南小国町立市原小学校
新しい自分発見 ふるさと発見
~夢に向かって進む 市原っ子の育成~
新しい自分発見 ふるさと発見
~夢に向かって進む 市原っ子の育成~
~2月9日(金)~
【今日の献立】
玄米パン 牛乳 かぼちゃシチュー ごぼうサラダ ココア豆
【今日の献立のポイント】
今日の献立は、「噛む」ことが意識できるように、「よく噛む食べもの」をたくさん取り入れています。特に、サラダの「ごぼう」、ココア豆の「炒り大豆、ピーナッツ」は、固いのでよく噛む食べものですね。
噛むことには、「病気などを予防する、食べものをおいしく味わう」などの嬉しい効果があります。ついつい早く食べ終わる人は、最初の一口を30回以上噛むことを目標にすると、いつもよりゆっくり食べ終わることができますよ。給食時間だけでなく、家での食事の時も、噛むことを意識するといいですね。よく噛んで食べることを、子どもの時だけでなく、大人になっても続けることで、体と心の健康作りに役立ちます。
今日のココア豆は、黒砂糖を入れて作ったので、噛むと優しい甘さが口いっぱいに広がりました。なんだか、疲れも取れた気がしました。
ごぼうサラダは、マヨネーズだけでなく、プレーンヨーグルト、レモン果汁、薄口しょうゆ、こしょうを入れて味つけしました。いつもより量が多くなりましたが、みんなしっかりよく噛んで食べていました。
さて、明日から週末の休みです。インフルエンザなどの感染症予防のためにも、睡眠時間をしっかりとり、体を十分休ませてください。手洗い、うがいも忘れずにしましょう。
~2月8日(木)~
【今日の献立】
麦ごはん 牛乳 豆腐と白菜のみそ汁 ししゃもフライ 切り干し大根のうま煮
【今日の献立のポイント】
今日は、南小国町の中原地区で作られた「切り干し大根」でうま煮を作りました。
丁寧に作られた切り干し大根は、厚みもそろっていて、歯ごたえがしっかりあります。切り干し大根の中にも味がしっかりしみこんで、とてもおいしいですね。
さて、切り干し大根は、名前の通り、大根を細く切って干したものです。大根を干すことにより、水分が抜けて大根のうま味と、栄養素が増えます。
切り干し大根と生の大根で栄養素を比べてみました。
切り干し大根にすると、歯や骨を強くする「カルシウム」と、お腹の中を掃除する「食物せんい」は、約2倍に増えるそうです!また、血液をつくる「鉄分」は、約5倍も増えるそうです。すごいですね!
さて、大根以外にも、しいたけ、たけのこなどを干して、乾物が作られます。南小国町で作られている乾物を探してみるといいですね。
今日は、食べるとホッとする和食給食でした。味や食感が豊かで、とてもおいしかったです。
~2月7日(水)~
【今日の献立】
麦ごはん 牛乳 ひき肉カレー 大根のじゃこあえ
【今日の献立のポイント】
今日は、大根を使った和えものです。大根は、冬になるとあまみが増し、おいしくなる野菜です。調理方法によって、味わいが変わります。生で食べると、シャキシャキした歯ごたえと少し大根のからみを感じます。火を通してやわらかく煮た大根は、トロッと口の中で溶けて、甘みを感じますね。
さて、ここでクイズです。1本の大根を思い出しながら考えてください。
問題です。「大根の中で、一番からみがあるのはどの部分でしょうか?」
①葉っぱがついている上の方 ②まんなかの方 ③先の方
答えは、③の先の方です。
大根は、葉っぱがついている上の方にいくにつれて、からみが弱くなります。ですから、大根の先の方のからみが強い部分は、大根おろしなどの薬味にするとおいしく食べることができます。
家に大根がある時に、味を比べてみて、自分好みの大根の味を見つけると楽しそうですね。
さて、今日のカレーは、合いびき肉と細かく砕いた大豆(ひきわり大豆)を入れました。調理員さんが、半量の玉ねぎをとろとろになるまで炒めて作りました。かくし味は、ケチャップ、ヨーグルト、りんご、人参ペースト、フルーツチャツネでした。子どもたちから、「おいしかったぁ」の声をたくさんもらうことができました。いつもより慌ただしい給食時間でしたが、完食でした。
~2月5日(月)~
【今日の献立】
ごはん 焼きのり 牛乳 煮込みおでん 野菜のごまあえ
【今日の献立のポイント】
今日は、パリパリの焼きのりで作る「セルフおにぎり」です。焼きのりは、「熊本県漁業協同組合連合会」より、いただきました。栄養面に優れ、日本の伝統食品の一つである「のり」をたくさんの方に知っていただくための普及活動としてただきました。ありがたいですね。
さて、2月6日は、「のりの日」です。みなさん、知っていましたか?
少し難しいですが、「のりの日」の由来について、話をします。西暦701年に制定された「大宝律令」の中で、租税として、初めて「のり」が登場したこと、大宝律令の施行日が、702年2月6日ということに由来し、のり業界では、2月6日を「記念日」と決めたそうです。大宝律令については、中学校の社会で学習をするそうです。6年生のみなさんは、覚えておくといいですね。
さて、今日の「焼きのり」は、磯の香りがして、食べる前からおいしさが漂ってきますね。焼きのりの味をじっくり味わうために、梅干しはつけませんでした。子どもたちは、「大きなのりだぁ。」と言いながら、自分の好きな大きさに切り、上手にごはんをのせて食べていました。私は・・・焼きのり1枚を贅沢に切った大きなおにぎりを作って、味わいました。
~2月2日(金)~
【今日の献立】
麦ごはん 牛乳 豆腐チゲスープ いわしのまるぼし カレーマヨサラダ
【今日の献立のポイント】
今日は、2月3日の節分の行事食として、「いわしのまるぼし」を出しました。
今では、なかなか見ることはありませんが、節分には、いわしの頭やヒイラギの葉を家の門のところにさして、お守りにする風習があります。いわしの頭、ぎざぎざしたヒイラギの葉は、鬼や悪いことを追い払うと考えられていたようです。いわしのまるぼしは、かたくて苦みがありますが、しっかり食べて、自分の中の鬼退治をしてほしいです!市原小の子どもたち、頑張って食べていました!
2月3日「節分」の次の日は、「立春」になります。寒い日が続いていますが、春の足音が少しずつ近づいていますね。
さて、2月2日の熊本日日新聞にも、節分に関する記事が掲載されていました。その中に、【熊本「イワシ食べる風習も】と書いてありました。そういえば、熊本県各地の給食をみると、節分の行事食として、「いわしフライ、いわしの○○煮、丸干しいわし、いわしのかば焼き・・・」などの献立を取り入れているところが多いです。もしかしたら、学校給食から節分の行事食が定着しているのかなぁ~と、想像しながら記事を読みました。
~2月1日(木)~
【今日の献立】
ココアパン 牛乳 マカロニスープ 元気が出るレバー りんかけ豆
【今日の献立のポイント】
今日は、たんぱく質、鉄分がたっぷりの「レバー」を出しています。以前、10月の目の愛護デーに合わせて出したことを覚えていますか?
レバー、ピーマンには、目の健康を助ける栄養素が含まれています。給食のレバーは、味つけしたものを油で揚げてから、ケチャップ味とからめています。レバーと一緒に、油でカリッと揚げたさつまいもが入っているので、苦手な人も食べやすいと思います。一口はチャレンジしましょう!1年生の教室では、「レバーおいしい!おいもがカリッとしておいしい。ピーマンも大好きです。」という嬉しい声がたくさん聞こえてきました。
さて、今日の「りんかけ豆」は、2月3日の節分の行事食として出しました。
昔から、節分の行事には、火で炒った豆をまき、年の数だけ豆を食べる風習があります。「鬼はそとー、福はうちー。」と言いながら豆をまく節分には、一年間の健康を願う意味も込められています。みなさんは、どんな鬼を追い払いますか?私は、「筋トレ3日坊主鬼」を追い払いたいです。
~2月1日(木)~
2月になりました。今週は、体調をくずして休んでいる人が増えています。おうちの方も、心配が続き、いつもとは違う生活リズムになっていると思います。くれぐれもご無理がないように・・・。
2月の給食は、「節分の行事に合わせて、豆・大豆製品を積極的に食べよう!!」をテーマにしています。わが家の食卓も、大豆製品に意識したいなぁと思っています。早速、副菜におからの炒り煮を作りました。私の作るおからは、家にある材料を入れて作ります。今回は、「れんこん、にんじん、ねぎ、ごぼう、ウィンナー、しめじ、かつお節」でした。その日の冷蔵庫を見て、ちくわを入れることもあります。
さぁ、2月も「早寝・早起き・朝ごはん+おみそ汁」生活で、元気に過ごしましょう。
~1月31日(水)~
【今日の献立】
麦ごはん 牛乳 マーボー豆腐 もやしのごま酢和え 金時豆の甘煮
【今日の献立のポイント】
今日は、大豆を原料にした食べものをたくさん使いました。豆腐、みそ、しょうゆです。大豆は、豆そのものも風味がありおいしいですが、様々な食品に変化することで、いろんな味や料理でおいしく食べることができますね。
さて、豆腐は、大豆をやわらかく煮て、すりつぶし、しぼり出した汁(豆乳)を「にがり」で固めて作ります。大豆から豆腐に変身すると、食感も柔らかくなりますね。柔らかくなった分、大豆に含まれる栄養素は、私たちの体の中で消化吸収しやすくなります。豆腐は苦手だなぁという人も、マーボー豆腐のように味をしっかりつけた具と一緒に食べると、食べやすくなると思います。
給食のマーボー豆腐は、最初にねぎの白い部分を油で炒めた「ねぎ油」を作ってから、他の材料を順番に炒めて作ります。調理員さんのこのひと手間で、ごはんが進むおいしいマーボー豆腐ができました!
家庭での豆腐活用術として、豆腐を小さくつぶして、ハンバーグの材料に加えたり、白玉粉の中に入れて白玉団子を作るのもオススメです。
さて、今日で1月が終わり、明日から2月です。一日一日を大切に、学年のまとめに向かって、元気に過ごしましょう。
~1月30日(火)~
【今日の献立】
食パン 牛乳 きよらサンド(食パン、さつまいもクリーム、生クリーム)
ミートボールスープ れんこんソテー
【今日の献立のポイント】
今日の給食には、食パンに「さつまいもクリーム」と「生クリーム」をはさんで食べる「きよらサンド」です。この「きよらサンド」は、2年前の市原小学校の委員会活動で考えた献立です。給食室前のホワイトボードには、「今日は、待望のきよらサンド!!」のコメントが書いてありました。
さつまいもクリームは、さつまいもを茹でてつぶしてから、砂糖、塩、温めておいたジャージー牛乳とバターを加えて作りました。生クリームと一緒にサンドして食べると、濃厚な味わいになりました。
今日は、さつまいもクリームを作るということで、お店の人が甘味の強いさつまいもを選んでくださいました。さつまいもクリームは、おいもの種類で、甘味や食感、色合いが変わるので、色々な味のクリームを楽しむことができます。食べ方も、食パンの代わりに、バターロールにはさむ、クラッカーにのせる、また、スィートポテトのように焼くなど、アレンジしてもおいしそうですね。ぜひ、おうちでも作ってみてください。給食は食パンでのきよらサンド。みんな、工夫しながら作っていました。
今日は休み明けで、体調を崩して休んでいる人が多かったです。きよらサンドを楽しみにしていた人も多かったので・・・。おうちで、しっかり休養をしてください。
~1月26日(金)~
【今日の献立】
ごはん 牛乳 タイピーエン 人参とごぼうのきんぴら 納豆
【今日の献立のポイント】
今日は、熊本のふるさとの味として、「タイピーエン」を出しました。タイピーエンは、中国の福建省の郷土料理で、スープワンタンの料理として食べられていました。その料理が、熊本県でアレンジされ、今では熊本県を代表する郷土の味となりました。
タイピーエンは、豚肉、魚介類、うずらのたまご、野菜などと、春雨を入れて作る、具だくさんの春雨スープです。お店によっては、とんこつ味や、油で揚げたゆで卵を切ってのせているところもあります。
給食のタイピーエンも、材料を丁寧に炒めて作るので、うまみがスープの中にしっかり出ておいしくできました。給食で人気のあるタイピーエンは、先生たちも、子どもの頃から親しみがある料理です!
さて、今週一週間は、「全国学校給食週間」と合わせた、考える給食でした。毎年、1月は、給食週間をとおして、私自身、食べもの、作ってくださる方、豊かな自然、健康や命などに感謝することができる大切な機会になっています。
その気持ちを伝えるために、杉本先生と一緒に授業に取り組みました。杉本先生から、体の成長について、今と昔を比べながら、①食事②運動③眠るを大切にしようという話がありました。私は、給食センターの一日の仕事を動画で紹介しました。授業を受けた後、毎日もりもりと完食の5年生の食缶は・・・ごはん一粒、小さい人参やねぎも残らないようにつぎわけてくれていました!!感激しました。作る人、食べる人がお互い、相手を想像できる給食、いいなぁと改めて思うことができました。
明日からの週末、おうちの人と一緒に料理を作ったり、お手伝いをするといいですね。
~1月25日(木)~
【今日の献立】
丸パン 牛乳 白菜のクリームスープ ハンバーグのきのこソースがけ
フルーツ杏仁
【今日の献立のポイント】
今日は、「地産地消」を味わう献立です。南小国町の「白菜、ジャージー牛乳」を入れた「クリームスープ」と、南小国町の特産品である「干ししいたけ、まいたけ」を入れた「きのこソース」です。
白菜は、冬の厳しい寒さの中で育っているので、白菜の甘みが増して、とてもおいしいですね。濃厚なジャージー牛乳との相性もバッチリです。
まいたけは、南小国町の給食にはよく使われますが、他の阿蘇地域の給食に出ることは、少ないです。南小国町の給食すごいですね。まいたけの原料は、おかくず、ふすま、乾燥したおから、水です。ふすまとは、小麦の皮を粉にしたものです。これらの素材を混ぜ合わせて、菌床を作り、この中に舞茸菌を入れて栽培していきます。培養室、発酵室で、大切に育てられたまいたけは、味、香りともにまいたけ本来のおいしさとなります。
きのこソースのかくし味には、赤みそを入れました。調理員さんが、時間をかけて、玉ねぎがしんなりするまで炒めて作ったソースは、とてもおいしかったです!給食時間、食缶のふたを開けた子どもたちから「わー!すごい!」という声が聞こえてきました。
~1月24日(水)~
【今日の献立】
麦ごはん 牛乳 のっぺい汁 いわしのおかか煮 たくあんサラダ
【今日の献立のポイント】
今日は、「学校給食の歴史」に注目した献立です。学校給食の歴史は古く、明治22年山形県の忠愛小学校で始まりました。その当時は、貧しくて学校に行けなかったり、お弁当を持ってこられない子どもたちもいました。そこで、佐藤れいざんというお坊さんが中心となって、お経を唱えて、町を歩き、お金を寄付してもらいました。その寄付してもらったお金を、給食費にあてました。そして、「おにぎり、塩鮭、菜っ葉のつけもの」を給食として、子どもたちに提供しました。これが、学校給食の始まりと言われています。
今と比べるとおかずが少ないですね。けれど、当時の子どもたちにとっては、とても嬉しかったと思います。学校で給食が作られるようになると、子どもたちが学校に行けるようになり、勉強ができるようになったそうです。給食には、昔も今も、「子どもたちのために」という気持ちで作られていますね。これからも、感謝しながらいただく気持ちを持ち続けていってください。
今日の給食は、学校給食の歴史を少しでも感じてもらえるように工夫しました。南小国産の小松菜、里いもを使いました。調理員さんが、里いもを一つ一つ丁寧に皮を剥いてくださいました。里いもは、出汁の中で煮込むと、ホクホク、トロッとした食感に仕上がりました。
今日は、たくさん雪が降り、一段と寒い日になりました。給食センターも、雪景色が見える中での作業でした。みんな雪遊びをして体が冷えているかなぁと思ったので、のっぺい汁の味つけと、とろみをいつもよりしっかりつけました。体の中から温まり、心がホッとする給食時間になりました。
~1月23日(火)~
【今日の献立】
ミルクパン 牛乳 阿蘇たかなスパゲティ 切り干し大根のサラダ
ジャージーヨーグルト
【今日の献立のポイント】
今日は、「地産地消」に注目した献立です。南小国町の特産品の「阿蘇たかな、干ししいたけ、ほうれん草、切り干し大根、ジャージーヨーグルト」を出しました。
みなさんは、地産地消という言葉を聞いたことがありますか?地産地消とは、私たちが住んでいる場所で育てられた物を食べることです。地元の農家さんが作っているので、安心・安全で、新鮮な食べものを食べることができます。安心の中には、「育てている人の顔が、分かる。見える。」ということも含まれていますね。
今日の給食の中に使われている「ほうれん草」は、今が旬です。ビタミンなどの栄養素がたっぷりふくまれています。干ししいたけや切り干し大根などは、しいたけや大根がたくさんとれる時期に干して、乾物として作っています。厚みのある切り干し大根は、歯ごたえもあり、噛むほどに口いっぱいに大根のおいしさが広がります。サラダに入っていた「こんにゃく」との相性もとても良かったです。
今日のスパゲティの阿蘇たかなは、南小国町にあるお店から届けてもらいました。阿蘇地域では、3月から4月にかけて育てた高菜を、1本1本折って、収穫していきます。収穫した高菜は、漬物にします。冷凍庫で保管することで、きれいな緑色のままの高菜漬けを食べることができるそうです。阿蘇を代表する高菜漬けですが、年々、高菜を育てる人が減ったり、環境の変化で、収穫量がどんどん少なくなっているそうです。
みなさん、地産地消を守るために、できることはなんでしょう?
作ってくださる方のことを知ること、地元の食べものを積極的に食べること、自然や環境を大切に生活することなど、自分ができることを考えて、行動していくことが、地産地消を守る一歩になりそうですね。
~1月22日(日)~
【今日の献立】
麦ごはん 牛乳 ポークカレー ビーンズサラダ ふくじんづけ
【今日の献立のポイント】
今日は「カレーの日」ということで、給食に出しました。カレーは人気が高いです♪
給食のカレーは、季節に合わせて使う食材や、味つけを少しずつ変えています。今日は調理員さんが、星型の人参を入れて作りました。☆ラッキー人参☆に出会えたでしょうか?
今週は、1月24日から30日の「全国学校給食週間」に合わせて、給食に「地産地消の献立」「給食の始まりの献立」などを出していきます。給食の歴史、役割、食への感謝の気持ちを考えて、給食時間を過ごしてほしいと思います。
さて、毎日食べている給食の歴史は古く、明治22年、山形県の小学校で始まりました。今から、135年前のことです。その後、給食は全国へと広まりましたが、戦争の影響で、食べものが手に入らなくなり、給食を作ることができなくなりました。戦争が終わってからも、子どもたちは食べるものがなく、栄養不足で苦しんでいたそうです。外国から食べものが届き、再び給食が作られるようになりました。今の現実からは、なかなか想像できない状況ですね・・・。
食べることは、いつの時代も、「生きる」ことにつながります。「ありがとう」の気持ちを、「食事の前のあいさつ、食べ方、相手のことを考えた後片付け」などで、表現することも大切なことです。
給食時間だけでなく、もちろん、家での食事、外食の時にも・・・大切にしていきましょう。
~1月19日(金)~
【今日の献立】
たこめし 牛乳 すまし汁 海藻サラダ みかんゼリー
【今日の献立のポイント】
今日は、食育の日に合わせた「ふるさとくまさんデー」の給食です。今月は、「天草地域の味」です。
天草地域は、海に囲まれているので、魚や海藻などが多くとれます。また、農産物や、みかんなどの柑橘類、花の栽培も盛んです。みかんは、海からの潮風のおかげで、たくさんの種類が作られています。
今日は、天草の味として、特産品の「たこ、ひじき、あおさ、わかめ、ちりめんじゃこ、きゅうり、みかん」を取り入れた給食を作りました。磯の香りをしっかりと味わえる給食になりました。「たこ」がよくとれることで有名な有明町には、英語のオクトパスにかけて、合格祈願のタコのストラップがあるそうですよ。
さて、たこ飯は、釜で具をつくり、炊き上がったごはんの中に入れて混ぜ込みました。具の味つけは、しっかりつけます!混ぜごはんは、大きな炊飯釜のごはんを、タライの中に入れる、たくさんの量を均一に混ぜるなどの作業があり、とても大変です。調理員さんが2人で、息の合った作業で上手に混ぜてくれました。子どもたちの、「おいしい!」「おかわりします!」の声と、空っぽの食缶で、調理員さんの疲れも吹き飛びます。
今週も、給食をしっかり食べてくれて、ありがとう!
~1月18日(木)~
【今日の献立】
コッペパン 牛乳 コーンスープ 洋風きんぴら チーズサラダ
【今日の献立のポイント】
今日は、洋風きんぴら、チーズサラダをはさんで食べる「セルフドック」です。洋風きんぴらに使っている「ごぼう」の旬は、11月~1月です。旬のごぼうは、歯ごたえ、香りの両方を味わうことができます。
給食センターでは、きれいに洗ってあるごぼうが届いた時には、皮を残したまま洗います。その方が、栄養素も風味も残り、料理がおいしく仕上がります。
家でごぼうを使う時も、切った後に水をつけて、アクを取り過ぎないようにするといいです。
旬のごぼうは、混ぜごはんの具に入れたり、油で揚げてごぼうチップスにしてもおいしく食べることができます。我が家は、ごぼうを皮むき器でうすく切ったり、少し集めの斜め切りにした時は、片栗粉をまぶしてから、油で揚げます。シンプルな塩味、厚みがある時は揚げた後に、甘辛い醤油味でからめてもおいしいですよ。
おなかの調子を整えてくれるごぼうを、旬の時期にたくさん食べるといいですね。
~1月17日(水)~
【今日の献立】
麦ごはん 牛乳 呉汁 厚揚げの煮物 五色あえ
【今日の献立のポイント】
今日の汁物は、すりつぶした大豆を入れて作った「呉汁」です。呉汁は、日本各地に伝わる郷土料理です。大豆を水に浸して、すりつぶしたものを「ご」をいいます。その「ご」をみそ汁に入れたものが「呉汁」です。
今日の給食の呉汁は、食べやすいように、「呉汁のもと」を入れて作りました。お椀の中の呉汁には、栄養素、味噌の塩分、野菜のビタミンやミネラルがたっぷりと含まれています。食べると、体の中からじんわりと温まりますね。
私も、給食の呉汁が大好きです!しかし、家では、なかなか呉汁を作ることはありません・・・。給食の呉汁は、一口食べると、体と心にしみわたっていくのが分かるくらいおいしいです。まずは、呉汁の素を買って、寒い日の夕飯のおかずとして作ってみようと思いました。
さて、今日の午後から5年生は餅つきがありました。自分たちで植えて収穫したもち米で、「きなこもち、いちご大福、あんこもち」を作って食べました。できたてのお餅のおいしさは、格別でしたね!強力していただいた梅木さんのおかげで、すばらしい体験学習をすることができた5年生です。ありがとうございました。
おいしいおもちを食べる子どもたちの顔からは、自然と笑顔がこぼれていました。「ほっぺたが落ちる」とは、まさにこのことだなぁと、微笑ましい姿に先生たちも嬉しい時間になりました。
~1月16日(火)~
【今日の献立】
ハヤシライス 牛乳 キャベツとパインのサラダ かみかみいりこ
【今日の献立のポイント】
今日の「かみかみいりこ」は、給食センターの手作りです。いりこを、大きな釜で炒ります。いりこの食感が、パリッとなり、魚特有のにおいも少なくなります。パリッと炒った「いりこ」を、釜で煮立たせた調味料の中に入れて、丁寧に混ぜ合わせていくと、出来上がりです。調味料は、いりこに含まれている「塩分」があるので、しょうゆは、ほんの少しだけ入れて、砂糖や黒砂糖で味をつけていきます。
「かみかみいりこ」は、噛めば噛むほどに、味が口の中に広がっていきますね。噛むことは、口や歯の健康を支えるだけでなく、体や心の健康を支える効果があります。今日は、ついつい早く食べてしまうハヤシライスと、組み合わせました。よく噛むことを、思い出しながら食べてください。
さて、午前中は、1年生合同学習で給食センター見学がありました。少しの時間でしたが、調理場の様子を見ることができました。調理員さんも、「今から、玉ねぎを炒めていきますね!」「キャベツの温度が、90℃以上あるので、お湯から出します」「野菜の下処理で出た皮ですよ。どの野菜が使われているか、分かるかな?」など、子どもたちの興味をどんどん引き出してくださいました!
初めて見る大きな機会や道具、ハヤシライスの玉ねぎを炒めている香り、サラダのキャベツや人参を茹でるところなどを見て、「おなかが減ってきました。」「わー、すごいなぁ。」という声がたくさん聞こえてきました。
給食時間の放送では、学習の感想を市原小のみんなに伝えてくれた1年生。自分たちが学んだことを、言葉にして伝えること、とても素敵ですね!また明日からの給食づくり、調理員さんと力を合わせて頑張ります!!
~1月15日(月)~
【今日の献立】
米粉パン 牛乳 ラビオリスープ トマトミートオムレツ
豆とブロッコリーのサラダ
【今日の献立のポイント】
今日のサラダに使っている豆は、「ひよこ豆」です。ひよこ豆は、鳥のくちばしのように、先がとがった形をしています。豆の形が「ひよこ」に似ていることから、ひよこ豆という名前がついたそうです。また、ひよこ豆は、「ガルバンゾー」とも呼ばれています。ガルバンゾー、ガルバンゾーと何度も言っていると、・・・なんだか、「がんばるぞー」に聞こえてきましたね。
中学三年生は、受験勉強を頑張る時期が続いていますね。体調を整えながら、食事もしっかりとって、頑張ってください。
小学一年生から、中学二年生のみなさんも、寒さに負けず、第4ステージを頑張っていきましょう!!
~1月12日(金)~
【今日の献立】
麦ごはん 牛乳 さつま汁 いわしのうめに ピーナッツ和え
【今日の献立のポイント】
今日は「さつま汁」についての話です。さつま汁は、鹿児島地方の郷土料理です。鹿児島地方は、「薩摩」とも呼ばれています。江戸時代に、薩摩藩で、さつま鶏と野菜を一緒に煮込んで食べたことが始まりとされています。古くは、お祝いの席など特別な日に作られることが、多かったようです。現在は、具だくさんで体が温まるため、寒い冬によく食べられているそうです。
さて、今日の給食の「さつま汁」は、さつま鶏ではなく、「さつまいも」を入れて作りました。さつまいもは、江戸時代に琉球王国(今の沖縄県)から、薩摩に伝わったそうです。薩摩藩から伝わったイモで、「さつまいも」と呼ばれるようになったそうです。さつまいもは、食物繊維が多いので、みなさんのお腹や、肌の調子を整える働きがあります。冬休み中、少し食べ過ぎた人も、さつまいも入りのさつま汁が、体の調子を整えてくれますよ。
冬休み明けの1週間で、少し疲れたなぁ~という人もいるかもしれません。週末、おうちの方も、子どもさんと一緒に、体と心をリフレッシュされてください。
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