学校の概要

(1) 南小国町の概況
南小国町は、阿蘇山の北標高430m以上、筑後川の最上流、阿蘇山の北面山麓に位置し、総面積
115.98㎞2、東西約22㎞、南北約8.3㎞、周囲約60㎞の長方形をなし、東西は大分県(玖珠郡、竹田市
日田市)と北は小国町、南は阿蘇市、産山村と接している。
地勢は一般に高く、阿蘇外輪山の裾野は南から北に向かって低下している。河川の流れは東に
田の原川、中央に志賀瀬川、西に中原川が南から北に向かって流れ、杖立川から筑後川の本流へ
と合流している。
地質は、阿蘇山の火山灰土の影響を受けてあまり良好ではないが、山麓や一部の谷間は腐食質に
富み良好である。
気候は、標高( 400~1000m)が高いので、比較的冷涼で年間平均気温は12.5℃、盛夏でも30℃を
越えることはまれである。しかし、冬には-10℃に及ぶこともある。雨量は年平均2,500㎜の降水量を
示すため、山林の成育がよく、町全体における森林や原野の占める割合は8割程度である。
(2) 本校の教育環境
本校は東経131度4分、北緯32度05分に位置し、標高453mで、国道212号線の沿道にある。
本校区は、杖立川の上流、志賀瀬川、馬場川両河川の合流点付近を中心とし、上流に向かって
扇状に広がる大字赤馬場の全部及び周辺の大字満願寺の一部、並びに昭和45年10月に統合され
た旧波居原校区よりなる。古くは宿場町として栄えた市原は、現在、南小国町の行政・産業・経済・
文化の中心地である。
明治8年学校創立より多数の人々が私財を投じて学校財産を築いてきた。現在20町歩の学校林
(杉林)を所有し、学校建築の地元負担にも耐え得ることができた。