました。

 土曜日にもかかわらず、たくさんの子どもたちが参加してくれたことを本当にうれしく思います。一人ひとりの発表から、「差別をなくし、よりよい仲間づくりをしたい」という強い意欲と優しさが伝わってきました。今回、集会には参加できなかった友達の思いとともに、これからも全員で力を合わせ、差別のない温かい学校づくりに取り組んでいってほしいと思います。地域全体でこの思いを広げ、みんなが安心して心豊かに過ごせる社会をめざしていきたいと思います。