学校生活(令和6年度~7年度)
「学べてよかった」熊本県人権子ども集会
10月4日に、熊本県人権子ども集会が県立劇場で開かれ、本校からも4~6年生の多くの児童が参加しました。
とても豪華なバスと県立劇場のコンサートホールにテンションが上がっていた子どもちでしたが、いざ集会が始まる
と、小・中・高・特別支援学校それぞれの代表発表をしっかりと目と耳と心で受け止め、お返しの発表のために一生
懸命手を挙げ続ける姿がありました。
「行ってよかった!」という子どもたちの声は、その場で、肌で感じ、何かしらを得ることができたから漏れる言
葉です。
「学べてよかった」という思いが、これからの自分たちの生活を見つめていく力になると思います。
1年生が喜んでくれて大成功~おもちゃまつり~
2年生が1年生を招待して、「おもちゃまつり」を開きました。そこには、これまでにしっかりと準備された「手作りのおもちゃで楽しむ場」がいくつも設置されていて、楽しみ方をていねいに、わかりやすく説明する姿がありました。1年生は、各ブースに列を作って並び、工夫されたおもちゃを楽しみ、笑顔でいっぱいでした。
2年生に感想を尋ねると「やってよかった!」と返ってきたので、さらに理由を問うと、「1年生が喜んでくれたからよかったです。」「1年生が・・・。」「1年生が・・・。」と、1年生の笑顔を生み出したことへの喜びが相次いで出てきました。
心の中に1年生のことを想い、精一杯頑張り、やり通した2年生の表情も、それはそれは晴れ晴れとしていて、笑顔でいっぱいでした。
ICTがもたらすもの②
もう一つ、おひさま2教室の様子から。
電子黒板に大きく映し出された国語の教材文。スピーカーから教材文の音読音声が流れ耳で聞くことができると同時に、読んでいる段落が色塗りされて表示されるので、目でも文章を追うことができます。
また、タブレットの音声認識機能を使えば、キーボードを使わなくても、子どもの音声で作文を書くことができます。
まさに個のニーズに応じた個別最適な学習を支えてくれるのがタブレットです。
さらに、ドリルソフトを使って、何度も学習を重ねれば、タブレット上でポイントやメダルをたくさんもらえます。ゲーム感覚で楽しく学習を重ねることができ、メダル等のうれしい評価をゲットして「できた」「やったー」という満足感を手にし、その継続により基礎・基本の力を定着させていくことが期待できるのもタブレットの効果としてあげられます。
ICTがもたらすもの①
ICTの日常的・効果的活用を推進していますが、それが子どもたちにもたらすものは何でしょうか。
下の写真はおひさま学級のすてきな光景です。 健康観察とでも言いましょうか。自立活動の一つで、自分の今日の心の状態を見つめ、それをタブレットで表現し、数値や顔マークやレベル(点数)で視覚化したものを、電子黒板で表示し、発表したり質問したりして、友達のことも共有し、知り合っていく活動でした。
自分を見つめ表現する力や、友達と共有し、知り合いながら繋がっていく力を効果的に高めてくれる。ICTがもたらすものの一つです。
先生がいなくても・・・自分で動く力
下の写真は、本日の3年生と5年生の様子です。
3年生は、担任の先生が職員室にプリントを取りに行っている間、漢字の小テストに向けて、黙々と練習をしていました。自習がしっかりできることは、個人や集団(クラス)の質が高い証なのです。
5年生の写真は、休み時間の姿です。1時間目が終わり速やかに理科室へ移動し、タブレットを開いて、好みの教科の学習を楽しそうにしています。
休み時間にタブレット学習・・・もしかして先生から指示があったのか尋ねると、
「いいえ。休み時間だから自由に勉強しています。」
といった答えが返ってきました。タブレット学習が「当たり前」のように答えてくれたことに驚きと喜びが生まれました。
両学年とも、「自己選択」「自己決定」がよくできている姿です。
ひまわりの種はいくつ?
1年生がひまわりの種を取っていました。これまで、種を植えて、その大きく育つ過程を楽しみながら観察していた子どもたち。今度は、一輪の花からたくさんの種が取れることを実感したのです。「いっぱいあるよ」「何個かな?100個くらい?」とつぶやきながら、中から出てくる虫たちに負けずに集めていました。一つの花から1500~3000個の種が取れると言われています。来週には、実際にいくつあるのか数えるそうです。
たった一粒の種から、あたらしい命のもと(種)が1500~3000も生まれてくる生命の不思議に、これから触れていくことでしょう。
5年生名物 ~きれいな黒板~
5年生の黒板が美しくて、いつも感動します。
写真で伝えられるかわかりませんが、その美しさは極まっています。
掃除の後の5時間目は、この美しい黒板で始まるのが常です。
担任の先生は、初めの一字を書く時、気持ちがいいし、緊張するだろうなぁとよく思います。
学習環境を自分たちで整えていく姿がとてもすてきです。
そうじに一生懸命 → 一つ一つのことに一生懸命
昨日の掃除の様子です。左から2枚は1年生、3枚目は2年生、一番右は5年生の様子です。1年生は、靴箱一つ一つから靴を取り出しては、中の砂などを丁寧に掃いていました。教室では、ちゃんと膝をついての雑巾がけを頑張っていました。2年生の写真は、車椅子から降りて、職員室前の階段から2階廊下を、時間いっぱい、やる気満々で雑巾がけをしていた様子です。5年生の姿はもう仕上がっていますね。
一つ一つのことに一生懸命に取り組むことができる姿はとてもすてきです。
心の中にあるのは、だれのこと?大切にしていることは何?
考え、行動する~問題を解決する力~
最近、気温や暑さ指数が高かったり雨が降っていたりと、外遊びができない日が続いています。そのため、昼休みの校内での過ごし方が課題になっています。廊下を走ったり、大声で騒いだりという状況があります。
そこで、まず、企画委員会がその課題についてどのように対策すればよいかを話し合って、「学校の安全を守り隊」として、スタンプラリーをしたり、音楽室に人を集めてイベントをしたりと、走らずに済むような活動を考えて、今、準備をしているところです。
そして、前期前半の図画工作で作った紙芝居を、1年生教室に行って読み聞かせるという活動も始めました。
学校生活を見つめ、課題を見いだし、その解決に向けた方法を考え、動いていく姿、主体性を高めた姿はすばらしく、その力をどんどん伸ばしていってくれることと期待しています。