学校生活

学校生活

中原ウォークスタンプラリー「馬頭観音編」

 中原小学校から約1.0kmの距離にある「馬頭観音」。子どもたちは次のようことを学習しました。なお、この教材は昭和56年に赴任された、中原小学校第14代校長が残された資料をもとに作成しています。ホームページをご覧の皆様も一緒にお考えください。答えは最後にあります。

馬頭観音

 米山に、牛馬の神様を祀ってある観音様があります。昔、日隈勘七さんという人が米山にいました。今のように列車やバスなどない江戸時代のことなので、中原で生産した農産物は内牧、大津、隈府などに馬に積んで運び、また塩や魚や日用品などを中原に持ち帰っていました。勘七さんは、そんな仕事をするひとで運搬に精を出していました。ある日のこと、菊池矢護川の円満寺の前を通ったとき、円満寺は焼け落ちてご神体がばらばらになっていました。このお寺は、牛馬の神様で菊池や小国からもお参りに行っている有名なお寺でした。勘七さんは、焼けたご神体を見て気の毒に思い、中原にお祀りしたくなりました。そのことを住職さんに話すと、こころよく焼けたご神体の一部を分けてくださいました。喜んだ勘七さんは、さっそく持ち帰りました。その夜、夢の中に神様が現れ「ここにまつれ」と現在の社の地点を示されました。そこで、村人と相談して今のところに馬頭観音を建てました。その後、この観音様は牛馬の守り神として信仰を集め、小国郷や県外からもお参りに来られます。【 謎① 】月【 謎② 】日に馬頭観音祭りが行われるのは、みなさんも知っているでしょう。

 左の写真は、馬頭観音まで山道をのぼっている様子です。右は、みんなで謎を解いています。

 

【子どもたちの感想】

◯謎を解いたりしたから、とっても楽しかったです。またやりたいです。(2年)
◯いろいろなことを知れてよかったなと思います。歴史を楽しみながら勉強できて、よかったです。これで、僕は「中原マイスター」になれたと思います。中原のことをもっと知りたいです。(3年)
◯初めて知ったことは、馬頭観音のことです。馬頭観音は牛馬の神様だということを初めて知りました。父と祖父が牛の世話をしています。僕の家の牛が元気に育ってほしいと思いながら、馬頭観音を見学しました。(5年)

【謎の答え】

謎① → 3

謎② → 10

 子どもたちは歴史の謎以外に、「秋の虫の名前」と「自然を表す四文字熟語」を考えました。次は、「六地蔵編」を掲載します。

中原ウォークスタンプラリー「湯田神社編」

 中原小学校から約1.5kmの距離にある「湯田神社」。子どもたちは次のようことを学習しました。なお、この教材は昭和56年に赴任された、中原小学校第14代校長が残された資料をもとに作成しています。ホームページをご覧の皆様も一緒にお考えください。答えは最後にあります。

湯田神社

 湯田神社は、伊勢神宮皇大神宮の摂社(本社に付属し、その祭神と縁故の深い神をまつった神社)で農耕の守護神を祀る神社です。榧(かや)の古木は熊本県巨樹巨木リストにものっており、南小国町指定天然記念物です。樹齢約【 謎① 】年、樹高【 謎② 】m、幹のまわりが4.25m、湯田天神の神木として地域の人々に親しまれ、信仰のシンボルになっています。現存する榧の木としては、町内随一のものです。

 左の写真は、一番遠かった神社に到着した様子です。右は榧の木に、みんなで手を回しています。

  

【子どもたちの感想】

◯湯田神社が苦労しました。六地蔵は近くで、楽ちんでした。楽しかったです。また来年も行きたいです。(1年)
◯一番遠かったのが、湯田神社です。行くとき、足、肩、手が痛かったけど、湯田神社に着いてよかったです。(2年)
◯特に、湯田神社が楽しかったです。どうしてかと言うと、栗を見つけたり、柿を見つけたりしたからです。(2年)
◯四つのポイントを回りました。湯田神社まで長い上り坂があって、とっても遠かったです。きつくて景色を見られませんでした。かやの木がありました。高さはプールと同じでした。謎解きをしました。四字熟語の答えは山紫水明でした。中原のすばらしい景色のことです。(5年)

【謎の答え】

謎① → 600

謎② → 25

 子どもたちは歴史の謎以外に、「秋の虫の名前」と「自然を表す四文字熟語」を考えました。次は、「馬頭観音編」を掲載します。

中原ウォークスタンプラリー「熊野座神社編」

 中原小学校から約0.4kmの距離にある「熊野座神社」。子どもたちは次のようことを学習しました。なお、この教材は昭和56年に赴任された、中原小学校第14代校長が残された資料をもとに作成しています。ホームページをご覧の皆様も一緒にお考えください。答えは最後にあります。

熊野座神社

 昔、伊藤権右衛門祐時という人が、1674年(延宝2年)に中原村の長に任命されました。彼は、中原村の守り神として阿蘇大明神護王善神を分神していただきました。そして、現在の熊野座神社に護王神社としてお祀りしました。徳川時代に、彼の子孫が中原の武士として中原に住んでいました。1876年(明治8年)神社制度が変わったとき、【 謎① 】県の熊野座神社と関係づけて熊野座神社と改めました。この神社には、中原里楽が伝わっています。【 謎② 】踊りともいいます。

 神社までの石段です。左の写真は「のぼり」、右は「くだり」の様子です。

 

【子どもたちの感想】

◯いろいろなことや歴史が知れてよかったです。(1年)
◯今まで行ったことのなかったところにも行けたし、説明もあって、どんなふうにできたかや歴史が知れてよかったです。他にも、中原に昔からある建物などがあるので、行ってみたいです。(4年)
◯中原について、もっと詳しくなれたことです。例えば、よく知っていると思っていた熊野座神社も知らない歴史や分からない言葉があったからです。後で調べてみようと思いました。来年はもうできないけど、来年もやってほしいです。(6年)

【謎の答え】

謎① → 和歌山

謎② → お伊勢

 子どもたちは歴史の謎以外に、「秋の虫の名前」と「自然を表す四文字熟語」を考えました。次は、「湯田神社編」を掲載します。

中原ウォークスタンプラリー「スタート編」

 10月15日(金)、新しい試みとして「中原ウォークスタンプラリー」を実施しました。天気にも恵まれ、子どもたちはフィールドワークをすることで、新たな発見があったようです。

【目的】

(1)校区を回ることをとおして、ふるさと「中原」のよさを再発見するとともに、郷土に対する愛着を深める。

(2)縦割り班での活動をとおして、他の学年との交流、親睦を深める。

(3)集団行動のしかたを学び、公衆道徳などについて望ましい体験を積む。

【目的地】

(1)熊野座神社(学校からの距離:0.4km)

(2)湯田神社(学校からの距離:1.5km)

(3)馬頭観音(学校からの距離:1.0km)

(4)六地蔵(学校からの距離:0.5km)

【活動内容】

(1)縦割り班ごとに4つの目的地へ歩いて行き、謎を解く。

(2)写真を撮る。

(3)最後に、謎の答え合わせをする。(全問正解の班には、中原マイスター認定証を授与)

 出発式では、次のような話をしました。「中原のことを知るため、新しい伝統が始まります。伝統を引き継ぎ、発展させるチャンスです。謎を解き、ふるさとのことに詳しくなりましょう。もう一つは、地域の方に出会ったときは大きな挨拶をして、温かい気持ちになりましょう。それでは、楽しんできてください。」その後、子どもたちは元気にスタートしていきました。(次は、熊野座神社編を掲載する予定です。子どもたちが学んだ内容と感想を紹介していきます。お楽しみに!)

「銀杏の樹」の前で、ワクワクの1年生

 本来は見学旅行の予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため内容を変更しました。担当の先生が悪銭苦闘して企画されたのは、「中原ウォークスタンプラリー」でした。初めての試みです。縦割り班に分かれて、4つのポイントをめざして校区内を回ります。午前中に3つ、午後から1つになります。1年生も朝からワクワクしています。お楽しみの弁当も嬉しそうです。トイレに行き、探検に行く準備をして「銀杏の樹」の前に1番に並び、2~6年生を待ちました。待っている後ろ姿もワクワク感が出ています。空は雲一つない青空です。「銀杏の樹」は、「がんばって行ってらっしゃい!」と言わんばかりです。「お日さま」を味方にしてくれるとともに、子どもたちが朝陽でまぶしくないように日陰をつくって応援してくれているようです。「早く行きたいな、お弁当も楽しみだな」と、テンションがハイな1年生です!